2009年11月 6日 (金)

マーリー

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

 このマーリーという犬のことは、ずいぶん前に書いてます。この本、読んでるときは、このオバカなマーリーとその友達のオバカな犬仲間のことで頭がいっぱいになっちゃいます。

 えーと、マーリーはここね。

 2007年3月13日

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_9614.html

 これが映画になりました。犬猫本及び犬猫映画は、どんなくだらないのでも、犬がニコニコ走っているだけで、いやーあはは、かわいいっ!って思っていられるので、借りてきました。原作は、マーリーをはじめ、バカ犬仲間の大笑いなお話しもいっぱいあったのですが、映画は、ほぼマーリーと家族の話になっています。あの、プラピの元奥さん、私は好きなんですよね。

 マーリーもメチャクチャかわいいんですけど、映画は、飼い主の新聞記者としての迷い、みたいなものも、大きく取り上げられています。同僚の(これが、グレイス・アナトミーで、デレクの妻の浮気相手の、女タラシの整形外科医をやった男なんだけど)、世界中飛び回って、戦争ネタや麻薬ネタを追いかけている様子を見ながら、家族や犬や、近所のネタを書いている自分、犬を話題にしたコラムが受けている自分、子供が3人も居て、手のかかる犬も居て、郊外に住み、妻は子育てのために退職して、自分が稼がなきゃならないことはわかっている。自分に向いているのはコラムかもしれない。コラムが好評で昇給してもらったんだけど、世界中を取材で飛び回る独身の同僚の仕事も、素敵に見える。そんな男の苦悩、いわば、男の幸せってなんだろう、ネタっていう面もあるのが面白い。

 もちろん、マーリーは、ものすごくかわいくって、いくつになっても、なんでもかじっちゃってたいへんなんだけどね。

 終盤、違う新聞社に転職して離れ離れになっていた同僚と、偶然、街でばったり会います。彼は、麻薬事件を追って、遠くから取材中。詳細不明ながら、たぶん独身で、街ではナンパばっかりしてます。一方、飼い主は、郊外に家を持ち、犬を飼い、子供3人、家族の写真を見せます。同じ、新聞社勤めながら、違う道を歩んだ2人。ちょっとした道での会話で、「お前もがんばったんだああ」と同僚が言います。「お前こそ~」と言い合う、男性2人。それぞれの生き方を認めているちょっとした思いやりがいいな、なんて思いました。犬猫映画だけど、そんなことを思いながら読みました。解は一つじゃない、男性も女性も、答えはいろいろ、そういう時代なんじゃないかな。

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2009年10月29日 (木)

グラン・トリノ

グラン・トリノ

 クリント・イーストウッドさんの暗そうな映画だなあ、今晩は、半分くらい見て寝ようっと、と借りてきたんだけど、期待値低めのせいか、面白くって結局最後までちゃーんと見てしまいました。

 彼が、気難しい笑った顔をメッタに見せない、しかめっ面で、ムスコたちにもなんだか敬遠されている妻をなくした一人暮らしの老人役。なんだか、いつも面白くなさそうな顔をしています。妻の付き合いで通っていた教会にも通わなくなって、牧師さんが様子を見に来ても追い返すし、息子たちとは気まずい関係。隣人は、アジアからの移民で、「黄色いサル」なんていっちゃう。孤独で、犬を相手に(なんだかすごーくかわいい老犬)、プロ並みの手腕で家の修理をしたり、唯一の自慢できる趣味のクラシックカー(これがグラン・トリノなのだ)の手入れをしている老人。朝鮮戦争で、何人ものアジア人を残酷に殺してきたという悔恨を心の中に深く深くもっているのです。

 彼が、ひょんなことから、隣の家のモン族(というラオス、タイなどに分布している民族)の姉と弟と親しくなります。彼らのパーティに招かれたりするうちに、いつしか仲良くなっていく隣人と老人。そこに事件が起こります。

 戦場での自分の行為を許せず、幸せにならなかったような偏屈な老人が、少しずつ心を開いてきた隣人たちに降りかかった災難に、彼が立ち上がります。

 どきどきしながら見たラストは、悲しい悲しい幕切れです。彼の隣人を守ろうとする決意、そして人のためになろうとする気持ち、悲しい覚悟です。

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2009年10月24日 (土)

ダウト

ダウト ~あるカトリック学校で~

 メリル・ストリープが主演だからなあ、って借りてきたんだけど、いーーや!!これ、ダメだわああ!心理劇?っていうの。ダメダメダメ!うーんざりしちゃった110分。

 修道院が経営している学校が舞台。そこの校長先生がメリル・ストリープ。厳しいことで子供たちに恐れられている。この学校の司祭さん(柔和で多くの人に慕われている感じ)が、ある黒人男子生徒に特別な感情を持っているんじゃないかと、疑いはじめる。司祭の前歴に何か問題はないか?この黒人生徒の家庭は?

 彼への疑惑にゆれる他の人は、優しい司祭さんだと思っていたのに、と疑ってみたり、彼と話して、信用してみたりとゆれるばかり。本当のことはどうなんだろう!?

 大量破壊兵器があるかも、ということでイラク侵攻を推し進めたアメリカの様子と、マスコミやメディアに踊らされる大衆心理を描こうとしているとかいうけど、映画は、どういう広がりを感じるよりもなによりも、なんだか閉塞的な人間関係と、真実(なんてものがあるのかないのか)という亡霊を追おうとする人、真実なんてどうてもよくって、疑わしい人を排除したい校長という図式で重たくって重たくって、疲れてしまいます。

 なんだか、重たい、鬱陶しい映画を見てしまいました。ぐったり。

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2009年10月18日 (日)

ブロークン・イングリッシュ

ブロークン・イングリッシュ

 NY[に住む、彼氏が欲しいなあ、って思っている20代の女性(結構美人)、仕事はホテルの顧客対応係りだけど、なんだか頼られているんだか、いいように使われているんだか、の毎日。出会う男に、なびいちゃうけど、ロクな男じゃない。みーんなウソつきで、その場限りに遊ばれるだけ。友達はさっさと結婚しちゃっているし、家族からは、「いい人は居ないの?」攻撃だ。あーあーあー!

 という毎日。ひょんなことで出会った男は、フランス人、英語はヘタ。短期間の滞在で、パリに戻っちゃう。

 どうせ、フランス人、パリの男との数日のアバンチュールって思ってつきあったけど、居なくなってみたら、あれ?淋しい!!パリにおっかけていくことにする…が!!電話番号をなくしちゃったよ。もうパリで買物して、遊ぶしかないじゃん!広いパリで、探している男に出会えるわけない!と開き直って、自分の足でパリを歩いてみる。面白そうなこともいろいろ、、、、って思ったところで、偶然再会!なんだか、ちゃんと立って、歩いてから再会できたことが、よかったかな。主人公の女性が、私好みの美人でした。

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2009年10月14日 (水)

痛いほど君が好きなのに

痛いほどきみが好きなのに

 NYのおしゃれなところじゃなくって、もっとゴチャゴチャ生きているところで、20歳の男の子、役者志望がある女の子と出会います。歌手を目指して、小さなバンドで歌っている、ちょっと個性的な、今風にかわいく今風におしゃれでスマートじゃないんだけど、黒目がちの魅力的な女の子。その女の子との出会い、恋をして、今は夢が大事っていう女の子に猛烈にアタックして、恋愛して、一緒にメキシコ旅行して、盛り上がって結婚しようなんて思うくらいに盛り上がるんだけど、NYに戻ってくるとうまくいかなくなる。

 どーってことない、世界に何万、何億とある恋愛話の一つ。男女が出会って、恋愛して別れていく、まあ、ありがちな恋愛話。でも、なんだか一生懸命で、必死で、もがいて、恋と恋人と、自分の夢と、でもみくちゃになって、器用じゃないし、スマートでもカッコよくもないけど、青春だなあ、って。必死になるから、いっぱい傷ついて、いっぱい落ち込んで、すごおおおーーく悲しくって、すごーーくつらいけど、やっぱり真剣になった方がいいな、なんて思う。いいのだ、20歳なのだ、いっぱい恋して、いっぱい傷ついていいのだ。君をいい男に、おとなにしてくれるよ、っておばちゃんは思うのだ。完全におばちゃん目線。

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2009年10月 5日 (月)

ノースフォーク 天使がくれた奇跡

ノースフォーク 天使がくれた奇跡

 レンタル屋さんでケースを見たときは、もうちょっといい感じの映画じゃないかと思ったんだけどね。なんだかあんまりだったよ。

 アメリカのはずれ、荒涼とした景色のノースフォークという村、ある寂れた村が、ダムの貯水池になって水没することが決まっています。あと、数日で水没しちゃう。あとは、立ち退きを拒否しているわずかの住民を説得し、墓地など、移転する人には移転してもらう残務が残っているだけ。村全体は、ほとんどの人がいなくなって、ガラーーンとしている。墓地も、移転しちゃった人も多いので、あちこち掘り返された後があって、人気がない。

 そんな村の最後の1日を描いています。教会、移転を拒否する気難しい人、立ち退きを説得することで報酬を得る人、妻や母の棺を移転させようか迷っている人、病気になって里親から返された子供、なんだか、いろんな人が出てきて、雰囲気を作りたいのはわかるんだけど、どれもこれも、細切れで、訴えてこない。荒涼として、淋しい景色と、幻想的な空の映像は綺麗なんだけど、それだけで半端に終った映画。あーあー、つまんなかった!

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2009年10月 1日 (木)

ハイスクールミュージカルームービー

ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー

 シリーズの最後になるだろう、卒業まじかの高校のクラスのミュージカル映画。登場人物は、変わらず、バスケットの花形選手(歌も旨い、イケメン君)と、スタンフォードの奨学金を貰うヤケ頭のいい女の子、でも、歌も旨くて、クラスの中心人物、このカップルを軸に、シナリオが旨い子、振り付けが旨い子、女優を目指す目立ちたい子、白黒とりまぜたいろんなおなじみの子の、高校生活最後のミュージカル!

 健全で、カップルはいっぱいあるけど不純異性交遊はなくって、すがすがしくって、みんな得意なことが何かあって(何もできないことはないのが不思議)、それを生かしてはつらつしている。高校時代って、こんなに一点の曇りもなく、友情と高校生らしい恋愛と、得意なことをそれぞれが発揮して、友情を高め、ミュージカルを成功させ、将来の夢を語るすばらしい時代か?というやっかみは、どこかへ置いておいて、単純に、若い世代のミュージカルを楽しむ映画。

 いやはや、アメリカの俳優さんたちの底力、すばらしい身体能力、たくましい運動能力を感じる映画。ヒロインの女優さん、たぶん、高校生っていう年齢じゃないんだろうけど、足が逞しくってよかったです。ちゃんと鍛えてある足で、妙に細いだけじゃなくって(笑)

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2009年9月28日 (月)

ブタがいた教室

ブタがいた教室

 好青年、ツマブキ君が教師役、小学校6年生が豚を飼うお話です。最初に、命を食べることをきちんと考えて欲しい、と先生が、小さな小さなピンクの豚の子供を連れてきます。これが、またかわいいっ!プリンっ!!としたお尻、クルっとした尻尾、ピンクのお肌、ピョンとした耳、かわいいんだわ!!このチビ豚に、「Pちゃん」という名前をつけて、クラスで小屋を作って飼いはじめます。残飯をもちより、糞尿の世話をし、お散歩をし、Pちゃんは、どんどん大きくなります。台風の時はPちゃんの心配をし、病気になれば、看病します。

 1年たって、卒業が近づいてきます。さて、このPちゃんをどうしたらいいのだろう?すっかり大きくなって、下級生とぶつかると下級生がふっとんでしまう体になってしまっています。命を食べることを考えるために飼ったのに、もうクラスの仲間、大切なペットになったPちゃんを食べるのはかわいそうだああああ!と涙ながらに訴える子供たち。じゃあ、どうしたらいいの?ちゃんと責任を果たすっていうことはどうすること?子供たちの真剣な話し合いが続きます。

 毎日の給食で、自宅のご飯で、豚肉は日常的に食べているのに、Pちゃんを食べることはできないと主張する子供たち。命の長さって、誰が決めることができるの?このトンカツの豚の命も、Pちゃんの命も同じ命じゃない?誰も答えることができない問いをまっすぐに投げかけてきます。

 Pちゃんを食べるか食べないか、ということよりも、この長い話し合いの過程が、一番の大切な時間なんじゃないかと思う6年生たち。それを見守る先生たち。この命題については、こういう本を、以前にご紹介しています。すごくいい本です。

豚の死なない日(2007年8月19日)

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_2660.html

続・豚の死なない日(2007年9月1日)

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_a110.html

 小学校6年生って、映像としては、結構かわいいです。でも、話し合う内容を見ていると、しっかりいろいろ考えていることがよーくわかる。都内の設定なのに、受験問題が出てこないで、まっすぐにPちゃん問題を議論し続けているところも、実は非現実的なんだろうけど(実際は、都内の6年生となれば、受験勉強をしている子供も結構多くて、話し合いより塾だったりするだろう)、まっとうな子供の姿がまっすぐに描かれている映画です。

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2009年9月18日 (金)

ぜんぶ、フィデルのせい

ぜんぶ、フィデルのせい

 1970年、チリの軍政の頃、スペイン系フランス人の家庭の9歳の女の子が主人公。年代から言うと、ちょうど私くらい。世の中がグラグラ大きく動く頃に、いろいろ回りのことがわかってきたこの年代の女の子(弟は5歳くらいで、まだ全然わからない)。

 叔母さんが、チリでオットを殺されて、従姉妹と一緒にウチにやってくる。両親は、雑誌の編集者とかライターで、世の中の動きにとても敏感に反応し、チリの抵抗運動の支援を始める。

 大きな庭付きのうちで、カトリックのお嬢さん学校に通ってたのに、狭いアパートに引越し、運動の仲間が出入りするようになる。彼女の生活もどんどん変わってくる。カトリックの宗教の時間は、「両親のお考えにより出席しない」ことになってします。大好きで、作文が上手で、成績がよかったのに!!なんで、こういろいろ変わるの?なんで、私のうちだけ、「遠い国のたいへんな人のために」何かしなきゃいけないの?誰が悪いの!?

 このフィデルっていうのは、「フィデル・カストロ」なのだ。赤いヒゲをはやしているらしい、そういう人のせいで、あたしの生活変わっちゃったじゃん!という、すこーしずつまわりが見えてきたお嬢さんのお話。難しい顔して、大人の話をじーっと聞いてみたり、無邪気に弟とじゃれてみたり、ちょうどかわいらしくって、いろいろおもしろい時期のお嬢さん。いやはや、かわいい。そして、子供って常に親や家庭に翻弄されるのはどこも同じ。私も翻弄されたもんなあ、そして、そこから逃げるには大人になることしかなかったもんなあ。

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2009年9月17日 (木)

チェ/39歳別れの手紙

チェ 39歳 別れの手紙

 1950年代のキューバ革命の成功は、現在のカストロ首相(なんだか若いのにびっくりするけど)と、同志のチェ・ゲバラ氏の成功があったという知識はあります。ただ、私が物心ついたときに、チェ氏はすでに亡くなっていて詳細は知りませんでした。印象としては、革命闘争?で亡くなったんだろう、くらいの印象。

 カストロ氏とチェ氏の出会いについては、彼らの青春時代を描いた映画、「モーターサイクルダイアリーズ」という映画があって、革命とか共産主義という前の、世界を知りたい、女の子に興味のある、冒険心いっぱいの2人の若者として2人が描かれています。なんだか、楽しい、ウキウキするような、そんな青春映画でした。その後、キューバ革命に入っていくわけですが、そこは実はよくわからなくって、

 この映画は、キューバ革命成功後、カストロ氏は首相になって、チェ氏は大臣になるんだけど、その大臣の地位を捨て、隣国ボリビアの軍事政権と戦うために、ゲリラ闘争をするチェ氏の姿、そして、ボリビア軍に掴まって処刑されるまでの、仲間との戦いの姿を描いています。ボリビアの農村や山の中で、仲間と移動しながら、病気や怪我の人を心配し(チェ氏は医者でもあるんです)、農村の貧しさを怒り、病気の子供をみてやって、決して略奪はせず、ちゃんとお金を払って食料を調達し、農民に立ち上がることを説く、真摯な革命家としての姿があります。ボリビア軍の兵士たちも、決して裕福なわけではなく、食うために軍隊に入っているわけです。兵士たちの迷い、キューバ革命の中心人物として有名なチェ氏の姿への畏敬、その中で彼は処刑されていくのです。

 主演の俳優さんが、静かだけど、闘志を秘めている姿、芯が強いけど、人に優しい姿、覚悟した人生を送る姿を壮絶に演じています。キューバを出国するとき、たぶんもう家族と会えないと覚悟をしていたんでしょう、変装して、「お父さんのお友達のおじさん」として5人の子供たちと妻に会いに行きます。何もしらない子供たちがおじさんとして接するのをやさしく覚悟した表情でいます。そんな映画です。

 この映画の前編、「チェ/29歳の革命」も見たいです。

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2009年9月16日 (水)

ピンクパンサー

ピンクパンサー2

 ピンクパンサーって、あのピンクの猫?のアニメなら見たことがあるんですが、人間が演じる映画は初めてです。たいがいは、優しいけど、ちょっと情けない子供に翻弄される父親役っていうスティーブ・マーチンが、名刑事のクルーゾーを演じています。まあ、あのマンガの映画だから、程度の軽い気持ちで見たんですが、くだらなくって、結構楽しいです。

 あの、ジャン・レノが、渋いオトコのはずだったけど、全然しぶくなく、ちょっと横幅も出て、いい人で出演してるのにびっくり。くだらない、腹がたつ恋愛ものより、好きだわ。

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2009年9月12日 (土)

最高のともだち

最高のともだち [DVD]

 大好きなロビンウイリアムズの映画です。なんていうか、ロビンの無邪気な面を強くだそうとしたら、こういう設定しかないのかなあ、と思うけど、ある学校の補助用務員として働く「遅進者」の役。ロビンとその学校の生徒との友情を描く映画。

 映画としては、とてもおしゃれで、70年代のニューヨークの、なんだか人が温かくて、すてきで、おしゃれなところがいっぱい出てきて、魅力的です。よくできた、そして、ジーンとする映画だなあ、と思います。もちろん、私も再会のシーンでは、じーんとしちゃうんだよね。女子刑務所に収監されている顔の見えない女性と、13歳の少年との交流、彼の母を思う気持ち、ひとり立ちしようとする気持ち、不安、そして勇気を持って踏み出すところ、素敵な映画です。

 ただねえ、ロビンの魅力、彼の無邪気で、とっても面白いところ、とっても愉快で優しいところ、これは、こういう設定しかないのかなあ?って思うのだ。彼には、相当な覚悟と、ものすごく厳しいところがあって、それが彼の面白さ、愉快さ、ペーソス、としてやさしい面になっている、というところが、ただの「遅進者」だけじゃ描ききれないよな、って。ロビン大好きで、この役どころもうまい!!って思う表情がいーっぱいあるだけに、ちょっと物足りない気もする。映画はおしゃれで、素敵です。

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2009年9月10日 (木)

ムルの子犬

ムルと子犬

 犬の出てくる映画?見なきゃー!という単純発想でともかく、かわいいワンコが出てくればいいやの気持ちで借りてきたDVDなんですが、いや、全然違いました。いや、犬は出てくるんですが(笑)、いわゆるかわいい系のワンコじゃなくって、でかい!!でかくって、獰猛そうで、なんだか唸ってばっかり。コーカサス・なんとか(忘れた)っていう、ベルリンの壁があったころ、壁を越えて逃げようとした東ドイツ側からの人をおっかけて、食いちぎるのに使われたとか、スターリンの強制収容所で脱走する人をかみ殺すために使われたとかいう、でっかいワンコの話なんです。いやはや、かわいくなくっちゃ犬映画の主人公になれないとい事情とはオモムキが違う映画なんですわ。

 買うことになったのは、フィンランドの軍に勤める一家、17歳の上ムスメ(パンクヤロウと恋愛中)とおませな7歳の下娘。そこにやってきた、ワンコ。いやはや、しつけ?って何!?状態でいたずらしまくり、わがままいい放題。彼(=ワンコ)の序列では、下娘さんがご主人、次にエラいのは僕、お母さん、お姉さん、お父さん(一番下)というわけで、下娘ちゃんの言うことしか聞かない。どんどんでかくなり、つないでいる小屋は壊し、フェンスは乗り越え、隣人をおびやかし、たいへんな騒ぎ。でも、熊にも勇敢に立ち向かって下娘ちゃんを守ってくれる。ただ、でかい!!こんなのが、走ってきたら、大人でもびっくり、逃げ出すわ。

 そんな犬を見たい人はぜひ、なんだか、ハートフルな映画になっています。犬、でかいけど、これが本気でほえてかかってきたら怖いけど、でも、画面の中に居るので安全(笑)とーってもかわいいです。 

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2009年9月 7日 (月)

画家と庭師とカンパーニュ

画家と庭師とカンパーニュ

 今度は、うって変わって、期待値低めに借りてきたDVD、思いのほか、面白かったです。パリで売れた画家、妻と別居し、ムスメともうまくいっていない。心気一転、故郷の田舎に戻って絵を書こうと、両親がなくなった古い家に戻り、荒れた庭の手入れを庭師さんに頼む。そこにやってきた庭師さんが、ジツは小学校の同級生のいたずら仲間だったとわかる。

 あれから40年?50年?まったく違う人生を歩んできた2人。一人は、美術学校に行って画家になって、そこそこ売れて、パリでいい暮らしをしてきた。1人は、中学を出て、国鉄に勤めて線路を敷いたりという土木作業を続けて退職。ずーっと地元に住んで、家族を大切にし、妻を大切にし、好きな庭仕事を生かして、定年後に庭師をやっている。この2人が、数十年ぶりに出会います。

 画家が絵を書き、高いワインを飲み、時々パリに行って、美人モデルを連れてくる生活をしながら、庭師の地味だけど、庭や野菜のことをいっぱい知って、とても優れた知識を持っているのをみます。学歴も知名度も、そして大きな家もないけど、たくさんのことを彼から教わる画家、2人の会話、そして境遇が違う2人が、自分を卑下することなく、相手の領域を尊重し、大切にしながら話、遊び、尊重する姿。フランスの田舎の風景とともに、とってもいい映画でした。

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2009年9月 6日 (日)

ホルテンさんの初めての冒険

ホルテンさんのはじめての冒険

 渋谷のぶんかむらにあるル・シネマという映画館で別の映画を見たときに、予告を見て、面白そうだなあと思ったのに、上映は見逃してしまった映画。DVDになってたので借りてきました。

