2009年11月 4日 (水)

ベッドルーム・ファンタジー

久しぶりに舞台を見に行きました。ベッドルーム・ファンタジー

テアトル銀座 ベットルーム・ファンタジー

http://www.parco-play.com/web/page/information/bedroom/

このところ、どうしても見たいっ!!っていうのがなかったので、ずーと芝居を見てなかったんだけど。

黒柳徹子さんが、海外のコメディを長い間舞台に乗せているんですが、以前に一回、もうちょっと若い頃に見たことがあります。その20周年記念の舞台、ベットタイム・ファンタジーです。

 ベテランの役者さんが、なんだか自由に気ままに舞台の上で遊んでいるなっていうことがあるんですが、彼女はまさに、最初から最後までそんな感じ。オリビアっていう役なんですが、全部やっぱり黒柳さん。まあ、ファンには、それはたまらないんでしょうけど、役者としては、なりきれてないっていうか、黒柳さんの方がずーっと強いのは、いいのか、悪いのか。まあ、ケラケラ笑えて、最後は締めてくれたのでいいとしましょう。

 ところで、黒柳さん、高いヒールのロングブーツに編みタイツ、胸はたぶん、何か入れてるんでしょうけど、

背中の黒いレース姿なんて、まったくたるんでなくって、走るわ、はしゃぐは、騒ぐは、いやはや。年齢を調べたら、1933年生まれ、76歳!?で、あのカラダ!?あの背中?あの腹!?!?!

 いやーすごい。バケモノとしか思えない、若さでした。いやはや、驚きました。背中まっすぐで姿勢よくって、活発に動いて、すごいわ。あの舞台を、毎日やってるんですから!!

 すばらしい!76歳にて、あの背中(大きな胸って思わないのが淋しい)で、元気に

はしゃいでいられるって!

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2009年1月30日 (金)

ハイパー

 野田MAPの新作です。松たか子さん、宮沢りえさんという2大女優さん(お一人では、それぞれ野田さんのお芝居に主役で出られてますが、お二人揃っては初めてです)が共演されるということで、メディアでも結構取り上げられてます。渋谷のぶんかむらに出かけました。

 ここね、2月いっぱいやってます。

 http://www.nodamap.com/site/news/47

 アタシ、SFって苦手です。椎名さんのSFの作品は読みませんもの。この舞台は人類が火星に新天地を求めてから900年後、人類から見捨てられた火星が舞台です。金星は見捨てられたんだけど、独自に食べ物を作り出して反映していくのですが、火星はそれができていない。その食堂(いや、フードなんとか)の主人に橋爪さん、娘2人居ます(松さんと宮沢さん)。人類の幸せをサポートするハイパーというロボットが居て、幸福度はハイパー値という値で示されます。距離や時間を計るための数値が、なんでもかんでも量りはじめて、能力も幸せも、ぜーんぶ数値化される世界です。SFだけど、とても面白いです。荒唐無稽な世界じゃなくって、ちゃんと現実から考えることができるからだと思います。

 ここそこに、そんな風刺もきいてるし、楽しい舞台でした。松さんも宮沢さんも上手だなあ、と楽しんで見ていました。野田さんも50歳をすぎて、メッセージ性がずいぶん明確になってきたなあ、と豪華な舞台を見ながら思います。幸せ度って何さ!?人類の幸福って何さ!?そんな中で、死体を食べつつ、巨乳のお姉ちゃんにうつつを抜かしている橋爪さんがいいです。

 だた、野田さんの舞台、ぶんかむらのシアターコクーンで、これまで何回も見ましたが(えーと、このブログでも、何回もご紹介してます)

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_9745.html

 こんなのね。今回、休日の夜公演だっていうのに、立ち見はないし、席もチラホラ空いてましたねえ、うーん、こんなの初めてです。出てる劇評もあんまりよくないけど、アタシ、好きなのになあ。当日券まだあると思いますよ~

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2008年12月22日 (月)

グッドナイトスリープタイト

 今週も芝居を見に行きました。売れっ子、三谷さんのグッドナイトスリープタイト@渋谷パルコ劇場 です。タイトルはぐっすりおやすみっていう意味の慣用句だそうです。冒頭に三谷さんから、そういう説明があるのも、まあお決まりの三谷芝居です。

 http://www.parco-play.com/web/play/gnst/

 中井貴一さんと、三谷さんのものには欠かせない戸田恵子さんの2人芝居を、生演奏が支える舞台です。この2人のセリフの量、ハンパじゃない!たーいへん。20代から50代の夫婦なんですが、(いったりきたりです)、アタシも、20数年ケッコン生活してますが、いやはや、怖いですねえ。夫婦って。見せられませんよ(笑) 離婚が決まった2人なんだけど、オットはまだ未練たらたら、一方、妻はさっさと次のことを考えていて、はつらつしている。情けないコミカルな男の似合う中井さんです。時間が行きつ戻りつして、2人がうまく行ってたときもあり、(その後ダメになると見ている人はわかっているだけにしんどい)、揉めているときあり、ほんと、怖いなあと思う。こんなこと見せられたら…(以下自粛) 実際の夫婦の当事者は、一緒に過去を振り返り、確実な記憶を持つこともできないので、あやふやなままなんとかやってしまっていることも多いのでしょうが、芝居はそうは行きません。ちゃんと過去を演じて、見せてくれるわけです。

 しかし、戸田さんって器用な役者さんだなあ、とひたすら感心しました。中井さんのダメ男ぶりは、板についてきた。あれ、二枚目俳優さんだったはずだけどね。

 師走の12月、先週に続いて楽しい芝居をみることができました。今年の芝居はこれで終わり。また、来年もボチボチ見ていきたいです。「たのしい芝居の時間」は超弱小カテゴリーながら、地味に続くのです。来年はいくつ書けるかなあ。

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2008年12月17日 (水)

太鼓叩いて笛吹いて

 こまつ座のお芝居を見に行きました。

 http://www.komatsuza.co.jp/kouen_new/index.html

 これは、数年前、仕事で行かれなくなったオットのチケットをお友達のMりんさんに買っていただき、ご一緒させていただいたことががあります。脚本がしっかりしている上に、役者さんが芸達者揃いで(話題は大竹しのぶさんになりがちですが、いや木場さんとか、お母さん役の方、梅沢昌代さんがうまいんですよ)、とっても楽しい舞台でとても楽しかったんです。Mりんさんも楽しんでいらしたご様子でした。

私が、いい芝居だったよお、と言っているので、見られなかったオットは見たいなあと思っていたようです。

 その後、ちょっと知り合いになったこまつ座の方から、大竹さん自身がこの舞台の再演にたいへん積極的だということ、彼女が出した半生記でも数多くの舞台の仕事の中から、この舞台を取り上げて書いていらっしゃることなどから、いつか再演されるだろうとは思ってました。もちろん、とても忙しい役者さん揃いですから、たいへんだということも聞いてましたけどね。

