2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

2017年12月11日 (月)

おひとりさま犬をかう

商品の詳細

 

 漫画家さんで小説家さんの女性が、ワンコを飼うことになり、それに伴って一軒家に引っ越し、犬との暮らしをした話です。独身で、一人暮らしで、仕事をしながら(まあ、家でする仕事だけど)、愛犬を飼い、暮らすっていうの、ステキだなあ。夜型の生活が、同居人の出現ですっかり朝型になり、散歩することで外に出て、運動もするようになり、食事に気を遣い、ご近所にワンちゃん友達ができ、って、生活がどんどん変わってくる。自分の楽しみ、飲み歩いたり、ぱーっとでかけたり、を優先していた生活が守らなきゃならない、世話をするワンちゃんがうちにいることで、どんどん違うものになってくる。そして、それがちーっとも束縛じゃない。喜びであり、楽しみであり、世話をするたいへんさの何倍のものをワンちゃんからもらう喜びがあるワンちゃんとの生活。そして、人間よりずーっと早く年をとっていく愛犬の老化と別れ。犬猫本大好きなあたしには、笑いあり、喜びあり、涙ありの、楽しい一冊です。

 

2017年12月10日 (日)

家族芝居

商品の詳細

 

 この間から読んでいる佐川さんの、オレのおばさんシリーズ(札幌で個人的に児童福祉施設をやっている恵子おばさんが、おばさんね)のスピンアウト物です。この本の主は、恵子さんの元オットで、もとアングラ劇団をやっていた善男さんっていう人ですね。東京に出てきていて、八方園っていうグループホーム?みたいのを偶然の産物でやっているっていう設定です。この善男さんのキャラも面白いし、そこに集う老人たちも、パワフルで、笑いあり、情けありの楽しい連作になっています。善男さんの再婚までの恋愛も不器用でかわいい。

 

2017年12月 9日 (土)

虫たちの家

商品の詳細

 

 原田ひ香さんの不思議な小説です。南の方の島で、傷ついた女性たちのシェルターみたいな不思議な家があります。そこで暮らす女性は、本名はわからず、みーんな昆虫の名前なのです。本名とか名前って、検索されちゃう!っていうネット社会では、いやらしい危険なものですものね。

 

 そこで、風変りな女性たちとして、一軒の家でひっそり暮らす女性たち、新入りの親子が入ってきたことで、島の青年たちと若い娘の付き合いがはじまりそう、女性たちは自分たちを守るために・・・という話です。

 

 ネット社会って、なんでもさらされてしまい、恐ろしいことに誰でもそれを知ることができてさらされてしまう、っていう一方、逆に膨大な量の情報の中に、たとえどんな悪事でも醜聞でも埋もれてしまうという面があると思います。日々、どんどん新しい醜聞が出回っていくなかで、埋もれていくのもスピーディです。そんな社会と、島で暮らす女性たち、そこに逃げてきた親子、スピード感の違い、軽重の違いをひしひしと感じます。

 

2017年12月 8日 (金)

おれたちの故郷

 

 おれたちシリーズの3冊目?4冊目? 

 おれたちシリーズの3冊目?4冊目?もうわからなくなっちゃったよ。父親が横領の罪で逮捕されたあと、札幌の恵子おばさんのやってる児童福祉施設でそだって、仙台の私立の進学校に特待生として進学した主人公、青森の高校でバレーボール特待生として進学した親友。福祉施設の仲間は、中学卒業後、それぞれの道に進み、そこでがんばっています。今回は、バレーボールで、活躍していた卓也のあれこれが中心。銚子が悪くなって、試合で活躍できなくなって、いきなり退部届を出しちゃったり、おばさんの家に集まることになったりで、札幌のおばさんの家は彼らの故郷なんだなあ、と。故郷があって、そこで応援してくれる人がいて(気持ちだけでも)、だからこそ、仙台で、帯広で、青森でそれぞれの道をがんばっていかれるだなあ、ってことが、つくづくわかります。いろんなしんどい家庭環境にあって、苦労してきた彼らだからこその、故郷=おばさんの家を思う気持ち、応援しようとする気持ち、支えあう気持ち、だれかの力になりたいと願う気持ちが、ひしひしと伝わります。なんとか、おばさんの家の耐震補強(これが基準を満たさないから閉めなきゃいけないっていう問題が勃発したのだ)問題も、一筋の光が見えてきて、ほっとします。

 

2017年12月 7日 (木)

おやじ猫は縞模様

商品の詳細

 

 群ようこさんです。群さんは、マンションに住んでいらして、同じフロアには、2軒だけ。お隣さんとはお友達でびーちゃんっていうネコちゃんを飼っていらした。その後、群さんが飼うことになったのが、しーちゃん(爆)。BとCなわけ。で、群さんはしーちゃんと仲良く暮らしているのだ。びーちゃんは残念なことに亡くなっちゃってるみたいだけど。そして、このマンションに、お外で暮らすシロちゃん(仮名)というネコちゃんが遊びに来るのだ。シロちゃんと、群さん(&お隣さん)は呼んでいるけど、いろんなところで、10通り以上の名前で呼ばれ、いろんなところでいっぱいいろんなごはんをもらって暮らしているだろうな感じのオヤジ猫で、栄養はたっぷり。態度もかなりふてぶてしい感じ。でも、ほら、ごはんくれよ、という態度に、ついついハイハイって言っちゃって、高級な食材をあげちゃう愛嬌があるネコさんなのだ。群さんとしーちゃんのネコを中心にした日常が垣間見えるエッセイなんだけど、群さんが、ネコはネコなんだけど、なんていうかネコの人格?ネコ格?を尊重しながら、暮らしている様子が、圧政を敷くのでもいばるのでもなく、卑屈に従ったり、なんでもいうことを(言わないか)聞くわけじゃなくって、なんていうか、互いに尊重しあいながら(ってネコから尊重されているかどうかは実はわからないのかもしれないけど)、いい距離感で自分ちのネコも、外ネコとも付き合っている様子が、いい感じなんだ。そこが好きだ。

