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2017年9月23日 (土)

今年も自転車旅行

2泊3日ご一緒したガイドさんと縦走を下りた街で分かれて、これからはずーっと
自分たちで行動します。まずはドッピアーコからコルチナ・ダンベッツォ、そして、
オーストリアのリエンツという街の周辺で3日間、自転車に乗る予定です。去年、自
転車縦走した時、なにせお尻が痛くてたまらないとブログに書いたら(あおむけで寝
られなかった)、お友達が昔履いていたという自転車用のハーフパンツをくださった
ので、今回は下にそれを履いて乗りました。まあ、多少の効果はあったけど、やっぱ
りお尻は痛かったです。オットは全然痛くないらしいので、座り方の問題なのか、お
尻の形やお肉の問題なのか、わかりませんが、あたしはお尻が結構痛いです。
 南チロル地域は、自転車道(自転車と歩行者だけの専用道路)がとても整備されて
いて、車道とは別にサイクリングやウオーキングを楽しむことができます。車道と隣
接しているところもあるし、かなり離れているところもあります。今回は、以前、自
転車で走ったところより、東側の部分を自転車で走ったのですが、牧場地域で綺麗に
山が見えるところあり、渓谷のそばあり、山のほとんどギリギリのキワの部分あり、
とても変化にとんだサイクリングでした。そして、イタリアからオーストリアにまだ
がっているので、自転車で国境を越えて、オーストリアの街にも入りました。国境
たって、日本の県境よりロクに何も表示がなく、探してやっと、ここかあ、ってわか
るくらい。あたし以外の誰も気にしていませんでした。滝があったり、牛が寝ていた
り、山がせまってきたり、橋があったり、まがったトンネルがあったり(もちろん車
道とは別のトンネルです)、変化にとんだサイクリング。これも、ドロミテの楽しみ
です。
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マギーズプラン

あたし、どこかを刺激されるらしくって、全然美男じゃないけど、イーサンホー
クっていう俳優さん、やられちゃうタイプです。絶対に現実では近寄らないタイプの
危ない感じの男ですよね。あーゆー感じ、どこか弱いんですよ。昔のショーケンとか
ですね。
 なので、結構イーサンホークが出ている映画は見てるんです。すごい俳優さんだと
も、すてきにカッコいいとも思わないんですが、なんだか、こういう男が居たらフラ
フラしそうなんです。しないようにしてるんですけどね(って、現実には出会わない
から大丈夫、人生まちがえちゃいます、いや、間違ってみろよっていうことかもしれ
ないけど)。
 で、これも、彼はどうもだらしない、女性にいいようにされてちゃう男です。わは
は!
小説家志望の妻子ある研究者と恋愛して、略奪婚したけど、なんだか自分が子育ても
仕事もして、わりに合わないわあ、と夫を元妻に返そうかな、と思う女性がマギー。
元々、子どもが欲しいから精子バンクから取り寄せて妊娠しようとか、いろいろ計画
するタイプなんだけど、どうも計画がいい加減で、小説書いているような男とくっつ
いて妊娠しちゃったり、また、元妻に返却しようとしたり、プランが穴だらけな憎め
ない感じの女性がマギーです。まあ、プランが完璧じゃないところが、人間味がある
んだけどね。それに翻弄される男は、気の毒っていうか、まあ、はまり役なので、
イーサン・ホークなんだけど。女性はしたたか、いや、したたかを目指してる感じが
実に納得。
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なぜなら雨がふったから

商品の詳細

 

 図書館で表紙がかわいくって、本の感じがよかったので(あたしが好きな表紙っていうのは、固すぎないタイプです。寝っ転がって読むのに、固いと読みにくい)、どんな人かな、と借りてみました。図書館で、本棚のあたりをウローっとしている時間って、もちろん表紙やタイトルや、本の感じだけで中身はわからなくっても、なんだか偶然の出会いみたいのだってあって、それが、ロクでもない出会いもあるけど、運命の出会いもあるように、偶然見つけた人が面白い!!っていうことが、高い確率じゃなくてもあるので、あたしは大好きです。で読んでみたのですが、まあ、超お気楽な探偵物(というわりには、殺人とか起きちゃうんですけど、その殺人者の苦悩とか罪とか、殺された方の無念とか、全然考えてませんから)で終わりました。軽い、オチがない、まあ、劇画みたいなもんでしょうか、というわけで、忘れられない出会いにはなりませんでした。即忘れます。

 