 やっと再演、と聞いたので、いい舞台は何度でも見たいので、紀伊国屋のサザンシアターに行きました。

 これは、林芙美子さんの生涯を大竹さんが演じたものですが、戦争中に戦争を賛美したことを書いたりしたりした彼女、その後の挫折という面を強くだしています。井上さんですから。それを支える家族や取り巻き、そして演出、どれをとっても、高水準であるだけじゃなくって、観客を長時間飽きさせない舞台になっています。音楽や歌、セリフも磨きがかかってます。私は2度目ですが、それでも新しい発見や、関心があって、たっぷり3時間とても楽しい充実した時間をすごしました。

 芝居の中で、レコード会社に勤めている木場勝己さんが、歌や小説や流行歌は人気投票なんだ、といいます。当時の「戦は儲かる」という世の中の物語をちゃんと理解して、それにあったものを書けば売れるし、人気投票に合致している、だからもうかるんだと日本レコード社のプロデューサーとして、林芙美子に売れるものを書く秘訣を教えます。

 それを理解して、そして、自分もそういう気持ちになったんだろうけど、戦争賛歌、兵士の潔さ、愛国心みたいなものを散々書いた芙美子がいます。しかし、それが間違っていたとわかった戦争末期、それを反省した戦後6年間、復員兵や戦争未亡人、孤児を書き続けて心臓発作でなくなるまでの彼女の苦悩、そして時代を書いた、今にもとても示唆にとんだ芝居です。

 今の物語は?ちなみに、市場原理でしょうか?自由競争でしょうか?成功のヒケツ?自己責任?でしょうか。このころ、ヒットすることを見ていると、このまやかしに上手に乗っていること、そして、ある程度、わかりきったことと、ある程度斬新に*見えること*の兼ね合いのバランスということをすごく感じます。売れるものは斬新すぎてもいけない、ある層には当たり前すぎて、ある層には斬新くらいのところのもの、そして時代の「物語」に乗っていること、それが今の現実のように見えます。本当に価値があるかじゃない、というのはいつの時代でも同じかもしれない。

 この市場原理と競争社会の中の成功という物語の一見まことしやかな、実は大嘘を含んでいると私にはどうしても思える構造が、いつまで続くのかなあ、物語が、ガラっと変わるときがくるんだろうか、それともいけるところまでいくのだろうか、この芝居を見ながら感じます。

 さて、皆さんの物語はなんでしょう、そしてそれは時代の人気投票で票が稼げますか?

 芝居はこんなことを考えるような内容ですが、芸達者な役者さん、音楽、歌、セリフまわし、どれをとっても秀逸な舞台でした。たった6人の役者さんで、ここまで世界を広げられる、舞台装置なんてたいしてないのに、無限の時空が広がるのが舞台の楽しみです。

 こういう舞台を見る楽しみ、ほんとに楽しい数時間を過ごせた喜び、新宿っていう猥雑な町なんですが、気持ちはすっかり別世界です。いい舞台でした。

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2008年12月 2日 (火)

落語に行きました

 ひょんなことから、恵比寿に落語を聞きにいきました。

 http://gardenplace.jp/event/yebisutei20-3.html

落語家の柳家花緑さんの高座に、風間杜夫さんがゲストで出演されるというので、おもしろそうだなあ、と出かけたのです。

 風間さんは、11月に明治座で高座をなさる予定だったのですが(で、明治座にその予約を入れておいたのですが)、どうも何かの都合でプログラム自体がおじゃんになってしまっており、明治座から丁重にお断りをいただいてしまったのです。そんなときに、今回みつけて、それじゃ、これ行こう!と思ったのです。

 柳家花緑さんは、実はよく知らないので、申し訳ないんです。すいません、風間さん狙いで。

 と、風間さん狙いで行ったのですが、なんとかいう亡くなった人間国宝のお孫さんで、幼少のときから落語に親しんできたというカロクさんの芸に圧倒されちゃうような、そんな体験でした。今年は、平安寿子さんの「こっちへお入り」がワタシの年間ベスト10に入る、と書いたように小説としては、イチオシなんですが、そこで落語を演じる側の苦労や様子を知り、その後、何冊か落語の本を読み、すっかり、所作のこととか、上手とか下手とか、知識が増えたワタシですが、それを演じ分けられるのは、風間さんはまだまだ。いやーー落語家さんの芸ってすごいわ~とひたすら感心してきました。おもしろかったわああ!!

 途中、ちょっとしたトークがあるんですが(まあ、ゲストが来ているので、カロクさんと風間さんのトークです)、落語家さんって、いつもお座布団の上で、立ち上がったとしても膝たちくらいまでなんで、歩きながら何かを演じるってことがすごく苦手なんだそうです。舞台やお芝居の仕事があると、いったいどうやって歩いていいのかわからなくなることがあるって(笑)お座布団がないと、何もできないんです~っていうからおかしかったです。

 というわけで、笑わせていただきました。客席のあたたかい、笑おうという雰囲気も、(テレビのくだらないバラエティーを笑おうというのは異なるんですが)、いいですね。落語って。

 恵比寿ガーデンプレイスは、すっかりクリスマスモードで、やたら現代風に綺麗にしてありましたが、落語は、またちょっと違う雰囲気で、楽しい夜でした。カロクさん、うまい!

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2008年11月 5日 (水)

学おじさん

 伊東四朗さんと平田満さんが、やっている舞台「学おじさん」(まなぶ、おじさんと読みます)を本多劇場に見に行きました。

 http://www.atari.co.jp/manabuojisan.htm

 お芝居自体は2時間足らずの、なんだかフワフワした喜劇で、ちょっとチケット代が高いかなあ、と思わないでもない芝居です。

 平田さんと片桐はいりさん(私にはブリキの自発団で銀粉蝶と芝居やってた人、っていうイメージですが、多くの方には、かもめ食堂で、小林さんともたいさんとの3人組の一人って言った方がわかりやすいでかい人です)の夫婦のところに、平田さんのおばさんの元オットという伊東さんが当然やってくる、という設定です。どうやら、わけあり風の3人の弟子を連れてきている、そんな得たいの知れないおじさん役です。

 伊東さんね、もう大御所なんでしょうけど、私はあの軽薄ぶりが好きです。変に、宮内庁あたりから、章とか、なんとかもらわないで、ひたすら軽く、ひたすらくだらなく、大重鎮にならないで、いつまでも遊んで遊んで、ばかみたいなことしてまっとうしてほしいなあ、と思います。平田さんは、あの気弱な雰囲気の殻を、なんとか打ち破ってほしかったけど、やっぱりダメでした。

 *このブログでは、「たのしい芝居の時間」という超弱小カテゴリーがあります。全体で、1800くらいのエントリーがあるなかで、20弱でしょうから、弱小も弱小。たいして見てるわけでもありませんし、なかなか新しい分野を見に行く、いや、探している気力も時間もないのが現実です。でも、私には、たまーーにですけど、舞台で生の役者さんたちが、芝居をしているのを見るのが、とっても楽しみな時間の一つです。今年の年末から年始にかけては、いくつか見たい芝居が続き、なんとかチケットを手に入れております。そんないくつかの週末のおでかけを楽しみにしています。将来、東京を離れてすごく田舎にひっこむこともあるかもしれませんが、時折、都会の楽しみも欲しいなあ、と思う一つに、お芝居を見に行くっていうのがあります。何年か前に、渋谷でこまつ座のお芝居を見に行ったときに出会った、山形県のファンの方のように、それを楽しみに上京するっていうのも、またいいのかもしれません。