 ノルウエーの鉄道で長い間運転手としてきたホルテンさん、もうすぐ定年です。最後の勤務が、明日っていう時に、マジメ実直、無遅刻無欠勤で仕事をしてきたホルテンさんが、初めて遅刻してしまうのです。

 というところから、何か画期的に彼の人生が展開するのか?と期待してみたんですけど、それからの展開は予想と全然ちがっていました。彼が、仕事を退職し、淡々と過す日々、結局、亡き妻が打ち込んでいた(でも、なんだか差別があって苦労した)スキージャンプに挑戦する形で映画が終っています。

 映画が、面白くなかったのか、ジツは金曜日(相当疲れている週末)の夜中に見たわたしの理解が悪かったのか(半分寝てた?)、なんだか期待値高かったわりに、ぼーっとしちゃった映画です。

 教訓:金曜日の夜、仕事の後、ジムにもよって、その帰りに「当日返し」で映画を借りるのは辞めましょう。

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2009年9月 5日 (土)

レスラー

レスラー

 あの、ミッキーロークって、セクシーなシンボルとして有名だった、ミッキーロークだよね。ともう一度、画面を見直しちゃったくらい、びっくりしました。ミッキーロークって、あの「杉だ、杉だ、杉良太郎っ!!」みたいな、くずれた危ない色気のあった人だよね。え?これがミッキローク!?(しつこい)で見始めたんだけど、いや、見ているうちに、まごうことなかれ、やっぱりミッキーロークだった。老いってほんとに残酷。

 1952年生まれってことは、57歳?還暦前なんだよね、今、還暦の人でこんなにくずれてなくって、若い人多いのに、還暦前にこんなにくずれちゃったのは、整形と、肥満と薬物中毒のせい?なんだか痛々しいくらいにくずれて、ぐちゅぐちゅになって、セクシーさが汚れちゃったミッキーローク。それを全部さらして、役回りそのままの、レスラーをやっている。役者ってすごい。もともと、彼はボクサーだったし、まあ、レスリングとは違うとは言うだろうけど、こういう系は好きなんだろうね、そこで、老いて体がボロボロになったレスラーを演じ、家族に回帰しようと思うけど、うまくできずに命をかけて試合に出る、そんな人間の弱さと悲しさを全面に出したレスラーです。

 なんだか、痛々しいミッキーロークです。賞をいっぱい獲ったようですが、ここまで役者ってやらなきゃならないんだなあ、たいへんだなあ、あー若さで、くずれた部分がセクシーに見えていたときもあったのに、老いは残酷です。そして、それは万人に平等にやってくるものなんです。老いて、すばらしい人を描く映画もあれば、こんなに悲しくせつない映画もある。人間は残酷で、そしてたくましいと思います。

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2009年9月 4日 (金)

明るい瞳

明るい瞳

 なんだか変なフランス映画でした。

 兄と妹、そして兄の奥さんという暮らしをしている妹が主人公。前半は、ともかくしゃべりが多い。フランス語で、それぞれががんがんがんがんしゃべるんだけど、どうも理解しあえていなくって、気持がすれちがって、なんだかギスギスギスギス。ちょっと風変わりな妹、どうも浮気しているっぽい兄嫁、兄も、困った妹だと思っていて、なんだかギスギスした暮らし。ハッピィそうじゃないし、見てて落ち着かない映像が続く。なんだ?この家族?なんだ?この兄妹。

 そして、あれこれもめた妹が、一人で車で遠出します。そこで、パンクしちゃったことがきっかけで知り合った、山の中で暮らす男性。フランス語と片言の英語しかできない女性と、ドイツ語しかできない男性。共通言語はまるでないんだけど、お互いの気持の底を知ろうとすることで、言葉がなくても理解しあえるのではないか、という実験。後半は、ともかく音がなくって、自然と映像ばかり。2人が山の中で食べたり、あちこち歩いたりしながら理解しあおうとする姿。共通言語がないので、しずかな映像が続く。

 でも、これだけ?え?これで終わり!?っていう映画。なんだか、変な映画でした。

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2009年9月 3日 (木)

デンジャラスな妻たち

デンジャラスな妻たち

 テレビドラマの「デスパレートな妻たち」じゃないです。あれは、1巻だけ見たけど、アタシにはだめです。

 目当てのDVDがあって、借りに行ったら全部出はらってなかったので借りきた、非目当ての一作。ダイアン・キートン(なんだか妙にはしゃいではじけてる)と、ケイティーなんとか(あの、トムチンの奥さんになったんだよね)、が出ている映画。それぞれ、生活がたいへんで、清掃員の仕事に出ることになる。派遣されたのが、FRB、まあ、日本でいう大蔵省貨幣局、あ、古いね、財務省かな。そこで、掃除担当と、運搬担当、それに、古い貨幣の廃棄担当者が結託して、古い廃棄されるはずの貨幣をネコババしちゃうというお話。絶対に打破できないとされる監視システムをくぐっての、なんだか、あっけないくらい簡単なネコババ大作戦。

 人間、なんでもできるなあ、というのと、欲は欲を呼ぶんだなあ、とつくづく思う。借金が返せて、なんとか子供を学校に行かせられても、まだ、まだ、まだ、まだって思っちゃう。目的が果たせたから、また元の仕事に戻ればいいや、とは思えなくなる人間の際限ない欲望が、ごーよくなダイアン・キートンが演じます。なんだか、怖い。なぜ怖いかというと、私にも欲望がちゃんとあることが、見ながらわかるから。完全なヒトゴトなら、あーすごいわあ!で終るんだけど、いや、印刷局でネコババしないけど、自分にも欲望がちゃんと体の中に巣くっているのが、わかるから、なんだかすごく怖い。すてきな家を建て直して、ガーデンパーティをして、アクセサリーを買って、あーなんでもできちゃうようになる彼女たちの姿を見ると、怖いです。人間の欲望を笑う映画。笑われちゃったよ。

 「24」のシーズン5で、ハードな捜査官を演じた役者さんが、なんだかちょっと情けない男で出てきて、イメージダウンしちゃいました。

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2009年9月 2日 (水)

この道は母へとつづく

この道は母へとつづく

 ううーーーー子役がかわいすぎる映画で、エンエンってなっちゃう。ある孤児院の子供で、イタリア人の裕福な家庭の養子になることが決まった6歳の男の子がいます。

 来月、手続きが終ったら、イタリアにいくんです。ちょうど、そのとき、少し前に養子に行った友達の、本当のママが、実の息子を探しにきて、追い返されているのを見てしまいます。養子に行っちゃったら、本当のママがもし来てくれても会えないじゃん!!本当のママにつながるルートをなんとか探そうと必死になります。

 字が読めないので、お姉さんにならって、なんとか字を読めるようになって、自分の書類が入っている金庫をこじあけ、前の施設からの書類、どこで拾われたかを調べます。あとは、お金を盗んで脱走して、そこに行ってみるんだ!!6歳の子供が、記憶にない本当のママを探そうとするのがせつないんです。

 本当のママ、甘美な響きなんですけど、養子に行った友達を探しに来たママも、裕福そうでもないし、飲んだくれで、すごくやさしそうとかきれいとかじゃないんです。でも、「本当のママ」という響きは、すべてを賭けたくなるものがあるだなあ。これが。まあ、映画としては、散々苦労して、いろんな優しい大人に助けてもらって、本当のママに出会う、ものすごおーーーくせつないかわいい顔で終るので、もうおばちゃん号泣のハッピイエンドなんだけどね。あーーーかわいいっっっ!

 現実を見ると、この親に対する「無条件な」「信頼」とか「愛情」とかって、なんとかならないものかと、悲しいニュースを見るたびに思います。本当だろうが、ウソだろうが、さっさと逃げ出せ~、さっさと捨てろ~、殺されるまでしがみつくなあああ、と泣きたい気持ちです。乳幼児ならともかく、本気で逃げようと思えば逃げられる年齢の子供が、何をされても「ごめんなさい。ごめんなさい」「僕(あるいはアタシ)が悪い子だから」と、親にすがりつくていく。せつなく悲しいです。逆に言えば、そういう「無条件」な気持ちがあるものを、絶対に絶対に虐げちゃいけないんですよ。フィフティな、捨てられる関係じゃないんだから、絶対に裏切っちゃいけないんだ、と怒りを込めて思います。最近、そういうニュースが多くって、どうしようもない怒りを感じています。

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2009年8月31日 (月)

P.S アイ・ラブ・ユー

P.S. アイラヴユー

 

ケンカするけど、ラブラブな2人、と思っていたら、いきなりオットさんのお葬式!?え?脳腫瘍で35歳で急逝しちゃいました。

 いきなり、こういう展開!?

残された妻が、彼の思い出を感じながら、もう一度、生きてみようって思うまでの映画です。なんだか、オットさんの故郷がアイルランドで、とても素敵なところだったり、出てくる友人が、あの、グレイスアナトミーのデニー(ジニーの、あのすごくたくさんの遺産を残して病気で亡くなる恋人)役の男性が、いい感じのアイルランド人として出てきたり、なんだかほのぼのの映画です。ヒロインは、あのボクシングの映画のたくましい女性、ずいぶん女っぽい役です。

 姉妹、友達、新しいオトコ友達、そして母親との関係のあれこれ、長めの映画でしたが、なんだか楽しんでみました。私は、オットが急逝しても、ここまで長い間、トンネルに入らないだろうと思うのですが(笑)、人が人を失う悲しみと再生っていうのはとても大切なプロセスなんだなあ、と思います。

 先月行ったアイルランドの映像、なかなか魅力的でした。

 もう1つ、今年の3月で満25年働いたので、そのお祝い休暇っていうのを5日間もらえます。もちろん、有休を毎年それ以上たーっぷり捨てているので5日間の休暇が必要ということではないのですが、「リフレッシュ休暇ですから」と大手をふるって連続して休めるというのは魅力です。夏休みシーズン以外に、なかなか、大手を振るって1週間は休めませんもの。この休暇は繰越し不可なので、年度内にもう一度大型の休みが取れる、いや取らなきゃならないわけです。経済的裏づけはともかく(これが大問題なんだけど)、どこ行こうかなあ!?と妄想してます。

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2009年8月29日 (土)

マルタのやさしい刺繍

マルタのやさしい刺繍

 マルタさん、オットさんを9ヶ月前になくした、村の牧師さんのお母さん。顔も手も首筋もしわしわのかわいいおばあさん。「そろそろ、前向きに生きていくことを考えなきゃね」と言われて、考えてみた。

 アタシって、子供が生まれる前、結婚して、この田舎の村でオットの食料品店を手伝って暮らす前、いったい何をしたいと思っていたんだっけか?

 そうだ!!お裁縫が大好きで、綺麗なレースや布が大好きで、すてきーーなランジェリーを作るのをやってたんだ!亡夫に反対されてやめたけど。そのオットは居ないんだわ!食料品店だって、閉めていいって息子に言われてる。そうだ!あそこで、好きなランジェリーショップをやろう!!

 元気なおばーさん4人が、それぞれの夢を持って、果敢に挑戦しようとします。ランジェリーショップ、運転免許、新しい恋!でも、やけに保守的なムスコや家族は、「恥さらし!」「みっともない!」「気が違ったのか!」と反対します。いいじゃん!いくつになっても遅すぎるってことはないでしょ!おばあちゃんたちは、あきらめません。正面から対抗するんじゃなくって、したたかに、しなやかに、どんどん進めてしまいます。

 なんだか、よぼよぼしたおばあちゃんたちが、かわいいんだよね、で、保守的なムスコ(といっても40代とか50代)が憎たらしい!なんで、ランジェリーショップがふしだら!?ムスコたちの反対に会うんだけど、施設でインターネットを習い、刺繍仲間を募り、かわいいランジェリーは女性たちに人気が出て大成功!おばあちゃんたちは、元気に若い女性たちを励まし、闊歩するのであった。おばあちゃんバンザイ!そして、いくつになっても、はじめるのに遅すぎってことはないんだよ!

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2009年8月28日 (金)

イントゥー・ザ・ワイルド

イントゥ・ザ・ワイルド

 私、何年も前からアラスカ行ってみたいなあ、って思っているんです。でも、アンカレッジ経由のフライトが皆無の現在、アラスカってとっても行きにくいんですね。こーんなに近いのに直行便はない。アメリカの西海岸から経由しなければならない。チャーター便は年に3-5往復、許可されるんだけど、そのチャーターは完全なパック旅行しかできない。夏の動ける季節は短く、カナディアンロッキーよりずーっと動きにくい、まあ、よく言えば観光開発されてないんだけど、ものすごくワイルドな旅をするなら、ともかく凡人には、自由旅行がしにくいわけ。よってまだ実現していないアラスカの旅。

 これは、アメリカの中流家庭に育った青年@大学卒業が、卒業後、クレジットカードを捨て、車を捨てて、アメリカ中央部、メキシコ、そして最終目的はアラスカを放浪する旅の記録。実在の人をモデルにしている話、ショーン・ペン監督。

 なんだか、とんがって、現実の拝金主義、拝物主義を忌み嫌って、争いを繰り返す両親や家族を精神的に捨てて、一人で歩き始める純粋な青年。いろんな人に出会い、助けてもらいながら、旅を続けます。

 アラスカの自然、圧倒的な強さの川、山、太陽の光、動物、手に負えないろんなことに出会います。

 そこで彼は、最後に家族を許す気持ちになります。幸福なことがいくらあっても、それをシェアすることができなければ、幸福は感じられないんじゃないかと、望んだとおりの、誰ひとりない大自然の中で思うのです。自分は一人で生きてきたんじゃなかったと。そんな旅の話。

 ここまで、すべてを捨てて旅ができない人が圧倒的多数で、そのきわめて軟弱な対極に私ももちろん存在しているんですけど、彼に出会ういろんな人が彼を助け、応援するのは、誰の心の中にも、どこかそういうことができることに対しての憧れや崇拝する気持ちがあるからなんじゃないかと思うのです。できないけど、すごいなあ、もしできたら、やってみたかったなあ、できないなあ、みたいなね。そういう人たちに支えられ、彼は歩き出すんです。なんだか、若くって、とんがってて、人懐こくって、とても自信にあふれてて、あぶなっかしい。そんな若者、まぶしいセーネンの姿でした。

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2009年8月26日 (水)

ラーメンガール

ラーメンガール

 西田敏行さんが出ているハリウッド映画ということで、借りてきました。ハリウッド映画といっても、舞台は東京だし、ラーメン屋さんだし、ラーメン屋さんに、白人の女の子が修行に入るというストーリーで、脚本や監督がハリウッドのヒトっていうだけで、なんだか日本の映画ですね。だって出演者のほとんどは日本人だもん。

 ただねえ、東京のなんだか下町のラーメン屋さんに修業に入って、ラーメンを作れるようになりたい!!って25-6歳のいかにもアメリカ人っていう女の子(これが、あの結構有名な若手女優さんなんだけど、あー名前出てこないーーーーブリタニー・マーフィーね)がね、最初から最後まで英語しかしゃべらないのよ!!それってありかよ!普通、修業に来て、ラーメン作りを教わろうとしたら、必死で日本語勉強するだろ!!それが、ラーメンの前に考えることじゃないの?西田さんも奥さんの余貴美子さんも英語しゃべらないんだからさ!

 英語でずーっと修業できると思うところが、それが不思議だと思わないところが、英語がグローバルスタンダードだと信じて、1%も疑わないアメリカ人のすごいところ、いや、ずーずーしいところじゃない?国際舞台じゃないのよ、下町のラーメン屋なのよ!

 まあ、日本、トウキョウっていうと、変な喧騒とか、遊んでいる人ばっかりとか、ガングロの子とか、短いスカートの高校生とか、援助交際とか、そんなのしか描かないよりは、地味なラーメン屋で、庶民がラーメン食べてる姿を描いているからいいんだけど、でもねえ、一人だけ英語貫くって、変なの。ありえんだろう。どうして、掃除とか、ラーメンのスープづくりとかにうるさいラーメン屋のオヤジが、英語だけは認める?まず。ラーメンに関して、あるいは接客に関して、日本語おぼえろ!って言うんじゃない!?その思い込み@アメリカ人が、笑える。いや、怒るべきかな、ゴーマンだろう!!って。逆考えてみたらわかるよね。日本人がNYでもLAでも、レストランでもホットドック屋でも、オニオンリング屋でも修業に行って、ずーっと日本語で修業できるわけないじゃん。ありえねーー!!

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2009年8月24日 (月)

Bride Wars と そんな彼なら捨てちゃえば(He's just not that into you)

Bride Wars

 この2本、なんでこういう映画を男性監督が作って、ハリウッドが金かけるの!?ってあきれるのを通りこして、腹が立ってきちゃいます。

 前者は、ある幼馴染な2人、小さいときから憧れのホテルで憧れのウエディングをすることを夢見ている。一人は辣腕弁護士、一人は教師、ちゃんと一人前の職業を持った大人である。ひょんなことから、この2人、同じ日に同じホテルで、つまり同時に結婚式をすることになった。そこから2人の張り合いが始まる。ドレスは?ケーキは?花は?仲がよかった2人が、たかが「結婚*式*」の見え張り合戦で、ひどい争いを繰り返します。女性は、そーんなに結婚*式*の見栄だけにこだわり、たくさんのものが見えなくなるもの!?そこに、結婚する男性の問題は全然ありません。部外者か、しょうがないなあ、と冷ややかに見ているだけ。くだらないミエ張りに意見するわけでもないし、自分の式だっていうのに、新婦任せ。そうなの?

 後者は、恋愛して結婚したいと夢見る数人の女性のことばかり。恋愛したい?親しい関係のステディが欲しい、という願望は男女両方にあっていいと思うし、シンパシーを感じ、人生をともに歩く人が居てほしいと思う気持ちが両性にあることについて否定はしないんだけど、それを女性だけが、妙に「誰でもいい、自分を愛してくれる人と」恋愛したいし、絶対に正式な婚姻関係を結びたいと思っているかのような書き方。そして、運命の人(っているのか?)との出会いはあきらめなければ絶対にあると女性たちが言い続ける(男性は言わない)映画、なんで!?!?!

 なんで女性(だけ)は、恋愛至上主義で、結婚式(結婚生活でもなければ、その後の人生を選択したパートナーとどう構築していくかじゃなくって、「式」)にとてもこだわり、友人関係よりも仕事よりものめり込むもんだ、というプロパガンダをこれほどこれでもか、これでもか、ってやるんだろう。これは謀略じゃないか、というのは、確か前にも書いたなあ。

 2007年10月23日「恋愛依存症の女たち」ね、

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_9eb5.html

この2つの映画も、プロパガンダの一貫じゃあないだろうか?おい、騙されちゃだめよ、こんなのウソだよ、って思うのは、私だけ?枯れてる、終ってるから?えーーー!違うでしょ!

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2009年8月21日 (金)

17again

セブンティーン・アゲイン

 あの、ハイスクールミュージカルの主人公のイケメン男子高校生が主役です。17歳、バスケットチームのポイントゲッターで、奨学金で大学に行かれる人生が目の前。そんな時に、彼女の妊娠が発覚し、大学進学をあきらめ結婚。あれ、そこから30年余が過ぎ、40歳の疲れた営業マンの男性、あの時、結婚さえしなければ、大学に行って、明るいバラ色の未来が開けたはずなのに、自分の人生が狂った、とぼやき続けたことで、妻にアイソをつかされるさえないオジサンになっています。

 あの時、奨学金を得て大学に行っていれば、もっと収入の高い仕事について、もっといい家に住めて、もっと、もっと、もっとと思い続けて30年余、自分の人生はあれで狂ったと思っているのです。そこに、なんか不思議な神様が出てきて、40歳のオジサンを17歳に戻してくれます。体が軽くなって、さえないオジサンはカッコいい、バスケットのうまい高校生になって、自分の息子や娘が通う高校に編入します。(時代は変わらず、心は変わらないという設定が、あの、マイケル・J・フォックスの映画とは違います)。

 そこで知る、自分の子供の現実、父親として聞いていたことと全然違います。子供たちと関わる中で、自分に大切なのは、今の家族だということを再認識するという、まあ、予想されたストーリー。安易な映画だなあ、とは思うんですが、人生の岐路を違う道に曲がったら、どうだったかな、ということは、実は誰しも、曲がり方を変えたかったかどうかは別としてあるんじゃないかと思うんです。

 ワタシは栄光の高校時代なわけじゃないので、高校時代に戻れたらとは思わないですけど(逆に戻りたくないですけどね、絶対に)、あの時、選択を変えていたら、違う人生だったんじゃないかなあ、と思うことはいくつもあります。どれも自分の選択ですから、(いや、このおじさんだって、自分の選択で大学進学をやめて結婚したんですけどね)今更、あーすれば、こーすればよかったなんてことは思いませんが、ジツは岐路だったんだなあ、ということも含めていろいろあるのが人生、それもまた面白いじゃんってボンヤリ考えちゃいますね。

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2009年8月20日 (木)

グレイズ・アナトミー シーズン4

グレイズ・アナトミー シーズン4 Vol.5

 

 あーあーあ。ジャック~!!の「24」のシーズン7を見終わってないのに、こんなものが出ているのを発見してしまった!!しかも、だいぶ前からレンタルされてたらしく、すでに旧作扱い。旧作は当日返ししなくてもいいから、今晩見なくてもいいよな→借りておこ、っていう夜遅くのよくない行動を誘発し、結局、今晩見たり、次の日見たり、平日の私の睡眠時間を奪っていくのだ~、いかんよおお(号泣) お年頃なんだからさあ、睡眠不足はいかんのよ~!!