女性官僚という生き方

商品の詳細

 

 あたしは公務員ではなく、ずーっと会社員なのですが、それでもこの本は2つの面からとても面白かったです。

 

一つは女性が一人前に働き続けていくことと、その間に子供を産み育てて家庭生活もしていくっていうテーマです。

 

あたしは雇用機会均等法前の就職で、4年後、同法ができ、育児休業法前の出産で、その後同法ができてという時代を生きてきて、同じ会社の中で、子供を産んで育てていた人がいなくって(今はいますが、うちの子供の次に大きな子供さんは、やっと高校生くらい)、仕事と子育てっていうテーマは私の中で10年以上、とても大きな課題だったのです。今や、その課題はすっかりなくなって、仕事と介護とか、仕事と老化とか、仕事と体力減退とか、そういう域になってきちゃってるんですけどね。

 

 これは、監修があの村木さんと、新聞記者の方。官僚、主に国家公務員の方でキャリアと専門職の方が、自分の体験を語り、子育ての苦労や工夫や、喜びとともに、仕事の充実ぶりや工夫を語っています。その中で、子育てって体力も時間もとられる、それも女性は一定の年齢幅の範囲でないとそれができない(40代後半や50代ではなかなか産めないでしょ)ということがあって、もちろん育てるのは父親の役割もあるわけで、その面も含めて語っています。

 

 そしてもう一つは、国家公務員の仕事って、わたし霞ヶ関にはいろいろ出入りする仕事で一定知った気になっていましたが、ずーっと多彩な異動があって、あちこちでいろんなことができるんだなあ、と思うことです。そういう仕事を知るという意味でも、とても面白かったです。

 

 そして、ずーっと以前に山田さんという経産省の課長さんが育休をとって、それを体験として書いた本を読んで感想を書いているのですが、(2006年3月30日「経産省山田課長補佐ただいま育休中」をご紹介してます)、その方の奥さんの体験もあったり、あたしにはない地方どころか海外転勤もどちゃどちゃある一方、人事とのあれこれ相談もできたりもある国家公務員の仕事のことを少しでも知ることができて、とても興味深かったです。

 

 そして、多くの女性官僚が、たとえば国会質問は前日の18時までに出すように議員さんに働きかけたり、仕事の仕方を変えていこう、子育てしやすい女性が活躍する社会はとりもなおさず女性の問題じゃなくって、働く男女の問題だということを強く打ち出していくようになってきているというのも、当たり前だけど、「うん!うん!!」って思いながら読みました。

 

 とても刺激的で、ステキな本でした。働く女性だけじゃなくって、働くみーんなに読んでほしい。

 

 

 

2017年9月22日 (金)

今回の縦走

北イタリアの山の拠点に行くには、かなり時間がかかります。羽田からパリのシャ
ルルドゴール空港まで11時間くらい。乗り換えに2時間弱。そこからヴェネチアま
で飛行機にのって、やっと地上に降ります。荷物が出てくるのを待って、駅まで行っ
て、そこから列車に3時間以上。やっと山の拠点の街につくと、すでに午後。いい加
減疲れています。翌日から山歩きですから、シャワー浴びて何か食べて寝たい気分で
す。ふーー!イタリアの山は遠いですわ。
 翌日は、オットと2人で日帰りで山歩き。バスを2本のりついで、ロープウエイに
のって、そこから2500mくらいの山までの日帰りハイキング。街でサンドイット
を買ってもっていって、ものすごい景色を眺めながらのランチタイム。すごい山容で
した。
そして、その翌日(つまり3日目)から、トランクを預けて、ガイドさんと一緒に縦
走にでかけました。縦走の日は、朝ご飯をがっつり食べます。今年は2泊したボル
ツァーノのホテルチッタというホテルの朝ごはんは、フルーツやチーズが豊富で本当
においしいので、朝からがっつり食べてでかけます。
 今年の縦走山旅は、まず、岩山の上にロープウエイであがり、そこからう岩山をぐ
るーっと一周まわって。反対側からすばらしい景色を堪能して、山小屋まで少し降り
てくる、というコースでした。こーんなところにある山小屋なのに、あったかいシャ
ワーが出て(トイレとシャワーは共同だけど)、寝室も暖房がきいていて、お食事も
ものすごくおいしいのです。食堂には、ワイファイもあるし、ほーんとすてき。で、
眺望も立地もものすごい山の中なんです。こんな世界のこんな場所にいることが不思
議に思えるくらいの山小屋にとまっての縦走山歩き。すばらしい景色です。
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ハルカの空

