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2017年10月22日 (日)

赤い刻印

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 長岡さんの短編集です。長岡さんは、「傍聞き」という作品を最初に読んで、おもしろい方が出てきたなあ、って思ったんですが、この「傍聞き」で出てきた刑事さんと、シングルマザーがまた登場しています。といっても、前を読んでなくてはわからない、ということはなく、すーっとした感じで、スリリングな短編が並んでいるっていう感じです。

 

2017年10月21日 (土)

女たちの審判

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 なかなか複雑風に見える、殺人事件とその犯人(死刑が確定している)の脱獄物語なのですが、最初のところに、事件の概要がまとめて提示されていて、え??最初にわかっちゃっていいの?って一瞬思います。で、過去をさかのぼるように読んでいくと、この犯人と、その脱獄を企てる経緯が、出てきます。著者(って、2人組らしいのですが)、刑務官だったことがあるようで、実に詳しく手紙のやりとりのことなどあり、刑務所体験のないあたしは、へえ、へえ、ととてもリアルな描写に驚きます。こーんな風な、盲点があるんだ。

 

 そして、後半になると、また展開が異なってきます。どうして、こういう殺人事件につながっていったのか、っていうところが以外な過去のあれこれがあることがわかってきて、いや、すごい話があって、こういうことになっているんだ、というところがわかってくるのです。一番、最初に新聞報道(もちろんフィクション)を並べてあった事実が、実に表層的で事件の真相のごくごく表面的な部分だけ、殺して捕まった犯人が脱獄を図った、ということだけ書いているということがわかります。真相はそこにはないということが、全体でわかります。最後にとてもとても重い気持ちになるのです。ふー。

 

2017年10月20日 (金)

女の甲冑、着たり脱いだり

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 「貴様いつまで・・・」の方の続編?のエッセイ集。女性で、独身で(これはさほど関係ないと思うけど)、30代から40代になっている方の本音として、なかなかうまく書いているし、迷いやとまどいや、あきらめやあがきが、実に率直にあって、通ってきたあたしは、わかるよー、うん、うんと笑いながら読みます。そして、「早くこっちへおいでよ」「楽になるよー」とも言ってあげたい気がする。あきらめたくないっ!って、思われるんだろうけどさ。

 

2017年10月19日 (木)

今週の困ったちゃん

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 内田春菊さんです。彼女の事務所にやってきて、すぐやめていったり、ひっかきまわしてくれたり、あるいは取引先や仕事をやってくれる人たちの、あれこれな困ったチャンをご紹介。いやー、どこにもいるのねえ、困ったチャンって。あたしもいろんな困ったチャンに出会ってきましたが、やっぱり個人事務所よりは、組織 対 組織で仕事している方が、困ったチャンが組織内で一定程度、矯正または淘汰されるので、少ないんじゃないか、あるいは出てくるまでに打たれちゃうのじゃないかと思うこともあります。ここまでひどい人が、そのまま仕事相手にならないです(って、ひどいタイプが仕事相手として、主として出てくるまでに、新人のうちに矯正されたり、淘汰されたりするんだと思う、確率としては同じくらいいるでしょうけど)、でも、ありますね、困ったチャン。ほーんと、笑いながら、うんうん、って読みます。

 

2017年10月18日 (水)

ジャッジメント

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 小林さんです。今、いろんな犯罪が起こって、たとえば、子供が殺されたりすると、犯人を殺してやりたい、同じ方法で処刑されればいいんだ、というようなタカ派な議論がありますよね。あたし、もし、自分の家族が、と思ったら心情的には、わからないでもないんです。心情的にはね、でも、それは社会的にどうよ、というのはもちろんあります。

 

 これは、「復讐法」が施行されたという未来を描いている小説です。被害者の親族は、従来法による処罰(懲役○年とか、無期とか)か復讐法による処罰かを、選択できるようになるのです。そして、復讐法を選択した親族と犯人の、いくつかの物語。

 

 読んでて苦しくて、苦しくてたまらないのです。つらい気持ち、家族を返してほしい気持ち、なんでそんなひどいことをしたんだよーーー!とわめきたい気持ち、犯人を恨む気持ちは、とてもよくわかるんです。でも、自分も復讐法にのっとって復讐したら、同じになるんじゃないかというのもよくわかります。

 

 うん、つらい本です。やっぱり復讐法はやめた方がいい。人間を鬼畜にします。

 

2017年10月17日 (火)

流されて八丈島

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 マンガ家さん(女性、独身)が、親戚も友人もいない八丈島に転居することにします。え???出身地でも、ないし、思い入れが特にあるとは見えないんですけど、でも、なんだか決めちゃって、家を借りてお引越し。マンガ家さん、それも2人で一人の筆名で、マンガを書いていらっしゃるということで、東京で必要な仕事は、相棒さんがやってくれるので、自分はどこにいても仕事ができるってこともあるんだと思いますが、大胆な決断ですよね!!

 

 

 

 そして、免許もなく、自転車しか乗れないという公共交通の不便なところに住むのに不適切な状態で、ともかく転居。ワンちゃんと2人の生活を始めます。暑いし、雨が多いし、と天候も違うし、もちろん買い物事情も違う。そんな八丈島の生活を始めます。これ、シリーズで5冊になっていてもう最後は、10年たっている本になっているのですが。

 

 

 

 まずひとり暮らしだけど、ワンちゃんがいるので、毎日散歩に行くってことでワンちゃん知り合いができます。また、マンガを書いているので、ネタが必要というのもあり、あちこちに行ってみたり取材したりするうちに「マンガ家の先生」と認識されるようになり、少しずつ知り合いが増えていくんです。友達が東京から来て、案内したりね。そして、原付の免許をとり、ダイビングに挑戦し、ライセンスをとり!(すごいです!)、さらに車の免許まで挑戦するようになって、飛躍的に行動半径が膨らみ、マンガも面白くなってきます。

 

 

 

 あたし、八丈島って行ったことがないんですよ。でも、これを読むと行ってみたい、どころか住みたくなるんです。あー、島暮らし!いいなあ!