 このテレビドラマのことは

シーズン1は2008年8月15日

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_e835.html

シーズン2は2008年11月8日

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-655f.html

シーズン3は2008年12月10日に書いています。

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-5017.html

 あたしってば、去年の後半に3シリーズも見てるのね、1シリーズ、12から15話くらいだったと思うから、36話~45話、1時間番組で正味45分だから、3/4としても27時間から、34時間費やしたってことね。あーあーあ、泥沼にはまっている。

進歩のない…とつくづく思う、思うけど、やめられない。

5人のインターンのうち、1人が試験に落ちて、もう1度インターンを、そして、残り4人はレジデンスになり、新しいインターンたちが入ってくるところからシーズン4は始まります。

 ヤン・クリスティーナと結婚寸前で破談になったバークはどこかへ行き、デレクの元妻もどこかへ行ってしまい(人気が出て、別のシリーズのドラマに出ているらしいです)、登場人物の1部が入替わり、相変わらず事件でけが人が出て、病院ではあれこれ起こり、ドクターとレジデンスたちの恋愛ももめています。こーんなに本音ばりばり、毒舌ばりばりで職場って動くの?っていうくらいそれぞれが歯に衣着せぬことを言い、それでも同僚のことを結構わかって気づかっている様子も楽しいです。

 あーあー、また、全部見るんだろうな、それまで睡眠不足気味が続きますわ。

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2009年8月13日 (木)

ぐるりのこと

ぐるりのこと。

 リリーフランキーさん(って、普通の中年のおじさんですが、もちろん日本人)と木村多江さんの主演の映画です。木村さんが賞を取ったのですよね。

 なんてことない新婚の彼らが、生まれてくる子供を楽しみにしていたんだけど、死産してしまう、ことからこの物語はスタートします。リリーさんは、法廷画家、木村さんは出版社勤務(途中で辞めるけど)の、ごく普通のカップルです。

 この死産をきっかけに心を病んでいく妻を、オットはずーっと見守り続けます。何があっても、「守ります」なんて言わない、寄り添う形で見守り無言で支え続けるオット、伸ばされた手をそれでも一生懸命つなごうとしながらもがく妻が居ます。

 病気の妻と、彼女を支える優しいオット、という形でいわれがちだけど、で、もちろんそうなんだけど、1993年からの10年間、法廷画家という仕事柄、オウムの事件、宮崎君の事件、虐待児事件、宅間君の事件、人間がすでに壊れているとしか思えないような様々な事件に象徴されるように、彼女が死産ということだけで壊れていくのではないんじゃない?羽振りのいい不動産屋さんだった兄が、借金だらけになって実家に転がりこみ、実母はなんだか得たいの知れない水を崇めている。そんな世の中のある意味、崩壊している様子、そういうことを丁寧に書きながら、その中で死産をきっかけに壊れていく彼女の苦しみ、オットの姿、長い時間をかけて立ち直ろうとしている2人を描いています。2時間を越す長い映画なんですけど、とってもよかったです。

 彼女はもちろん夫に支えられて、また絵を書くことで立ち直っていくのですが、妻を支えることでオットもまた支えられてずいぶん大人っぽくなっていきます。病気になった方が、仕事もやめて家族に迷惑をかけてって考えがちだけど、支えることで支えられる人間関係があるということを、病気の彼女が居るからこそ、彼が支えられているっていうことがあるんだなあ、と思います。

 圧倒的にいいのが木村さん。リリーさんは、なんだか、ずーっとぼーっとしているんですが(笑、いや、彼がシャキシャキしたら驚く)、病気になって苦しむ姿、少しずつ元気になっていく目の輝き、すごくいい女優さんだなあ、と思いました。

 柄本明さんが、うらぶれた新聞社の社員役なんですが(5歳のムスメを交通事故で亡くした役)、「大切にする人が居るときは、うーんと大切にしなきゃだよな、ああ」なんて言って、なんだかとてもいい役でした。一方、倍賞美津子さん、木村さんのお母さん役なんですが、なんだか怖いような老け方で愕然。作りの大きな派手なお顔立ちってなんだか怖く老けますなあ。最後のふっきれた表情との対比がすごいので、もちろん役作りでなさっているんでしょうけど、役者さんはたいへんです。びっくりしましたです。

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2009年8月12日 (水)

恋愛上手になるために

恋愛上手になるために

 はあ?なんでこういう邦題?原題は、「good night」だよ。美女が出てくる夢を見続けているある男性の話に過ぎないのだ。夢分析をしてみたり、なんとか夢の続きを見ようとしたりという話。え?なんでこういうタイトル?!

 しかーし、男って古今東西、ばっかじゃねーの、の気分。夢で出てくる美女はとびっきりの美女で、しかも美女なんだけど、決してあばずれた服装とかしてなくって、きちんとしたタキシードとか着てる。でも、ももすごく色っぽい。貞淑そうに見える。で、貞淑なんだろうけど、*自分だけには*簡単に、あばずれになってくれる(笑)、そういうのが一番いい。都合がよすぎない?バカみたい!!その自分って、それほどの人間?どうみてもくたびれたおじさん一歩手前なんだよ。現実の自分に満足できない、でも、踏み出せないでうだうだ言ってる、夢の美女にあって、夢の中でいいことがあることだけを期待している。そんな男に、絶世の美女が、貞淑な美女が、自分だけにあばずれてくれるわけかよ。ほんと都合のいいことだけ夢見てる。ばっかじゃねーの!気分。

 そして、アイソをつかした妻が、仕事で海外出張。自分はうだうだしていて、浮気だってしちゃいたいけど、妻にいい出会いがあったかも、と思うと、いてもたっても居られない。夢の中の美女そっくりの女の子に出会えるんだけど、服装のこととかあれやこれや口出して嫌われる。あーあーあーあー!このオトコ、アホやん。

 そんなお話。邦題が?そして、ばっかじゃないの、の気分。こういうこと、ずーっとやってなくてよかったよ。アタシ。

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2009年8月 1日 (土)

わが教え子、ヒットラー

わが教え子、ヒトラー

 あの、ヒットラーの全盛期には数百万人を熱狂させた演説は、実はユダヤ人の有名俳優兼演出家が、その演説術を指導していたという映画です。

 戦争の後半、戦況も芳しくなく、ベルリンはいっぱい爆撃されて、廃墟になっている。これでは士気があがらないと、ヒットラー総統に、人心を鼓舞するような演説をしてもらわきゃならない。でも、彼自身は妙に弱気になっていて、うまく声もでないし、人を惹きつける演説ができなさそう。そこで、呼ばれたのが、かつて発声法を教えてもらったユダヤ人俳優、今は収容所に入ってたのを、呼び戻した。

 にっくき、ヒットラー、家族は隙を見て、刺し殺せと言う。2人だけで発声の練習や、自信たっぷりに行動する精神的な訓練をするので、その機会はありそうじゃないか。同胞のことを考えたら、殺すのが正しいのかもしれない。

 ネタは面白そうなんだけど、どうも描かれているヒットラー氏自身が、なさけなくって、こっけいで、ファシストの像じゃないんだよね。そして、周りの彼を持ち上げている人たちの方が悪そうに思うのだ。ほんと?結局、ユダヤ人の浄化を主張して、何百万人を殺した張本人は、こんな情けないこっけいな、老いを目前とした同情したくなるようなおじさんなわけ?ちょっと違うんじゃないのかな。そこがどうも、ちゃんと描かれてないと、結局かれを陥れようとしてしまう、ユダヤ人俳優(殺されちゃうんだけど)も、なんだか、ピントがずれちゃうんだよね。なんだか、期待値のわりにハンパな映画で残念。

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2009年7月31日 (金)

あの男が帰ってきたー24シーズン7

商品の詳細

 旅行に行く前の日に、レンタル開始しているのは知ってました。でも、さすがに見始められなくって、やっと手にとりました。

 レンタル屋さんで、シーズン3くらいのときは、普通に棚に並んで残っているようになるまで、何週間かあったのですが、今は、すぐに借りれます。うーみゅ、ここまでついてきているファンが少なくなったということでしょうか?

 ジャック~!!!今回は、CTUがほぼ解体されてしまって、容疑者に対する拷問等のシビアな取調べをしたという罪でジャックが公聴会にかけられるところからのスタートです。これまで、数々の危機を文字通り命がけて救ってきたジャックに国家がこういう形で報いるなんて!ところが、またテロによる危機が近づいてきて、FBIが彼の力を借りようとします。今度のテロリストは、なーんと、あのトニー・アルメイダ!え?死んだんじゃないの?

 そこで、これまで一緒にいろんな修羅場を抜けてきたジャックとトニーの、敵と味方としての再会、トニーの気持ち、あれ?引退したはずのビル、妊娠したはずのクロエ?となつかしい面々が出てきて、このシリーズも、なかなか懐かしいメンバーを復活させて、つなぐようになってきたなあ、と誕生―急成長―安定―そして衰退へたどる大きな流れを見るきがします。といっても、ただ衰退はしません。FBIから逃げて(逃げられるかよ、天下のFBIだよ!)、テロリストに加担したように見せかけていくジャック!相変わらず、忙しすぎる人生と、展開の早さになかなかトイレタイムも取れません。

 やっぱり、せっせとレンタル屋さんに通います。ここまで付き合ってきたのだから、とことんお付き合いいたしましょう。

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2009年7月30日 (木)

ディスコ

DISCO ディスコ

 タイトルからして、笑えませんか?懐かしくないですか?

 フランスの田舎町で、かつて、ディスコで、町のトラボルタ(!!)として鳴らした男性が、ダンス大会の賞金で、別れた妻が引き取った息子にオーストラリア旅行をプレゼントしようと、夢よ再びに挑戦する話です。

 すでに全く地味な仕事についている2人の仲間をさそって、栄光を!と思うわけですが、体力は落ち、ダンスは変わり、若い人が台頭し、家族からは冷たい目で見られるわけだ。そこをなんとかがんばって…・というお決まりのストーリー。懐かしい80年代の音楽がガンガンかかって、ほら、40代後半の私には、実に懐かしい。おじさんも、ちょっと痛々しいヘアスタイルで、ピチピチパンツが辛いけど、どこか「がんばれ~」っていう気になる。チラっと、セーネンが部屋を横切り、奇妙なものをみる目で、「このオヤジ、きもくない?」って言ってたけど、無視することにした。

 おじさん版の、フランスの田舎町のマンマ・ミーア!?でもねえ、こういうドンチャン映画を作らせると、フランス人は、あんまり旨くない。やっぱりアメリカ人にはかなわないよ、こういうくだらないノスタルジーは、ダメ。フランス人は、ジュビジュビ、グビルビ、ボソボソ言ってるのが似合う気がする。うーん、くだらない、アメリカ人の十八番のような題材。フランス人、がんばりました、でも、向いてません、ってところでしょうか。

 なつかしい音楽、ドナサマーとか、ディオンヌ・ワーウィック(エンディングで使われていてなつかしかったわ)を ipodに落としちゃいました。あはは、同世代!

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2009年7月29日 (水)

ハッピーフライト

ハッピーフライト

 はあ?なんでこんな、2時間ドラマみたいな映画借りてくるんだ!?って思うけど、「だって、綾瀬はるかってかわいいじゃん」(←アホ)というおばかな大学生が借りてきたので、付き合ってみました。

 見る前は、堀ちえみ(古すぎ!)が綾瀬なんとかになった、スチュワーデス物語みたいのか、あるいは木村なんとか(古い?)が、誰かになった、ドラマのGOOD LUCK(見てないけど)みたいなのじゃねーの!?と思ってたんですけど。

 愛だ恋だは、ほとんど一切なし!ともかく飛行機及び空港で働く!っていうことについてたいへんさとか、まあ、それを通した面白さをこれでもか!って書いています。先輩CAのかわいい子いじめとか、そういうのもくだらない!っていう世界ですね。いやはや、私、機体整備場の調査仕事をしたことがあって、羽田の(昔の)JASの巨大整備場にも入ったことがあるし、いろんな航空会社の整備部門と話したりしたこともあるんですが、整備だけじゃなくって、管制塔とか、鳥を追い払う仕事とか、地上係員さんとか(いつもお世話になってますが)、あれやこれや、ほんとにいろんな仕事があるもんです。

 物語は、タナベなんとかさんが、機長昇格フライトで、綾瀬さんが国際線初めてフライトなんですが、部品の故障でオアフ行きが羽田に戻ることになっちゃいます。その前に、機内食のトラブルがあったり、部品のトラブルがあったり、トランクの間違えがあったり・・戻ろうと思った羽田近辺は台風の影響ですごいことに!あれやこれや、トラブル満載の飛行のあれこれ。綾瀬さんがかわいいかどうかはおいておいて、働く!!ってことはたいへんじゃなあ、のANA全面提携の飛行機物語。愛も恋もなし!

 期待値低かったので、結構楽しんでみました。あの、スイングガールの監督さんだそうです。へえ、へえ

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2009年7月27日 (月)

ヒストリーボーイズ

ヒストリーボーイズ

 イギリスの、進学校でオックスフォードとケンブリッジに多くを進学させて学校を有名にさせたいという学校の進学クラス。くせのある18歳の少年以上、青年未満のオトコの子たち。なんだか、ものすごく太って、おもしろい文学とか詩とかが大好きな、進学校の経営から言うと、役に立たない、でも生徒には人気のゲイの教師。進学実績を伸ばすにはどうもふさわしくなさろうな先生。そこへ、進学実績を伸ばすために雇用された、歴史のバリバリの教員がやってくる。スマートで厳しくって、容赦ない。進学クラスの生意気なオトコの子たちのプライドをガシガシと鼻をくじいて、戦いを挑んでくる。

 有名大学への進学のために勉強させようとする学校、受験に有利かどうかじゃなくって、本を読むこと、詩を暗誦すること、いろんな時代の見たこともない人と時間を考えを共有することを至福の喜びとすることを伝えようとする教員、彼を胡散臭く思う学校長、彼の魅力を感じながらも、なんとか受験に勝たせようとする教員、何を学ぶのか、何を伝えようとするのか、教員たちの苦悩がぶつかります。

 という話と、ゲイという話が混在してしまっていて、なんだか焦点ぼけみたいになっちゃってるのが、私としては残念です。ゲイかどうかはおいておいて、もっと彼の魅力的な世界を広げ、進学と受験という対抗馬と、ガチンコで対比したほうが面白いんじゃないかなあ、と思います。というのは、ゲイかどうかにさして興味がない(どっちでもいいと思ってるから)人間の感想なんだろうな。

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2009年7月26日 (日)

ヤング@ハート

ヤング@ハート

 

 他のDVDで予告を見て、絶対みたいなあ、と思って借りてきました。ほんとに、こういう名前のコーラスグループがマサチューセッツにあって、そのドキュメンタリーになっています。平均年齢80歳!おじいさん、おばあさんのコーラスグループ、一人一人はクラシックとかオペラとか好きだとおっしゃる方が、コーラスグループでは、ラップあり、ロックありと多様なジャンルに挑戦します。

 足が不自由だったり、半身が自由にならない方もいらっしゃるし、なにせ、みなさま、もう美醜を超えた、十分立派で貫禄あるおじいさんとおばあさん、しわしみいーーーっぱいで背中まがっていたり、なんだか傾いていたり。でもね、なんだかとっても、すてき!モデル的には、全然かっこよくないだろう体型とスタイルなんだけど、一生懸命コーラスの練習をして、できないところはくやしいし、できれば、すごくうれしいし、うまくあわせられれば大喜び。コンサートの大舞台もあるし、刑務所の慰問のようなイベントもある。家族に支えられてやっと練習に来るときもある。指導者のダメだしに、がっかりしたり、怒ったり。

 しわもしみもいっぱいで、よぼよぼしたように見えるおじいさん、おばあさんたちが、互いを思いやりながら、一生懸命歌います。そして、それをとても楽しみに、誇りに思ってる。チームの一員であることも、歌を人前で披露することも。なんだか、とーってもカっコいい。大きなコンサートの前の週に、お二人の仲間が病気でなくなります。それでも、彼らはコンサートをやろうとします。淋しいですよ。でも、アタシは大丈夫。だって、私たちが歌うことをきっと先に行った2人も望んで見守ってるはずだから。大丈夫、また会えるから。このコンサートを最後に引退を決めた人が居ます。これまで一緒にやってきたことが何よりの誇りだよ。人種を超えた(白人も黒人もイタリア系も、いろんな方がいます)、男女を越えた、人間同士の80歳たち、できないことをあげつらわずに、できることを勇気をもって、堂々やっている。なんだか、とっても素敵でした。かっこよかったです。

 そういえば、昔、VANのトレーナーとかTシャツがあって(すごく古いです、わかる人はわかる)、英語が書いてあるんです。for young and young at heart って書いてありましたね。覚えていらっしゃる人いるかなあ。

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2009年6月28日 (日)

グーグーだって猫である

グーグーだって猫である

 犬と猫の本や映画は、どーんな美人女優さんが出てきても、犬猫の方がかわいくって、女優さんをくってしまう、と思っています。そこで、出てきたのが小泉今日子さん。美人女優さんじゃないけど、不思議な魅力があって、食われてませんねえ。すごいわ。

 だいたい40歳くらい?すぎてる?くらいなのに、なんだか年齢不詳で、ちゃんと疲れもあって、病気にもなるんですけど、かわいらしいですね。個人の好みとしては、もうちょっとしゃべり方をくっきりさせたほうがいいけど(なんだか、セリフ回しがかわいくって、それはちょっといただけない)。大人の女のしゃべり方をしてほしいぞ。

 吉祥寺という比較的身近な町もいい。ただ、なんていうか、男優さんはつまらない気がします。まあ、どうでもいい設定ということで、無視。

 猫と吉祥寺を楽しむ映画。猫かわいい。あーいいなあ。

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2009年6月22日 (月)

マンデラの名もなき看守

マンデラの名もなき看守

 ネルソン・マンデラの名前はあまりにも有名です。離島の牢獄に20年くらい、その後、民主化運動が激化したことで、本土内の牢獄で数年、合計27年だっけ(?)の牢獄生活の後、釈放されて、大統領になった人です。それだけ長い間収監されていて、新年を曲げず、黒人の指導者的立場を保ち、その上、人間的に非常に大きな人だったということ、ともかく驚くばかりです。そのマンデラを、「24」で初代黒人大統領デイビット役をやった俳優さんが演じます。

 この映画は、子供の時、近所の黒人の子供と遊んだため(一人っ子で遊ぶ友達が黒人しかいなかった)、コーサ語を理解できるということで、マンデラ担当になった看守、「黒人はテロリストだ」「マンデラ?死刑にすべきだ、収監しておくのは税金の無駄だ」と思っていた、バリバリの白人主義者。囚人の手紙(コーサ語)を読んで、政治活動の芽を摘み、密告するような仕事をします。しかし、マンデラを知ることで、彼らの主張をより知りたいと思い、彼らの人間としてのまっすぐな生き方を感じ、これまでの自分の考え、白人がやってきたことに疑問を持ち始めます。でも、そんな看守は「黒人びいき」として、白人仲間からはつまはじき。島の生活ができなくなります。

 その後、別れ別れになった2人が、民主化運動の激化、国際社会の圧力から、マンデラを島に幽閉しておくことができなくなって、本土内の刑務所で再び会うことになります。家族を思うマンデラの気持ち、自分の家族の事故死、自由と平等と平和を求める気持ち、自分たちが国を思う気持ちと同じことに気づき始めます。自分が、手紙を検閲して、密告したことで奪われた多くの命に対する悔恨に苦しむ彼に、マンデラが優しく声をかけてくれます。

 最後は、27年の牢獄生活を経て、マンデラが釈放されるところで終わります。南アフリカ共和国は、とても美しい資源豊かな国土を持っています。その国土を荒れさせ、人間同士がいがみ合い殺し合い、なんて愚かなことなんだろうと痛感します。

 アパルトヘイトの映画は、これまでの「遠い夜明け」(2006年2月17日)、「輝く夜明けに向かって」(2008年1月29日)など、ご紹介してます。これは、実話に基づく、地味な地味な映画ですが、人間の可能性を示していて、どこか救われます。

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2009年6月14日 (日)

ジェリー・フィッシュ

ジェリーフィッシュ

 いや、ここはどこなんだろう?って最初に思います。街に書いてある文字が、みたことないぞお!この字!なんだもん。で、テルアビブだってことがわかる。テルアビブ!?まあ、めったなことでは足を踏み入れないだろう国だもんで、なんだか不思議。

 その国の3人の登場人物、一見バラバラで、どこかで繋がるんだろうか、この人たちって思わせながら、最後まで全然つながらない(!)女性たちの様子って言う映画なんだけど、たしかにどーということはない、バイトしたり、お母さんの面倒をフィリピン人のお手伝いさんに頼んだりと全員がバラバラ、そこに出生不明で、何もしゃべらない奇声を発するだけの小さな女の子が登場、でもすぐいなくなる。何を訴えるわけでもないし、何かを声高に主張するわけでもないし、恋愛模様もない、ただただ、ちょっとした日常が過ぎていくだけなんだけど、腹がたたない映画です。なんだか不思議な魅力のある映画です。

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2009年6月13日 (土)

潜水服は蝶の夢をみる

潜水服は蝶の夢を見る

 43歳、パリの雑誌の編集長が脳梗塞で倒れます。脳の働きは残るけど、動かせるのは片目のまばたきだけ。耳は聞こえるけど、しゃべれない。あとはどこも動かすことができない状態になってしまいます。

 この映画は、その彼の立場から描いているので、画像がぶれ、かすみ、最初は見ていて酔いそうになります。ずーっと、こういう画像だったら、やめようかと思うくらい。だって、視野がせまくって、ぶれるんだもん。彼は、頭の中はちゃんと動いているので、自分が非常に不自由な潜水服に閉じ込められているような気分になります。手足が動かせないし、しゃべってるつもりでも、誰も聞こえない。その不自由な状態で、家族に会い、モノゴトを考え、何かを伝えたいと思うけど、どうにも伝えられない、もどかしい、辛い辛い人生が始まります。

 今は、視線をキャッチして動くコンピューターがあって、視線さえ動かせれば、パソコンを動かすことが可能な技術があるのですが、彼にはそういうものはない。看護士さんが、アルファベットを読み上げるところで、まばたきをして、スペルを一字ずつ指定していくことで、言いたい単語を表現することになります。スペス一つずつですよ!いやー、看護士さんももちろん彼自身もものすごい忍耐力が要求される気の遠くなるような工程です。そして、それが結集されたのが、表題作、フランスの本です。その本を書いた後、肺炎を悪化させて亡くなった実話に基づいています。手足も動かせない、瞼だけしか動かせないけど、人はいろんなことをちゃんと考え、表現しうるという壮絶な記録です。

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2009年6月 5日 (金)

この自由な世界で

この自由な世界で

 イギリスの映画監督、ケン・ローチ監督の映画です。えーと、ケ・ンローチさんの映画は、以前にもたしかご紹介してます。

 今回は、イギリスで、10歳くらいの子供を持つシングルマザーが、人材派遣業みたいなところで雇用されてたのが、実にくだらないセクハラまがいのことで解雇されちゃいます。借金もいっぱい抱えているし、、文句言われながら両親のところで子供を見てもらっているんだけど、どうしたらいい?彼女は、自分にツテとノウハウがあるいわゆる人材派遣業、外国から(ウクライナや東欧諸国、イランなど)から英国に仕事を求めてやってきた労働者を日雇いで派遣する荒っぽい仕事をはじめます。何曜日に何人!みたいないわゆる人集め業です。

 さらに、その人たちをコンテナーみたいなところにたくさん泊まらせて、保険料だとか宿泊料だとかいって、かなりピンはねします。最初はおっかなびっくり手を染めていった仕事だけど、どんどんエスカレートして、たくましく、生き抜くためには、他人を売るようなことまでするようになります。踏み倒されるか、けり落とすかのどちらかを選択しなければならない場面も出てきます。

 

 不払いの問題もあって、怖い目にもあいます。一緒に仕事をはじめた友人が、あなたとはもう一緒にやれないといいながら、離れていきます。でも、子供を抱えて、何をしてどうやって生きていったらいいの!?どんどん逞しく、そして危ない橋を渡りはじめる彼女、生きるためだったのに、子供に幸せな家や教育を与えたいだけだったのに、何がいけないの?彼女がいけないの?じゃあ、どうすればいいの!?この自由という名の、仁義なき競争の社会で、生きていく難しさをこれでもかああ!!と突きつけてくる映画です。ヒサビサのケン・ローチ監督の硬派な映画です。

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2009年5月31日 (日)

俺たちダンクシューター

俺たちダンクシューター

 えーと、去年みた、スケートの映画が結構面白かったんです。なんだかありえねーー!!ことの連続なんだけど、スケートを一生懸命やる、とてもスケーターとは思えない2人組の奮闘が楽しかったんですね。

 えーと、ここ、僕たちフィギアスケーター2008年7月25日です。

 http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_9f19.html

 このシリーズだろうと思って借りてきたのが、バスケット版のこれ。うーん、同じシリーズなんだけど、なんだか、ちょっと違う。というのは、バスケをまあ、一部一生懸命練習するんだけど、どうもバスケットというのは、練習して旨くなることだけじゃなくって、有力選手をどれだけ買ってこれるか、っていうところも重要らしく、チームの資金力とかスポンサーの力とか、そういうのがとても重要なのね。練習量とか、チームワークっていうのももちろんあるんだけど、それだけじゃない現実、なんだか、そういうのが全面に出てきちゃって、もちろんヘボチームで、全然有力じゃない選手たちが苦労してバスケをやり続けてて、そういうチームを地元でもなんだか楽しく支えているっていうのはわかるけど、資本の論理みたいのがチラチラ見えすぎているのと、やっぱり二番煎じのおちゃらけ路線が強く出すぎてて、期待値高すぎたかな、の映画でした。うーむ。

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2009年5月27日 (水)

かけひきは、恋のはじまり

かけひきは、恋のはじまり

 ジョージ・クルーニーって、いいオトコだなあ、って思います。ハンサムで適度に悪そうで、バカそうじゃなくって。いや、好みじゃないけど(聞いてないって!)、いいオトコってこういうのを言うんだろうなあ、って思う人です。彼の出る新作というので、借りてきて、見はじめたら、あれ?これ見たことがある!?え?新作なのに。

 そうだ、たぶん飛行機の中で見たんだ。トルコに行ったときか?ポルトガルに行ったときか?