商品の詳細

 

 山岳救助犬メイと、星野夏実ちゃんのシリーズの2冊目。舞台は南アルプスの主峰、北岳です。作者の樋口さんは、何度も北岳に登っているみたいだし、山好きみたいだから、シリーズが続いてくれるといいなあ。1巻目はおとといご紹介した「天空の犬」です。1冊目は、夏実ちゃんが、この仕事につくまでのこと、ついてからのあれこれが長編になっていたんですが、2巻目は、1巻と異なり、エピソードをつかった連作短編集になっています。さもありなんみたいなエピソードも、ちょっと無理感あるかなのエピソードもあるけど、山を大切にして、何よりも命を助けようとする人たちの団結した仕事ぶりがいい感じです。

 

 作者の樋口さんは、何度も何度も北岳に登ったみたいです。そこからこういう短編のヒントを得ている感じ。このシリーズ、ゆっくりでもいいから続いてほしいなあ。

 

2017年9月21日 (木)

三回目のドロミテの旅

9月7日、仕事を終えて後、羽田からパリ経由で、3度目のドロミテの旅に行って
きました。今回は、ドロミテの東側を中心に歩きたいということで、パリで乗り換え
て、ベネチア経由です。ベネチアは、大観光都市で、ここに寄ったらドロミテはどっ
かに行っちゃうので、残念ながら素通りで、ドロミテに入り、ドッピアーコ、コル
ティナダンベッツオあたりを中心に過ごしておりました。
 8月に出かけた去年より、ほぼ1か月遅い夏休みになったので、もう全体、すっか
り秋になっていて、また今年は例年より秋が早いとかで、念のために持っていったは
ずのウルトラダウン(ユニクロ)をずーっと着ていました。一回は。平地でも雪が
降ったし(さむっ!)、山の上は雪があって(そこまでは登らないこともあったけ
ど)、すっかり秋景色でした。温度も低めで歩きやすく、過ごしやすいヨーロッパの
秋を堪能してきました。今回は、山小屋泊まりの縦走(2泊3日)を一回、自転車旅
行2泊3日を1回、あとは町の小さなホテルにとまって日帰りの山歩きっていう旅で
した。すばらしいドロミテの山を堪能し、歩いてきた旅でした。あー、信じられない
ほどきれいな山と町でした。そんな旅のことを、少しだけ書きます。
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不惑のスクラム

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 あたし、ラグビーってルールさえよくしらないんですが、不惑、つまり40歳を超えたらメンバーになる資格があるっていう、草野球ならぬ、草ラグビーチームのお話です。電車で痴漢にまちがえられたことから、トラブルになり、人を殴ってしまって、傷害致死。刑を終えて出所した男性、離婚して職もなく、死のうとして薬を飲もうとしていて、ふらふらと河川敷を歩いていたところ、ラグビーの練習をしているのに遭遇。かつて、ラガーマンだったことから、なーんとなくチームに誘われ、それがなんだか楽しくなって、生きるつもりになって、日雇い仕事しながら、ラグビーの練習に参加するようになります。

 

 そのチームは、下は40歳だけど、上は60台でも、70台でもよくって、病気の人もいるし、いろんな人がいます。その中で、仕事も家庭環境も、これまでの人生の挫折もいろいろな人がラグビーが好きっていうことだけで集まっているんだけど、まあ、前科があるって人はいなくって、それが知られることになって、という予想された展開。

 

 最後は、ちょっとできすぎだけど、いろんな挫折も、失意もあるけど、人は人に支えられて、やっぱり生きていくんだなあ、って思えます。

 

橋を渡る

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 吉田修一さんです。「悪人」ってあたし、名作だと思うんですよ、長崎のどんづまりなところで、さびしいさびしいって全身から叫び続けている男性(妻夫木君が好演)の小説で、ものすごい閉塞感が痛いくらい伝わってくるなあって思います。その吉田さん。

 

 今回、バラバラに不思議な連作なんですよ。ビール会社に勤務する男性、家の玄関に不思議な贈り物がやってくる。都議会議員のオットとムスコがいる主婦。気持ち、ものすごく善良な主婦なんだけど、思いがけずにオットの秘密や、ママ友の不倫を知っちゃうんです。え?もう一人はテレビ局のディレクターの男性。まったく無関係な短編?って思っていたら、最後にあれれ??と収束していく未来があるのです。最後の1章でびっくりで、ページが閉じられませんでした。小説の醍醐味、ここにありです。

