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2016年6月 4日 (土)

ロボットは東大に入れるか

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 「数学にときめく」の新井紀子さんが、人工知能の問題を取り上げて、人工知能の目指すものは?開発の問題をわかりやすく対話型で一緒に考えようというのを、全国の中学高校でやっております。これは、それを本にしたものです。

 たとえば、新幹線で時速300キロを出すとか、ロケットを飛ばす、とかいう技術開発、リニアモーターカーを走らすとか、そういうこれまでの技術開発は、それはそれでたくさんのご苦労があるんでしょうけど、ある意味「目標とすべきこと」が明確なわけです。何か具体的な問題なり課題なりがあって、それをクリアしていくことがある。でも、人工知能っていうのは、それが違う。具体的な、何か課題なり目標なりがあって、スピードを出すとか、どこかへ行くとか、じゃないっていうのです。うん、うん、そこからして違う。

 だから、チェスで世界を15年制覇してきた天才チェスプレーヤーに勝つ(実際にコンピューターが勝っちゃったんだけど)とか、将棋の名人に勝つとか(やってますよねー、将棋ってとった駒をもう一度おけるってことが、とてもコンピューター君には難しいことらしいです。チェスと違うことですね)、そういう風になれば、解決のプログラムが作れるかもしれないけど、「人工知能」っていうことになると、難しい。

 たとえば、いろんな犬と猫の写真を見て、犬か猫かを判断するのって、人間の技。それを人工知能君にやらせるとすると、ものすごくいーっぱいの条件、目とか耳とか、大きさとか、あれこれ入れて、判断させなきゃならない。でも、うまく行かない。そして狐とか、ちょっと違うものを、「猫!!」って判断するわけだ。ま、男と女を区別するのも、人間の方が得意らしい。ふーむ、面白い。そういう話をいろいろ、実にわかりやすく、超文系のあたしが楽しめるようになっていて、思わずのめりこみます。

 そして、人工知能がこれほど発達してきた中で、どんどん人間の働くところが人工知能に置き換えられていった時に、人間は何をすればいいのか?世界がどらえもんだらけになった時に、宿題もやってくれる、困ったときも助けてくれる、さて、人間は何をするのか?という問が新井さんの問題意識です。ロボット君が得意なこと「有限の知識」「特定条件の下における特定の手続き」「同様に繰り返すこと」は、文句も言わず休憩も採らずに働くロボット君の独壇場となるでしょう。では、人間は?というところがとても面白いです。後半はロボット君が実際に、東大の問題に挑戦してます。

 アマゾンの人工知能の活躍と、それでも現状残っている配送センターでの人間の作業について、家族であれこれ話しながら、人間に残される仕事について、ロボット君の活躍について考えます。こういう本!楽しい!

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