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2016年6月20日 (月)

盲導犬チャンピィ

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 このところ、何冊か読んでご紹介している盲導犬の本ですが(えーと、盲導犬の本、3冊目ですね)、これは日本ではじめて盲導犬の育成をしようとした男性の話です。戦後まで、日本には盲導犬っていうものがいなくって、警察の訓練犬とか、軍隊の訓練犬はいたそうなんですが、盲導犬っていうのは、外国でのお話だった。

 でも、栄養失調とか、戦傷とか、視覚障がいの方は、いるわけです。今より、ずーっと栄養状態も医療状態もよくないから。犬の競技会(ほら、障害物を飛び越えたりの競技会ね)の訓練士や、お金持ちの犬のしつけ(教育訓練)をしていた人が、もっと人のためになることは何かと考えて、盲導犬を育成しようとした、というところから、日本の盲導犬訓練が始まります。手法も確立していないし、そもそも訓練の仕方もわからない。文献もない、教えてくれる人もいない。自ら、タオルで目隠しをして犬を連れて歩いては、あちこちにぶつかったり、ころんだりしてけがをしながら、教えていく、というやり方。犬もわけわからなかっただろうけど、目隠しして戦後の混乱の日本(歩車道の区別も少ない、障害物もいっぱい)を歩いて、訓練方法を模索した人間は、すごーくたいへんだ。そういう地道だけど、とーんでもなくたいへんな歴史があって、盲導犬の訓練のノウハウとシステムが蓄積されてきたんだ、って。そして、それは、そーんな昔のことじゃなくって、戦後のことなんだって。ほおーーーー!

 そして、チャンピィを手放した後、チャンピィの話を聞いた視覚障がいのある方からの反響の多さで、盲導犬の育成をやっていくことになる苦労、大人になった誰かのワンちゃんを預かって教育するのではなくて(チャンピィは視覚障がいのムスコを持つ型からの預かりワンちゃん)、盲導犬としてワンチャンを育てる仕組みを日本で作ろうとするチャレンジが始まります。

 そして、戦後70年、盲導犬は立派に社会で受け入れられてきていますよね。先人のご苦労、ワンちゃんたちの健気さをひしひしと思います。

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