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2017年2月10日 (金)

野心のすすめ

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 この間、見城さんとの共著、「過剰な二人」を読んで、それが、この「野心のすすめ」の続編ともいうべき内容って書いてあったので、草食ってるあたしには、びっくりなんですが、まあ、一連の作品っていうことで読んでみました。

 

 野心のすすめの方が、少し前の出版です。彼女は、ご自身も言ってますが、自己顕示欲が130くらいあって、あたしはたぶん、50以下なので(満タンが100としてですよ)、その自己顕示欲のすごさに驚くとともに、それをここまで正直に、全部出して開き直っているのって、ある意味、よくもわるくもすごいです。

 

 あたしは彼女の料理本を見たことがあるんですが、おいしく作るとか、楽しく作るとか、家族が喜ぶとか、素材を楽しむとか、そういうのじゃないのです。100%「すごいって言われるための料理」なんです。見た目よく、お客さんが、一目置くために料理するのです。

 

 この野心のすすめで、彼女はコピーライターから、小説家になっていくんですが。読者の心に何かを残す本を書きたいとか、読者を元気づけたり、泣かせたり、感動させたりする本を書きたいとか、自分の納得のいく本を書きたいとか、そういうことじゃないんです。「売れたい」「売れる本を書きたい」「直木賞を貰いたい」「有名になりたい」、そういう本を書きたいんです。彼女の評価は100%、いや120%、外部評価なんです。自分の自己満足なんて、価値がない。売れて、世の中で有名になって、賞や、お金が入ること、それにつきる。そのための自己顕示欲なんですね。すごい、そして、徹底しているから、すごいんです。自分がどうたら、自分が書きたいものと売れるものは違うとか、関係ないんです。売れるものを書きたいんですよ!その徹底ぶり、その覚悟、すごいーーと感心します。そこがわたりと、真逆なところ。あたしは、自分が楽しいから食品加工をしているし、自分が楽しいから本を読んでいるし、仕事はまあ、一定の外部評価がなければ所得に結び付かないから一定の外部評価を出すものをしますが、自分があまりにもつまらないことはしたくない、自己満足型なんですね。軸の置き所がまるで違う。もちろん、外部評価は全く不要かというと、そんなことはないですが(だから、ブログとか書いているわけで、これが自己顕示欲がゼロなら、人が見ない日記に書いてればいいのです)、でも外部評価に軸がないんですね。ある意味、大きな欠点なわけ。いや、林さんのこのすがすがしいまでの自己顕示欲、圧倒されました。これはこれで、腹座っていていいです。

 

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