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2016年6月 9日 (木)

アニバーサリー

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 窪さんって、たぶん、少ししか読んだことがない作家さん。先日の「クラウドクラスター」え??積乱雲?っていうのもこの方。アニバーサリーって記念日?だよね。

 最初は、すごく読みにくいの。ある、孫もいるようなおばあさん晶子さん、疎開していた時のこと、その頃の千代子さんっていう友達とのあれこれ。ひもじくって、クスリまでも食べたようなときのこと、東京に戻ってきて、家も何もかも焼けてしまった時のこと。晶子さんが結婚して、子どもを3人なくして、2人育てて、水泳をはじめて、水泳を通して妊婦さんに出会って、マタニティスイミングなんかもやるようになって、教える側になって、妊婦さんの健康や食事のことを気にするようになった、という流れが一つ。晶子さんの物語がある。

 それにかぶってくるのは、現代の有名な料理研究家、なんだか栗原はるみさんみたいな、家庭の主婦が料理研究家になってのしあがっていく物語があり、その娘が、お母さんが忙しくなって、冷蔵庫にあるタッパーに入った手作り料理を1人で食べる日々が続いて、お嬢様学校へいって、カメラに出会って、援助交際したお金でカメラを買って、写真で生きていこうとして、という物語がある。これは、また、別の有名料理研究家の娘の物語。

 この晶子さんの物語と、なんだか頼りなくって、大丈夫かな、この娘っていう娘の物語が、娘の妊娠出産と、東日本大震災で交錯するところからはじまるから、最初はなんだかよくわかりにくいし、読みにくいの。とーっても。もうこの本、やめようかと何度も思ったけど、たまたま他に本がなかったのでタラタラ読んでいたら、どんどん面白くなってきた。晶子さんの物語も、娘の物語も。そして、それが交錯して、年代の違うおばあさんと娘と、そして小さな小さな絵梨花ちゃんというベイビーが、支え合っていくところ、血のつながりじゃない信頼関係があって、支え合い、助け合うことで生かされる互いがあるところが、なんだかとってもいい終わり方でした。不思議な小説家さんだなあ。

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