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2017年8月21日 (月)

今日から仲居になります

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 会社員をやっていた女性が、会社の送別会だかなんだかでいったところで、ここだ!!って思っちゃって、突然会社をやめて仲居さんに入門しちゃう話です。仲居さんになるまでの経緯は、実に単純な思いつきっぽく書いてあって、必然性がなさそうな感じ。まあ、そこは読み飛ばして、仲居さんの仕事の方に進みます。

 

 旅館もやっているので、まあ、いろんな人が来るわなあ。作家さんもくるし(極秘で仕事にくる)、美食家みたいな人もくる。ミスをブログとかに書かれちゃったり、今風ないろんな問題もあり、その中で、懸命に仕事して、心が折れそうになりながらも、がんばる虹子さん。どういう仕事でも、たいへんだなあ、周りの人にも支えられ、自分もがんばっていくしかないなあ、って思います。

 

2017年8月20日 (日)

恭一郎と七人の叔母

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 小路さんです。恭一郎っていう男性がいて、彼が、親戚(になるのか?)の女性と、自分の育った家庭、ある大家族の長女のムスコとして生まれて、父親は母親が自分っを妊娠しているときに事故死してしまって、母親は実家に帰って暮らしたところ、母親は8人姉妹で(!)、下に7人もおばさんーといっても、みーんな若いので姉貴みたいな感じなんだけどーがいる中で育ったという家庭と、それぞれの妹たちのことを話すっていう風になっています。ひとりひとりのことを話しても、7人もいるので、一冊の本になってるっていうことで、7人の女性の性格や人生を描いているってことなんですが。うーむ。あたし、小路さん、好きな作品もあってぼちぼち読み続けているんだけど、これは、なんていうか、どーってことないなあ、っていう感じで終わりました。ひどくつまらなくはないけど、つっこみがない感じ。終わり・

 

2017年8月19日 (土)

ギリギリ

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 すでに故人ということで出てくる一朗太さんっていう、過労死?みたいに若くしてなくなっちゃった青年がいます。彼の元奥さんの瞳さん、彼の母親(父親はすでにない)、そして瞳さんが、彼の死後、1年もしないで再婚したオットさん。これがシナリオライターの卵なんだけど、まだ芽が出てなくって、あんまり、いや、全然稼げてなくって、家事をやってます。瞳さんは、会社員でとても忙しく働いていいます。

 

 この3人が主な登場人物。お母さんは何かを相談したり、助けてもらうムスコがいなくなって、ムスコの元妻の現オットさんについつい連絡してくる、まあ、不思議っていえば不思議な関係だけど、悪くない男なんだな。そして、瞳さんのいろんな気持ち、一朗太さんへの気持ち、彼の浮気が(死後になって)発覚した気持ち、お姑さんや新オットさんに対する気持ち、なんだかどれもとても丁寧で、わかる気がするんです。人と人の気持ちって複雑で面白くって、難しい。最後に、瞳さんがもう一度、夫婦関係を考えたいと出ていきます。彼らが再再婚したらいいなあって思っちゃいます。

 

2017年8月18日 (金)

さよならクリームソーダ

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 ある美大のそばにあるおんぼろな学生寮が舞台です。ほとんどがその美大の学生で占められている学生寮で、出会う奇妙な先輩。先輩に連れていってもらったお店や、学祭のあれこれ。もちろん、美大の油絵科なので、課題もいっぱいです。どんな絵を描きたいのか、何がしたいのか。アルバイトに紹介してもらったり、飲み会に行ったり。課題っていうのは作品を描くことなんだけど、課題もあり、バイトもあり、恋もあり、家族問題もありです。

 

 主人公は、ちょっと家庭的に自分ではあれこれあるって思っていて、複雑な気持ちを持っているんだけど、実は他の人も、それぞれ親や兄弟でいろんなことがあることがすこーしずつわかってくるのです。あんな親の世話になりたくない!!って思う若い青年の気持ちもわかるけど、自分だって、100%正しい人生を歩んでいるわけじゃないわけ。そんなあれこれを体験していくと、なんていうかいちばーん正しいっていうことじゃなくって、人と人が許しあえるような間違えであれば、それも含めて大切にできる関係がいいんじゃないかなあ、って少しずつ思えるようになっていくんです。うまく言えないけど、若い大学生になったばかりの人が、人生に求める「正しさ」とか「潔癖さ」じゃなくって、もっと懐深く、家族や元家族や元夫婦や元親子や元あれこれが、許しあえるところがあるんじゃないかな、って気づくところがいい感じ。

