2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 書店ガール5 | トップページ | 1001グラム »

2016年7月12日 (火)

贖い

商品の詳細

 五十嵐貴久さんです。これ、「あがない」って読むんですよ、つぐない?とか考えちゃったんですけどね。この本のテーマは、罪をあがなう、人を亡きものにする、つまり殺人のような罪はどうやってあがなうことができるのか??っていうことです。永遠の命題ですよねえ。

 小学生の少年が帰宅途中に行方不明になって頭部を切断されて発見される事件、1歳の赤ちゃんがスーパーの駐車場から連れ去られて駅のコインロッカーの中でバックの中から半腐乱状態で発見される事件、中学生の女の子が帰宅した途端、誰かに連れ去られて心臓をひと月されて、山に捨てられる事件。対象も、場所も、なーんの共通点もないように見える3つの事件が起こります。それぞれ、別の捜査本部が、別々に交友関係をあらい、人間関係を荒い、母親の虐待じゃないかとか、変質者の犯行じゃないかとか、あれこれ捜査をしますが、どれもさーーっぱりわからないのです。

 これが、ある男性の、20年前に自分の息子がいじめられて自殺した、自殺だったけど、事故死として片づけられた死に対する、綿密に計画された復讐だということを、窓際扱いされていて、ひたすらノンキなふりして捜査している刑事が見抜いていく、そういう小説。いじめ死に対する「贖い」を、誰にさせるのかっていう問題と、罪のない3人の子ども(イジメたのは、3人の親たちです)を殺したこの男性の「贖い」は何かという命題をつきつけてきます。3つの事件の発生と、捜査を交互に読みながら、なんか変だなあ?なんだ??と思いながら最後に一挙に怒涛のように解かれる全貌。最後はとてもきつい小説です。

« 書店ガール5 | トップページ | 1001グラム »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/11799/61574409

この記事へのトラックバック一覧です: 贖い:

« 書店ガール5 | トップページ | 1001グラム »