 

働く君に教えたいお金の法則

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 長く生保業界、金融業界にいた方が、20代くらいの若い人に向けて書いた本です。お金を消費と投資と貯蓄にわけて考えろっていうところとか、考えてもしょうがないことは悩まないとか、実にシンプルで割り切った考え方が、企業人として生きてきた人だなあってわかりやすいです。

 

 あたし、何度か書いていますが、人生は時間とお金の使い方でかなりの部分が規定されると思っています。お金で時間を買うこともあるし、時間を売ってお金にすることもあるでしょうから、この2つはとても密接な関係にあります。その2つを、60年とか、80年とかの人生でどう使うか、どう得るかで人生がずいぶん変わってくると思うのです。だから、どちらも「節約」が一番いいわけじゃないし、「今が楽しいだけ」が一番いいわけじゃない。それはお金も時間も同じだと思っています。先のことはわからないから、今楽しんでおかなきゃっていうのは一面、真理だけど、一面、わからない=100%わからないということにした思考停止状態でもあります。かといって、先が不安だからと今の楽しみをすべて放棄するのもそれまた思考停止の一つ。だからこそ、著者がいうように消費と投資と貯蓄を考えたうえで、その範囲内で時間もお金も使い、あるいはその区分を動かすことも考えていくことが必要なんだと思うのです。著者はお金のことを言っていますが、それは時間も同じだなあ、と思うのです。自分のために投資する時間も、消費する時間も、そして貯めておく時間もあるなあというのが私の人生の考え方です。消費の中でも、投資の中でも、どこに自分が重点を置きたいかは、それぞれ。毎日の食の人もいるでしょうし、毎日の食よりも、月1回の贅沢なレストランの人もいるでしょう。それは自分の軸であって、人から見て贅沢かどうかじゃない、という考え方にも納得です。そして、人を作るのは、人と旅と本っていうのも、とても同意できます。ゲームじゃなくって、旅と人と本。本当にそう思います。

 

愚者の連鎖

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 堂場さんです。イケメン子育て中の刑事総務課の刑事さん、大友さんシリーズです。もう、何巻か、わからないです。アナザーフェイスシリーズって言ってますね。

 

 奥さんが事故死しちゃって育てているユウト君はもう中学生になり、夕飯の支度なんかもしてくれるようになっています。今回は、逮捕されたんだけど(たって、たいした罪じゃないんだけど、窃盗?)完全黙秘している容疑者がいて、彼と話をしてくれと頼まれて大友さんが出張っていきます。容易には、しゃべってくれなかったんだけど、周辺調査をしているうちに容疑を認めたうえに、さらに重大な犯罪が・・死体遺棄だって??というように大友さんのぶれないフラットな態度と、ちゃんとした周辺捜査がいい具合に展開します。となれば、他の人から恨まれる、ねたまれることももちろんあるわけで、これまで大友さんの後ろ盾になってくれてた偉い人っていうのがいたんだけど(後山さん)、彼も次の人生に向けて警察を辞めることになり、10数年前の殺人事件も政治的決着がつき(検事さんがかかわっていたという、とんでもないことだったんだけど)、大友さんが比較的時間の融通のきく総務課にいて、タマに現場に助っ人に駆り出されるというような刑事人生も、そろそろ転換しなきゃならない時期にきた感じです。そんな風で、まだ続くアナザーフェイスシリーズ。まあ、気楽に読み続ける感じかな。

 

2017年9月20日 (水)

とりあえず帰っております

ただいまー!とりあえず、イタリア(そして、オーストリアにも、ちょっと入りま
した)の山旅からパリ経由で戻っております。あーあーあー!夏休みがおわっちまっ
たよ!
 というわけで、時差ボケで、ぼーっとしておりますが、すぐ仕事が始まり、あっと
いう間に日常が戻っております。
 また、元気で、旅ができるように働きます!
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たまちゃんのおつかい便

