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2016年6月 6日 (月)

33年後のなんとなくクリスタル

 35年くらいまえ、後に長野県知事になり、参議院議員にもなる田中康夫さんが、一ツ橋大学の学生だったときに書いた、「なんとなくクリスタル」という本が、賛否両論があるなか、文学賞をとって、バカ売れして、すごーく話題になりましたね。あのあと、学生さんだった田中さんは、たしかメジャー系の石油会社に就職して、2か月もしないで辞めて、小説家になって、結婚して、また、すぐ離婚して。その後、あちこちにシニカルな要素を入れた文章を書いていて、その後、政治家やって、脱ダム宣言で話題になって、今はまた文筆家かな。57歳くらいになっていたころ、なんとなく・・の33年後をかいた本です。

 ほとんど等身大の田中さんが、再婚した奥さまと、ロッタちゃんというワンコと3人暮らしをしている、という設定。33年前の本の主人公だった、女性と再会して、彼女のその後の人生、元モデルさんだったんだけど、化粧品会社に就職して、その後、私費留学もして、とかあれこれ。彼女を通して、その頃の女性のお友達のあれこれをかいた本です。

 相変わらず、膨大な注がついていて、この30年間の変化。たとえば、携帯電話であったり、ツイッターやフェイスブックであったりのことを、事細かく書いているし、そのほか、当時、彼女たちと出会ってデートした町の変化や、あれこれも細かいです。田中さんが、その後の人生でいっぱい考えてきたこと、今考えていること、そして、介護とか、仕事とか、子育てとかやってきた女性が、考えていることなどがまあ彼らしい筆致で書かれているんですけど、どこか他人事なのも、相変わらず。書評として、賛否両論あるのも、やっぱり同じな感じ。自分たちは超安全地帯にいって、富裕な生活を保ちながらも、世の中のことを論じ、考えているポーズだろ!っていう批判も出るだろうし、経済的な利益と社会的な立ち位置の両方を持つ経済活動を目指すのは当たり前、それを考えるのは当然、そのモデルを模索しているんだ、という賛成票もあるだろうね。そういう続編になっています。33年前が懐かしく思えるあたしには、ノスタルジーもあるし、やっぱり違う世界な気持ちも相変わらずです。やっぱりヤスオちゃんは、女の子が好きで、美人が好きで、男性より女性のお友達とのお付き合いが多くって、やっぱりな、って思う。

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