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2017年11月23日 (木)

ショコラ

 19世紀末から20世紀初頭にかけたフランスが舞台。芸人というと、テレビの世
界じゃなくって、サーカスとか小さな劇場とかで、パントマイムをやったり、妙な動
きをしたり、手品をしたりの時代。
 ある大きな黒人と、白人のコンビが出会い、売れていき、そして、別れて、落ちぶ
れていく、史実に基づいた話だそうです。まだまだ、19世紀ですから、根強い黒人
差別があり、動物並みに扱われてしまう大男の黒人。それを笑いにしてみたんだけ
ど、儲けて、リッパな洋服を着るようになっても、やっぱり人間としての扱いは低
い。誇りもあるけど、でも、稼いだお金をどう使って、どういう風に生活していくの
が、何が幸せなのか、よくわからないのが、悲しい現実。なんだか、とても悲しい気
持ちになります。人間は、人間として生まれるんだけど、人間として育ち、暮らさな
ければならないって、心底思うのです。
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2017年11月19日 (日)

マイファニーレデイ

あの、超チャラ男オーウエン・ウイルソンが、チャライ演出家を演じます。一夜を
友にした女性が気に入ると、すぐ3万ドル(300万円くらい?)を渡しちゃって、
彼女たちは、それを元金にして、コールガールから脱却して、商売をしたり、女優さ
んになったり、勤めをかえたりする、っていうお話。でも、妻にそれを知られたら、
当然ながらまずい。奥さんの女優さんも好きな女優さん。そのドタバタコメディ。奥
さんの女優さん、キャスリン・ハーンが好きなこともあるけど、楽しみました。
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2017年11月18日 (土)

歌声に乗った少年

パレスチナの自治区のガザ、政治的に難しい地区で、パレスチナ問題がうずまいてい
て、出国することも、入ることも難しいですよね。そこで生まれた、神様に祝福され
た声を持つ少年の実話です。
 小さい時からお姉ちゃんと友達と一緒に、バンドを組んで歌っていた少年。お姉
ちゃんも弟も、友達も、顔が濃くってかわいい!でも、この世界では女の子は舞台に
あがるなんてだめ!舞台の物陰でしか演奏できないんです。結婚式とか、パーティと
かでも、目立つことはダメ!踊ったり、歌ったりはみーんなオトコばっかり!そんな
ところも、ふん!って思うけど、主題はそこじゃない。それは文化を描いているだけ
なんだな。かわいいお姉ちゃんは、腎臓の病気で亡くなってしまって、弟はガザとい
う狭い世界での限界を感じて、一時は歌手になることをあきらめるんだけど、やっぱ
り挑戦しようということになる。
エジプトまでバスで行かれる場所なんですけど、なにせ、政治問題があって、行かれ
ないわけです。歌声を認めてもらうためには、エジプトで行われる選手権みたいのに
出なきゃならない。でも、正式なパスポートもないし、ということで密出国をくわだ
て・・・のあたりから、ドキドキしながら見ます。
 最後になって、役者さんじゃなくって、本当に勝ち抜き歌手選手権みたいので優勝
した本人の映像がでてきます。ガザのみーんなが、テレビ中継に夢中になって、応援
している様子。ガザの誇りになっていく様子、へえへえ!よかったなあ!音楽は、妙
にアラブっぽくって、ステキな音楽!というより、よたよたーーーって聞こえる歌で
した(爆)
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2017年11月17日 (金)

ハドソン川の奇跡

アメリカの旅客機が、墜落しそうになって、ハドソン川に着水した話っていうのは
わかってたんですけど、その緊迫した客室とか、乗務員とのやりとりとか、そういう
ことかなあ、って漠然と思ってました。が、全然違いました。
 最初にもう着水しちゃうのです、で155人の乗ってた人は全員無事。まずよかっ
た。でも、ここから、機長(トムハンクス)のたいへんなことがはじまるのです。運
輸省のなんとか調査会っていうのが、事故原因を調べるのですが、着水しなくても、
折り返せただろうっていうのです。鳥がぶつかって、エンジンが壊れたことが原因な
んだけど、その時にすぐ折り返したら、ちゃんとラガーディア(NYの空港ですね)に
つけたはずだ、と着水は、機長の判断で、乗客を危険な目に合わせた間違った判断で
はないかと。えーえーえー!英雄視された機長がいきなり、こういうこと!?真摯に
仕事をした機長と副操縦士さん、2人が自己保身ではなく、現実をちゃんと考えてい
く様子、それを再現しようとする様子、そんなことがテーマです。なかなか、リアル
でとてもいい映画でした。
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2017年11月 4日 (土)

ジャッキー

暗殺されたケネディ大統領の妻で、後のオナシス夫人のジャクリーンさんにスポッ
トをあてて、ケネディ暗殺後を描きます。若くて、名家の出で、大統領になって美人
の奥さんと結婚したJFケネディが、遊説先のダラスで、オープンカーに乗っている
ところを銃撃されます。となりに座って、ニコニコ手を振っていたのが奥さん。実
は、射殺されたオットの頭蓋骨から脳が出てくるのを押さえながら、車に乗ってい
た、というすごい人です。(まあ、車は止めたら危ないので走って逃げて、病院に
行ったのですが)。そこから、大統領専用機でワシントンに戻るときに、副大統領が
大統領に就任し、葬儀をしなきゃならないけど、もうファーストレディじゃないんで
す。でも、名門のケネディ家で、元大統領の葬儀を仕切らなきゃならない。冷戦下の
アメリカですから、危ないんですよ。犯人とされた男は、警察署の中で暗殺されるっ
ていう、めちゃくちゃな時代。さて、葬儀は防弾ガラスに覆われた車で葬列に参加す
るか、いや、歩いていくか。そんな彼女の、プライドをかけた戦いです。
 映画としては、わかるけど、ちょっと肩すかしな感じ。後に義弟も暗殺されたこと
もあって、彼女は子供たちを連れてオナシス夫人となって安全を買おうとしたのか、
それより、どこかに身を隠した方がよかったのか。まあ、彼女も子供たちも(一人
は、日本大使になって来ましたね、キャロラインさん)、暗殺されることなく、彼女
は生涯をまっとうしたんですけどね。とっても濃い人生ですなあ。
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2017年11月 3日 (金)

