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2017年3月10日 (金)

原罪

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 お友達が遠藤さんを読んでいるのを見て、へえ、全然知らない作家さんだと思っていたら、図書館の棚に並んでいたので、何の知識もなく、ひっこ抜いてきた一冊です。ある酒造メーカーが雪の中で醸造酒を保存しているのを掘り出したら、隣に棺桶にはいった死体が出てきた!ひゃーー!!というところから小説が始まります。妙な死体遺棄事件だ、というはずだ、臓器移植の問題、戦争中のあれこれにまで話が展開していって、大風呂敷になっていきます。

 

 臓器移植って、脳死判定されて、ドナーとなって、じゃあ、誰にって言うことになった時に、適合性とか、距離とかいろいろあるんでしょうけど、特に親族とかじゃなければ、それは自分で選択できないですよね。というところをついて、じゃあ、移植を受けるために親族になっちゃえば、っていう偽装親族?親子、兄弟にはなかなかなれないから、偽装結婚でしょうね。でも、脳死を予定した偽装結婚って?っていう話になっていきます。偽装結婚はできるけど、脳死の予定は難しいわねえ。

 

 

 

 なんてところから、戦争の話まで出てくるんですが。臓器移植とかって、自分が脳死したら、臓器を提供しますっていうことって、書類を書いておいたりするんでしょうけど、これって、そもそも善意の発想に基づくって考えられているから、本当に本人が書いたとか意思表示したとかの証明って以外とないらしいんです。ほおーーー、じゃ、誰か他人が、書いちゃったりすることもできちゃうわけ?ドナーカードって。それで利益を蒙る人の想定がうまくできないから、あんまりそういう他人の行為を想定してないんでしょうけど、でも、この小説(は、かなーり偶然の産物が重なっているんだけど)みたいな、仕組まれた臓器提供だってできる仕組みなんだな、と思うと制度として検討の余地ありかな、と考えました。

 

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