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2016年6月28日 (火)

晴れたらいいね

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 藤岡陽子さん。藤岡さんには、珍しい感じです。ある病院の看護婦さんが、90代の寝たきりのお婆さんのお世話をしている時に、東日本大震災に会います。ちょうど、そのゆれで、このお婆さんが20代の時、70年くらい前に入れ替わってしまうのです。70年前、彼女は、日赤の従軍看護婦としてマニラの戦場に居たのです。

 最初は、頭を打ったショックで記憶が飛んだ、とか言われてしまうのですが、ものすごくスムーズに状況に適応して、戦地で看護婦の仕事をテキパキしちゃうのです。それは、それで、適応しすぎじゃない?とも思うけど、それはおいておく。

 ヘイセイという外国で育ったことにして、どうも、考え方が超進歩的な日赤の従軍看護婦さんになります。手榴弾を手渡されて、イザというときは自決しろといわれても、何が何でも生きたい!捕虜になっても生きたい!と主張します。悲惨な戦地の病院で、助けられない人にも出会いながら、たくましく生き延びます。昭和20年の夏、あと数日で戦争が終わることを知っているのは彼女だけ。そういう時代を生き抜きます。

 入れ替わって、70年前に行ってしまっても、すばやく順応してたくましく生きるところがすごいけど、寝たきりのお婆さんだと思っていた患者さんに、それぞれのすごい人生の喜びも悲しみもあることを身をもって体験していく姿。たくましく生き延びた女性たちを思います。

 なかなかいい一作でした。

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