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 森沢さんの長編小説です。田舎のおばあちゃんが、買い物にいかれなくなって(だって、運転できないし、過疎化でお店はそばにないし、自転車とかで遠出ができる年齢じゃなくなっちゃって)という話を聞いて、自分が田舎に帰って移動販売車をやって、田舎の困っている過疎のお年寄りのための仕事をしようとおもいたったタマちゃんが主人公。唐突な決心なんだけど、同級生の協力や、移動販売車をやっている超先輩への弟子入りなど、いろいろ準備して、移動販売車を始めるのです。という話だけだったら、なんだかすごく年寄思いのいい娘の奮闘記だけなんだけど、タマちゃん、幼い時にお母さんを事故でなくし、お父さんに育てられ、お父さんは今はずいぶん年下のフィリピンの女性と結婚しています。そのフィリピンの女性がいい人なんだけど、いろいろ新しいお母さんとも思えないし、神経にさわることもあったりの、当たり前だけど、ちょっとイラっとするようなことがあったりもするわけ。このお父さんと、シャリーンという新しい奥さんとのあれこれ、近所のおばあちゃんたちとのあれこれ、同級生や、引きこもりになっちゃった友達のことも、それぞれのキャラがいい感じに動いていて、森沢さん、うまいなあ。善人ばっかり、いい人ばっかりじゃなくなってきて(まあ、基盤は善人なんだけど)、イラっとしたり、ムカっとしたりもありで、それがちゃんと書けてきて、楽しい1冊でした。

 

天空の犬

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 フィクションですが、山岳救助犬をネタにした本で実在の山のことがいっぱい出てくるので、山好きにはワクワク、ハラハラする小説です。舞台は芦安から夜叉神を通って入った北岳の登る小屋。え、よく知っている南アルプスです。そして主人公は星野さんというちょっと不思議な感覚、自分のいろんな感覚が視覚の色になって出てくるという感覚を持つ女性警察官。東日本大震災の救護活動に参加して、大きなダメージを受けてしばらく療養。その復活地として相棒(バディ)のワンちゃんと一緒に山岳救助隊に赴任してきたところから物語が始まります。うん、うん!!

 

三軒茶屋星座館

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 柴崎竜人さんです。えーと、柴崎さんは以前にも1冊くらいは読んだことがありますが、ぼやーっとした印象しかありません。なので期待値低めに読みました。

 

 三軒茶屋もずいぶん変わってしまいましたが、駅の向こう側のゴチャゴチャした、昔の軒を重ねているような店がいっぱいあるあたり、かつてポルノ映画館でその後、3本立てとかの映画をやっていた映画館が2館あって、今やそれもなくなってしまったあたりが想定されているような物語。そこで2階の床が抜けちゃって天井がやけに高くなっちゃった店でプラレタリウムを設置したバーみたいのをやっている男性が主人公。10年以上音信普通だった兄がアメリカから娘を連れて戻ってきて居候しはじめ、その娘の留守番相手をしながら、あんまり儲からない店をやりつつ、いろんなはみ出した人が出入りするっていう設定です。彼が星を見ながら話す、ギリシャ神話の現代風語りがなかなか楽しいし、それが現代の都会に生きる高校生やキャバ嬢や、悩める若者にちょっとしたきっかけになるような連作短編集。都会に、儲かってないけど、ちょっとした息抜きになるような店があって、そこで妙な人が生きられるようなそういう話。結構楽しかったです。

 

2017年9月19日 (火)

ただいまーのはずが、パリで足止め中

 ただいまー!といってる予定でしたが、ベネチアからパリ乗り継ぎで羽田にかえるはず日。ベネチアからの便がメチャクチャ遅れてーさんざん、前の便にのせてくれと交渉したのに、ノープロブレム、飛行機は待ってくれるといったくせにーパリ発の便は、もちろん待ってくれず、予定にないパリ滞在になってしまいました。まだ、帰国できておりませーん。

とりあえず、パリのホテルの、クロワッサンはおいしかった!

なーんていってる場合じゃないのだ!Img_20170918_155926


2017年9月 6日 (水)

お休みのお知らせ

いつもりょうの部屋に遊びに来ていただいてありがとうございます。
 やっとやっと私の夏休みがやってきました。今晩から、3度目のイタリア(ちょっ
とオーストリアにも入ります)ドロミテの旅に行ってきます。山を歩き、山小屋に泊
まり、自転車縦走もしちゃう予定です(雨が降らないといいなあ)。
 今年のゴールデンウイークは、身内の不幸で山旅をキャンセルしてしまったのです
が、7月に八ヶ岳の主峰、赤岳、そして8月には南アルプスの主峰、北岳に上った充
実した山歩きライフだったので、夏山のシメとなるドロミテも、楽しく元気に歩いて
きたいと思います。
 夏休みのため、ブログをお休みします。帰国は18日、19日から仕事です。たぶ
ん、更新は19日頃になるかと思います。また、その頃、遊びにいらしてくださいま
せ。
 それでは、行ってきまーす!                 りょう