 ジョージ・クルーニーは、以前にご紹介した「さらば、ベルリン」や「グッドラック…」みたいな地味な映画を監督している一方、「オーシャンズ12」シリーズみたいな、娯楽映画に出てるんだよね。これは前者。

 1920年代、アメフトのプロが生まれる時代のアメリカのお話。ファッション、風景、全部がレトロで、ケンカしても、殴り合ってるくらいでなんだか、ほのぼのした時代。今みたいな殺気もなくって、戦争(第一次世界大戦)の功労者がどうのこうのってあるんだけど、実にのんびりした戦争に見える。そういう時代の、新聞記者の暴露話と、プロになった選手の話。彼自身は40歳をすぎて、プレイしている高齢選手として参加している。ハンサムだよなあ。

 あの、レニー・ゼルウィガーが、スクープを追う新聞記者なんだけど、どうもねえ、なんだか、ポワンとしてシャープさに欠ける気がするのは、かわいそうだろうかねえ。

 全体、クラシカルな雰囲気を楽しむ映画かな。

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2009年5月25日 (月)

レールズ&タイズ

レールズ&タイズ

 イーストウッドさんの娘さんアンソン・イーストウッドさんの初監督作品だそうです。ケヴィン・ベーコンさんが、わりと好きなので借りてきました。

 鉄道事故で母親を亡くした10歳の少年、その鉄道を運転していたオトコ、そして、末期ガンの妻の出会いが中心となっています。

 妻の病気で淋しい夫、もちろん辛い妻、そこに世話をする対象である少年(酔っ払いの母親が自殺してしまったことで傷ついている)が来ることで、人として生きる、誰かのために生きることを思い出します。

 人はただ、享楽的に生きるだけじゃなくって、誰かの支えになりたいし、誰かのために何かをしたいものなんだなあ、とつくづく思います。それが、具体的な世話でも、精神的な支えでも、存在することによるだけのことでも、かつて存在した、ということだけでも。

 なんだか静かだけどいい映画でした。

 

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2009年5月17日 (日)

プリズン・ブレークーシーズン4 最後のシーズンが始まった

プリズン・ブレイク シーズン4

 マイケルとバローズの兄弟が、脱獄するプリズン・ブレーク、ついにラストシーズン、シーズン4がレンタル開始しております。副大統領殺しの冤罪で、死刑判決が出ていた兄を救うために、銀行強盗を演じて同じ刑務所に入って、共に(他にもいろいろ付属する、へんなキャラの人間がいっぱい一緒に)脱獄、その後、また、生きては出られないといわれる無法地帯の刑務所SONAに入れられてしまうが、これまた数人で脱獄。ここまでが、シーズン3です。

 あたし、前世できっと脱獄したんだろうと思うくらい、脱獄物には血が騒ぐんです。子供の時から、脱獄物の小説が大好きで、長じても、その手の映画や物語はワクワク度が違います、コーフンするんです(大笑)

 そして、陰湿なことに、もっと大好きなのが、「復讐!!」(大笑)、いや、素の私は、復讐するなんていうマメな人間じゃなくって、もっと享楽的に生きているんですよ、でも、復讐物語はたまりません。(映画の「ショーシャンクの空に」なんて、もう、脱獄と復讐が凝縮されているので、大大大大好き!!←へんだよな)

 シーズン4は、兄弟の復讐です。マイケルは、愛するサラを殺されたと思い、その復讐をしてやると心に決めます。でも、実はサラは生きています。じゃあ、復讐は?というと、FBIの秘密組織が絡み、父親の謎の死が絡み、なんだか脱獄した仲間と、兄弟とサラまで巻き込んで、大復讐劇が始まるのです、いやはや、現実には非常に平々凡々な生活で、そこそこ満足して暮らしているわけですが、だからこそか、こういう復讐物、好きですねえ。というわけで、またせっせとレンタルする日々が始まりました。ドキドキ、ハラハラ・・・

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2009年5月13日 (水)

おくりびと と おくりびと

おくりびと

 おくりびと

映画は賞をとって、大ヒットしましたね。見たいと思っていながら、見逃していました。まあ、映画の方は、DVDで見ることになるんだろうなあ、と思っていたのですが、主演の本木さんが、原作本を読んで感銘をうけて、映画化したいとずーっと考えていた、というので原作本を読んでみたいと思っていました。

 通りがかった駅中の本屋さんで、文庫があったので、パっと買いました。読んでいるうちにわかった!これは原作じゃあない!!違った!!ノベライズ版じゃん!!ありゃーーー!!つまり映画のストーリーがそのまま簡易な小説になっているだけで、原作本じゃなかった!

 映画(配役は実は2-3人しか知らないんですが)を想像しながら読みました。

 映画のストーリーとしては、うまくできているなあ、って思います。早くDVDを見たくなりました。

 新作のDVDなので、回転が速いのですが、なんとか借りることができてみることができました。ノベライズ版を読んだばっかりだったので、ストーリーはそのまんまなんですけど、なんていうか、映画の方が1万倍くらいいいんです。なんだかノベライズ版を書いた方に申し訳ないですが、心境とか文章で書いてあるのですが、それがあまりにも浅薄で、映画の方が、ずうーーっとずうーーーっと彼の挫折、苦しみ、なんだか再生する気分を丁寧に書いているなあ、って思います。出ていった父親を恨んで憎んでいるのに、死顔を見て、きれいにしている間に、許す気持ちがわいてくるところとか、なんだかとーってもいい映画でした。

 本木さんって、美形の人っていう印象があったのですが、ちゃんと年をとって、おじさんになって、いい具合に崩れてきて、いい俳優さんになったなあ、となんだか妻にちゃんといろいろ言い出せないで(高い楽器を買っちゃったことととか、納棺の仕事についていることとか、)、ちょっと眉毛を下げて困っている顔を見ながら、「あー、男って、こういう情けない顔するんだよなあ」と思いながら、再評価。ただねえ、奥様役の広末さん、なんだかハンパな年齢なのかもしれないけど、かわいさで売れる年齢でもなく、普通の主婦役には、なんだか不自然さばかりが際立って、違うんじゃないかなあ、普通のしっかりした奥さん役には別の人がよかったんじゃないの?みたいな気分になりました。ま、これは好みなのかな、前からなんだか宇宙人みたいな人って思ってましたから(顔の中心部が異常に隆起してるからかも、いや、鼻が高いっていうんでしょうかね)。お好きな方にはお好きなのかな。

 原作本って、なんだ?読んでみたいぞおお!!

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2009年5月12日 (火)

24 リデプション

24 TWENTY FOUR リデンプション

 あの、ジャックバウアーの24シリーズ、シリーズ6まで見ている方って、多くはないと思っていたけど、シリーズ7が今秋に(?)上陸するのに、ファンをつなぎとめておくため?りでぷションっていうのがレンタルされました。これが借りれない!?なんで?みんな、そんなにシリーズ6まで見てるの!?

 というわけで、なかなかこの2時間ドラマみたいな(実際はある日の午後3時から5時っていう設定、アフリカからアメリカにジャックが帰ることになったいきさつなんだけど)2時間、ジャックを忘れないでおいてね、もうちょっと待ってねの、リデプション、やっと借りることができました。

 しかし、ジャックの人生って、ほんとに慌しい。子供が自分のリュックをあさって、何かをくすねようとしているのを発見し、襲ってくる人を数人殺し、つかまり、痛めつけられて、反撃し、子供を連れて逃げて、その道中に何人か殺し、友人と別れ、友人を失い、大使館で拘束される、こんな、私の人生には、まだ一つも起こってないような、1つでも起これば、もうたーーいへんなことが2時間にいくつも起こる!何人のテロリストを殺した?殺されそうになって、逃れ、後手にしばられて、ヘリに乗る。なんだか、すごい2時間、ずーっとこんな感じで行きていられるんでしょうか?と感心することしきり。ともかく、相変わらずなジャックの人生。

 さてと、秋まで楽しみに待ちましょう!!

おっと、その前に、プリズンブレイクのシーズンⅣ、なんだか予告が入ってましたが、最終シーズンだそうです。サラ(マイケルの恋人、殺されたはずだけど)は生きてるの?あー、また忙しくなっちゃうわ~!!

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2009年4月21日 (火)

スノー・バディーズ

スノー・バディーズ 小さな5匹の大冒険

 ディスニー映画です。あらすじ、設定、なーんでもいいんです。どーんなに無理があって、も、ありえねーー!!でもいいんです。だって、かわいいワンコが走っている、それだけでいいんですから、ワンコの映像が見られればいいんですから!!

 ワシントン州のあるゴールデン・リトリバーのカップルの5匹のちびたち、こいつらがとーんでもなくかわいい!!この子犬たちが、ひょんなことから、アラスカの犬ぞりレースに出ることになるんです。はあ!!?もう設定メチャクチャ、ありえねーだろう、の満載です。いいんだもん、居るだけで、走っているだけでかわいいんだもん。

 過酷な犬ぞりレース、訓練を重ねたシベリアンハスキーがねをあげるレース、ゴールデンの子犬、のほほおーーーんと飼われてた子犬が、立ち向かえるはずないだろうとか、なんでアラスカのヘリから落ちるんだよ、とか、どうして帰りはVIP待遇?とか、あのアイスクリームはどうした?とか、突っ込みどころが多すぎでわからないくらいあるんですけど、そーんなことはどうでもよろし!モコモコした子犬が耳たらして走っているだけで、かわいんだもん。

 へんな洋服着てなくって、綱にもつながれてなくって、意思を持って犬が走っているだけで、ともかくいいのだ、の犬好きには、それだけの映画。かわいいいなあ、もうっ!!

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2009年4月20日 (月)

俺たちステップ・ブラザーズ

俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-

 なんだか笑っちゃう40歳の2人の話です。

 ある、引退をまじかに控えた2人の男女が、たぶん60歳くらいで恋におちて結婚することになりました。それは、いい。まあ、これからの老後、気の会う2人で生きていかれればハッピーだよね。

 ところが、彼と彼女には、それぞれ40歳と39歳の無職で、引きこもりの問題のあるムスコが居たのです。髪の毛も後退してきているのに、ウチでテレビの前に座り、楽器をいじり、でかける親に「僕のお昼は?」「ピザ代が足りないよ」というようなオヤジくさいガキです。

 新婚さんが同居することになったので、当然、2人もついてきて同居です。

 この2人、40歳でおやじで、はげそうで、でぶなんだけど、中身は40歳じゃなくって、せいぜい14歳くらい。14歳が喜びそうなことに喜び、2人で騒いでいる。この2人の自立物語?にもなってない奇妙な映画です。まあ、自立なんて、本人したくないんだろうし、趣味好みを大切にすれば、そんなもんかもしれないけど。なんだか、すごく陽気でおかしくって、バカっぽくって、ガキっぽいけど、ハッピイな2人なのだ。世間的には妙かもしれないけど、とてもハッピーで驚くくらい。そっか、あたしの既成観念がいかんのかな、と何度も思うんだ。40で、無職で、親の家に住んで、親に扶養されてたって、悪いことないのかなあ!?何度も何度も自問する、あたしの頭が固いのか!?

 

 あたしねえ、息子@学生、に、特段、絶対に絶対に結婚してくれとか、孫を見せてくれとか、思わないし、言うつもりも全然ないのね。彼が彼の人生の中で、どういう人とどういう関係で生きていくか決めることだと思う。孫を見せてくれ、なんて、あたしのエゴでしかないよね。あたしのエゴは、ただ一つだけ、あたしより先に死なないでくれ、これくらいに留めておきたい。でもねえ、40歳になって、こういう風に親のすねかじって、うちでガキみたいに暮らしていてていいか、というと、やっぱり辞めて欲しいと思うのも事実。食わせるのたいへんだからなあ、とか置いておいて、たとえ、食べさせることができたとしてもだ。自分で生活して、自分で仕事して考えることも、見えてくることもあると思うんだよね。やっぱり、勘弁してくれって思うなあ。でも、この映画見てると、そんなこと決め付けることないのかなあ、とも思う。なんだか、ハッピーそうなんだもん。ぐらぐらしたあ。

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2009年4月13日 (月)

胡同愛歌

胡同(フートン)愛歌

 胡同を舞台にした映画を、先月も確かご紹介しました。

胡同の理髪師、

ここね http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-5d10.html

 また、胡同の映画があったので、借りてきました。これねえ、なんでこういうタイトルなのかなあ。主人公の父子は確かに胡同に暮らしているけど、原題は「Parking Attendant in July」なんですよ。7月の駐車場管理人っていうことでしょうか。お父さんが駐車場の管理を仕事にしているんですよね。

 こういうタイトルだったら、借りないかもしれないのは事実だけど、胡同はあんまり関係ないなあ。なんだか、父と子の物語なんだよね。

 離婚したお母さんは、北京から離れた田舎に住んでいる。お父さんは、息子と一緒に北京の胡同で暮らし、夜は駐車場の管理をし、昼間は再婚予定の女性がやっている花屋さんを手伝って、息子も花の配達なんかを手伝って生活している。そこには、ムスコをちゃんと育てようとする父親と、新しい奥さんを貰うのに、ちょっとうれしい気持ちでいる、貧乏だけど、まじめに暮らしている素朴な1人の男が居ます。

 ところが、その女性の元オットが出所して出てきたことで状況が変わります。そのオトコ、妻に暴力をふるうくせに、別れない。酒ばっかり飲んで、駐車場で悪さをしたり、お父さんを脅したりする。ガマンするお父さん、殴られる女性、辛い物語です。なんといっても、別れたいのに、別れられない女性、ろくでもないオトコのいいなりになっている女性の姿が辛いです。お父さんは、理不尽なことにそのオトコのせいで、駐車場管理の仕事をクビになっちゃうし、息子には暴力を振るわれてしまいます。なんだか、何をやっても、うまくいかない。

 お父さんは、そのオトコに復讐しようとします。でも、そうすると、父と子の貧乏だけど、支えあって暮らして居る生活が壊れてしまいます。

 行き場のない怒り、理不尽な気持ち、そういうものを16歳のムスコがいっぱいいっぱいの表情で表します。

 ね、胡同の映画じゃないでしょ?悪くない映画なんだけどな。

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2009年4月 9日 (木)

最後の初恋

最後の初恋

 なんだか予想できるような、映画だなな、と思ったけど、予定調和の安心して見られる映画を見る気分で借りてきました。

 ムスコとの関係に悩む、医師のリチャード・ギア。妻はほとんど出てこない。自分の手術で、死ぬはずがないと思っていた患者さんが亡くなってしまって、訴えられたり、息子はエクアドルに行っちゃったりで、なんだか旨く行かない人生。一方、女性は、女性関係が発覚して家を出ていったはずのオットが、女性と別れて戻ってきたいと言い出しているところ。子供たちの父親として、必要なのか?難しい年頃の2人の子供を抱えて迷っている。そんな2人が、海辺のペンションで出会う、というまあ、お決まりのストーリー。

 ともかく、そのペンションの立地がすごい。日本だったら、ぜーーったいに私有化もありえないし、建築許可もでないだろう、もう水のすぐそこで、ものすごい立地。海の家よりも、海にずーっと近い。ありえねーだろう、という水際で、他に何もなくって、すばらしい立地。いやはや、いい場所。当然、めばえる恋ね(笑)

 なんだかんだとあって、結局、オトコはムスコに会いにエクアドルに行って、和解し、理解しあえるし、女性は子供たちと旨くやっていけるようになりそう。で、現実の生活が2人に訪れる前に、男性が事故死。うーむ、うまくできてる。生活が襲ってこないものね。

女性の夫(女性問題で家を出たのに、女性と別れて戻ってきたいとごねる)が「子供たちの親であることを君も考えてくれ」というセリフに「あんた、何、都合のいいこと言ってるの、考えないでオンナ作って出てったのは、そっちでしょ!!」と、アタシと映画の中の女性が同時に言ったので(大笑)、隣で見てたワタシのオットが、びっくりしておびえてました。そうよ、この妻、怒らせると、まあ、戻れませんことよ。

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2009年4月 3日 (金)

ビバリーヒルズチワワ

ビバリーヒルズ・チワワ

 ワンコさえ出ていれば、ワンコさえかわいければ、まあ、どうでもいいのだ、という期待値限りなくゼロで見た映画です。ともかくワンコがいっぱい出るだろうからさ。知らなかったけど、ディズニー映画なんですね。

 ビバリーヒルズで、お金持ちの人に、イタリア製の靴だとか、なんとかかんとかのダイヤの首輪だとか、カシミアでなんとかいうデザイナーの服と帽子だとか、ともかくメチャクチャにスポイルされているチワワのクロエが、ひょんなことから、メキシコで野良犬になってしまう。シェフが料理してくれたものばっかり食べてたから、旅行中の缶詰だって食べたくないのに、ゴミをあさらなきゃならない、お風呂も、トリートメントもない生活なんて信じられない!?っていう超贅沢娘が、生きるために自立していく、ワンコの自立物語なのだった(大笑)。なんとか自宅に戻ろうとする間に、それまで大金持ちの人間にかわいがられる一方で、ワンコ仲間には鼻持ちならない性格だったのに、助けてくれる友人(もちろん犬)ができたり、あるいはアステカ文明の中で群れをなしてくらすチワワたちにチワワの尊厳(!)というものを教わったりと、それまでの生活からは考えられない世界を見聞きし、自分のチワワとしての生き方を考えるわけです。

 といっても最後は、また家に戻って、贅沢な暮らしに戻るんだけど、それまで見下していた庭師の犬と理解しあうようになったり、世界に友達も増えたりという、かわいい子には旅をさせよのワンコ版とも言うべき、ワンコ好きには、かわいい犬、カッコいい犬、愛すべき犬がいーーーっぱい出てくる、ワンコさえ出てくれば満足の人のための映画。

 ワンコかわいい!!

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2009年4月 2日 (木)

マンマ・ミーア

マンマ・ミーア!

 こういう映画は、DVDじゃなくって、映画館に行きたい!って思ってました。やっと、やっと見にいくことができました。いや、ストーリーはわかってます(四季の舞台も見ています)、ひたすらABBAの曲と、61歳のメリルストリープの踊りを楽しみます。

 この映画、ストーリーはABBAのヒットメドレーを抽出して、そこから共通項で作ったものらしいし、四季の舞台も見ているので意外性があるわけじゃないんだけど、ともかく、ドナ(メリル・ストリープ)を中心とした3人のおばさんの、若さを超越して魅力で、みせる映画だなあ、と思うのです。おばさんバンザイ!女はたくましく強いわ!っていう映画だなあ。同年代という設定の父親かもしれない3人の男が、なんだか魅力的に見えないんだもん。

 メリル・ストリープ、61歳!?ひゃーー!ほんと!?どっしりした腰つき、たくましい腕、そして慈愛にあふれる娘を見るまなざし、いやはや、すごいわ。ほそっこくって、かわいい娘たちを連れてきて、スタイルはいいのかもしれないけど、全然負けてる。いやはや、こういうたくましい、つよい、やさしい大人の女性って、すばらしいわ!そして、あの元気さ、歌と踊り!単純に、そういうのを楽しむ映画です!

 私は週に何本かエアロのレッスンを受けます。大汗かいて音楽にあわせて踊り(狂う?)ことで、汗だけじゃなく、いろんなストレスを発散するので、精神的な安定のためにとても効果があります。もちろん、今風の曲もいっぱいかかりますが、どちらかというと30代以上が多い、エアロの中上級者レッスンでは、クイーンとかアバがかかると、メンバーのノリが違います。昭和の時代のコリオ!なんて古いステップもやって大盛況!なんてなります。メリル・ストリープが61歳であれだけ踊れるなら、あと10年以上、エアロで暴れられるかしら、なんて思いながら見ました。あと10年以上やれたらいいなあ。(たいがい、中高年になってくると、エアロも初中級くらいのレッスンに出て、ヨガとかピラティスとかを主にする人が多くなります。それもいいけど、あの大暴れの快感も捨てがたいと思う私です)

 細くなくていいです。モデル体型なんて望むべくもありません、たくましくって、がっちりしていて、そして働ける、動ける体の美しさっていうのを痛感した映画でした。がっちりたくましい、動ける、踊れる、笑って困難を乗り越えるおばさんになりたい。

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2009年3月29日 (日)

歩いても歩いても

歩いても 歩いても

 3月27日に同名の本をご紹介してます。これは、その映画です。

 同名の本を読んでいるので、ストーリーもセリフも、意外性はないんですが、いやはや、圧倒的な樹木希林さんにノックアウトされる映画です。普通に家族のご飯やオヤツを作るマゴに優しいおばあさんなんだけど、これまた怖いんですよ。このいいおばあさんの怖さが、旨い!!

