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2016年11月25日 (金)

Red

 島本理生さんって、あんまり読んだことがないです。たぶん、全然かも。で、なーんとなく読んでもないくせに、苦手意識をもっていて、読んだことなかったんだけど。偶然、図書館の返却本の棚にあって、手にとってもってきて、読む本がなくって、ま、ちょっとめくって眠気を誘ってから寝よう、くらいに読み始めたら。あれれ?どういうわけか、ものすごくスリリングとか、すごい展開っていうわけじゃないんだけど、3時過ぎまで読んで一気よみしちゃいました。あれれ?これって、はまったってことかあ!?そーんな感じじゃないんだけどね。

本の紹介には、2歳の娘を持つ若いお母さんのトウコさんが、ともだちの結婚式で20才くらいの時のアルバイト先の社長さんで愛人だった男性と再会して快楽の海だか沼だかにっていうあたしの苦手な分野な紹介なんだけど。それはウソじゃないけど。そういうだけじゃない。彼女は結婚以来、とても明るい気があう義母(義父は不在がち)と同居していた、実母は離婚して忙しく働いていてあんまり気持ちの交流がない一方、義母はわかくてミーハーで話合わせてくれて、いい人で、オットはお坊ちゃんでのーんびりしていて、優しくって暴力とか浮気とか全然なくって、ハンサムで、っていうそういう状況なんだけど。

なんていうか、このぼーんやりのんびりオットの甘ったれなところ、いい人で悪人じゃなくって、浮気もギャンブルもなーんもできないけど、でも、ものすごく鈍感で失礼なところ、人の気持ちの機微もわからないところ、そういう恵まれた状況だからこそ、ガマンしてにこやかにするしかない妻の気持ちをまーったくわからないところ、誰も悪くないけど、最悪なところ、そんなところが、よく描けているのが本を閉じられなかった。

後半、妻が不満をもっていて、家を出ていくっていうときに、自分の何が悪いかまーったくわからないオット。したいことは許してきたし、やさしくしてきたし、仕事して稼いできたし、浮気もしてないし、子どももかわいがってきたのに、何がいけないの??何が足りないの?というオットに、ずばっと

「経験と学習」

っていってのけたのがすべての真実。よーくわかるなあ、これ!!

 

この本、あたし、鈍感でいい人な、善人で、善意のカタマリなオットに読ませたいけど、絶対にわからないと思う。かつての愛人との性愛のところだけ妙に反応しそうな気がする(爆)、そーんなことじゃないのに。それが主眼じゃないのに、きっとわからない。このイライラと、この不満と、このぬるーいいやな感じが耐えられないよ、ってきっと男はわからない。善人で鈍感で、いい人な男には絶対にわからないだろう、と思う。彼との間には、決して超えることができない、ふかーい、ふかーい河が流れているのだと思う日々なり。

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