24 LEGACY

あの、ジャックバウアーの、「24」、あたし全シリーズを見てます。ジャッ
クー!!!今、ジャックはロシアに拘束されているはずなんです。どうなったの?と
思ってみたら、あれま、ジャックの拘束はまだ解けてないのか、出ていらっしゃいま
せん。舞台は、アメリカ。そしてCTU.ある作戦(ビンラディンさんの殺害の作戦
みたいな作戦)に関わった6人の兵士が、組織から報復を受けるというストーリーで
す。報復を受けると同時に、テロが・・・
 ものすごいスピードで物語が展開し、暗号は数分で解けちゃうし、ハッキングは数
秒で見破られるし、監視カメラには、すぐに侵入できちゃうし、一方、スマホは絶対
に電池が切れないし、移動は秒速で行われるし、スピーディに展開。なんていうのを
見始めると、ツタヤに通い、睡眠時間がなくなる日々になってしまうんですが。

 がーーーー!!あたしの夏休みがすぐなので、さすがに夏の旅行中は見られませ
ん。気になる―――!!
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あきない世傳

商品の詳細

 

 澪つくし料理帖のシリーズが売れた高田さんです。澪ちゃんのシリーズが終わったところで、あたらしいシリーズを書き始めたのが、新たに幸ちゃんの商売人シリーズです。地方の学者の家に生まれた幸ちゃんは、商売人は詐欺まがいのことをする者だと、農業と学問を重んじる父親に教育されて育ちます。自分は学者然としていて、土も耕さずにいるくせに、「手のきれいな人は信用してはならぬ」という父親。高邁な感じで嫌いですが、まあ、そういうお父さん。働き者のお母さんというところで優秀な兄さん、かわいい妹の家族でした。

 

 ところが、兄さんが病死、お父さんもなくなってしまって、生活ができなくなって、大阪の大店に奉公にやられるのです。そこで下働きの女中として見聞きすることは、父親がいう、商売人はずるい、嘘をついて何も生産せず、右から左へ動かすだけで利益をとっている、という姿とは全く別のつつましい努力の商売なのです。商いないというものを知り、もっと知りたいと考える幸ちゃんの運命が、その大店の跡継ぎ息子の放蕩話で、大きく変わりそうな1巻。幸ちゃんの幸せを願いつつ、2巻が早くも気になります。

 

2017年9月 5日 (火)

つまみぐい弁当

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 イラストを描いている著者は、どうもイラストだけでは食べらないらしく、ご近所でパート仕事もしています。同居しているのは妹さん、やっぱり仕事をしながら姉妹で暮らしていらっしゃる感じ。

 

 都会のオフィス勤めでもないらしく、職場にお弁当を持っていく暮らし。妹さんとお二人で働いてイラスト仕事もして、つまり主婦も主夫もいないけど、互いにやりくりしあってごはんを作り家事を回し、お弁当を作っているあれこれです。既製品も使うし(焼売をかって、あげやき焼売にしたり)、料理もするしのごく普通の暮らしです。

 

 あたし、お弁当って好きです。職場でお昼を食べることがわかっているときはお弁当を作っていきます。自分のですから、余りものや、適当なもの入れるし、開けるときだって中身がわかっているのに、やっぱりお弁当が好きです。すごく長い間、お弁当を持って職場に行ってますが、飽きるとかないですね。やっぱり自分のお弁当がおいしいって思いますもの。休日だってお弁当を作るときがあります。山にももっていきます。特に変わったこともしないし、キャラ弁でもないし、ごく普通のおかずを入れたマイ弁当って好きだなあ。

 

 この方が働いて、妹さんと暮らしながら生活の中で作っているお弁当、ごく普通に手をかけたり手を抜いたり、ラクしたり、ちょっと前の日にやっておいたりのあれこれ。おいしそうで、楽しそうで、お弁当って好きだなって思います。

 

2017年9月 4日 (月)

抹茶ババロア

このごろ、小さ目の容器に少しずつ味を変えたツルンプルン系を作るようになりま
した。かつてのように、大き目の容器にドカーンと作ると飽きちゃう。そんなことに
も、加齢を感じるこのごろ。あたし、9月生まれなんですが、もうアラフィフとは言
えなくなりました。アラカンですわね、あら、赤いチャンチャンコってもうすぐやな
い?ひゃーー!!自分でびっくりです。
 森半の抹茶ミルクを牛乳と生クリームで溶かして、ゼラチンで固めた、抹茶ババロ
ア。生クリームをほーんの少し撹拌しておくと、ふわってなります。スプレーのホ
イップで飾れば、3分でできたデザートには見えませんよね、と自己満足。
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ぼくの守る星

