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2016年12月18日 (日)

終の日までの

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 森浩美さんです。森浩美さんは、家族をテーマにした短編集をずーっと書いていらして、これが8冊目になるそうです。この本については、「死」とか「死を迎える」ということをテーマにして書いて欲しいというオファーで、ずいぶん苦労したとありますが、彼らしい短編集になっています。

 

 といっても、なくなるのは家族に限らず、親しい友人もあれば、会社の先輩もある短編集です。今は、末期ガンも告知される時代。自らが自らの死を一定、予想して暮らす病床の日々というのもありなわけです。そんな中では、嘘くさい励ましも、死なんてこないような言い方も、かえって気を使いすぎてるし、生き残る方だって、難しいです。家族であれば、それまでの日々をどう暮らすか、どう過ごすか、まあ、人間は全員が必ず死にますから(たぶん、これまで死ななかった人は居ないわけですから)、全員が死までの日々を過ごしているわけです。ただ、いろいろ順番があったり、その順番が予想しない順番だったり、するのが人の世の常なわけで。

 

 あたし、森さんの作品、決して大好き大好きって思わないんです。綺麗ごとすぎるんじゃねー、こういうのって気持ち悪い、っていう人がいるだろうってことも予想できるんです。でも、あたしの中に、こういうのを認めたい、こういう世界をゼロにしたくない気持ちがまだちゃんと生きていて、それがジャマじゃなくって、私の芯になっている一つのことだという自覚があって、その小さな芯の一つを確認するような気持ちもあって読み続けます。もちろん、これだけが芯じゃないし、こういう芯はやっかいだよな、という別の芯もあるんですけどね。

 

 というわけで、8作目です。

 

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