 特別に怖い人っていうんじゃなくって、ごく普通の人間が、こういう残酷さや怖さを持っているんだという怖さです。アタシ、見ながら、全然タイプが違う人なんだけど、10年も前に別れた義母(姑ですね)の口調が甦ってきちゃいましたよ。あの、残酷さっていうか無神経な怖さって、きっと誰にもあるんだなあ、って思います。そして、当然、アタシにもあるんでしょう。

 その上、それを感じているのが、娘(YOUさん)や、嫁(夏川さん)だけであって、ムスコっていうのは、のほほーーんと、ずうたいばっかりでっかくなって、はあ、なんて言ってあんまり感じてないのも、うちのオット(義母のムスコだ)にそっくり。あー、神経ないのか、お前!っていうのもそっくり。(いや、阿部寛さん、ごめんなさい)

 なんだか、ロクな用事もないのに、すぐ仕事部屋に閉じこもるおじいさんと言い、そのくせ、マゴに興味があるし、相手にしてもらえないのは淋しいところといい、まったく生活スタイルも違うけど、義父母とか実両親とか、口調やセリフまで甦ってきてしまって、まあ、こういう風に里帰りとか墓参りとか、なくってよかった、と思いながら、複雑な気持ちで見てるのでした、監督さんって、男性だよね、すごいなあ。

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2009年3月26日 (木)

CSI

えーと、個室の相棒(!)から、CSIのラスベガスを舞台にしたシリーズのDVDを借りたということを先日書きました。

 えーと、3月12日です。

このCSIっていうのは、Crime Scene Investigationの略で「科学捜査班」(正しくは鑑識班らしい)、基本の舞台はラスベガス、犯罪の多そうなところでしょ。犯罪一つ一つを徹底的な証拠主義で解明していくシリーズ。なんだか、シリーズ1だけで20数話(基本は24話ね、時々23のもあるけど)あって、それがシリーズ7だか8まである。その上、舞台をマイアミに移したシリーズ(これもシリーズ6までは確実にある)、NYに移したシリーズ(これはシリーズ4までくらい)まであって、これを制覇するとなると

 24×(8+6+4)=24×18=432話だよね。一応、1話実質45分だから、3/4にしたとしても324時間!!!えーーー1!人生かなり棒に振るよね、丸2週間くらいの時間を費やすことになる。あーーやめておくべきCSIシリーズなんだけど。

今、ラスベガスを舞台にしたシリーズ1を見てます。

 科学捜査班(チーフという主任1人、男性2人、女性2人の5人組)の一人一人のキャラがちゃんと描けてて面白いのと、5人がそれぞれ知的で、仕事に情熱があって、それをうまく活用しているチーフとのチームワークがあって、その上で、毎回、予想外のどんでん返しがある犯罪の真実が、飽きさせないんだと思う。犯罪ドラマだけど、あんまりグロイシーンもないしね。基本的に1話で2-3つの犯罪の解明が進行しつつ、1話完結が基本ながら、完結しないままずーっと底辺を流れている犯罪もあったりして、適度に満足しつつ、適度に先にひっぱられる感じ。24のように、もう先が知りたくって知りたくってレンタル開始日にカイシャ休んじゃおうか(実際に休んでませんが)、というイライラはありませんし、次はまた今度みようね、くらいの大人の判断ができるシリーズですが、だんだん抜けられない深みにはまっていっているんじゃないかと思うこの頃。

 私はだいたい日付が変わる頃、ベッドに入るんだけど、そのくらいの時間になると、1話見てから、寝ようかな、なんて思うようになってしまってます。いかん、いかん!!324時間捨てるのかああ!

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2009年3月21日 (土)

紅い鞄

紅い鞄 モォトゥオ探検隊

 チベットの映画です。チベット最後の秘境と言われるモオトオ(墨脱と書くらしいです)、自動車の道路が通ってなくって、ものすごく映像は綺麗だけど、高度の高い、危険な山道を何日もかけて歩いていかなければ行かれない、そんなところです。子どもたちは学校に行きたくとも何日も何日も徒歩で歩いていかなければならないところにしか学校はない。そんな山奥に学校を建てるために私財を投げ打って尽力した老人が居ます(しかし、その老人は映像では出てきません)、老人が病気だというので上海から医者が派遣されてきて、新聞記者と一緒に地元の運び屋(シェルパみたいな人ですね)と一緒に山奥に行くことになります。それが、とーっても景色は綺麗だけど、たいへんな山道で、危険な川や崖がいっぱいあります。その道中の記録です。

 最初は、退屈な映画だったら、途中で寝ちゃおうと思いながら遅い時間に見始めたのですが、いやはや、退屈どころか、とーってもいい映画でした。最後まで一気に見ました。厳しい環境で生き抜く民族、学びたいという子どもたち、学校に行きたいんだという気持ちが痛いくらい伝わってきます。老人が「いくつになっても学んでいいんだ」と言ったというのを、とても大切な言葉として受け止め、自分も学びたいと心から願うのです。

 いつから、子どもたちは「勉強は大嫌い」「学ぶことはいやだ」と苦役になってしまったんでしょうか。考えること、学ぶことはとりもなおさず、自由を得ていくことなのに。いつから、親が言うから、先生が言うから、学校へ行くため、点数を稼ぐため、収入を得るため、より出世して、高い収入を得るために学ぶことになったんでしょうか。そういうことがなければ誰も学びたくないの?知りたくないの?考えたくないの?

 字を知らない運び屋さんたちが、岩に自分の名前を書いてもらうと誇らしげに見ます。これが自分なんだと、自分の固有の名前なんだと。紅い、ビニールのキャラクターがついたような子ども向けのバッグ、都会じゃ小学生低学年向きがせいぜいの鞄です。これが憧れです。なぜならば学ぶことの象徴だからです。知ること、学ぶこと、考えること、伝えること、それは自分を他人と区別し、自分に誇りを持ち、自分の自由を得る最大の望みなんです。そういう姿がまぶしいです。

 映像もすごく綺麗、私が絶対に行かれないであろう、秘境中の秘境を何日もかかって歩いていくところの景色、自然がすごいです。見ながら「あんなしんどそうな行程、絶対に行かれないなあ」なんて言います。オットもムスコも「行ってみたいなあ」って言いますけど、アタシは無理ですわ。留守番してますから、保険たんまりかけて行ってください。

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2009年3月12日 (木)

いかんいかんと思いつつ、はまりそうなCSIシリーズ

 今年もある事業化プロジェクトの審査仕事があり、普段の会社のデスクを離れ、若い(今回は38歳独身、去年は33歳既婚子持ちだったが)男性と会議室のドアを閉めて2人きりの2週間(!)を過しました。もちろん、パソコンと膨大な書類と一緒ですが、非常にコンをつめたストレスフルな仕事で、1)2人とも競って食べやすいお菓子を持ってきて一緒にやたらたくさん食べる、2)関係ない話をする、というが定番です。いや、具体的な仕事の話が90%なんですが、残り10%に黙っているのがキツクて、せめて楽しい無関係な話をしながら、膨大な数値と戦うわけです。(たとえば、ひたすら数字の転記の時とか、調整の時とか) 今回の相棒は、海外ドラマフリークで、24やら、プリズンブレークやら、グレイズアナトミーやらが共通話題で、「この話、こーんなに盛り上がるとは!!」と、タレ目がどうの、ジャックがどうの!と話していたのですが。彼は私が足元にも及ばないほど見てまして(まあ、独身でインドア派ですから)、あれやこれや、新しいネタを教えてくれるわけです。

 あの、24でアメリカ発の黒人大統領となった俳優さんが出てるザ・ユニット

http://www.wowow.co.jp/drama/unit/

 だとか、グレイズアナトミーでデレクの元妻が、病院を辞めて別のところに行ったという設定で始まるドラマとか(人気らしいです。あの顔の長い女優さん)、

プライベート・プラクティスね

http://www.wowow.co.jp/pg/detail/060343000/

どんどん教えてくれるんですよ。「ぜえったい、これ見てくださいよ!」なんていいながら。

おまけにCSIの最初の方のDVD貸してくれちゃうし。

http://www.wow.co.jp/drama/csi/

これって、ラスベガスと、マイアミと、ニューヨークの3シリーズあるんですよ、1シリーズがだいたい25話くらい。75話あるんですよ~これにはまったら……

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2009年3月 3日 (火)

ククーシュカ ラップランドの妖精

ククーシュカ ラップランドの妖精

 ラップランドって、サンタさんの故郷?だよね。こーんなに荒涼としていて、水びたしで、岩だらけのところなんだ!という映像の連続。作物も育たなそうで、いつも曇天で、水も多くて、岩だらけで、いやひや、温帯モンスーン地帯って、生きやすいんだなあ、とつくづく思う、ラップランドの映画。

 ある、オットを戦争にとられて、ロバと犬と自給自足的な生活をしている女性のところに、フィンランド人とロシア人の兵士が迷い混んでくる。この3人、実は共通言語が皆無です。それぞれ、戦争で戦って疲弊した後、ほっとしたところなんで、しゃべりまくるんですが、まったく言語が通じないので、トンチンカンなこと甚だしい。でもね、人間の食べたい、寝たい、出したい、くつろぎたい、助けてあげたい、という基本的な欲望や感情は共通で、奇妙な3人の生活がはじまります。この2人の男と、女性が関係して、まあ、なんとかかんとかという話、相手をドイツ人のナチ野郎だと思っているロシア人との揉め事なんかもあるんですけど。まあ、そのへんは置いておいて、ラップランドの自然、生活にひたすら圧倒され、女性の逞しさに圧倒されました。いやはや、すごいところです。

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2009年2月28日 (土)

地上5センチの恋心

地上5センチの恋心

 いやーーかわいいおばさんだよ!!この女優さん。調べたら1957年生まれ、年上じゃん!!なんてかわいいおばさんなんだろう!!

 ハーレクインロマンスみたいな小説を書く小説家にあこがれる主婦(で、デパート勤務で、娘と息子が居る)の彼女、小説家のサイン会に行って、彼に会うことができる!っていうだけで、心うっきうっき!!かわいい!!

 決して、教養あふれる彼女でもないけど、その気持ちを幸せにする何かということをちゃんと知っている。娘は無職で、息子はゲイで、そりゃー世間的に評価は高い職業でもないかもしれないけど、幸せのために大切なことは何か、ということをちゃんと身を持って知っています。女たらしの小説家が手を出してきても、うーんと憧れてはいるけど、ちゃんと「NO」と言える賢さを持っている。いいわ、ほんとに、かわいらしくって、でも、実はちゃんと強くって、正しくって、幸せは何かを知っている。日常の生活を楽しみ、家族と仲良く、慈しみあって生きることを、ちゃんと知っている50歳。かわいい、ステキな映画でした。かくなりたい、かくありたい。

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2009年2月20日 (金)

ヒトラーの贋札

ヒトラーの贋札

 ナチスドイツが、戦争末期に組織的に贋札作りをしていたことを全然知りませんでした。ベルンハルト作戦っていうそうです。よその国の贋札を大量に作ることで、経済を混乱させることを目的として、贋札づくりの犯罪者や、印刷技術者、金融業者などその分野の人を収容所で特別待遇で、ポンドやドルづくり、あるいは贋証明書づくりに従事させます。

 多くはユダヤ人で、この特別任務がなければ、ガス室送りになる人たちです。特別任務=贋札の開発をさっさと完成してしまったら、用なしになってガス室送りになってしまう。なるべくゆっくりやって戦争終結を待ちたい、でも、戦況悪化して開発をあせるナチス軍は、開発できなきゃ1ヶ月に○人銃殺するといってくる。開発することは、ナチスドイツに味方することだからやるべきじゃないという意見もある、開発しなきゃ殺される、完全に開発しちゃったら、印刷機だけがあればいいので、用なしになる。そのギリギリのところで攻防が続きます。

 最後のギリギリのところで、連合軍が攻めてきて、ナチス軍は壊滅します。そのときに大量の贋札を持って逃げた元贋札づくりの犯罪者、その大量のドル紙幣をどう使うのでしょうか。そんな話です。

 ベルンハルト作戦、まったくバカみたいな作戦です。そして、それがまかり通る異常な世界が戦争なんだとつくづく思う。

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2009年2月18日 (水)

もしも私が大統領だったら

ロビン・ウィリアムズの もしも私が大統領だったら・・・

 あの、ロビン・ウイリアムズが、コメディアン役で(あたり役だね、そのままだもん)、ひょんんなことから大統領選に出馬して、システムのエラーで大統領になっちゃう!という物語。まあ、あれやこれやあるんだけど、大統領選に出て選挙活動するところ、その後、当選して次期大統領となるところ、ともかく、ロビンの魅力たーーーーっぷり!ほんとにこの人、器用で旨くって、機関銃トークだわ。

 彼が他の映画では出し切れないトーク満載で、ロビンファンにはたまらない!!ロビン、のあのちょっとシニカルで、やさしくって、ステキなところが丸ごと出てる。いやはや、笑える。政治に対する風刺いっぱいで、そして、彼のコメディアンとしての覚悟、人間としての覚悟を明確に打ち出します。どこぞの国の、なーんの覚悟もない、なーんの思想もない、バカお笑いの人たちに爪垢煎じたいと思う一作です。

 ロビンがとてもいいです。すごくいいです。大好き!といっても、あまりにも機関銃トークですから、当然字幕でしかわかりません。アメリカで一度テレビでしゃべるロビンを見たけど、ともかく早口すぎて、しゃべりっぱなしで、全然わかりません。あのシャベリが生でわかったら、楽しいだろうなあ、と思うけど、ぜんぜんわからなかったです。なんで笑っているのかわからないんで、ぼーぜんです。

 ロビン好きだなあ。あはは、なんの説明にもなってないじゃん。ロビン好きには楽しい映画。

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2009年2月15日 (日)

フートンの理髪師

胡同(フートン)の理髪師

 都市化が進む北京で、昔の城内のたたずまいを最後まで残していたフートン、漢字で書くと、胡同。今は、都市整備や再開発で、保存地区とされる一部を除き改築や取り壊しが行われているようで、残っているところは観光名所となっている場所です。そこで、昔ながらに、お得意様を回る床屋さんをやっているおじいさんの物語。街には、もっと近代的な床屋さんもできているし、フートンに住んでいる人も老人になって、マンションに住む息子の家に連れて行かれたり、あるいは病気でなくなったり、と生活が変わってくる。皮のあの、髭剃りナイフを研ぐ皮で、ナイフをさささーーっと研いで、ひげをそるような床屋さんはだんだん居なくなってくる。でも、彼を贔屓にしてくれているお客さんは、「やっぱり一番」と彼に髪をヒゲを整えてもらいたがる。

 そんな老人の床屋さんの日常を淡々と描いて、新しいものと古いものを対比させて見せている一作。何もたいした事件も起こらないけど、仕事して、いつもの町の食堂で食べて、静かに休み、たまに仲間をマージャンをして、小金をかけて遊ぶ。そんな淡々とした日常に、時代の波と、友人や自分の「老い」が、着実にやってくる様子。

 人は必ず死ぬ。そして、それを自然のこととして受け入れる。受け入れるまで、自らの暮らしを、平凡な暮らしを、平凡に着実に、丁寧に、おごることなく、さげすむことなく続けていくことの大切な大切な価値を描いています。

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2009年2月10日 (火)

奇跡のシンフォニー

奇跡のシンフォニー

 これねえ、現代がオーガスト ラッシュ(August Rush)っていうのよね、アタシ、そっちの方が好きだなあ。映画を見ると、このタイトルの意味がわかる。奇跡の~なんて、なんか安易すぎるっていう感じ。「ふれあい公園」みたいなネーミングに感じるのだ。原題の方がいいなあ。

 映画は、 子供は死産だったと偽りを言われて、自分の息子が生きているとは知らなかったチェロ奏者(女性)、そもそも妊娠していることさえ知らずに別れ別れになった元バンドボーカルの父親、音楽の才能豊かで、いつも頭の中に音楽があふれている乳児院育ちの11歳の子供。彼らのすれ違いと、出会いっていう、まあ予告編などを見ても予想された内容なんだけど、音楽がなんせステキ、それにアタシの大好きな、ロビン・ウイリアムズも一筋縄でいかない全面的善人じゃなくっていい。

ま、そう都合よくいくかよ、おいおい!っていうところもないではないけど、音楽がステキだし、11歳の少年は文句なしにかわいいし、ということで楽しめる映画でした。

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2009年2月 7日 (土)

魔法にかけられて

魔法にかけられて

 ディズニー映画で、期待値低く見ました。

 お姫様と王子様(当然、美男美女)が、真実の愛のキスで結ばれる法則、はあ、そうですか、みたいなストーリーであることは、まあ、そういう映画なんでしょ、気分です。お姫様が、いわゆるブロンド、白人、くるくる髪、まあ、既定のお姫様路線を1%も裏切らない、自分で何かをしようとか、幸福のためにどうしようとかなくって、強くて逞しくって、かっこよくって、自分を無条件に愛してくれる王子様を待っているだけっていうのも、まあ、この手の話しのお決まりですよね。この手の話しのね。それを現実とは違う!!っていうことを突きつけているのが、突然、おとぎの王国の井戸に落ちると、NYのど真ん中のなぜかマンホールから出てきちゃうことから始まる。

 そこには、猥雑な現実があり、離婚弁護士(これが、あの、グレイスアナトミーの、デレク、あのメルディズの彼氏のタレ目のデレクなのだ)が、愛を誓ったはずの夫婦の離婚の慰謝料について交渉し、王子さまは居なくて、怒りと諦めと、お金の世界があるのだ。

 そのシビアな現実に紛れ込んでしまったお姫様と、探しに来た王子様、2人を結び付けたくないいじわるな義母というお決まりのパターンのお話。やっぱり、決定打は真実の愛と、それを証明する真実のキスというのは、笑えるが(今時、小学生だって思わないでしょうに)、まあ、それをお決まりと思ってみれば(地球は回る、みたいなね)、あれこれ楽しめます。

 お姫様はおとぎの王国で歌を歌うと、鳥やリスが寄ってきます。お掃除もお料理も、彼らがどんどんやってくれる。じゃあ、NYで歌うと?ハトと、ドブネズミとゴキブリ(!!)がやってくるんです。ひゃーー!!ファンタジーで、ドブネズミとゴキブリは、日本の感覚ではNGだと思うのだが、ちゃんと集まって(ゲゲーーー!!)仕事してくれるんですよ(大笑)、すごい!セントラルパークで歌うと、いろんな人が一緒に踊り歌ってくれるのですが、そのカオスぶりも面白い。特典映像で見ると、往年のミュージカル俳優(すでに80歳を越えて引退している)たちが、出演して盛り上げてくれてるらしい。ネズミに芸をさせるインストラクターも居るらしい(ほんとか!)

