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2016年9月26日 (月)

狛犬ジョンの軌跡

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 文庫をもって出かけて、はじめ少し読んだところで、これ読んだなあ、って思いだしました。スマホで、自分のブログを検索してみて、あ、書いてある、読んだんだ、って思ったけど、出先だったし、他に読む本もなかったのでまあ、いいかと思って読み続けたのですが、ちっとも退屈しなくて、楽しく読みました。そして、前回読んだ時とは、また違った風にも感じることができたのでした。

 主人公は、自宅で設計をやっている設計士さんです。口コミや工務店の依頼で、施主の希望に沿うような住宅等の設計をしてあげることが仕事です。クライアントや工務店との打合せ以外は、自宅の仕事場で、地味に図面を書く仕事で、組織に属してないので、基本1人です。一戸建てに暮らし、かつて店舗兼住宅を設計した女性と恋人関係にあるけど、どちらも1人で生きていける仕事を持っているし、1人でちゃんと暮らしていて、週に1度あうくらい。

 家事も庭の草むしりも、洗車も、ちゃんとやって、スポーツクラブにも通い、自炊さえもするので、1人が不便とか、1人で寂しいとか考えていない。経済的にも精神的にも、1人の大人です。

 彼が偶然、でかけた先で、びっくりするほどでっかい犬を拾うことになります。そして、あれこれあるんですが、この犬と暮らすことになるのです。

 1人暮らしの男性が、生き物と暮らすことになって、彼の生活はずいぶん変わります。

 

ところで、この犬は、なーんと狛犬、ある神社の前に500年以上、1人で座っていた狛犬なんです。たくさんの人間の行き来を見て、たくさんの時代を見てきた犬。これが、ある日、命を受けて、この男性と暮らすようになるという設定なのです。

 

 再読なのでストーリーはかなり忘れてはいたものの、わかっています。今回、狛犬だったジョンが、ずーっと1人で(石像なので当然ですが)生きてきた孤独と、犬になって人とふれあい、暮らすことになった変化、主人公の男性の、1人で生きてきた人生に、彼女とか、犬とかが出てきて、誰かと生きたくなる気持ち、そんなものを読みました。1人って気軽で、理解されない誤解されるイライラもなくって、あたしも大好きで、1人に逃げ込みたい時もいっぱいあります。それでも、人と居たい、人に支えられたい、人に喜ばれたいっていう気持ちもあり、人と付き合うからこそ、いやなこともあるわけだ。人間の孤独、独立、いや、この場合、犬もありだけど、そういうことを感じた再読でした。

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