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 神田さんが何冊かよかったので、図書館の棚からとってきた本です。偶然とってきただけなので、実に期待値低く読み始めたのですが。主人公のカケル君は、見た目は普通の少年なんだけど、字の読み書きっていうのが難しいっていう障害を持っています。ディスレクシアっていうらしいです。クラスメートからは、ちょっと天然のおもしろいやつ?って思われていたり、両親はカケル君の教育のことで一生懸命だったり、実は、心許せる女の子の友達がいたりと、いろいろです。カケル君が、学校で苦労することもあるんだけど、それを、良い感じにいろいろな目から書いている連作短編集。実際にディレクシアだったら、「こーんなもんじゃないわよ!!」って思うのかもしれないけど、ちょっとこういう風に違った目から見てみることもいいんじゃないかなって思う。期待値以上によかったです。この頃、あたしの中の神田さん株は上昇中です。

 

2017年9月 3日 (日)

コーヒーゼリー、ホイップまたはアイスのせ

まだまだ暑い日が続き、ツルンネタも、もう2順も、3順もしちゃった感じでアキ
アキしております。これは、コーヒーゼリー、濃い目のコーヒーをゼラチンで固めた
だけです。バニラアイスを乗せたり、ホイップクリームとか乗せたり、苦味と甘みの
ミックスで味わいます。あーあー、早く、焼き菓子とか食べる季節にならないなかな
あ。
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日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない

商品の詳細

 

湯山玲子さんと、AVの映画の監督の二村さんという人(あたし、その分野は弱いので、知らなかったです)の対談っていう本です。タイトルがタイトルだし、本のデザインもシンプルでタイトルがバババーン!という感じなので、電車とか乗り物の中で本を読むことが多いあたしは、これ、どーんと読むのって恥ずかしいのかしら??なんて思いながら読みました。いや、カバーとかつけないで本読んでますから、このおばさん、何、朝っぱらから(朝の通勤の場合ですが)、セックス本読んでるんだよ、って感じ?ま、いいや。というわけで、結構すごい表紙と、中身もまああけすけな単語がバンバン出てくる本を読みました。

 

よく、男性の言い訳的に、本能だから、っていう安易な言い方をされますが、まあ、子孫を残すのはすべての生物、花も木も残しているんですが、人間のそれは本能部分から遠く遠く離れたところにあるんだなあ、社会的な規範とか、期待とか、自分のプライドとか、自分の存在価値とか、逆に存在無価値とかも含めてあって、人間関係、そその歴史、気持ちの推移、人(必ずしも行為の相手じゃなくって)との関係性の作り方、そういうものぜーんぶ含めたうえでのセックスがあるんだなあ、っていうことがよくわかります。本能じゃない。だからこそ、妙なこといっぱいするし、過剰な期待をいっぱいするし、逆に傷つくわけだ。本能ならもっとあっさり、子孫を残して終わるだけだと思うんだよね。そういうことがつくづくわかる。で、それはあたしも含めた、現代社会の人間の姿なわけ。という点で興味深い。大人の一冊だ。

 

2017年9月 2日 (土)

今年の夏のお気に入りの鍋

暑い時期に、朝、冷たいポタージュっていうのをよく食べるのですが、冷蔵庫で冷
やすので、鍋のまま冷蔵庫に入れやすい→取っ手がでかくない、形がすっきりしてい
て、余計な場所を取らない、という鍋が必要です。長年使っていた、耐熱ガラスの鍋
にヒビが入ってしまって、これ、熱いものが入っているときに割れたら危ないと、処
分。ポタージュ用の鍋を探して、見つけたのがこれ。
 ホーローでかわいい小さい鍋なんですが、ガラスの蓋の他に、そのまましまえるよ
うにタッパーのフタみたいのがついているんです。冷めたら、シールのフタして、
パッチンと冷蔵庫に入れてしまえます。今年はこれが、とてもお気に入りで、もちろ
んポタージュじゃなくても、便利で大活躍。今年のお気に入りのお鍋です。
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生きる 劉連仁の物語

商品の詳細

 