 そんなあれこれ、既定の法則は法則として、ちょっと楽しみ、まあ、ギズギスした現実に、夢のような恋愛、真実の愛、そういえば、そういう言葉や概念があったなあ、と思い出させてくれる一瞬の映画でした。

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2009年2月 5日 (木)

スエリーの青空

スエリーの青空

 仕事がないってことは、働かないってことは、もちろん困窮や貧困っていうこともあるんだけど、人生の目標みたいな、夢みたいなものも奪って、ひどく人間を荒廃させるんだなあ、と痛感する作品。

 ブラジルのある田舎で、出会って恋愛した20歳そこそこの男女が、サンパウロに駆け落ちしたらしい過去を持っている。でも、子供が生まれたところで、男性は逃げてしまう。女性だけが、子供を抱えて、都会で暮らせなくなって田舎に帰ってくる。

 でも、仕事なんてない。お金もない。詐欺まがいのくじをうったり、売春まがいのことをしたり、昔のボーイフレンドとよりが戻ったりするけど、とてもすさんでくる。

 ラテンのリズム、陽気な音楽、お酒、ジョーダンばっかりの女友達、若い肉体に集まる男たちの熱い視線、そんなもの満載だけど、全部が荒涼としていて、あれてすさんで、寒々しい。暑いから、みんな短パンでタンクトップで、うらやましいくらいのメリハリボディなんだけど、寒々しい。から元気の笑い声だけが、ラテンのリズムに乗っている。

 なんだか、厳しい、淋しいばっかり思う映画。すばらしい肉体と音楽と陽気な笑い声とお酒があるのに、彼女の心はとても冷たく、さみしくって、むなしくって、からっぽ。

 彼女が心機一転を図って、田舎町を出て行くところで終わるんだけど、そこにはスコーン!!と抜けるような青空なんだけど、幸多かれ、いいことがありますように。あったかい気持ちに満たされますようにって思うばかり。

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2009年2月 4日 (水)

コーラスライン

コーラスライン

 先日、ご紹介したル・シネマでみた「ブロードウエイ・ブロードウエイ」(えーと!1月13日のブログみてね)の話をうちで何度もしていたら、うちのセーネンが、「オレ、そのコーラスラインってみたことないや」ですと!え!?あんな有名な映画なのに、知らないの?じゃあ、わかりにくいよね。ということで、コーラスラインを見ました。何度目かですけど。

 私、基本的にここでご紹介している映画は、ほとんどがレンタルDVDです。買ってもっているのは少ないです。ケチですし、それに買うと「いつでも見れる」と思ってすぐ見ない、っていうことになるからです。

 ですが、このコーラスライン、実はLDでもっています。LDなんてもう死滅した媒体か?という状態ですが、いくつか気に入っているの持っているんですよ。ミュージカルは結構ありますね。

 よって、ゴソゴソ探して、コーラスラインを出してきました。やっぱり好きだなあ、買っておいてよかったなあ、と思う一作です。20年前、NYのブロードウエイで1週間、ミュージカルを見たことがあります。わかりやすいのも、全然わからないのもあったけど、その中でコーラスラインは、実にわかりやすい舞台でした。

帰国後、映画や舞台を見に行く時間も、余裕もなく、子育てしたた頃、少しずつ買いためたLDを、でっかくなった子供と並んで、大人の話をしながらみることになるとは、そんな時期がきたんだなあ、アメリカに2人で旅行した頃、LDを少しずつ買ってたころ(片手に子供用品を持って、LDを持って歩いた頃を思い出したり)、なんて考えながら、セーネンと一緒にLDを見ました。

こーんなセリフがあっただったなあ、と思い出すのも懐かしい。セーネンははじめてみるミュージカル映画に目を輝かしています。なんだか、世代交代ですかね(笑)

 映画の後、踊っているセーネン、いや、ずいぶん大きなサルになりましたわ。

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2009年2月 1日 (日)

トランスアメリカ

トランスアメリカ

 もうすぐ手術して女性になる予定の男性(でも、ホルモン投与とシリコンと、女装で見た目はおばさん)と、彼が学生時代に一度だけのことでできた息子(母親は死亡、息子が居たことは知らなかった)、麻薬や盗みで、とりあえず不良、映画俳優を目指したい10代が、ひょんなことから、親子の名乗りなく、アメリカを横断することになっちゃうというロードムービー。

 なんだか奇妙な2人旅。最初は、性同一障害っていうのをわかってはいるんだけど、妙なこだわりにしっくりこない気分蔓延で、どっちだって、あなたはあなたなのになあ、って思いながら見ていたんだけど、彼女の悲しみ、友人や家族が徐々に受け入れていくようになる(あるいは抵抗する)姿、そして、息子が驚き、わめき、そして理解しようとしはじめるのを見て、その人をそのまま受け入れるって、実は難しいなあ、って思うようになったのだ。

 私は今、オットと大学生のセーネンと3人で暮らしているけど、いっぱい期待して、いっぱいあきらめてきた今がある。きっと、私のことも同じようにあきらめられていることがいっぱいあるんだろう(いや、ほんとに、掃除しないこととか、気が強いこととか、譲らないこととかいっぱいあるしね)。その人をそのまま受け入れられるかっていうと、今でもダメなことがいっぱいある。たとえば、若い人が結婚の条件とかいろいろ言うけど、背は縮むことはないかもしれないけど、その他の条件なんて、いろいろ変わるじゃん?勤め先とか、収入とかもかわるでしょ?状況が変われば対応も違って、性格も違うように見えたりするかもしれない。次男だとかいうことも、長男に何かがあったりして変わるかもしれない。不変の条件なんてないよね。じゃあ、それでその人を受け入れられるのか?と考えます。私も、全部を受け入れられるか、自信がないです。でも、どこか、転職するようにあるいは、服の趣味を変えるように変えればいいじゃん?新しいのにすればいいじゃん?別の会社にすればいいじゃん?って思えない人とのつながりも感じるのです。

 最後に、肉体的な手術を終えて、すっかり女性になって、教師の資格を取ろうとしている元父親と、映画俳優を目指してポルノ映画に役をもらった(元父親の倫理観では、受け入れがたかったことなんです)が出会います。お互いを認めよう認めようとします。「あら、ステキ、映画の招待券をちょうだい」といえるように努力しています。おばさん状態の父親を受け入れようとします。そんな2人で、でも、コーヒーテーブルの上に足を置くことは、どうしても認められない!!そんなところが笑えます。

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2009年1月29日 (木)

サラエボの花

サラエボの花

 地味な映画です。サラエボの内戦後、たくさんのなくなった人が居て、不幸な体験をいっぱい背負った市民の姿、そして、その中でも生きていくある母と娘の家族を描いています。

 サラエボの内戦のことは、ニュースで知っていたんですけど、街の風景とか、こーんなに寒いんだ、というようなこと、こういう食べ物を食べてるんだ、ということなど、映像から感じる国の姿はまた全然違います。その苦しみも、「収容所で犯されて妊娠した女性の苦しみ」と言ってしまえばそうですが、彼女の苦しみ、そしてうまれた子を憎みたい気持ち、でも泣く赤ん坊を見たら抱きしめたくなる気持ち、親もオットも全部亡くなってしまった中で、赤ん坊を抱きしめていきてきた悲しみと強さみたいなものを、切実に伝えるのは映像で、女優さんです。映像の力を感じます。

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2009年1月24日 (土)

マリア・カラス最後の恋

マリア・カラス 最後の恋

 オペラ歌手のマリア・カラスが、最後に来日したのは、確か1985年か1986年です。もちろん、私は生で聞いたことはないのですが、当時、私が習っていたピアノの先生が(20年くらい習っていた人で、私の長年のピアノ修行が続いたのはこの人のおかげとしかいいようがない恩師です)マリア・カラスの公演に行って、大衝撃を受けて、1ヶ月以上、そのことばかり話していたので、はっきり覚えています。はーーー!!そんなにすごいのか、と知り、映像が流れるたびに見ていて、すごい人だなあ、と思っていました。

 彼女の映画で、「永遠のマリアカラス」という映画があります。年をとっていく悲しさ、孤独、そして再び情熱を取り戻す彼女の姿がとても印象的な、いい映画でした。調べたら2002年の映画ですね。たしか新宿の映画館で見た記憶があります。この映画は、オナシス(あの石油王のオナシスさんね、ジャクリーン・オナシスの死んだ夫さん)との恋愛、彼の死の後、失意のドン底にあるマリア・カラスからストーリーが始まるのですが、そのオアシスとの恋を描いたのが、今度の映画です。

 貧しい家に生まれ、歌うことで生計を助けてきたマリアが、オーディションで見出され、世界の歌姫になったころにオナシスに出会います。両者とも既婚、自分の離婚、彼の離婚、妊娠と流産、歌姫が、家族を持ち、子供を持ち、普通のお父さんとしてオナシスが家に帰ってくる家庭を望んだのに、かなわなかった悲しみ。天才で、神様からたぐいまれな喉をもらったからこそ、得られなかった幸せがあります。誰もが、彼女に子育てより、歌うことを期待するのです。薬漬けになって苦しみ、孤独と戦う姿がかわいそうです。神様はあの声をくれたんだけど、でも、彼女に心休まる日常をくれなかったですね。彼女を理解して支えてくれるのが、長年の付き人だけっていうのも、淋しいです。そんな映画です。

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2009年1月14日 (水)

ブロードウエイブロードウエイーコーラスラインにかける夢

ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

 この映画、これは映画館で見たいなあ、と思ってたんだけど、なかなか見に行く機会がなくって、あーもう終わっちゃう!とあわててル・シネマ(渋谷ぶんかむら)に行きました。

 あの有名なブロードウエイ(ミュージカルの舞台に出るダンサーたちのオーディションを描いた映画ね)の再演のために、ダンサーたちをオーディションするドキュメンタリーになっています。まだ芽が出ないダンサー役をやるために、アメリカだけでなく世界中から数千人のダンサーたちがオーディションにやってくる。まず団体で踊って、指名された番号だけが残り、何ヶ月もかかって、どんどん絞られてくる。最後は、売れないダンサー役(脚本はもう固定ですから)のキャラクター、セリフにあわせて演技をしていく中で、役が決まってくる。

 延々8ヶ月もかかるオーディションなわけです。その人たちの苦労、ドキドキ、不安、期待、そんなものが伝わってきて、見ている方もドキドキするし、もう全部、合格させてあげたくなっちゃう。みんなうまいじゃん!!

 最後に、全員の役がきまって半年後、舞台の幕があきます。あのときの彼女たち、彼らが、華やかな衣装をつけて踊っている、ニコニコ、せいいっぱいやってるのを見ると、ワーーン!!よかったあああ!!の気持ちでいっぱいになります。彼女たちの親戚のおばちゃん気分。あちこちでオーディションに落ちたり、うまくいかなかったりしたのを、全部知って、応援しているおばちゃんになります。いやはや、よかった!(って何が)

     ちなみにル・シネマは、ごたごたしないとてもいい映画館です。一般1800円、前売り1500円のところ、日曜日の最終回(普通は19時か19時半)は1000円均一で、これを狙いたいといつも思うのだけど、なかなか。ところが、今月から毎週火曜日の全公演が1000円になったんです!(これまで1000円は日曜日最終回と映画の日―毎月1日―だけ)。顧客減少対応対策だと思うのだけど、うれしいです。火曜日に映画に行かれるかというと、なかなか難しいんだけど。

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2009年1月12日 (月)

ウール100%

 ウール100%

サンチャのTSUTAYAさんは、ともかく大きなレンタル屋さんです。私が使うTSUTAYAさんは、ここと渋谷なんですが、どちらも大きすぎて、たまにいくと、いろんな場所が入替わっており、目当てのものが見つけられなくって、いつも迷ってしまう困った店です。いつも迷って、ぐったりするんだけど、品揃えはとてもいいので、なかなか見捨てられません。地元の小さなショップでは、新作といっても入る本数が限られているので、なかなか入手できないってこともあって、両方を使う生活をやめられません。

時々、レンタル半額!となると、普段は地元の独立系の小さなレンタルショップ(狭いので迷わない)に行くところを、たまにはとTSUTAYAさんに出かけ、迷ってぐったりしてしまいます。

今回、新作の品揃がいいので、つい高額払って借りて、いやいや半額なのは旧作じゃなくかと、タイトルも、全く聞いたことないんだけど、すでに亡くなっている岸田今日子さんが出演していらっしゃる(しかも、親友の吉行和子さんと)とあったので、邦画の棚から取ってきたDVDです。

映画としては、とても変な映画です。お二人が不思議な家に姉妹として住んでいて、そこになんだか毛糸だらけの少女がくる、セリフも状況説明もほとんどない。彼女たちもまともなセリフは非常に少ない。ただ、映像じゃなくって、絵の表現がいっぱい入っていて、それが楽しいです。映画としては、かなーり冗長で、こういうテンポが苦手は私は、新聞や雑誌をめくりながら流してましたけど、絵のところだけは見ました。岸田さんが懐かしいわ。

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2009年1月 5日 (月)

ザ・マジックアワー

ザ・マジックアワー

 三谷さんが、露出多すぎで宣伝しまくって映画がDVDになったのでお正月に見ました。彼の前作、「有頂天ホテル」が演歌あり、ロックあり、外タレあり、お笑いありの紅白歌合戦のようなカオスだなあ、と思いましたが、今回はもう少しすっきりしています。

 で、脚本はうまいよね、彼。ほんとに、あれやこれやと訴えるところあり、笑えるところ満載で、ちゃんとどんでん返しを器用に織り込み、秀逸だと思います。娯楽映画ってこういうものなんだろうなあ、と。そして、彼のいつも好む俳優さんが、ちゃんと脇も主役も固めて、まあ、売れるだろうという映画になっています。娯楽大作ってこういうもんなんだろうな、と思います。

 私は、はーーと楽しんでみて終わり。感動映画とかジーンと映画じゃないんだよね、そういうのはなし!

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2008年12月26日 (金)

ダージリン急行

ダージリン急行

 インドに旅行する奇妙な3人兄弟の物語。なんだか、ストーリーは変なんだけど、ハートフルな小品だなあ、と思う映画です。インドの、高原を走る、小さな列車で、いろいろ揉め事あり、個人的問題を抱え、父親を亡くしたばっかりの3人兄弟が旅行します。心の旅をしようというのです。母親は父親の葬式にも来なくて、ヒマラヤで尼僧になっている。それも気がかりで気に入らない。それぞれの個人的な事情もいろいろある。そんな3兄弟が、列車で旅をし、途中の村で子供を助けたり、溺れ死んだ子供の葬式に出たり、あれやこれやあります。なんだか、3人が少しずつ自己主張だけでなく、お互いを思いやれるようになって、母親のことも許せるようになって、ほのぼのする感じの映画です。映像もなんとなくかわいいです。

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2008年12月25日 (木)

プリズンブレイクシーズンⅢ

 何度も何度も書いてますように、アタシ、脱獄物が異常に好きです。ほんとに異常なくらい血が騒ぐんです。脱獄と、復讐、きっと前世で何かやったんだと思います。脱獄物は、はずせません。

 兄(バローズ)の無実をはらすために、銀行強盗をして兄と一緒に脱獄したマイケル、なんだかまた別のとーんでもない、無法の刑務所SONAに入れられてしまいます。それがシーズンⅢです。

 兄は外に居るんですが、兄の子供(つまり甥ですね)とマイケルの彼女を人質にとられ、同じSONAに投獄されている、怪しい漁師を脱獄させることを命じられます。シリーズⅢはSONAから脱獄するマイケルと、漁師、それに行きがかり上、いろいろ連れて出ることになってしまう数人の、脱獄物語です。いやはや、ともかくあっさり出ることなんてできないんです。急転につぐ急転、どきどきはらはらの連続です。いや。あたし、自分ちのリビングで見ているんですけど、こんなに逃亡とか脱獄とか、あと○秒とか無縁の場所に居るのに、はらはらし通しって、っていうくらい疲れちゃいますよ。あーーやっと見たわ。

 このプリズンブレイクの魅力、マイケルがかわいいとかカッコいいとか言う人も居るんですけど、アタシの評価は一つ、頭がいい!そして、彼は実は人を殺せないんですね。恋人を殺した地獄に落としてやりたいほど憎いヤツの背中を撃つ機会があっても、どうして撃てないんですよ。そういう冷徹な頭脳なのに、心優しいところ(一緒に関係ない少年も逃がしてやってしまうところ)があるマイケル、そしてマイケルが命をかけて助けた兄の逞しさ、ずるい男も、卑怯な男も居るけど、マイケルの友人はとってもいい人ばっかり(といっても脱獄犯だけど)。そういう登場人物の魅力が満載で、まだまだひっぱってくれます。組織の謎を追い、恋人の死の真相を探るマイケルのシリーズⅣはどうなるんだろう!?フォックス社は引っ張ってくれますねえ。

 最後に「24」のシリーズ7の予告が入っています。いやはや、CTUが閉鎖?これまた見逃せないとは思ってますが、プリズンブレイクも見終わり、グレースアナトミーもレンタル分は見終わり、24もシーズン7の上陸までまだ間がある、つかの間の休日ってところでしょうか。はあ、おつかれ。

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2008年12月11日 (木)

母べえ

母べえ

 まっとうな正しい日本映画だなあ、と思います。還暦近いはずなのに、9歳と13歳の娘を持つ母親を無理なく演じられる吉永さんは、やっぱりすごい映画女優さんなんだなあ、と感心します。

 治安維持法でオット(坂東三津五郎さん)が逮捕され、結局は獄死しちゃうんですけど、その留守を守る妻(吉永さん)と、周囲の人たち。あほらしい思想統制の中で、ほんとのことが何も言えない。建前ばっかり言わなきゃならない、心の中でバカらしいと思いながらもそれを出せない、そんな世の中のなかで、「金じゃ、金!」とすけべ心丸出しの鶴瓶さんが、妙にいいです。彼を大きく描き、年頃の娘にデリカシーのないことを言わせ、娘たちに嫌われても、愛すべきスケベオヤジにすることで、くだらない建前ばっかりの世の中を笑っている山田監督が見えます。ほんと、正しいことって、それを声高に主張している人って、つくづくくだらないわ。愛国婦人の会とかが「服装が華美じゃありませんこと!?」なんてやってて、笑っちゃいます。

 そして、最後の最後に、山田監督が、吉永さんが主張します。数十年後、2人の娘(倍賞千恵子さんと戸田恵子さんなんだが)に看取られて、吉永さんが病院で亡くなる寸前、娘がいいます。「もうすぐ父べえ(お父さん、つまり吉永さんの獄死したオット)や、ヤマちゃん(留守宅を支えたオットの弟子、南方で戦死)、チャコちゃん(義理の妹、留守宅で一緒に暮らした、広島で原爆死)にも会えるよね」とあの世での再会を言います。と、吉永さんが苦しい今際の瀬戸際に言うのです。「生きているうちに会いたかった」と。そうです。病死でも事故死でもない、戦争で殺されたのだ。戦争さえなければ殺されなくて生きているうちに何度でも会えたのだ。それを忘れてはいけないのだ、という山田監督の叫びです。そういう映画です。

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2008年12月10日 (水)

グレイスアナトミーシーズンⅢ

 いやはや、結構がんばって平日も見て、レンタルしている全部見てしまいました。外科研修医5人の青春模様。シーズンⅢは、いろいろあったなあ、

 まずねえ、ともかく男女は、いかにお互いが色っぽいか、セクシーか、寝てみたいかじゃなくって、一番の親友と一緒に居るのがいいんじゃないか、とジョージ(男性、突発的に整形外科医のカリーとケッコンしちゃう)とイジー(ジョージの親友の美人の研修医)を見てて思います。男と女である前に、一番仲がいい友達であることの方が幸せなんじゃないかと思うんだけど。違うのかな。

 と思ってみると、メルディスと、あのタレ目脳外科医も、やめた方がいいのかな。どうもあのタレ目脳外科医は好きじゃない(どうしてそこまで嫌うの!?と家族に言われるんだけど)ので、やめ、やめ!!って思う。いい友達になれなそうじゃん。

 そして、怖いお目付け役のベリー(黒人で背が低いグラマーな外科医)の怖くて、でもやさしくって、生徒たち(研修医)思いのところが大好きだわ。

 最後に、ケッコンするかと思ったヤン(スタンフォード首席の秀才、中国系)とバーク(心臓外科医)が、土壇場になって(だって、教会でだよ)破局。ヤンのセリフ、「I am free!!」がすごくよかった。そうだよ、バーク(母親が暴走して、ヤンにあれやこれやバーク家のなんかを押し付けたり、眉毛もそったりするのを止められない)なんかに従うことないよ。そーんなマザコン情けない男!!と喝采したのでした。

 ごめんなさい、見ている人しかわからないネタです。

 まあ、医学ネタと男女ネタがあれやこれや絡まっているアメリカの教育病院を舞台にしたドラマなんだけど、男女、結婚に出てくる親とか家とか、医者と医者の卵ばっかり出てくるんだけど、自由なようでとーっても不自由に見えるいろんなことにしばられている。自分の欲望、医者としてのステータス、医者としての出世(これがまあ、皆さんすごく貪欲でびっくり)、ケッコンとか、愛情というものにすがる気持ちとか。なんだか、痛々しいくらいに見える。そんなドラマです。さてと、シーズンⅣは、まだレンタルされてないから、このスキにプリブンブレイク見ちゃおうっと。

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2008年12月 3日 (水)

素敵な人生のはじめ方

素敵な人生のはじめ方

 これね、原題は10items or lessっていうんです。つまり10個まで、っていう意味ね。女性が、スーパーの10個までのレジ(つまり少量の人のレジ)のレジ係りだということと、嫌いなこと、好きなこと、なんかを10個まであげるっていう会話が途中にあるからなんだけど、原題の方が、ずーっとしゃれていると思うわ。

 なんだか、つまんない邦題だ。

 出てくるのは、ほぼ、モーガン・フリーマンとレジ係りの女性の2人、あとちょっと出てくるけど、あんまり関係ない。モーガン・フリーマンがハリウッド俳優さんの役で(数年、出演作がないんだけど)、偶然であった、レジ係りと1日すごし、彼女の人生の背中をちょっとだけ押してあげる、とってもいい役。やけに饒舌だけどね。

 

 なんか、ちょっと人生が楽しみになる、元気がでる、励まされる、いい気分になる、短いけど、いい映画でした。

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2008年11月25日 (火)

やわらかい手

やわらかい手

 孫が難病にかかってしまった。その治療のための海外渡航にお金が要る!もう家も売ったし、借金もできるところは全部した。両親である息子夫婦が困り果てている。でも、ほっておけば孫の命は消えてしまう!!

 そういうときに、それまで働いたことがない、おばあちゃんが職を探します。でも、経験も資格もなく高齢である彼女に、仕事はないんです。偶然飛び込んだ風俗の世界。彼女のタッチのやわらかい、ソフトな手が、売りになります。そこで、孫の治療費、渡航費を稼ぎ出すことができるんです。

 急に資金を援助してくれた母を疑って後をつける息子、そんな汚れたお金はいらねーよ!!とわめく息子。男ってなーーんて子供っぽいんでしょう。とまどいながら、子供のためにそこまでしてくれたことを、感謝するムスコの妻。まあ、ここまでは予想されたこと。

 この映画で感心したのは、全然かっこよくもなくって、横幅がひろく、体がたるんだ、おばあさんそのものの彼女が、仕事して稼ぎ、さらにもっと稼いで、早くお金を貯めようと意欲的になっていく過程で、どんどん自信をつけて、背を伸ばして、しゃっきり前を向き、自分の意思を伝えられるようになっていくこと。すごいわ。最初はとまどって、「私にはできないわ」みたいなことばっかり言ってたのに、もっと稼ぎます、週に800ポンドは稼ぐわよ、っていう意志のある目つきになってくる。そして、友達(有閑マダム、カード仲間)にも、仕事を聞かれて答えるし、積年の恨みもちゃんと言えるようになる。仕事は、その人を強くするし、自分で立てるようにするなあ、とつくづく再認識。そんなおばちゃん、見た目はそのまま(何もスタイルがよくなるわけでも、おしゃれになるわけでもない)けど、ずーっと自信のあふれ、息子に、「ちゃんとしろ!」「孫の治療に行け」といえるかーちゃんになります。いやはや、偉いぞ、ばーちゃん!すごいぞ、ばーちゃん!