ライオン

インド映画で、ものすごくよく出てくる青年が、すこしおじさんになって出てきて
います。インドで迷子になっちゃった5歳くらいの少年が、親元に帰ることができ
ず、孤児院みたいなところに引き取られ、オーストラリアの夫婦の養子になって、海
を渡り、成長して、自分のルーツを探す、という実話に基づいた映画です。
 インドの子どもの世界のあれこれ、迷子になっちゃった子どもの境遇、など、イン
ドのロケがとてもインドの混沌とした駅や街の風景を表していて、あーあーあーあ、
ダメだよ、そんなところに行っちゃって、って思うんだけど、どんどん迷子になっ
ちゃう。それが悲しくって、辛いです。彼が成長して、自分のルーツを探すのもたい
へん。いったいどこから来たんだ?というところを探すのも、このネットやグーグル
アースがある時代でもなかなかわからない。その苦しみ。ハッピイエンドのラストで
はあるけど、今でもインドでは、数万人の行方不明な子どもがいるという、言語も違
うし、情報も混沌とした中で、自分の子どもが急に居なくなった親の気持ち、家族と
はぐれちゃった幼い子どもの気持ち、どうしたらいいんだ!
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2017年10月25日 (水)

わたしはダニエルブレイク

ケンロウチ監督の新作です。地味だけど、いい映画です。ダニエル・ブレイクって
いう、妻に先立たれたおじさん、たぶん60歳前後、大工さん。心臓が悪くて、医者
から働いてはいけないと言われている。でも、失業保険みたいな手当を申請しようと
すると、ともかく面倒な手続き、苦手なパソコンでやらないと、何も進まない。あれ
これ、たーくさん待たされたあと、仕事を探して、その証拠を出さないとダメって言
われる。だって、心臓が悪いのに。彼は、怠けたいわけでも、ずるしたいわけでもな
いのに。そんな理不尽な思いをしている役所で、子連れで苦労しているシングルマ
ザーに出会い、彼女と子供たちとのささやかな交流が始まるのだ。ちょっとした手す
りの修理をしてあげたり、仕事で忙しい母親にかわって、子どものお迎えをしてあげ
たり。下ココロなんて全然なく、娘もいないけど、娘みたいな気持ちで、応援する気
持ち。でも、福祉は冷たく、彼女にも、そして、ダニエルにも、申請して手続きして
証拠を出してと迫ってくるのだ!オレは、ダニエル・ブレイクだ!!申請番号でも、
年金番号でもない!人間だ!!!という叫びがとてもよくわかるイギリスの労働者の
叫び。ケンロウチさん、こういうのうまいなあ!

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2017年10月18日 (水)

ラフナイト

お気楽なハリウッド映画です。学生時代の女の子のグループ4人+1人。ある一人
が結婚することになって、独身最後にバカ騒ぎをしようと集まって、お酒をもって、
マリファナももって、知人の別荘に滞在。クラブで遊び、大騒ぎ。ところが・・・と
いう事件がおきて、それを隠ぺいしようとアタフタ。まあ、バカみたいなお笑いで、
最後はなんとなるっていうハリウッド映画。ポテチ片手に飲みながら、笑って終わ
り。そんだけ。

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2017年10月17日 (火)

 ある失明危機にあるカメラマン(かなりうらぶれてる、だって見えないんだもん)
を永瀬さんが演じています。それを、ある映画(藤岡達也さんが劇中劇で演じてい
る)を、目の見えない人に、語りで説明する、という作業がシンクロしてます。河原
さんって、ほら、女性で最初にどでかい映画の賞をとった監督(の受賞作は、あたし
はちーっともいいとは思わなかったけど)の映画です。今回、なんていうか、長年付
き添った老妻に(たぶん)先立だてて、もがいている老人(藤さん)がボロボロに
なって、その先に何を見るかっていうところを、映像が見えない方にどうやって何を
伝えるかっていうことで、生きること、死ぬこと、その先にあることは何かっていう
ことを考えました。永瀬さんのうらぶれぶりもかなしいし、若手女優さんのカワイコ
ぶりもちょっとうんざりだったけど、藤さんの老人ぶりだけはよかったです。人の
死、残された者の悲しみ、もがき、老い、そしてその先に何があるか。この年になっ
てみて、少しずつ考え始めた世界です。
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2017年10月16日 (月)

追憶

3人の若者、小栗旬、柄本さんの息子(いやー、でっかくなったなあ、近所なので
小さい時から知ってる)、そして、もう一人(名前知らない、たぶんジャニーズ?)
の3人が昔の傷を背負って生きているという設定。そこで、いきなり柄本君が、殺さ
れちゃう。え??なぜ??3人のうち一人は刑事になっている。まさか、小栗君じゃ
ないか、と考えて苦しむのだ。
 なんだか昔のつらいつらい思い出と、今とが交錯して、小説としてはきっとわりと
面白いんだろうけど、映画は小栗君のチャラぶりと、吉岡秀隆さんの年寄りぶりと、
そんなことばっかり目についちゃって、あたしはちょっとなあ、でした。邦画は難し
いなあ。
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