 中高生向きの本なのかもしれません。紙が厚めで、字が大きめで、ルビがある。あたし、朝鮮人の方の強制労働のことは知っていたんですが、中国人の方も、日本の炭鉱とか、へき地開発とか建設業とかに強制労働ですごーくたくさんの方が連れてこられてたってことは知りませんでした。

 

 そして、北海道の炭鉱に連れられた人の中で、逃亡して13年も隠れていて(逃亡したのが、終戦の直前で)、戦後、13年もたって発見されたというのは、もちろん生まれる前ですが、歴史的なこととしても知りませんでした。そーんなすごいことがあったなんて!極寒の北海道で、ひどい生活と労働をさせられて、その北海道で逃げて、逃げたって寒い冬はやってくるはず、食糧も少ない中で、戦争が終わったことも知らないで逃げ続けて隠れ続けていた人生、それもいきなり、中国の畑から連れ去れられて、なんてことがあったなんて!その強制労働の施策は、岸信介という人が、ちゃんと認めて推進してたなんて、そういうこと、もっと知られるべきことだ、すごいことだ、とびっくりしながら読み、人間のすごい力に驚くばかりです。

 

2017年9月 1日 (金)

むね肉の定番

実は私の夏休みは、まだなんです。指折り数えて、夏休みを待っています。子ども
が小さいうちは、夏休みはもちろん連れて家族であちこち行ったりしてましたので、
不在の前は冷蔵庫の中身を可能なかぎりカラにする、ゴミを出す、新聞をとめる、生
協の配送を休み、休み明けの食生活を考え先の注文をする、とかいろいろあったので
すが。今は、自宅に住んでいるおじさんに近くなった青年が、仕事しながら暮らして
いるので(外泊するとか、出張するとか、どこかで夜遊びするかとかはするんでしょ
うけど、関知してません)、冷蔵庫の中身も、ゴミ出しも、全然気にしません、きっ
と、クーラーかけっぱなしで開けて寝るとか、冷蔵庫の中身が腐って捨てるとか、し
ているんでしょうけど、「どーでもいいがな、見えないし」と思っちゃっておりま
す。海外でも、通信環境さえあれば生協の申込みだって、キンドルのダウンロード
だってできるので、なーんの問題もない。ラクになったもんですわ。
 ムネ肉は、コストコのさくらどりを買うことが多いです。大きなパックが4パック
続いていて、冷凍しております。1パックでこれを作ると、少し多いのですが、あま
りはお弁当やサラダに使ってしまいます。週末や時間のあるときに、ムネ肉をそぎ切
りして、塩、ごま油、ガラスープ(ちょっと)、しょうが、にんにくを全部ビニール
袋に入れてモミモミして冷蔵庫へ。平日は、袋の上から片栗粉を入れて、そのままフ
ライパンで焼きます。焼いている間に、ネギをカットして、しょうが、みそ、しょう
ゆ、お酢、ごま油、砂糖ちょっとを入れて混ぜます。これ、ミソが決め手。味噌味が
あることで、タレがすごくおいしくなります。鶏肉が焼けたら、ネギソースを乗せる
だけです。終わり。レタス敷いたり、トマト乗せたりすればもっと華やかですけど。
ムネ肉がボソボソしないで(そいで、カットして漬けておくから?)、脂肪分少な目
のヘルシーな料理です。ネギソースでおいしいです。翌日のお弁当にもおいしい。
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ゴージャスなナポリタン

商品の詳細

 

 暮らしのなんとか賞っていう、いーっぱいある本の賞の一つをとったらしいです。賞、そのものを知りませんでしたけど。

 

 いやー、文体が独特で、コピーライターっていうか、キャッチフレーズつくるみたいな小さな編プロの仕事をしている男性が主人公で、40歳を過ぎているけど、親の家に住み、自室はマンガやビデオであふれまくって、仕事の他は自室でそういう自分の趣味のものに囲まれて、暮らしている感じ。そういう彼が、いろんな人に出会って、でも、なんだか激しい恋とか、強い気持ちとかないような、なんていうかどこかけだるい、あせりもあるようなないような、少し伸びた、喫茶店にあるスパゲッティ(パスタじゃなくって、スパゲッティね)のような、具も、いろいろソーセージとか、タマネギとかピーマンとか入ってはいるんだけど、ケチャップ味みたいな、混沌さ。これ、和食?イタリアン?っていう混沌とした感じが現代風なんですが、小説としては、読みにくいです。

 

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