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2008年11月19日 (水)

ジェシー・ジェイムズの暗殺

ジェシー・ジェームズの暗殺

19世紀のアメリカに名をとどろかせた犯罪者ジェシー・ジェームズっていう人が居たらしいのですが(全然知らなかったです)、10何人もの人をお金のために殺している人ね。その人の役を今をときめくブラッド・ピットが主演してます。その人の周囲の人、で結局仲間うちに殺されてしまうのですが、その仲間の人との心理、裏切られるか?あるいは味方か?殺さなければ殺されるか?っていう話もおりまぜています。その後、ジェシー・ジェイムズが悪党なんだけど、英雄視されたり、その暗殺が数々の物語になったりと、どういうわけかあんまり憎まれないで、大衆に支持されるような、そんな犯罪者のようです。

 ブラッド・ピットが、この人を主人公にした映画を熱望し、自らプロデューサーもやっているという作品で、2時間40分っていうアメリカ映画としては、とーっても長い、だから興行的にはきっと?なんだろうけど、ということでDVDを借りてきて、睡眠を削ってみたのですが。

 うーん、私はこの人の孤独とか、彼が稀代の犯罪者なんだけど、魅力的だったらしい(仲間からも、そういう風な発言が多いわけですが)ところとか、わからないです。ブラピの演じるこの人は、全然魅力的じゃない。悪いやつだけど、妙に憎めないってところが、うまく出てないです。長いばっかりで、ちっともよいなあ、と思わなかった映画です。残念。

*以前に周防監督がシャル・ウイ・ダンスをアメリカに持っていく話を読んだことがあります。あのアメリカで制作した、リチャード・ギアのじゃなくって、役所さんの邦画ね。アメリカの映画館で興行的に売るために、ずーっとずーっと縮小させなきゃならなくって、非常に苦心している様子を読んで、アメリカ人は長い映画を見るのをいやがるんだなあ、と思ったのでした。しかし、この「…暗殺」は長い!きっと、興行の方からの反対を押し切った、大大スターブラピが、ずいぶん私財を投入したことでしょう。で、全然よくない、と私は思いました。ま、奥さんもずいぶん稼いでいるから、いいのかな。

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2008年11月14日 (金)

ノーカントリー

ノーカントリー

 アカデミー賞をとったとかいうので、借りてみたんですけど。

 麻薬取引にからんで、何かの抗争があって、偶然、無関係の男性が、その現場で大金を手にしてしまいます。そして、追われることになる。ともかく、ガンガン人を殺しながら執拗に追ってくる。逃げても逃げても追ってくる。

 うーん、映画館で見ると、その緊迫さとか、ひたひたひたひたって押し寄せるところが、すごく怖いのかもしれないけど、我が家のテレビ画面では、たいして怖くない。なんだか、ずーっとおっかっけっこをしているのを見せられているだけ。なんだかなあ。保安官とか出てくるけど、どうもたいしたことなくって、追ってばかりが、とても不気味な雰囲気を全身及び顔面からかもし出しているだけ。一生懸命、理屈こねて、哲学的に生と死を語ろうとしているつもりだろうけど、ちーっともな感じ。なんだろう、この映画。なんでアカデミー賞なんだろうか!?

年取った保安官の役で、あのコーヒーのCMに出てる人、トミー・リー・ジョーンズが出演しているけど、あの人のイメージ戦略として、いくらCM出演料が高かったからといって、日本のコーヒーCMに出て、ありとあらゆるコーヒー自販機に顔が出ちゃうのは失敗だったんじゃないかと思っちゃいました。安売りしちゃったように見えるもんね。もうちょっとガンバレば、しぶい味が出る役者さんだと思うんだけど、どうも缶コーヒーの人だからなあ。いろいろと、渋い味だして、ちょっと理屈っぽいけど、沸け知ったる感じの保安官役なんだけど、だめだ、缶コーヒーイメージが強すぎて。で、こねた理屈も空回りな気がする(アタシがわかんないだけ?) あーあ、こういうわけわからず、やけに人が殺される映画つくって、生と死、無情とか非業とか描いているんだろうか。アタシには、ダメでした。この映画。

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2008年11月10日 (月)

ラブ・アペタイザー

ラブ・アペタイザー

 モーガン・フリーマンが主演の映画ということで見てみました。彼は、1人息子(優秀な医者)の悩みを気づいてやることができずに、薬の中毒で亡くして半年しかたっていない、老夫婦のオット(大学教授、休職中)という役回りです。この夫婦が、息子を亡くした身を引き裂かれるような辛い悲しみの中にある中で、若い友人たちが引き起こすいくつもの恋愛話の相談相手になったり、オットを亡くした妊娠中の妻の支えになることで、少しずつ立ち直っていく姿です。

 神様は、人間が嫌いなのかしら?と思うような辛い辛いことを人間に与えるけど、もう一つ、それを時間とともに乗り越えていく力も与えてくれたんだ、とモーガン・フリーマンが言います。それは、妻に去られ、次に好きになってやっと結婚した妻に裏切られ、あるいはやっとの思いで苦労して一緒になって子供を授かったオットが急死するなど、若い友人がさまざまな愛の形に辛い思いをしているときに彼らを支えることになった老夫婦が、自分たちの悲しみを乗り越えていくことになる、人を支えることで、自分たちも支えられ、大きな悲しみを乗り越えていくことができる、というものです。

 こういう映画を見ていると、私は恋愛や妻の裏切りに悩む隣人ではありません。恋愛なんて遠い国の出来事で、すでに息子を亡くした老夫婦の立場になっちゃいます。そして1人息子を亡くした設定なんて、とても辛くて辛くてそこだけでもうボロボロです。老夫婦がひっそりとその悲しみに耐え、夫婦で支えあおうとしている姿、そして気丈にも、あれこれ浮気やらなんやらをやらかしてくれる軽い隣人の相談に乗っているのを見て、それだけで辛くなります。でも、そうやって隣人を支え、若い人の恋愛や子育てを支えていくことで、彼らがときには笑顔を取り戻してダンスをしたり、生まれてくるベイビーを楽しみにしたりするようになるのを見ることで、人は誰かの助けになり誰かを支えることでたくさん救われるんだなあ、としみじみ思うのです。神様はかなり意地悪、でも、人間はかなりすごい力を持っているんだなあ、と神様がくれたのかどうかはしらないけど。

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2008年11月 8日 (土)

グレイズアナトミー シーズン2

グレイズ・アナトミー シーズン2 コレクターズ・ボックス パート1

 映画の合間にぼちぼち見続けていた、テレビドラマ、グレイズアナトミーのシーズン2、やっと見終わりました。どうもシーズンごとに長さが違って、これは27話まであります。長い!!

 途中ね、どうもメレディスが、あのタレ目男に捨てられ(彼は妻を選択)、あちこちの男とすぐ寝ちゃうっていうイヤな女になったり、イジーとアレックスがどうのこうの、ジョージまでがどうのこうの、と恋愛話ばっかりで、枯れたおばさんとしては、すこし食傷気味だったのですが、最後の方は、心臓移植の順番の話、命の問題、など、がうまくその未熟で子供っぽいけど、真剣なインターンの目で描かれていて、よかったな、と思います。

 青臭いんだと思います。そーんなこと、いいわけないだろ!!というようなこともあります。でも、5人のインターンたちは、とっても真剣で、悩んでいるんです。その姿が、医療っていう特殊専門職の集団にあって、素人くさいんですけど、見ている私は当然しろうとですから、その中間の橋渡しをしているんだと思います。

 そして、スタンフォードを首席で卒業して、キャリアアップに疑念の余地がない、大秀才のヤン・クリスティーナが、その集団の中で、そして辣腕心臓外科医バークとの恋愛(そして彼の事故などで)、大きく変わっていくのも、興味深いです。黒人で、やけに背が低いグラマーな鬼教官、ベリーさんも好きだなあ。というグレイズアナトミー、シーズンⅢも、安くレンタルし始めました。続きが楽しみ!!

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2008年10月23日 (木)

最高の人生の見つけ方

最高の人生の見つけ方

 ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの2大俳優さんが共演した映画がもうDVDになりました。

 ともに余命半年といわれた2人、境遇も性格も、生活もまーったく違う2人が、たまたま病室で隣になったことから、治療を断って、あとの人生でやりたいことリストを作って、次々やっていこう、とする話です。

 ジャック・ニコルソンは大金持ち、4回結婚して離婚していて家族はなし。余命のためにいくらでも散財できる。モーガン・フリーマンは、自動車修理工、学生結婚した妻と3人の子供、孫が居る。浮気の一つもしたことがない。不自由な生活じゃないけど、散財することはできない。この境遇も性格も、女性観も宗教観も、まーーったく違う、共通点はともに余命半年っていうことと、アメリカ人で(白人と黒人だけど)、男性だっていうことだけ。この2人が、もう先はないんだから、かっこつけず、本音で付き合い、けんかしながら、あれこれとやり、リストを一つずつ潰していきます。

 スカイダイビングをしたり、ピラミッドの上にたったり、アフリカでサファリをしたり、パリの高級ホテルに泊まったり、ともちろんジャック・ニコルソンの資産がなければできないことだし、世界旅行がしたいのかいっ!!って思わないでもないところもあるんだけど、まったく価値観が異なる、2人の人間、一方が大金持ちでそのお金で好きなことをしているのもかかわらず、お互いの考えをちゃんと尊重できる大人ぶりがまぶしいです。こういうのって、なんだろう、ともかく議論しあい、話し合うことで、他民族が折り合ってきた歴史でしょうか。(私を含めて、私の周りの人って、こういうのが苦手だわ。異なる人とやっていくことがとっても苦手と痛感する日々。うんざりするほど、違うことが認められないのよね)

 だって、どちらかの経済力に依存してて、まったく考えが違って、旅行するとなれば四六時中一緒で、それでちゃんと尊重できるってすごくない?女性観も、神に対する気持ちも、家族観も、全然違う。歩んできた人生が違いすぎる。それでも、どこかお互いに敬意を持っているし、自分にちゃんと自信があって、ゆるがない。憎たらしいオヤジなジャック・ニコルソン、やっぱりいい人になるモーガン・フリーマン。あと半年の命で、これまでの懐かしい人も、一緒の家族も分かれた家族も、いろんな人が人生に居ただろうけど、また新たなこういう友人、まったく違う世界の全く違う考えの、でも大切な友人を得られて、笑える(「涙が出るほど笑う」というのもリストにある、そしてちゃんとクリアする)って、すばらしいなあ。仕事もそして、責任を果たしてきた家族も、とりあえず、おいておいて、笑って楽しんだ数ヶ月、女じゃなくって、涙じゃなくって、同性同士の語り合いと笑い、いい最後だなあ、っていうしんみりしない、楽しい映画でした。

 いい味出しているのが、ジャック・ニコルソンの秘書。「君が余命半年となったら、どうするかね?」と聞かれると「秘書に全財産を残します」なんて、普通の顔して、シャーシャーと言う。同情したり、哀れんだりしないで、淡々と仕事をする。結構、楽しんでるな、コイツっていう感じでいいなあ。

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2008年10月21日 (火)

バブルへGO!

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

 この映画、バブル期を2007年の15年前、1992年と考えていますね。これはちょっとなあ、思わないでもない。だって1991年2月に崩壊っていうのが、まあ金融界では基本的認識だと思うんだけど。ということはおいておいて、私はバブル時代をちゃんと知ってます。仕事してましたもの。仕事のケタがやっぱりバブリーでしたよね。やりかたも今思えば、ずいぶんバブリーでした。そして、オットなんかを見ていても、当時、ペーペーの若造だったのですが(さすがにこの頃は若いわよ)、考えられないようなことしてましたね。

 映画では、やけ派手な遊興生活が出てきてますが、私自身は不幸にも、いや幸いにもかな、乳児を抱えてまして、たいへん不自由極まりない生活をしていたので、そういう遊興面ではまーったくバブルを感じる生活ができなかったんですよ。毎日、乳児の世話をして飯作ってましたもん。ま、そのため、生活は地味一色、拡大することも踊ることもなかったというのが、今思えば私的には悪くなかったけど、当時は、なーんでアタシだけ、こんな地味な生活してるんだ!?って思ってましたね(大笑)。

 2007年から、広末さんと薬師丸さんが15年前にタイムスリップして当時の通産省が発表する不動産取引規制法をやめさせるという形で、景気の後退を食い止めようという映画です。まあ、主眼はバルブの浮かれた様子を描こう、あの頃を思い出そうっていう今からのノスタルジーだと思うんですけど、洋服とか(ボティコン)、ヘアスタイルとか太い眉とか、ディスコとか、船上パーティとかタクシー券とか、そういうおかしな姿を描いているのはわかるんですけど、不動産取引規制法がなければバブルが続いて景気が悪くなることはなかったというストーリー?いくらなんでも安易すぎやしないか?と思うのです。土地の投機的価格をどんどん上げていけば景気は後退しなかったという論理ですよね。

 だって、第一種住宅地域、60-100(ケンペイ率、容積率ですね、うちがそうでした)みたいな総2階が建てられない、住宅しか断たないような(つまり収益を生み出す施設が建たない)土地が坪数百万円って言われたのが(いや、もっとか?)バブルですよ。どうやって住宅からその利益を生み出すのよ。坪1000万円の土地は、そこでビジネスをすることでそれだけの収益(売上じゃなくって、純利益よ)を上げられることができる可能性があるってことでしょ。坪あたり数千万円のビジネスができる?その基本的収益力を完全に超えた投機価格がいつまでもまかり通るわけがないでしょ。基礎的収益力に裏打ちされてないんだから。源泉がないんだから。誰かがババを引くのは当たり前。それがバブルだと思うのだ。あれが続くわけはない。

 通産省が不動産取引規制をしないように食い止めたら、その後も景気はよくって、万々歳っていう終わり方、なんだこりゃ、景気が拡大し続けましたってか!?いくら経済の映画じゃないたって、安易すぎると思うなあ。

 経済のお話で、しょっちゅう出てくる「景気」、これは魔女か?魔法の杖か?と思うくらい誰かが持ってくればなんとかなるすばらしい何かなんだよね。そーんなバカな。ちゃんと要因があって、結果があるのに、この魔法の杖さえ出てくれば、すべてはうまく行くっていう発想がおかしんじゃないかと私は思うんだ。景気って魔女でも魔法の杖でもないと思うんだけど。バブル後の経済状況の悪化の中で、小泉さんたちが必死にやったのは、結局、淘汰なんだよね。その中で人件費の削減、リストラ、倒産。その結果、生き残った民間企業の収益力はつけていい決算出してきたけど、それは雇用者所得全体(総額ね)をぐーんと抑えて、失業者をいっぱい出して、低所得者をたくさん生み出したことで一部の民間企業の決算状況をよくしたんだよね。で誰がお金使うの?人口減っているでしょ、個人の可処分所得は増えてないでしょ。年金不安、老後不安は解消されないでしょ。誰が景気をあげるの?企業の収益力って、つまるところ人間がお金を使わないと最終需要は増えないでしょ。日本のGNPの最大パーツは、民間消費なんだよ、民間投資じゃなくって。民間消費が冷え込んで、景気だけが浮上するわけないじゃん。国の借金が何百兆円とあるのに今更公共投資でもないでしょ。円が下がるだけでしょ。どうやって景気があがるのよ。魔法の杖をふるっていうわけ?「景気さえよくなれば」っていう発想、景気は結果であって、魔法じゃないんだと思うんだけどね。と、珍しくこんな話をしてみました。

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2008年10月19日 (日)

歓喜の歌

歓喜の歌

 自宅最寄近くの駅そばの小さなレンタルDVD屋さんは、月に2日、全品190円の日があります。新作(通常はたしか350円くらい)も準新作も旧作もぜーんぶ190円。そういう日が休日に当たると、店全体がとても小さいので、そして最寄駅は今は駅工事の関係で乗降客が結構多い駅なのに、DVDレンタル店はこの1軒だけという事情もあって、夜、のんびに借りにいったときには、めぼしいものはぜーーんぶない、という淋しいことになります。あれーーなーにもないっ!と思って、残っている邦画の棚で借りてきたDVDです。

 あの小林薫さんが、実に情けない公務員(で、町の文化センターの管理をやっている)を演じていて、あーあ、あんなにカッコよかったのに、とがっくりしちゃうくらい情けない役をコミカルにやっています。あとは、女性コーラスグループ(一つは安田成美さんーあーいつまでも若くて綺麗で、スタイルがいいわね、もう1つは由紀さおりさんが中心になっているグループ)2つのダブルブッキングのお話。ストリーはたいしたことないし、全体的にコミカルな小林さんや、登場人物もあって、2時間ドラマみたいなものなんだけど。

 私が唯一感心したのは、おばさんのパワーです。女性コーラスグループ2つが主になっているドラマなので、もちろんその中には、俳優さん(わかるところでは、根岸トシエさん、片桐はいりさん、それに由紀さおりさんのお姉さん、藤田なんとかさん、それにお名前がわからないけど、何人かの俳優さん)が入って、歌うし、トラブルに対処するためのセリフがあるんです。でも、コーラスの場面では、たぶんオーディションかなにかで選ばれたと思える普通のおばさん@コーラス参加者、がちゃんとコーラスの衣装をつけて、素人の町の文化センターの舞台にあがります。そのおばさんたちぶりが、私には、俳優さんたちを押しのけてあっぱれだなあ、と思ったのです。おばさんですから、美人とかスタイルがいいとか、そういうことじゃありません。一人一人の歌が上手いとかはわかりません(コーラスですし)、ただ、大口あけて、おもいっきりみんな歌っている。変に作った顔している俳優さんより、ずーっと普通に大口あけて堂々と歌っている。ホントに歌うことが好きな人が出ていらっしゃるんだと思います。自分がおばさんだからなんでしょうけど、とーってもあっぱれ!よくやった!ってなんだか映画の誰でもなく、無名のおばさんたちには拍手したいような、そんな映画でした。

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2008年10月15日 (水)

88ミニッツ

88ミニッツ

 アル・パチーノさん主演の映画です。

 ゴッド・ファーザーでうちのめされて端正な顔立ちで、綺麗な青年だなあ、と思っていたアル・パチーノさんも、ずいぶん年をとったなあ、と思ってみたら、1940年生まれ、68歳!?ひゃーー!! それにしては、まだまだかっこいいなあ、と許してあげる気になるけど。

 うーん、彼が犯罪心理学者という役回りで、犯罪者の裁判でその心理を説明するわけです。本人が説明しないから。すると、そのストーリーの巧みさに陪審員が納得して死刑とか有罪判決が出る、他の物的証拠が乏しくてもだ。そこから、犯人(と決められた)人の復讐が始まるというストーリー。

 見せ場は、彼を追い詰めていくからくりや、それが心理っていう掴みどころのないものだっていうことで、疑い出したらきりがなくって、怖くなってくるところだと思うのだけど、私が今回気になったのは、もうすぐ導入される裁判員制度。

 物的証拠が乏しい場合、こういう心理学者(たっていろんな立場があるんだろうけど、そのうちある立場の人が検察側の証人として呼ばれるわけだ)の説明とか聞いて、そういうことなんだあ、と思っちゃったら(私はたいへん自分自身が思いがちな人間だと思っているので)、あー、こいつ有罪!!って思うと思うのだ。だめだ、こんなヤツをシャバに出したら、また誰かを殺めるぞって。そういう心理があって、自分たちはとっても弱い、影響されやすいって思っているから怖いのだ。

 そんなことを考えながら、怖いぞお、てみた映画。あたしだって陪審員になっちゃうかもしれない。いや、犯罪の疑いをかけられて陪審員たちに裁かれるかもしれない。げっ!本気で怖い!

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2008年10月13日 (月)

相棒-劇場版

相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン

 水谷豊さんのテレビドラマをやっている(いた?)のの劇場版ということだそうです。ドラマ自体は一度も一瞬も見たことがありません。

 まあ2時間ドラマと思ってみれば、そういう内容、ちょっと社会派っぽい話も入っているし、平幹二郎さんと津川雅彦さんが、妖怪な政治家を演じて上手い。そして、なんと言っても最近、怪優さんになってきたなあと思う西田敏行さんかな。

 水谷さんって、私の強烈な印象は多くの人と同じ、傷だらけの天使、あれって35年くらい前?(きゃーー!!)ショーケンも好きだったけど(今、あんなになっちゃって悲しい)、あにき~っていうアキラ役の水谷さん、印象的だったなあ(岸田森さんも、今日子さんも出てたよね)、あの後、人はなんとか先生(熱中時代?)とか言うけど、実は私はそれはよく知らなくって、次の印象はタイトル忘れたんだけど、大竹しのぶさんと若い夫婦でお兄さんが宍戸錠さん。大竹さんと駆け落ちして(死語だよね)、兄妹といつわって住み込みで働くことになるというようなストーリー、あのベタなかわいい恋愛ストリーのドラマ、タイトル忘れちゃっているんだけど、楽しんで見てた若い私でした。その後の水谷さんは、全然見てなかったんだけど、30年もたって、映画を見たら、いい感じに年取って、芸達者だなあ、寺脇さんを使い走りに使う方になったなあ(ショーケンに使われてたのに)、としみじみしちゃった30数年ぶりの水谷さんでした。

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2008年10月11日 (土)

硫黄島からの手紙

硫黄島からの手紙

 クリント・イーストウッド監督で、日本人俳優さんがいっぱい出た映画です。第二次世界大戦で激戦地となって、まあ、全滅に近い状況になった硫黄島を舞台にした、陥落までの最後の何週間かを取り上げた映画です。

 でね、イーストウッドさんって、結構有名な俳優さんでしょ?有名な俳優さんで、いろんな監督の映画に出演していると、ついつい自分も映画を作りたくなるんでしょうか?自分が采配を振るいたくなるのかしらねえ。で、何が言いたいの?戦争の悲惨さ?その中での一人一人の人間の悲しみや辛さ?うーん、まあ、そういうことなんだろうけど、それを描いたたくさんの映画やドラマを越えて、新たに俳優さんがチャレンジして、何が描きたかったんだろう?さっぱりわからない。悲惨な死、無策な死、いっぱい出てくるし、その人たち、それぞれに生活も家族もあったこともわかるけど、アメリカの方がわざわざ日本の俳優さんをいーっぱい使って、なんだろう?と思う映画。

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2008年10月 9日 (木)

インディ・ジョーンズ ークリスタススカルの王国

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

 ジョーンズ先生、たいへんだよね。1981年の失われたアーク、これは結構びっくりした。特撮につぐ特撮、ぎえーーー!!なんて笑いながら大騒ぎできる場面満載、楽しんだわ。84年魔宮の伝説、3年前のあの楽しさをひきづって、期待を裏切らなかった気分だった。美女と冒険するのも同じ、ジョーンズ先生が絶対大丈夫なのも同じ、そして最後は、なんだか不思議世界が解決していくのも同じ。ま、安心して特撮を楽しみ、ぎゃあっはは!という映画。

 これが89年最後の聖戦、おとうちゃん(ショーンコネリー)まで出してきた。ま、久しぶりだよね、懐かしいよね、路線はわかっているけどね。最後っていうんだから、まあ、お付き合い、っていう感じ。世の中、特撮も増えてきたし、ストーリーも新鮮というよりは、わかってるって、ってなってたよね。最後にしとけばいいのにさ。

 それから、20年近くたって、またジョーンズ先生だよ。だって、もういい年じゃん。冒険につぐ冒険、お疲れじゃないの?特撮もあり、滝からも何度も落ちてくれるし、崩壊してくれたり、へんな巨大蟻は出てくるし、変わりないけど、なんかこの路線で、ギャーギャー、アハハというのは、ちょっとなあ、相変わらずだなあ、ジョーンズ先生の種だという子供が出てきて、ずーっと以前の女性が出てきて、ジョーンズ先生ももう50代?はいはい、わかった。いくらなんでも、もう終わりでしょ。辞めましょうね。

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2008年10月 5日 (日)