 

 

 

 文章中には、「ドロックアウトしたくなっちゃうくらいの正しさよりも、ずっと愛しいと感じられる間違えを大事にしたいな」ってあって、いいなあって思います。

 

 

 

2017年8月17日 (木)

オーディション

 

 南部芸能事務所で、若手のお笑い芸人たちががんばるシリーズの3作目あれ?4作目かな、です。やっと、メリーゴランドっていう、ださい名前がついた2人。オーディション番組で、次に呼ばれないと終わりっていう連続のテレビ出演が決まります。これ、勝ち抜いていって、残らないとダメってやつです。彼らにとっては、大舞台!これにむけての緊張もあるし、あがっちゃってネタもシャベリもすべりまくりもあり。彼女が妊娠して結婚するという人生の大事件もあり、若手は恋もあり、嫉妬も、うらやみも、あこがれも、挫折も、自信喪失もありです。

 

 お笑い芸人っていう、とても困難な道を行こうとする若者の、ドキドキ、いろんな気持ちがいっぱい詰まっていて、読みながら、見たことないし、ネタも出てこないんだけど、がんばれ!受けるといいなあ、なんて応援する気持ちになります。なんとか、生き残れそうで今のところ、ほっと一息です。

 

2017年8月16日 (水)

闇に香る嘘

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 著者の江戸川乱歩賞受賞作。7-8回も候補になって、やっととった作品ということで、思い入れがありそう。たしかに力作。一気読み。スリルあり、親子の情あり、時代背景や歴史ありで、先が気になって本を閉じられない感じ。

 

2017年8月15日 (火)

竜と流木

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 久しぶりの篠田さん。ある小さな島で起こったパニック小説なんだけど、実はこのパニックが起きた背景には、島民の生活とはかけ離れたリゾートエリアを開発し、そこに世界の裕福な層の人がやってきて、その場限りの消費、浪費をしてゴミを出したり、かわいいといって生物を飼ったりしていること、何かあれば逃げ出しておわり、医療も福祉も、ロクに整備されていない島の生活のことを顧みないリゾート民と、島民との生活が、実はすぐ隣にあって、運命共同体なのに、知らんぷりなこと、そういうことをちゃんと描いています。そして、その中で生きようとする日本人の姿も。

 

 ハラハラするし、怖いし、で先をめくりたくって仕方なくなる小説だけど、実はどこか知らない島のことじゃない気もしてくる、こわーい話です。

 

2017年8月14日 (月)

ファミリーレス

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 奥田さんは、初めて?2冊目くらいの作家さん。連作短編集なんだけど、すこーしずつ登場人物がかぶってたり、関係があったり。うすーいのもあるけど。それぞれが、家族や夫婦のちょっとしたことがあって、すこしずつ違ってて、でも、ぜーんぶひっくるめてその人たちなんだなあ、っていうところでいい感じでした。

 

2017年8月13日 (日)

ロマンシェ

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 原田マハさんです。え?マハさんって、こういう小説?日本の美大生が、ひょんなことからパリに留学できることになり、そこで出会うあれこれ。自分の恋、周囲の人の助け、出会い、ドタバタ、ちょっと劇画的だけど、せつない思いも、自分が打ち込むことへの迷いや意欲や、挫折も、あって、楽しく読めます。

 

2017年8月12日 (土)

町工場の娘

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 大田区のネジ工場、お父さんが倒れて余命4日と言われてしまいます。え??お父さんは工場長、30人弱の工場だけど、働いている人も、彼らの家族もある!若い娘が、この工場を継いで、社長さんになることにしまう。といっても、彼女は工学部を出て、2年だけ大手の工場に勤務したことがあるけど、今は主婦になって、オットさんの渡米についていく直前だったのだ!それをやめて、社長になるっていうから、すごい覚悟!

 

 それから、古い従業員さん、職人気質の年上の社員さんを統率する社長さんになって、銀行や商工会議所や、あれやこれやのおじさんたちに理解されようと必死になる姿。すごいわーー!!

 

 リストラもしなきゃならない、新しい投資、顧客の開拓、新人教育、難題が次から次へとやってくるなか、必死に工場を守り、従業員の生活を守っていこうとするチャレンジが続きます。そして、子供も育てるかーちゃんでもあります。

 

 いやー、人間ってすごいなあ、ってつくづく思う奮闘記。あっぱれなりー!!

 

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