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2008年6月16日 (月)

オレたちに品格はない

 2週続けて演劇を見に行きました。伊東四郎さん、三宅裕司さん、そして、今回は期待して行った戸田恵子さん、などが出演されているお芝居@本多劇場。

http://www.atari.co.jp/itoshiro-info.htm

ワタシ、タイトル見たときに、「これ、好き!!」って思いました。女性の品格だとか、親の品格だとか、はっきりいって、クソクラエ!であります(お下品ですいません)、言うならば、もっとも大切なのは、ヒトがヒトとして、自分はどうあるか、という「ヒトの品格」さえあれば十分だと思うのです。そこから、すべてがあるのであって、「女性」とか「親」とか、役割・性差で規定されたくないのだああ!!自分の役割ですべきことは、「ヒトの品格」のある人間が、それぞれ考えることなのだああ!!と私は思っているのです。で、品格ブームを背景に、このタイトル!!こういうのが、伊東四郎さん一座の大好きなところ。そうだよ!!そうこなくっちゃ!

大泉ジュンザブロウという総理が警察民営化の是非を民に問うために総選挙をして、コントによる選挙活動をやって、政治と無関係なチルドレンたちを当選させるなんていうともかくあほらしくて笑ってばっかりの2時間余。70歳をすぎている伊東さん、今回、ゲスト出演した戸田さん(これまた、アドリブであんぱんまんやってくれて、大うけ)、深刻なことなし!ひたすら笑える、こころからくだらないお芝居で、楽しく過ごしてきました。

戸田さんって、器用できれいな女優さんだなああ。伊東さん、森繁さんみたいにならないで、いつまでもくだらなくいて欲しいなあ。

全然関係ないけど、秋元康さんが見えてました。あのヒト、かなり太りすぎ。いや、異常なくらい。

 

 

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2008年6月 8日 (日)

 風間杜夫一人芝居

 久しぶりに演劇を見に行きました。楽しみにしていた、風間杜夫一人芝居@紀伊国屋ホール。

http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall36/hall02.html#kazama

これは、全5部作のうちの後ろの2作品です。前3部作はあまりにも有名です。各種の賞をとって、海外にも回り、国内でもずーっと上演されてきた作品です。

http://www.tomproject.com/works/karaoke.html

 カラオケ好きのサラリーマン(風間さん)が、ひょんなことから記憶喪失になり、大衆演劇に入るというストーリーになっていて、彼のテンションの高さ、色気が存分に発揮される一人芝居になっています。今回はこの3部作の完結編の2部を一挙に上演するということで、記憶喪失の牛山さん(サラリーマンの名前)は、どうなるんだろう、と楽しみにしておりました。

 あーー、やっぱり好きだわあ、あの秘められた狂気がチラっと見えるたびに、うれしくってうれしくってたまらないです。楽しかったああ。

(客観的には、これはかなりひいーーーき目な見方だと思います。テンション高くぶっちげるところも、やっぱり限界が低くなっていることは認めざるを得ません。お互い、トシを重ねたってことですよね、モリオ君)

 思い起こせば、風間杜夫さんという役者を初めて舞台で見たのは32年前!!おいい!!!還暦だそうですので、彼は28歳だったのか(しみじーみ)、地味な印象がぬぐえない平田満さんと対照的で、エキセントリックで切れちゃう、その狂気に驚愕したものです。まだ、つかこうへいさんの芝居にしか出てない頃です。あれは、32年前か、そんなにたったのか。その後、数々の舞台を見て来ました。蒲田行進曲でブレイクして、今、風間さんといえば、押しも押されぬ大役者で、おばさまのファンも多いんですけどね、狂いはじめると、たまらなくいいなあ、と思う役者さんです。でも、たいへんだよね。60歳だよね、1人だけで2作品、2時間弱ですけど、当たり前ながら出ずっぱり、1日1公演しかやらないけど、8ステージ、ご苦労様です、お疲れ様です。5部作一挙上演して欲しいけど、酷だよねえ。体力あるうちに、ぜひ演ってほしいです。テンションおちたなあ、丸くなったなあ、と思いながら、5部作上演なら、絶対見に行くだろうな。

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2008年3月 3日 (月)

二人の約束

 久しぶりに舞台を見に行きました。パルコ劇場の「二人の約束」

http://www.parco-play.com/web/play/promise/

 です。(あ、見に行ったのは先週です)

 中井貴一さんと、段田さんが、二人で舞台をやっているのに、りょう(という女優さんですね、もちろんアタシじゃないです)さんを迎えた3人の舞台です。段田さんは、夢の遊眠社に居たころから、ずーっと若いころから見ている人で、器用で、でも、骨があるので、当然安心していきました。期待値よりよかったのが、中井さん。正統派な人なんでしょうけど、おちゃらけた感じも、うまく出せるようになって、いや、舞台でちゃんとできる人なんだなあ、と感心しました。りょうさん(女優さん)は、ま、初舞台としては合格点ギリギリ。腹筋もうちょっと鍛えて次回もがんばってね、っていう感じかな。

 脚本がうまくできてたので、まあ、おばさまおじさまの多いパルコ劇場ですが、わりと楽しんできました。たまには、ちゃんと演劇を見たいなあ、と思うんですけど、今年はどうもいい舞台に出会っていません。もっと、もっと、いい舞台をいっぱいみたいなあ。

*2月は、オットが肉離れで松葉杖だったもんで、全然スキーに行かれません。休日はジムにせっせと通っていたオットが、いかれないので「芝居に行こう」と見つけてきたのが、これです。まあ、いいですけどね。

*怪我をして、朝のジムに行かれない、というのでちょうどいいから「サラダ作っておいて」「野菜ゆでておいて」と家事いっぱいを依頼して、わたしは朝からジムに行って楽しもうと思っていたのです。ところが、すぐに手を怪我して(なんで、すぐ包丁で切るかよ!!)、それが思いっきり深くて縫ったので、水仕事ができない、と言い出すオット。まったく・・・私は10倍以上包丁を使うけど、怪我してませんけどねえ!家に居るし、水仕事できないって言うし、邪魔くさいったら!?と怪我すると怒る鬼妻です。

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2007年11月 6日 (火)