チャンス・ボール

チャンス・ボール

 私も人の親だなあ、夕方、街へ行ってDVDを借りるときに思います。今晩は、メッタにないことに、大学生が夕食に居る週末だから、何か好きなもの作ってやろう(まあ、基本的には何でもよく食べるんだけど)と思うと同時に、「マリアカラス最後の恋」にしようか「母べえ」にしようかとレンタルの棚を見ながら、野球のこの映画なら、大学生も一緒に見れるかな(どう考えても、マリアカラスの映画だったら、さっさと自室に入ってしまうだろうと予想される)、なんて思いながら借りちゃう。子離れしてないなあ…反省。

 ある大リーガーが頭にボールがあたって、意識不明のうちに、子供時代に戻って野球をするっていうたわいもない、つっこみどころ満載なんだけど、1976年の田舎のアメリカの様子、そこで野球が好きな子供(ほら、アメリカの映画だと、チビで生意気な子供とか、白くて年中アイスとかチョコを齧っているおでぶとかお決まりのキャラがちゃんと居る)、野球の試合が街の大きなイベントで、老いも若きも、みーんな地元のチームを応援しているそんな古き良きアメリカの姿が、楽しいです。古くなって、おばけ屋敷となった家に子供たちで忍び込んだり、ボロボロの町のグランドで練習したり、口だしてくるいろんな大人もまあ、意外性がない、ありそうな展開。悪役もお決まりな白人、生意気、金持ちっていう設定。意外性はないけど、野球が好きな少年、そして、少年ではなくなったけど、テレビはスポーツしか見ず、甲子園に通い、夏はボールを追いかけ、冬は雪山を滑る、大リーグの選手の名前だけは、どうしてそんなにスラスラ言えるの?という人間の機微も複雑さもわからん単純な青年にも、楽しめる映画です。スポーツの好きな少年とご家族でお楽しみください。

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2008年10月 3日 (金)

プリズンブレイク シーズンⅢ 私の時間を奪うFOX社

プリズン・ブレイク シーズン3 DVDコレクターズBOX (初回生産限定版)

 夏の初めに、プリズンブレイク、シリーズⅢがレンタル開始されました。ちょうどその頃、ともかく長崎県各地域の巡礼、もとい巡回仕事があって、ともかくともかく時間がなかったんです。その上、少しずつ少しずつ、グレイズ・アナトミーを見ていた時期で(シリーズ1を終え、シリーズ2に入らなきゃなんて)、プリズン・ブレイクは気になるものの、せっかくお兄ちゃんのリンカーンの無罪を証明したのに、また捕まっちゃったマイケルはどうしたんだろう!?と思いながらも、ぐーっとこらえて数ヶ月。

 あーあーあーあ、ダメだった。TSUTAYAさんが撤退しちゃって(駅ビルの工事の関係ね)、地元の小さなチェーンしかなくなった最寄S駅のレンタル屋さんの謀略にはまって(安く貸してくれるのよ、これが)プリズンブレイク シーズンⅢを借りてしまいました。うっひゃーーー!!、マイケル、とーんでもない刑務所に入ってる!そして、また脱獄!!前世の因縁で(どういう因縁かよ)脱獄物には、妙に血が騒ぐ私は、辞められません。

(素の私は、とーっても普通の地味な人間でもちろん脱獄したことはありません)

そのうえっ!なんと、あのジャックバウアー「24」シーズンⅦの予告が入っているじゃあありませんかっ!!あの、トニーアルメイダ(私の妹分のMちゃんはトニーの大ファンなんです。何がよいのかよくわからないけど)が、死んだはずのトニーが、髪型変えて出ているんですよ。ジャックも予告編で言ってます「トニーは死んだんだ」って。ジャックだって不思議がっているんですから、見るものはもっと不思議です。なんで、ちゃんと爆発で死んだのに。あれれ?しかも、ジャックがトニーを狙ってる。あれれ?敵かよ。「24」は来年全米公開らしいです(フジテレビが今秋のイベントで24時間一挙放映を狙っていたんですが、編集が間に合わないとか、なんとか理由をつけられて取りやめになってます)から、日本上陸は来年秋?くらいのはず。それまでヤキモキさせられて、ひっぱられて、私の時間を奪っていくんだろうなあ<FOX社。というわけで、グレイズ・アナトミーと、ブリズンブレイクの二股かける夜は続く。あーあ、心落ち着けて眠りたい。

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2008年10月 2日 (木)

ライセンス・トゥーウエディング

ライセンス・トゥ・ウェディング

 ロビン・ウイリアムズのラブコメ。ストーリーはまあ、こんなもんでしょ。一度分かれた婚約者がまた、くっつくのも予定通りっていう映画。

 ただ、ロビンが、おかしい、すけべででしゃばりで、おもしろい牧師さんをやっている、それを見るための映画。あとは、どーでもよろし、っていうところかな。あつあつの二人が、もめたり、けんかしたり、またくっついたり、って当たり前じゃん、のお話。

 特典映像が面白い。

 ともかく撮影現場がロビンのおかげで、おかしくって、楽しそう、っていうのが伝わってくる。楽しそうだなあ、ってロビンが居るだけで、そして、早口であれこれしゃべりまくるだけで、楽しいんだろうなあ。

 というロビンファンのための映画。それだけ。でも、好きだから、いいのだ。

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2008年9月30日 (火)

ディナー・ウイズ・フレンズ

ディナー・ウィズ・フレンズ

 好きな女優さんである、トニ・コレットさんが出ているので、借りてきて見たんですけど(これは舞台もありましたね、見てないけど)、結婚して20年をとーっくにすぎている夫婦で見ると、こりゃー辛いわあ。じーーって黙って見ている状態になっちゃいました。こういう身につまされる映画は、ふるーーい付き合いの夫婦で見ちゃいかんです。

 登場人物は夫婦2組、4人だけ。それぞれ結婚して10数年たっており、10歳くらいの子供が2人ずつ居る、オット同士がもともと友達で、妻の友達を紹介して結婚して、近所に住んで週末を一緒にすごし、一緒に子供を育ててきた2組、っていう設定。そこまではよし。1組の夫婦が、オットがよそに女を作って破綻します。まずはそのオットが責められるのですが、まあ、なぜヨソの女に目がいったか、どれだけ妻が自分を理解しないでずっと自分が苦しんできたか、という壮絶な争いがあります。いや、人の夫婦のそういうケンカは厳しいです。自分たちのケンカを見ているような辛い気持ちになります。お互いが、自分のことばっかり主張して、相手の非ばっかり責め立てて・・あーこういう鏡は見たくないと思う20年超の夫婦。一緒にソファに坐っているのが、きついです(苦笑)

 その後、その夫婦は破綻して、それぞれが新しい恋人ができて、それぞれが、やっと運命の人に出会った喜びいっぱいで、幸せオーラを出しまくります。それを聞かされる、継続しているもう一方の夫婦の気持ち。最初は、友人夫婦が壊れていくことを悲しんだり、女を作ったオットを責めたりしているんですけど、あれ?私たちって、当然ながら若い頃とは違う気持ちを持っているのに、仮面の下にそれを隠して、いい夫婦のフリしてるんじゃないかしら。新しい彼氏彼女とラブラブのあの人たちのように、本当にこの相手で最高って思っているのかしら、という気持ちがムクムクと出てきそうになるのを抑えて、子供とパートナーとともに幸せを演じ続けるわけです。ひゃーーー!厳しい!!

 いやはや、どっちにころんでも、厳しいですよ。我が家は、とりあえず初婚のまま継続中なので、後者なんですけど、いやはや、いろんな感情をいっぱい引きずっている20数年間ですし、新たな発見も見直しもあるけど、それと同様に諦めも怒りも諦観もあるわけです。どこのお宅とも同じようにね。お互いにいーっぱい言わないことも言ったこともあるわけですわ。それを、休日の夜に、とりあえず、一緒にDVDを見ようかという程度の平和なときに、いきなり画面から突きつけられたって。

 

 映画が終ると、たいがいあーだこーだと話をするんですけど、「いや、NYのWAPS(White Anglo-Saxon Protestant)が好きそうな映画だったねえ」と一言、この映画の話は、これで終わり(!)っと、さっさとそれぞれの用事に向かう、すねに傷いっぱい持ってる夫婦でした。いやはや。

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2008年9月25日 (木)

君のためなら千回でも

君のためなら千回でも

 子供と動物には、どーんな名優もかなわない、とやはり思う映画です。

 アフガニスタン(ソ連の侵攻前)の子供時代の2人がとてもいいです。町の中を自由にかけまわり、遊び、凧を飛ばして喜ぶ姿。一人はお金持ちのお坊ちゃんで、その使用人の子供という関係ですが、いばらなくって、仲良しで、この友達のためなら、何回でも落ちた凧を拾いに行くよ、という関係です。子供の表情がとってもいい。アフガニスタンの豊かな様子もとってもいいです。

 ある時から関係が変わります。

そして、ソ連の侵攻ですべてが変わります。ソ連の後には、タリバンです。時代と戦争が、子供たちの生活、そしてもちろん親の生活をメチャクチャにします。成長した、お坊ちゃん、すでにお坊ちゃんじゃないんですが、働く青年となっている男性、父親の死をきっかけに、友達の行方を知ることから、アフガニスタンへの旅に出かけます。タリバンが占拠して、たいへん荒れて危険な国になっているのです。

 

 私は、生まれた場所に行くことも、そこが建替えられてはいるけれども、危険でもなく、また新しい人の新しい生活があることを知ることもできます。その頃の友人は、わかってないけど、戦争で死んだりはしていません。銃殺されてもいません。そういうのが当たり前に大きくなってきているということが、通用しない世界。子供の頃、凧をあげて遊んだ町は、廃墟と課し、銃を持った人が歩き回り、自由に訪れることもできない。友人知人は銃殺された人も多く、行方もわからない。そういうことが当然の世の中、それが、当たり前に世界には散らばっている。国を追われてアメリカで小さな同じ民族の社会を作り、寄り添って生きている人たち。ずーっと日本人の中で、ずーっと安泰に生きていられるってことだけで、とんでもない幸運、世界の中では幸運なことなんだろうと思います。アフガニスタンのあのかわいい、元気な凧揚げしてた子供たちの姿。そういう世界を見る映画です。

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2008年8月29日 (金)

チャックとラリーのおかしな偽装結婚

チャックとラリー おかしな偽装結婚!?

 軽いコメディだと思って借りて、笑って見ることができた一本。

 ある仲間から信頼されてる消防士(1人は独身、女たらし、1人は2人の子持ち、最愛の妻に先立たれて、未だ彼女を思い続けているヤモメ男)2人が、年金の問題上、ゲイとして結婚することになっちゃった、という物語。

 いやはや、2人ともそのケは全くないんだけど、同居してケンカしながら仲良く暮らすまではいい。でも、年金の不当受領の疑いがかけられて、どんなに愛し合っているゲイのカップルかを証明していかなければならなくなるというトラブルに巻き込まれるわけだ。

 いやはや、まず、ゲイがまだ差別されるようなことだという点も1つ驚きではあるけど、でも、それまでの人間関係のなかで、職場の仲間からも徐々に認められて(ゲイはウソなんだけど)きます。家族も認めてくれる。子供たちも理解してくれる。2人は、とても信頼しあって、最高の(仕事上はね)パートナーだと思っていることも事実。一緒に生活するのもとても楽しい。妻を亡くして消沈しているお父さんだけだった子供にも、陽気なおじさんが一緒に住んでとても明るくなる。1人者だった女たらしの生活も、子供と一緒で健康的に、人を思いやって暮らせるようになる。いいじゃん?それじゃだめ?決定的なことは、彼らに性的関係がないこと。だから、ゲイのカップルじゃない!という断罪。えーーー!?そんなのあり?性的関係がすでにない、男女の夫婦だって、いっぱい居るんじゃないの?

 アタシね、色気が決定的に欠如しているからだろうけど、夫婦(男女でも男男でも、女女でもね)の、一番の根幹は性的関係じゃないと思っているんですよ、そんなもの、あってもなくても決定的なものじゃない(いや、ちゃんとその人だけっていう人は居ていいんですよ、それを否定するものじゃ全くありませんよ、とあえて言っておきます)、そんなものじゃない、別の信頼関係、最大の理解者で最大の親友で最大の同士であることの方がずーっと大事だと思っているんですよ。だから、その最大のものがちゃんとある2人が、夫婦(男男であっても)いいんじゃないかと思うのだ。性的関係のない夫婦があっていいように、ゲイだっていいじゃん?そして、逆にその最大のものがなければ、性的関係があっても、ずーっともろいと思うのです。そんな関係、誰とでも可能だ!!

なんて言うと、並んでDVD見ているオットが、たいへんやばいのではないか、という顔してますがね。そうよ、やばいのだよ。ふふ…

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2008年8月28日 (木)

ミルコのひかり

ミルコのひかり

 イタリアの映画です。地味なんだけど、最後はジーンとしちゃいました。

 ミルコは10歳の時に、不幸な事故でほとんど視力を失ってしまいます。法律で、普通の学校に通えなくて、教会が運営している遠方の全寮制の盲学校に入ることになります。

 その盲学校の基本方針は、「規制」です。盲人は、「何をしたいか」を考えるのではなくって「できるだけ社会のお荷物にならないように」成長し、「何か、役に立つことを身に着けて(例:電話の交換手とか、手に技術とか)」「社会のお荷物にならないように生きていけるようにする」ことが目的です。そーんな!!10歳くらいの子供たちが、自分で感じ、知り、したいということは、基本的に×なんです。そんな学校です。それまで目が見えて、自由にサッカーをして自由に遊んでいたミルコは、とても適応できません。したいことがないんですもの。だって、学芸会というと、聖書の暗誦、となるような学校なんですよ。何も自分で表現することを求められない。書くのは点字の練習のため、何かを表現することじゃないわけです。

 ある神父さんが、ミルコに、人間には5感がある。視力がなくてもあと4感は、かえって研ぎ澄まされるんだ、ということを教えてくれます。それから、彼は変わります。「自然」という題材で、点字で作文を書けというと、(点字は覚えるのはイヤなんですけど)、自然の音をいーっぱい集めて、生き生きと自然を表現します。集めるだけじゃなくって、擬音も使い、世界を広げます。子供たちが、自分たちで「表現する」ということに、目覚めて、生き生きと動き出します。

 最後に、聖書の暗誦のはずの学芸会を、彼らの物語(と作り出した音)を、目隠しをした保護者たちに披露します。そのすばらしさ、子供たちの発想の豊かさ、うれしそうな生き生きとした顔を見てたら、夜中にジーンとしてしまいました。人間は、誰でも、抑圧されない基本的な自由があるべきなのだ、ということを強く感じます。

 この映画は実話に基づいたものだそうで。1975年からイタリアでは盲学校が廃止され、視覚障害者が普通学校で一緒に学ぶようになったそうです。そして、ミルコは、今は映画の世界で音響の第一人者なんだそうです。地味ですが、いい映画でした。

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2008年8月23日 (土)

ONCEダブリンの街角で

ONCE ダブリンの街角で

 アイルランドの街角に立つ、ストリートミュージシャンが、ジブンの夢をかなえようとする映画です。音楽もいいし、景色もいい、そして不幸な、いやなことが起こらないで、見ている私も、彼を、彼女を応援したくなる、いい映画でした。

 見ているとき、あんまり幸せだから(決してお金もちじゃないし、成功もしてないし、苦労してるし、でもまーーすぐで、いい気持ち)、イヤなこと起こらないでね、ここで事故とか、彼女が誰かにひどい目に合うとか、裏切られるとか、なしにしてくれ、って願いながら見てしまったくらい、まーーっすぐですがすがしい映画。

 アイルランドの風景も、アイルランドっぽいんだけど、最初は暗い街だなあ、って思っていたけど、気持ちが前向きになって、音楽でがんばろうっと思えてくると、だんだんいい街じゃん、って見えてくる、そんな映画。

 以前からアイルランドに行きたいなあ、と言ってたオットが、やっぱり行きたいなあと(イヤ、今年の予定はもう別のところに決まっているからダメだけど)、思い出しちゃったようで、映画を見ると、後半は意外といいかも、の街に見えてきました。

 音楽も大ヒットしたらしいです。いい映画でした。

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2008年8月18日 (月)

再会の街で

再会の街で

 ホテル・ルワンダで主役のドン・チードル(えーと、クラッシュにも出てた)が、NYの辣腕歯科医を演じる映画です。彼が、偶然、大学(歯科医大ですね)の時のルームメイトに街で出会います。その友人は、9・11で奥さんと娘3人を亡くし、歯科医をやめて、消息不明になってたんです。今でも、彼から見ると「現実から逃避して」生きているように見え、亡くした家族のことを知らないといい、奥さんの家族には会わず、ゲームやコミック映画の世界、古い70年代の音楽の世界に浸って生きているんです。

 エリートで、善人な歯科医は、友達をなんとかして立ち直らせようと、善意からおせっかいを出し始めます。まず、一緒に学生時代のような、楽しみを共有すること、カウンセリングを受けるように勧めること、などです。自分の家族に合わせて、歓待しようとします。でも、それって、ほんとに必要なんだろうか?

 友人は、政府からのお見舞い金とか、保険とかで、今は働かなくても生活できる現実があります。最愛の妻とかわいい3人の娘、そして愛犬をいっぺんに亡くしてしまった彼に、その辛い現実を受け入れ、現実を受け入れて、立ち直れ、と強要することだけが善意なんだろうか?という問いかけです。逃避させてあげては、だめなの?アメリカ的に、苦難には立ち向かい、カウンセリングとかセラピストとかいっぱい使って、克服しなきゃいけないの?そういう強い人間だけじゃないんじゃないの?逃げられるだけ逃げさせてくれよ、という叫びが聞こえます。

 エリートの歯科医の、家庭的な問題、歯科医の患者の、これまたちょっと問題ある女性なんかのことも絡めてきますが、結局、中途半端に歯科医は、家庭的な問題に立ち向かい、友人は、転居してまだひきこもりを続けられるようになり、問題ある女性(これが美人で友人好み)との今後を予想させるような終わり方になっています。

 つまりアメリカで9・11で家族や親しい人を失い、心に大きな傷を負った人が、まだ立ち直れないんだよ、というPRをしたい映画なのかもしれないなあ、と思い見ました。

9・11だろうが、なんだろうが、私は辛い、どうしようもないことがあったら、立ち向かうのが一番だ、絶対に、立ち向かうべきだ、とは思わないんですよね。疲弊しているときに立ち向かっても、戦えないんだよね。まず、逃げて逃げて逃げて、力を貯めるってことも必要だよな、と思う、よわっちい、正攻法じゃないけど、そういう生き抜き方もあると思うのだ。逃げて逃げて、逃げ切ってもいいじゃん、逃げられるんならさ。

逃げてる人生だなあ、と思うことも多々あるけど。

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2008年8月15日 (金)

グレイズアナトミー(シーズン1)

グレイズ・アナトミーシーズン1 Vol.1 (第1話~第3話収録)

 すでにシリーズ3くらいまででているのに、シリーズ1までしか見れてないです。アメリカのテレビドラマシリーズ。結構好きなんだけどね、これ。

 医者の卵たち、4人が、そのうちの1人の大きな自宅に共同生活しながら、研修医として、こきつかわれつつ、いろんな患者に出会い、いろんな手術(外科なんだよね)に出会い、人の生死、医者とのラブロマンス、いじわるな教官、いろんな中で、成長していく青春医者卵ものがたり。4人が、それぞれ、全然違う個性で描かれているのも、女性がまあ、たくましくて、カッコいいのも、私好みで(どうも、男性は、弱いんだよなあ、、)、レンタル屋さんで、一本映画を借りると、もう一本はドラマにしようと、じみに少しずつ借りてます。が、ともかく、今年度は、いつもに増して出張が多くって、なかなかDVDの本数が増やせないでいて、(←いいわけですが。出張は往復の交通機関の中で、まあ、本は読めるんですけどね、映画みる時間は、確実に奪われてしまいますわ)まだシリーズ1が終わったところ。プリズンブレイクのシーズン3も出ているんだよ、忙しいなあ、のテレビドラマです。ま、ぼちぼち見ます。

*世の中、お盆の真っ最中ですが、皆様はお休みを取られている頃でしょうか?我が家は、まーったく関係ない日常を過ごしているのですが、通勤電車が少し空くような感じになってきているし、昨日なんて出張で羽田空港に行ったのですが、いやはや、人が多くって、それもいつものビジネス客じゃない人たちが多いので、荷物検査は進みが遅いし、どうも予期せぬ動きをする人が多いせいか、歩きにくくていつもよりぐったりした感じでした。荷物の多い人、席を探してウロウロする人なんかがいつもより多かったです。もちろん、お子さんの声もいっぱい。夏休みなんだなあ、世間は、と思いながら、我が家は全然変わらない日々です。あ、大学生がなんだかいつもに増していないなあ、会わないなあ、という程度の違い。ワタシの夏休みは、まだ先です。

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2008年8月14日 (木)

マーゴットウエディング

マーゴット・ウェディング

 

私の大好きなジャック・ブラックじゃん!!ということでいそいそと借りてきたのに、なんじゃ、こりゃ、の一本。ジャック・ブラックの、ちょっと面白いところ、でも、すごーくいい人ぶりのところがちーっとも出てないじゃん。なんだよお!!

 物語は、ある長い間絶縁していた姉妹(姉が、あのトムチンと離婚した美人女優さん、えーと、ニコールキッドマン)が、妹の再婚の結婚式で、再会する物語。再会を喜ぶんだけど、あれやこれや、軋轢のある歴史を背負っているわけ。お互いの、これまでの恋愛や結婚の失敗、その他いっぱいね。それが少しずつ少しずつ出てきたり、変な会話したり、そういう心理激っぽいところもいっぱい。

 アタシは、そういう映画を期待してたんじゃないんだよ!ジャック!!

 

 最後まで、なんだか消化不良のまま、へんな風にいらいらさせられて、ちーっとも楽しくないし、満足できない映画でした。ジャック・ブラックに期待した私がバカだったのかも。あーあー!!

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2008年8月 6日 (水)

4分間のピアニスト

4分間のピアニスト

 ある囚人のピアノの才能を、刑務所に勤務する元ピアニストの女性が見いだし、なんとしてでも、コンクールに出そうとする話。もうちょっと、元の方の過去とか、囚人の過去とか、複雑なんだけどね。

 これを見ながら、何度も思い出したのは、米原さんが書いていたこと。日本では、才能(ピアノでも野球でもなーんでもいいんだけど)は、完全に個人の物。個人がラッキーにも天から与えられたもので、個人の幸運で、そして、それは換金性の高い幸運だともっとラッキーだというもの。でも、実はそうじゃないのかも?