 

2017年12月 6日 (水)

マシュマロナイン

商品の詳細

 

 横関さんです。ある学校の相撲部が、不祥事で廃部になってしまって、野球をやることになります。平均体重が100キロになる巨漢たちの野球です。そこに、覚えのないドーピング疑惑で、プロ野球を追われた男がコーチとして雇われることになって・・・・

 

 

 

 相撲部のメンバーは筋力はメチャクチャあるだけど、走るのとか苦手。1塁まで時間がかかりすぎて・・なんていうところも笑えるし、彼らの食べっぷりもびっくり(爆)。でも、だからこそ、ヒットでつないで、とか盗塁とかできないので、ガツーンと、力を活用したホームラン狙いなのだ、という作戦とか、もう痩せるとか、野球の王道がうまくなるとか、そんなことをすっとばした作戦がおもしろい。そして、ドーピング疑惑、大食漢たちの食べっぷり、離婚した娘とのあれこれ、いろんな要素があるけど、結構楽しく読みました。映画とかにしたら、おもしろいと思うわ。現実に、こんな巨デブは苦手だけど、高校生の彼らはなんだかかわいく思えちゃう。

 

2017年12月 5日 (火)

女たちの和平交渉

商品の詳細

 

 女たちの武装解除に続く、VERY連載の小島慶子さんのエッセイをまとめたものです。相変わらずスパーっとした物言いが楽しくって、大笑いしながら頷きながら読みます。この本の中で、小島さんは、オットさん(何の仕事か知らないけど、とりあえず日本で働いていた方で、まあサラリーマンだったのですが)が仕事をやめちゃって、さて、という今後を考えている中で、なーんと、オットさん、息子さん2人(小学生、中学生くらい)とオーストラリアのパースに住むことにしちゃいます。お母さんは、3週間ごとに日本とパースを往復しながら暮らす単身赴任状態。オットさんは、オーストラリアの就業ピザを持たないので、専業主夫です。お母さんが、日本に出稼ぎしながら、すごい自然の中で、子育てをする、という家族の生き方を選択するのです。いや、すごいおもしろいです。家族の反応、オットさんのいろんな迷いや、やりたいことに対する辛辣なコメントも、おもしろいです。超遠距離出稼ぎスタイルです。

 

2017年12月 3日 (日)

教場2

商品の詳細

 

 長岡さんです。教場っていうのは、初期配置を受ける前に警官になる人が、学ぶ学校みたいな全寮制の訓練所みたいなところです。すごいんですね、教場って。

 

 もちろん女性もいるんですよ。でも、もう体育会系も体育会系で、すぐ罰則は、グランド○周!とか、腕立て!とかあるうえに、刑法の勉強とか、職質の仕方とか、人の殴り方とか(まあ、あんまり殴ったことはないわな、まっとうに生きてくると)、いろんなことを学ばなきゃならないわけだ。で、当然ながら、退校処分もあるし、自分には無理だあ、とやめていく人もいる。あたしなんて、3秒でやめるわ。

 

 その教場を舞台にした、医師免許をもっていて、医師をやっていた男性が警官になろうとしている、というめずらしい設定や、いやな教官(それが、風間教官っていうから、ちょっと笑える)のあれこれ、ふえーい!教場って、怖いわあ。

 

2017年12月 2日 (土)

あの街で二人は

商品の詳細

 

 出先で、ひょいと文庫を手にとって読みながら、しょっぱなの村山さんの短編(この本は、わりと魅力的な女性作家さんの作品を集めたアンソロジーだから手にとったんだけど)を3ページ読んで、気が付きました。これ、読んだわ(・・・・)

 

 でも、村山さんのは覚えていたし、加藤さんのも覚えていたけど、角田さんのは、もう一度読んでよかった。以前読んだときには、考えなかったことも考えられた気がする。やっぱり角田さん、うまい。でも、買いたくなかった文庫本。とほほーーー!

 

2017年12月 1日 (金)

夫からもらうもの

商品の詳細

 

 書評を見て読んでみたんだけど、これは皮肉?と思うくらい、何かオットからもらうものというのが納得できないです。お見合いで結婚し、姑とオットにとても思いやりのないことを繰り返され、オットはあんまり仕事もしないで、自分は産後の肥立ちも悪く体を壊しながら、働き続けて、忍耐とか、忍耐したことで得られた何かをもらった、もらった、もらったと書き続けています。これは、何??さっぱりわからないです。人生は、何かわざわざ辛いことすることに意味がある修行なのか?それとも、どんな男でも耐えられるというガマン大会か、ガマン強さ自慢なのか、さっぱりわからない。互いに思いやれない関係の人とずーっと生活し、ひどいことをされることを記録し、それを並べたて、そこに耐えた?自分を自慢?あるいは評価することは、楽しい?うれしい?それしか生きる道がない?わけでもなさそうだし。こういうのだけはイヤだ、絶対にいやだ。あたしは、互いにニコニコ暮らしたいよーーー!

 

より以前の記事一覧