片づけたい女たち

 る・ぱるの芝居の話は、ずーっと前にも書きました。2006年12月6日「八百屋のお告げ」ですね。

 http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_50ab.html

あーあの芝居を池袋に見に行ってからもう1年近くたつんだなあ、と思います。そのくらい、タマにしか公演がない、る・ぱるの「片づけたい女たち」という今年の公演を見に、シアタートラムに行きました。

 http://okepi.net/susume/play703.html

岡本麗さん、松金よね子さん、田岡美也子さんという熟年3人の女優さんが、ほんとに3人だけで、何をやろうか、決めて公演する緩やかなグループで、1年か1年半に1回、公演があります。今回は、演目としては、再演。永井愛さんの作品で、木野花さんが演出しています。

 等身大くらいの、いろんなことをいーっぱい背負っちゃっている3人の同級生を演じる3人。オットや子どもや嫁や、家業の定食屋を背負っている人、会社や上司や仕事やマンションや、若い男を背負っている人、年上のオットや、その会社やあれやこれや背負っている人、そういう、いろんなことをリセットしたくとも、そう簡単にはリセットできない世代の女性を演じます。かわいくって、ずうずうしくって、たくましくって、そして、ちょっとせつない。そのへん、脚本がすごく練れてます。3人も生き生きと動いてしゃべって。

 たくさん笑って、たくさん感心して、おばさんの元気を貰ってきました。ちょっと言えば、いつも、松金さんは、地味に家族もち、岡本さんはシングルの仕事人間、田岡さんは、美で売ってきた人生、というキャラが固定化してます。すごく意外性のない、設定なんですね。これを、今度はひっくり返して役をつけてみる冒険も、あっていいかなあ、と思ってきました。今後に期待しましょう。

 こういう芝居ですから、女性割合、おばさん割合がすごく高いんですね。で、老眼になって書類が見えないところ、足や腰が痛いところなんて、みーんな大笑いでした。前の席に、すごーくわらっている、ものすごーく派手なおばさんが座っているなあ、と思ったら、内田春菊さんでした。派手!!

 

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2007年9月23日 (日)

ロマンス

 井上ひさしさんの書き下ろし新作の芝居を、見に行きました。松たか子さん、大竹しのぶさん、段田さん、そして大好きな木場克己さんらの出演で、三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで上演されています。

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2007/08/post_9.html

 先日、大江健三郎さんが朝日新聞に連載しているエッセイの中で、小田実さん(なくなりましたね、「何でもみてやろう」私が中学に入ったばかりの時に読んで衝撃を受けた本です)のご葬儀の後、この芝居を見に行って、井上さんの覚悟を感じたということを書いていらっしゃって、チケットを買ってあったので、とても楽しみに出かけました。6月に遅筆堂文庫へ行ったこともあって(6月28日のブログね、http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_a93b.html)、最近、ちょっと勝手に身近に感じていることもあります。

 この戯曲はロシアの19世紀の劇作家、チェーホフの一生を描いてます。楽しい、心から笑えるボードビルを描きたいと、劇作家になったのに、「かもめ」「桜の園」「三人姉妹」など、ついつい深刻な心理劇として演出されてしまう。自分はもっと、もっと、楽しいことを考えてたいんだ。笑いこそが、人間が他者に対して作り出せる最高の作品なんだ、憎しみ、悲しみ、辛さなんて生きていれば当然のごとくいーーっぱいある、そんなものはわざわざ生み出さなくっていいんだ!人間が他者のために作り出せる最高の「笑い」を作りたいのだああ!!というチェーホフの姿、それは井上さんの覚悟そのものです。

 それを、まあ、ものすごく芸達者な大竹さん、生勝さん、木場さんたちが演じます。うますぎます!大笑い!!井上さんの、喜劇作家として生きていくという覚悟をジーンと感じた芝居でした。はあー、よかった!

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2007年7月22日 (日)

社長放浪記

 伊東四朗さん生誕70周年と銘打った三谷さんの芝居をシモキタの本多劇場に見に行きました。この頃、近場で済ましてばっかり。

 えーと、詳細はここhttp://www.atari.co.jp/hourouki-info.htm

伊東四朗さんと佐藤B作さん、それに演出もやっている三宅裕司さん、っていう芸達者な人たちが、もう自由に遊んでいるっていう舞台でした。千秋楽の前日っていうことで、もう余裕シャクシャクで、楽しげに舞台で遊ぶベテランたち。見ている方も、とっても楽しくって、笑って、余裕で拍手してました。B作さんの物まね、それをつっこむ三宅さん、楽しいひと時でした。

 伊東四朗さんが扮する社長の奥さんとして、中村メイコさんが出てくるんです。私、彼女を舞台で見るのは初めてだと思うのですが、いやー、さすがですわ。うまいし、余裕あるし、自由だし、駆け出しの若い女優さんが、「かわいい子」役で出ているんですが、どうしようもないのに比べて、すごい!!

 と2時間のはずの芝居が、あれこれ伸びまくって2時間半、笑って楽しんで出てきたんだけど、これって、なんか漫談みたいなもの!?7000円で、こういう芝居見るようになると、おばさんだなあ、商業演劇そのものだよなあ、と思いながら、帰ってきました。

 あはは、そんな芝居でした。三谷さん、毒なさすぎ。

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2007年7月11日 (水)

THE BEE

劇作家・演出家の野田秀樹さんが、昨年ロンドンで作った舞台「THE BEE」の英語版と日本語版が日本で(世田谷区のシアタートラム)で上演されました。当然(笑)、日本語版を見に行きました。出演者4人(うち一人は野田さん)だけの、こじんまりした舞台で、しかも、シアタートラムっていうのは、座席が200席くらいの小さな小さな円形劇場なんです。すごく、客席ととても近いところで、芝居を見ることができて、採算は取れないだろうけど、好きな劇場です。

 この芝居の詳細はこちら

http://www.nodamap.com/02thebee/gai_m.htm

この作品は、筒井康隆氏が1970年代に発表した短編小説「毟りあい」に、野田秀樹がインスピレーションとモチーフを得て、2003年よりロンドンにてワークショップを積み重ねてきたものです。作品の舞台は、1970年代の日本、IDO(イド)という名前のごくごく平凡な日本人ビジネスマンが、自分の留守中に家族を脱獄犯に人質にとられてしまうことから、そのストーリーが始まります。
人質事件の最中、「イド」が警察とマスメディアに対処していくうち、その高圧的で欺瞞に満ちた本質に激昂していき、ついには常軌を逸して、自らが犯罪者になっていく・・・という現代社会の歪みを、アイロニーを込めて描いた衝撃的な内容です。となっていますが、舞台は非常に面白い演出で、テンポよく狂気が描かれます。役者が4人だけ(うち1人が野田さんです)だけで、緊張感あふれる舞台です。いやー、久しぶりに息つくすきまのない舞台でした。70分くらいですから、なんとかもちます(笑)最初は、妻子を人質にとられた、被害者であるイド氏が、どんどん逆襲していく→犯罪者になっていく、その狂気を野田さんが演じて、怖いです。普通のサラリーマン風ななかにある狂気です。

 日本語版の後に英語版(野田さんが、女性の役をやるそうです。日本語版では、イドをやっているんですけど)の上演があるそうです。どうも英語版の方はチケットが余っているらしく、野田さん自ら営業なさってました。そりゃ、そうだろうなあ。両方みたら、面白いだろうなあ、と思いますが、なかなか日程が取れません。