 

2017年10月16日 (月)

幸せは金で買えるか

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 西原さんと、壇蜜さんの対談です。サイバラさんは、「この世で大切な金の話」とかあって、お金を自分で稼いで、ちゃんと生きていくことが、大切って一貫しておっしゃっている方ですね。壇蜜さんって、(苗字が壇?名前が蜜?じゃないよね)、よく知らないけど、サン茶のタイ料理屋さんで見たことがあります(ってまわりがダンミツだって言ってたんだけど)。愛とかエロスとかで発言している方みたいですね。本職は何?か知らないんだけど。

 

 そして、幸せがお金が買えるかどうか、っていう話というよりは、愛情ある暮らしをするためには、一定のお金が必要だ、という至極もっともな話です。愛があれば、お金なんていらない、なんて今頃、誰も言わないよね?言ってはダメ。だって、お金がなければ、男は女や子供を殴ったり、するようになるよ、っていうサイバラさんの体験に基づく発言、とってもリアルなんです。そして田舎のちょっと美人な女の子が、あっという間にやられちゃって(原文ママ)、子供産んじゃって、離婚しちゃうっていう話、ありありだなあ、とあたしも田舎の公立出身なのでわかります。あー、美人じゃなくって、助かった(え???)なんて思うときです。そう、実にリアルな日本の階層、美人とブスと、金持ちと庶民の階層社会がよくわかる本です。

 

2017年10月15日 (日)

不妊治療やめました

 

 ご夫婦で、子供がほしいって考えていろんな病院にいったり、治療をしたりという苦労話はよく本やマンガになっています。もう、涙ぐましいいろんな努力や治療をされて、なんとかお子さんを授かった!という話もありますし、でもダメだったという話もあると思います。この本のお二人は、それぞれ仕事もあり、病気もあったりで、その治療もしながら、不妊治療をしていくわけですが、いろんな病院でつらいことがあったり、この医者を信頼してもいいのか?みたいなこともあったり、迷ったり、ガマンしたり、ちょっとの希望をもったりしながら何年も取り組みながら、そして、ある時、もういいや、子供が生まれなくても二人で生きていこう、って思えるようになるところが、とてもすがすがしい気持ちです。

 

 子供は幸せの一つではあるでしょうけど、それが幸せのすべてじゃない、というのは、当然のこと。そして、完璧な幸せじゃなければ幸せではない、というわけでもないというのも人生の他のことと同じ。ね、なんだかほろりとしたイラストマンガでした。

 

2017年10月14日 (土)

ぬるま湯女子会38度

 

 南綾子さんの小説です。あたし、こういう妙な女子会ってあんまりないんですよ。なんだかなあ。すでに、彼氏とか?結婚するとか、しないとか、その相手がどんだけ金持ちか、カッコいいかなんて、人生にどーでもいいことになっちゃっているからっていうのもあるけど、どーでもよくなかったはずの時期に、こうだったかな、というと、そういうのから真っ先に、いちぬけた~って抜けちゃったのもあって、ないんですね。

 

 なんて思いながら、こういう女子会ってやだなあ、って読んでたんです。でも、半分くらい読み進むうちに、だんだん面白くなってきちゃった。だって、結局、あたしも含めて、どういう配偶者?パートナー?結婚相手がいいかなんて、誰もわからないんだもん。あたしだって、わからなかった。今でもわからない。そう、みーんなそうなんだよね。それをあーじゃない、こーじゃないと議論し続けているけど、誰もよくわからない。イケメンか、収入か、おごってくれる人か、やさしい人か、わからないんだもん。そうだよね、誰も正解を知らないことを、ぐたぐたぐたぐた、トライ&エラーしているのが、おかしくって、正解のない難問をずーっとごちゃごちゃやってるわけだ。正解がないってことを早く悟ってやめればいいのにやめらないアリジゴク?笑えてくる。いや、あたしもだから、同じだから、笑えるのだ。どういう結婚生活が幸せなのか、実はわかってない。わかってないから、不満に思ったり、イライラしたり、ときどき満足したりの繰り返し。ま、人生って、きっとそうなんだなあ。

 

2017年10月13日 (金)

特捜本部

 堂場さんのルーキー刑事、一ノ瀬君シリーズも、もう何巻目かしら。ルーキーと思っていた一ノ瀬君も、千代田署から、霞が関に異動になって、なんだか新人というより、中堅ぽくなってきました。どうも、ムスコと同年代な上に、下北沢に住んでいて(一ノ瀬君がです)、堂場さん、シモキタ駅の工事のことなんかも書いているので(爆)、妙に、親近感があるんですよ。いや、知らないんですけど。

 今回は、バラバラ殺人事件?で腕とかが見つかったところからスタートします。その腕がカレッジリングをしていて、それが一ノ瀬君と、彼女さんの大学のカレッジリングだったということで、捜査が始まります。

 署内の同期との手柄争い(バカらしいが)、ついてくる後輩(ができたのだ)とのあれこれ、同じ大学の同級生が起業してたとか、20代後半になるといろいろあるよね。そして、なんだか刑事っぽくなかった一ノ瀬君が、犯人逮捕のときに思い切った行動をとるし、大切な人を守りたい気持ちを知って、もう一つ大人になった感じです。あたしからは、ムスコを見るような目で見ております。はい。

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