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2016年9月 2日 (金)

ヒポクラテスの誓い

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 中山七里さんです。舞台は法医学研究室です。警察の依頼で、事件性のある死体の解剖とかして、死因をつきとめるのが仕事。そこの、ものすごく仕事のできる、偏屈な教授と、法医学を学んでいる白人女性キャシーのもとに、新米の医師免許だけはある、若い研修医が入門してきます。彼らと、警察との付き合いの中で、ただの交通事故じゃないか?と思った事故が、実は事故にあう前にクモ膜下出血で意識を失っていたことがわかったり、酔っぱらって凍死したんじゃないかと思われた地元のおっちゃんが、実は殺人事件だったりが判明するという、連作になっています。

 ヒポクラテスの誓いっていうのは、医者の誓いですよね。相手が、どういう人であろうと、最善を尽くすいろんな条件が書かれているやつ。でも、警察は事件捜査の概念で調べるから、容疑者であれば、どうしたって、罪があるっていう視点で見る、被害者であれば、被害を受けたっていう目で見る。そうじゃなくって、死体そのものが言うことをそのまま聞こう、見ようとする、偏屈な教授のまあ、皮肉たっぷりのものいいと、掛け合いも楽しいです。

 そして遺体解剖という遺族や友人には、やってほしくないことをやることで、真実をつきとめるためにしなければならないと考える監察医。そこには、感情に押し流されずに真実を求めようとする、感情を捨てるのではなく、論理を優先させるべきと考える覚悟があって、あたしは好きです。あたしにだって、当たり前ですが、感情がいっぱいあります。落ち込むことも、はしゃぐことも、気分が乗らないことも、いっぱいあります。でも、いつも考えているのは、気分や感情だけに行動を支配させないでおこう、気分があたしの王様じゃあないのだ、あたしが気分を支配しようと思うのです。

 いつもいつも、乗らないとか、やる気がでないという人もいます。そんな「気」に自分を支配させないことです。「気」は自分が支配してやろうと思うと、意外にコロっと寝返るやつだということも多くの体験から知っています。気分なんて、やる気なんて、何ほどのもの?あたしの王様はあたしなのです。気分じゃないのです。そして感情でもないのです。うん、うん!

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