 しかし、野田さんも51歳!うわーー50代のおじさんかよ!ってびっくりします。髪の毛はたしかに・・と思うけど、体は若いわあ。

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2007年5月27日 (日)

藪原検校

 渋谷のBunkamuraに薮原検校を見に行きました。井上ひさし作、蜷川幸雄演出で、古田新太さんと、段田さんが出演となれば、やっぱり見たいです。しっかし、これも前宣伝がすごくって(まあ、あの劇場ですから)チケットが取れないで苦労しました。結局いろいろ手をつくしたけど、取れなかったので当日券で行きました。

 えーと、ご紹介はここ。

http://www.bunkamura.co.jp/shokai/cocoon/lineup/07_yabu/index.html

 成り上がっていく悪人をやらせると、うまいのが古田さん、いやー 憎たらしいことかぎりないわ。そして、田中裕子さん、不思議な色気のある女優さんだよねえ。50歳をとうに越していらっしゃるのに、なーんでこんなにかわいい色気のある愛人ができるんだよ、ちんちくりんなお顔の造作で、ちーっとも美人形じゃないのに、なんでこうクラーーーってなっちゃう女ができるんだろう、と感心しきり。うわーー色っぽい、でものすごく凄みがあって、古田さんにそそのかされてオットを裏切り、殺し、落ちていく女をやっています。で、きっちり決めているのが段田さん。古田さんとは対照的に、学問に打ち込み、偉くなっていく盲人をやっています。

 でもね、井上さんのすごいところは、騙したりしてお金をもうけてなりあがろうとする古田さん、として学問をやって品性を正しく偉くなろうとする段田さん、結局、同じじゃん、ということをきちーんと言っているし、二人にもちゃんと自覚、言わせているところです。お金が汚いわけでも、学問が崇高なわけでもなーんでもないんだよ、なりあがろうとするところはおーんなじなんだよお、と言っています。

 ふふふ・・・一億、総中流といったのがはや昔、一億、総下流なのでしたっけ?お金で成り上がっても、学問(この舞台の場合は、ものすごい記憶力という意味の学問ね)でなりあがっても、結局同じじゃん?下流ってなによ!上流ってなによ!!井上さんは、盲人の位を金か知識かであがっていく二人を描いて、その意味のなさ、その汚さ、その他の盲人を蹴落とし、目の見える人を蹴落としていこうという姿を冷酷に描いています。結局、位だとか、下流だとか、上流だとかは、そんなことじゃあないんだよ、と2人を笑ってるように見えます。

 

 古田さんは結局罪人として処罰されます。そして段田さんは、次の将軍に取り入れられるのですが、友人で同胞である(そして心の中では似たもの同士だと思っている)古田さんを残虐な刑にかける進言をすることになる、その苦しみを味わうんです。さてさて、どっちが、人間として好きですか?どっちの人生を選びますか。

 井上さんのお芝居は、本がとっても練り上げられており(遅筆堂というだけのことはあります)、とても充実した時間を過ごすことができます。上演時間3時間強、役者さんはセリフが多くって、そりゃーたいへんだと思いますが、満足、満足。

*当日券で並んでいるときに、となりのおじさんとお話しました。山形県の井上さんの資料館の仕事をしてる方で、山形からいらしたんです。「シモキタザワって、劇場がいくるかあるところ、知ってますか?」なんて話し掛けれたので、「はい、すんでます」というところから話が始まりました。彼は山形にいろんなお芝居を連れてくることをやっているのですが(ほら、渡辺えりこさんも山形出身ですし)、井上さんのお芝居関係もよくご存知です。私は数年前、お友達のMりんさんと井上さんの作品で「太鼓たたいて笛ふいて」という林芙美子さんを題材にしたお芝居を見ました。主演は大竹しのぶさん。私の見たお芝居の中で、10本の指に入る、いい舞台だったと思っています。おじさんがおっしゃるには、大竹さんはこの芝居をもう一度やりたい、とすごく希望していて、いろいろ働きかけているというのです。山形で上演する際には、ぜひ行きたいです。そんな話を聞きながら、たのしくチケットの発売を待った時間です。いろんな出会いがあるものです。山形行っちゃおう!!

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2007年1月15日 (月)

朧の森に棲む鬼

いやー私の頭の中は、今、全部染五郎さんです。すごいわあん!

劇団新感線の公演 「朧の森に棲む鬼」を見に、新橋演舞場に行ってきました。新春の演舞場はいかにも正月って雰囲気です。

http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/0701/index.html

新感線は、古田新太さんが有名ですが、他にもうまい役者さんがいて、私はレベルの高い劇団だと思ってます。といっても、たくさんは見てないんですが、何はともあれ、ソメ様こと市川染五郎さんが客演する舞台だけは、いそがしくても高くても、万難を排していかなければ。

なーんて、染五郎さんのファンでもないんですけど、以前にやっぱり舞台で「阿修羅城の瞳」(映画にもなりましたね、DVDで見ましたが、全然だめだめだめ)を見て、呆然自失。いやーこれはなんちゅー世界だ!とすっころげるほどびっくりしました。この大スペクタクルショーはなんだ!?すっかり悩殺されてしまいまして、染五郎さんが出る、今回の芝居は、即買いに走りました。

いやーーもう、すごい×100!!です。ずるくて、口先だけで、いやらしくって、ウソばっかりついて、そしてものすごく魅力的、悪いどうしようもない男で、こいつとの先には地獄しかないことが心底わかっていてもカラダの底からだまされたくなる、ものすごく魅力的な男を染五郎さんにやらせたら、絶品です。もう新橋演舞場の観客数千人がだまされて殺されること覚悟して、ついていきます状態(笑) 200701081536000

すっかり毒殺されてしまった気分です。 彼は、映画でも、そしてドラマでもなんか顔のすーーーっとした人っていうだけですが、もう舞台に出ると、決して大きい人じゃないのに、出るオーラがすごい。毒気がすごい!!芝居がもううまくて、毒気放ちて、倒れそうです。古田さんは、居るだけ。相変わらず芝居はヘタで、居るってことがものすごい存在感を出していますが、華はもう染五郎さんが一人でぜーーーんぶもっていきます。いやー「ソメさま~」なんていう女性の気持ちが、めずらしくわかります。魂ぐぐーーっとつかまえられちゃいます。すごい毒気としかいいようがない。なんだ、あの役者っていうくらいの、毒気をふりまきっぱなし。私はすっかり染五郎さん、いや舞台上のライ(役名)に参ってしまいまして、ヘロヘロです。

3時間半の大スペクタクルショー!いやーー堪能できます。染五郎さん、観客数千人をぐぐぐーーっとつかんで、天国を見せておいて地獄に落としてくれます。すごい役者さんです。隠し子がいても、寺山しのぶさんを捨てても、なーにしてもいいです。この人は舞台をやってれば犯罪者でも許します。完全ノックアウト状態です。ふーー…

公演後、ロビーで芸能人の方にご挨拶なさっている染五郎さんの奥様がいらっしゃいました。あーあのすごい毒気の男と暮らしているんだ、たいへんだなあ、うちには大根かさつまいもが居た方がラクだなあ、とへんな安心しながら帰ってきた私です。

染五郎さんのお誕生日ということで、素でご挨拶なさると、あれ?毒気がまったくない、ただの普通の男ですがね。

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2007年1月10日 (水)

野田マップ ロープ

 野田秀樹さんのやっている野田MAPの第12回公演「ロープ」を渋谷に見に行きました。

 野田さんは、7~8年前から、言葉遊びがぐーーっと減って、すごく社会的な発信が強いお芝居を書くようになっています。ロープというのはプロレスのあの、リングの上のロープの中っていうことなのですが、実はそういう場であれば何をしても、それが劇場化される、というところにスポットをあてて、殺人でも戦争でも、テレビの中の映像としてとらえる姿を描いています。

 いやーいまや野田さんは、多くのファンを掴み、業界の人も抑えたがる芝居なので、満席で立ち見もいれている芝居ですからチケット取り難いですが、1月いっぱい渋谷のシアターコクーンでやっています。見て損のない、すごく質の高い芝居だと思いました。今回は絶賛です(たしか、去年の松たかこさんの主演の芝居の時は、ブログに出直して来い!っていう役者のことを書いた記憶がありますが、今回は脇も上手い!)

 私の好きな渡辺えり子さんが、野田さんと夫婦役で(これは初めてだと思う。彼はだいたい女装したオンナ役が多いからねえ)、藤原竜也さんが若いプロレスラー(彼はホリプロだけど、ほんとにかわいいツラして芝居は上手い)、宮沢りえさんがベトナム戦争の孤児を演じています。メンバー豪華すぎて、商業演劇かよ!と思いますが、いやーいいお芝居でほんとに堪能しました。

 そして、圧巻は、宮沢りえさん、今回、女優さんは渡辺えり子さんと2人(あと役名もないその他ね)なんですが、もう上手い上手い上手い!!ほんとにいい女優さんになったななあ、と以前に映画「父と暮らせば」でも誉めたんですが、また誉めます。

 欲の張ったデブと一緒にならなくって、ホントによかった。つまんない仕事しないでいいから、いい仕事だけしてください。私には、今年初めのすばらしい舞台でした。私は最近の野田さんの代表作って言いたいです。

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2006年12月 6日 (水)

八百屋のお告げ

 グループる・ぱるの公演に行きました。グループる・ぱるって聞いたことないでしょ。私もすぐ忘れてしまいます。松金よね子さん、岡本麗さん、田岡美也子さんが、作っているグループで劇団じゃあありません。それぞれがいろんな舞台やテレビで活躍されているユニークな脇役の、妙齢の女性ですが、時々一緒に公演をされます。調べてみたら1986年に結成だって。私は初期の頃に今はなき渋谷ジャンジャンや、紀伊国屋ホールの公演に行ったことがあります。座付きの作家さんも劇団員も居ない、3人の自主的なグループで、客演を呼んで脚本も探して、ホントに時々公演があります。20年に14回の公演っていうので、まあ1.5年に一度、それも10日間くらい14ステージくらいで小劇場ですから話題にもなりませんね。

 今回も、週末は山歩きに行こうと思っていたので「日程が合わないわ」と却下したのですが、お天気が悪くなって山を中止したので急遽でかけて、元気なおばさんたちを見てきました。

 3人とも、とても器用な女優さんなんです。器用すぎて印象が薄くなりがち、いうか大女優さんになれないっていうかねえ。久しぶりに演じている人が、みーんな楽しそうで、それが客席と浮いてなくって、みーんなが楽しいお芝居を堪能したなあ、という気持ちになりました。池袋の芸術劇場の小さいホールでやっています。

 笑って笑って、しんみりして楽しかった!!

「この年になると現場ではできて当たり前なんだけど、こうやって3人で芝居をすると、原点に立ち返って、何ができるかできないかがよくわかる」と岡本さんがおっしゃっています。3人ともいろんな映画やドラマの脇役で活躍しています。きっちり役をこなすことを期待される立場なんだと思います。冒険した芝居や、突拍子もないことを求められているわけじゃないでしょう。そういうことばっかりやっていると、こういう自分たちだけが舞台の上にのって、お客さんの視線にさらされる公演という場が厳しく鍛えられるものに感じるのかなあ。

私の仕事も、きっちり期待される面がいっぱいあります。りょうに任せておけば、この点はまーったく大丈夫っていうネタがあり、それはそれで、手慣れているのでひどく効率的にやります。(私はそういう期待されやすい性格です。だってブログの更新もきっちりやるような人間ですから、手馴れた仕事もきっちりやりますよ)。一方、今年、ちょっと毛色の変わった全く経験のない異分野の仕事が一つあり、それを始めるにあたって、私は不安で不安で仕方がなかったです。誰かに頼れる年齢でもないし、結局真っ暗闇のような気分の中を一人で地図もなく歩かなきゃならないんじゃないかと、すごく不安でした。まーったく新しい分野なんですもの、いったいどうやって!?という不安でいっぱいでした。

結局やるしかなくって、新分野の仕事もしているんですが、もちろん分野は違うから知識のないこともいーーっぱいあって、それは調べたり聞いたりしなきゃならないんだけど、仕事を段どることとか、あるいは1歩じゃなくって3歩5歩先をみて手配することとか、物事が期待通りにいかない時の、リスクヘッジをしておくこととかは、中身は違ってもつまり仕事の進め方としては共通することも多くって、効率的にかける工数も少なくうまく進んでいると思います。(今のところはね)。つまり新しいことをやることで「何ができるか」「何ができないか」がよくわかったんです。

最初はひどく不安な仕事でしたが、今はゴールまでは見えないけど、少し先も見えるし、その先はもうちょっと進めば見えるだろう、見えなければ調べればいいし、その調べ方もわかるし、って不安がずいぶん少なくなってきました。いくつになっても、20年以上仕事してても新しいことはチャレンジングだし、チャレンジすることでいろんなことがわかるなあ、と今年の仕事で感じながら仕事してます。いや、舞台女優さんとはまったく違う仕事だけどね。

元気なおばさんたちのパワフルな舞台を堪能して、やっぱりチャレンジ!と改めて思いました。ジムでも新しいレッスンにチャレンジするか!!(←これもかなり不安。。)

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2006年11月23日 (木)

エキストラー東京ヴォードビルショー

東京ヴォードビルショーの公演、「エキストラ」を新宿サザンシアターで見てきました。

ヴォードビルは、昔から時々みていた劇団です。今、テレビで活躍している久本さんや柴田さんは、ワハハ本舗という劇団ですが、以前はヴォードビルに居たんです。それが、ちょっとお笑いの路線が強くなって独立したって感じ。佐藤B作さんが座長をやっている劇団です。

 以前は、座付き作家さんとして松原敏春さんという方がいらしたのですが、3年くらい前になくなってしまって、それ以降、座付き作家さんがいらっしゃいません。

 今回の公演は、今をときめく三谷幸喜さんの書き下ろしと演出ということでずいぶん人気だったようです。だいたいヴォードビルの公演でチケットをとるのが難しいなんてことはあんまりなかったのですが、今回は、なかなか取れませんでしたもの。三谷さんも宣伝がうまくって、11月10日が初日だったのですが、9日の朝日の夕刊の「ありふれた生活」には、直接公演の宣伝ぽくはないんだけど、佐藤B作のことを書いたりして(宣伝だよなやっぱり)、今回久しぶりに本を書いたというような交友関係っぽく宣伝してくれるもんだから、狭い劇場(サザンシアターはさして大きくない劇場です)で、ステージ数も30ちょっとくらい、すぐいっぱいになっちゃう。宣伝うますぎ!!

 ヴォードビルは女優さんが育たない劇団だなあ、と思います。B作夫人であるあめくみちこさん、それにずいぶん年をとった山本ふじこさん、あとはあんまり女優さんが居ない。男優さんは、あいかわらずの石井さんをはじめとしたメンバー。

 やっぱり三谷さんは、こういう劇団の舞台を書かせえるとうまいなあ、と思います。暗転すくなく、役が多く、作る側からは涙をながしてよろこばれそうな舞台を作り、決して飽きさせない。客演している、伊東四郎さん、それに角野卓造さんも余裕でうまい。有頂天なんとかより、ずーーっとまとまった、芝居になっていました。映画の方がそりゃー儲かるでしょうし、いろんなことできるんでしょうけど、舞台のうまい脚本家だなあ、と再確認して帰ってきました。

 もっと舞台をやってください>三谷さん。

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2006年10月22日 (日)

緑の指

渡辺えり子さんの劇団「宇宙堂」の2部作の後半を見に行きました。(えーっと、前半については、9月1日のブログ見てね)

場所はシアターグリーン@池袋、25年前にえり子さんが、劇団300(さんじゅうまる)で「ゲゲゲのゲ」という芝居を初演したところです(私は初演の舞台で、初めて主役をやったトヨエツにびっくりしました)。シアターグリーンがその後、きれいな劇場ビルに建て変わって、その1年の記念公演ということで、宇宙堂を呼んでくれたようです。

芝居の内容も、前半の「私の船」から40年近くがたった1982年の池袋を舞台にしています。日本がバブルに沸く直前の、へんな浮き足だっているころです。そこで、前半の芝居の登場人物だちが、きっちり年をとるものの、時代に取り残されたように、池袋のボロアパートで暮らしています。そんな設定です。

今回は、渡辺さんも出演しています。20代、30半ばまでの若手の劇団員の中で(2人だけ、たぶんベテラン格の40代の役者さんが居ます。1人は彼女のオットさんですが)、51歳の彼女は、ちょっと辛いです。元気に踊り、歌い、舞台を引き締めている姿は、やっぱりすごいです。役者さんたちも、自分たちだけでやった1部で自信がついたのか、かなり伸び伸びやっていて、無名の方ばっかりですが、いい舞台になってたと思います。200610151454000

本の内容は、私は前半の方が悲しくて、辛くて、いとおしくって好きです。後半は、もう時代が彼女たち彼らをすっかりおきざりにして、全然別のところへ行ってしまった、その差がありすぎて、悲しくもならない、そんな感じになっています。

いつも、時の流れにうまくついていけない、不器用な人たちを題材にして芝居を書いている方ですが、その人たちへの、やさしい気持ち、そういうのもいいんだよ、という気持ちがあるように思います。山形から出てきた田舎のお芝居大好きな女の子が、30年以上たってもやっぱり田舎から出てきた人を書いています。田舎から出てきて、東京の華やかさに圧倒され、気後れしてしまう。その人がちょっとホッとできる場所としての、少し取り残されたボロアパート。そこには、田舎から出てきているわけでもないけど、どこか取り残された人たちが住んでいる。それもいいじゃない、と彼女は言っているように思います。

ただ、バブル期だったら、そういう題材も説得力があるんでしょうけど、今はまた全然違います。最後に、浮浪者風になった役者さんが「美しい国、日本…」のようなセリフを酔いながら、歌い続けます。安倍新首相の唱える日本ですね。このあたりのことを、もっとやって欲しかったです。

彼女の今後の芝居のテーマに期待したいです。

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2006年10月18日 (水)

オペラ座の怪人

オペラ座の怪人 通常版

 義理があって、劇団四季の「オペラ座の怪人」を汐留の電通四季劇場「海」に見に行きました。この劇場のこけら落としで、マンマミーアを見に行って以来です。

 私は四季のヨウモノのミュージカルをせっせと見に行くファンではありませんが、いろんな義理で、キャッツ、ライオンキング、マンマミーアなど見ています。うーむ。

 オペラ座の怪人は映画を見ているので、あらすじは知っています。ただ、ミュージカルではひじょーに単純なストーリーにしてしまっていて、クリスティーナと伯爵の愛の物語、それに怪人と言われるちょっとかわいそうな人がいろいろ悪さをするけど、最後には2人の愛に打たれる、というごくごくあっさりとした、100万人が見れば100万人が非常に単純に理解できる形にしています。(映画は最近(2004年)にリメイクされた版を見ています。ちょっと長いけど、歌のシーンはさすがに上手いと思いました。)

 そんなところが四季の、ヨウモノミュージカルが大勢の人を集めて、キャッツなんか新宿の空き地でやってたころから20年、まだやっていられる(ストーリーはものすごく子供だまし)ゆえんなのかもしれません。

 私はどうも舞台装置にお金がかかっていない、アングラ演劇を見すぎたのか、12000円!?なんていう芝居!というチケットの0の多さにびびってしまうのか、豪華な舞台、お金のかかってそうな装置や衣装にどこか気後れしてしまう面があるんですが、それを楽しむというほうもあるかなあ、と今日は、オペラ座に模した舞台の装置や、その時代のパリの舞台の様子なんていうのを、楽しもう楽しもうと思って観察していました。

 どうも、オペラ座で起こる奇怪な事件に恐怖を感じたり、時代と場所を越えてワープするような感じにはなれずに、引いてしまっているのは、そういう舞台なのか、私の目なのか、わかりません。

 四季のミュージカルは、もーーっと単純に、がんがんABBAの曲をかけて、前田ビバリが踊りまくるというような単純な方が楽しめるのかなあ、とマンマミーアを懐かしく思いました。感情移入も、時代踏査もできないんだから、ディスコにしちゃえってやつです(ディスコって古いんですよね)。

 大スペクタクルショーなら、12000円払うなら、新感線の新橋演舞場に行ったほうがいいなあ、と思いながら四季を見てきた夜でした。オペラ座の怪人、なんでこんなに人気があるのか、さーーっぱりわからん。

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2006年9月 1日 (金)

宇宙堂公演 夢のかたち~私の船

 渡辺えり子さんの主宰する宇宙堂の公演です。渡辺さんのことは以前にも書きましたが(5月30日のブログみてね)、劇団300(さんじゅうまる)という伝説の劇団を解散した数年のちに、宇宙堂という劇団を立ち上げました。300は、今をときめくトヨエツこと豊川さんや、もたいまさこさんなど芸達者で有名な俳優さんが大勢いらしたのですが、宇宙堂はそういう名の知れた俳優さんは1人もいません。彼女のオットさんである土屋さんだって、全然知られてませんものね。

 これまでの宇宙堂の公演は、若いかっこいいかわいい子たちをえり子さんや客演の大女優さんがひっぱっているっていう感じで、えり子さんもたいへんだなあ、と思っていました。

 今回の夢のかたち2部作(後半は10月に公演があります)は、はじめて客演をいれず、劇団員だけでそして、前半はなーんと大胆なことにえり子さんも出ない公演でした。彼女は作・演出に専念したようです。

 大丈夫かなあ、と期待値低く、応援する気持ちで歌舞町の奥の、さびれた洋裁学校の小さな小さなホールに公演を見に行きました。かろうじてなんとか芝居ができそうなのは、土屋さんだけじゃないのかなあ、なんて危惧しながら。200608272028000

 それが予想を大きく裏切って、最近見た中では、とってもいい舞台でした。若手が頼る人がなくなって自覚したのか、それに伴って精進したためか、とってもよくなって、キャラが一つ一つ明確になって(えり子さんの本も演出もよいんだと思います)、ものすごく充実した舞台になっていました。うわーーー!!がんばったなああ!!!と思います。誰も有名な役者さんはでません。1人、比較的器用な年増(失礼!)の女優さんがいらっしゃるのですが、彼女の器用さがひっかかるほど、器用じゃない若い役者さんたちが、すばらしい!!

 いやーいい舞台でした。舞台の袖や裏方で大きな体を縮めるように挨拶していたえり子さん。心配で心配でたまらないと思います。よくやったなあ、ここまでたいへんだったろうなあ!と思います。

 戦中、戦後の女性が自立していくために、ミシンを踏んで活動しやすい洋服を作り始めたという設定と、職安通りの裏側にある取り残されたようなぼろーい服飾の専門学校のホールという場所がとても合っていることもさることながら、一つの舞台で暗転なしで(そういういろんなことができない小さな小さな舞台なんです)、舞台の上のぎっしりの役者さん、全員がものすごい集中力でパワーあふれる舞台をつとめていました。

 2部作の後半(夢のかたち~緑の指という公演が10月に池袋のシアターグリーンで上演されます)がとっても楽しみです。即チケットを買って帰りました。えり子さん、おめでとう!!いい劇団になりそうですね。期待します!

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2006年4月23日 (日)

東京乾電池祭

Kandenchimaturi

東京乾電池っていう劇団があります。柄本明さん、奥さんの角替和代さん、ベンガルさん、綾田俊樹さん、高田純次さんなどが有名ですね。

 「笑っていいとも」というお昼の番組が始まる前に、あの枠は1年だけ「笑っている場合ですよ」という番組を彼らがやってました。私が学生の頃ですが、東京乾電池のメジャーデビューはその頃です。

 私が柄本さんを始めてみたのは、つかこうへいの芝居で、蒲田行進曲、銀ちゃん(その時は加藤健一さん)に階段オチと、妊娠したオンナ(根岸としえさん)を押し付けられるヤス役、初演は柄本さんでした。映画では風間さんと平田さん、小春は松坂慶子さんになっているんですよね。その初演で、すごい役者が出たなあ、と思っていた。

 奥さんの角替さんを見たのは、やっぱりつかこうへいの「ストリッパー物語」、かわいいストリッパーだった。ネギシさんのストリッパーと、田中邦衛さんのヒモ、角替さんのストリッパーとヒモ役は、酒井敏也さん。なつかしいなあ。とっても小柄でかわいいストリッパーだった<角替さん。

 柄本さんがTVで有名になったのは、大原麗子さん主演のドラマで「ママン…」としか言わない役だったと思うけど、タイトル忘れたなあ。なんだっけなあ。

 その頃から、渋谷のジャンジャン(山下教会の地下、すでにない)でやってた東京乾電池の芝居を見に行ったり、すずなりや本多劇場に乗るようになって、何度も見に行った。たいしてうまくないけど、楽しい、そんな劇団。ワハハ本舗とか佐藤B作さんの東京ヴォードビルショーとか、そういう楽しみの劇団でした。

 その東京乾電池が、なんと結成30年だって!ということで、下北沢すずなり劇場で東京乾電池祭り、というのをやっているので、懐かしくって見に行きました。だいたい、1日に3~5公演やるっていうからもう芝居の質とかデキ、という話じゃない。お祭りですよね。

柄本さんも綾田さんもベンガルも当然ながらずいぶん年をとりました。 若手がいっぱい入っているので驚きました。ただ、私の感性がもう鈍くなったのか、若手のパワーを感じられないんです。へたくそでも、パワーあふれていたかつての乾電池の芝居ではなく、うまくなった年寄りと、なんだがいっぱいいる若手がゴチャゴチャ芝居しているなあ、というそういう感じ。

 何が変わってしまったのでしょうか。1日何本も見て、ぐったりしてしまいました。もちろん、やっている方はもっとぐったりしているんでしょうね。どことなく、楽しんでいるより、がんばっているおじさんを感じてしまいました。

 30年お疲れさまでした。乾電池の皆様。

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2005年12月26日 (月)

贋作 罪と罰

 野田秀樹さん率いる、野田MAPのシアターコクーンでの公演です。

 主義思想、正義のための殺人は許されるのか?正義とは思想とは?という命題で幕末を舞台に、野田の世界が繰り広げられます。

 舞台装置ほとんどなし(昔の学校のイス数脚だけ)、板一枚の舞台で、役者の体だけで繰り広げられる無限の想像力の世界。何もなくても、何もないからこそ、すべてか広がる世界!

やっぱり楽しい舞台は好きです。高いなあ、野田さん、9000円だってさ~と思いながら、ついつい買ってしまいます。で見に行って、やっぱり見てよかったと思う。後悔させない舞台です。

で今回は、松たか子さん、やっぱりうまい!華がありますね。段田さん、きっちりやります。はずしません。野田さん(もうこの人は、役者としては許そう、という気持ちになる別格です)も、古田新太さんも許せます。意外によかったのは、美波(これは名前?名字?)という松たか子さんの妹の役の新人。うーむ、よかったです。あの人は何者?と思いました。

その反対に、あの金髪の長い髪の男!おい!腹筋鍛えて出直せ!と怒りたくなりました。ダメ!アンタ!ロンゲ金髪なんかにしているヒマあるんだったら、精進しなさい。

彼が20代の頃からの少年物もずいぶん見てきましたが、数年前から野田さん、とってもよくなりました。やっぱり見つづけたい人です。

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