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2016年6月15日 (水)

おいしいものと恋のはなし

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 大好きな田辺聖子さんの作品集です。これは、昭和の時代に書かれた小さな作品を集めたものです。女性主人公が、恋や仕事に元気な様子。もちろん、今とは働く環境も違うし、ビジネスレディは、ほとんとが補助職で、結婚退職が当たり前で、制服きてて、30過ぎたらおばさんで、と昭和な感じがあるんだけど、その中でも田辺さんの描く女性は、ちょっとかわいくって、ちょっと元気で、杓子定規じゃないけど、なかなか強気だったり、それでも、ゆるく許せるところもあったりで、いい感じ。このバランス感がすてきです。

 せっかく恋人と一泊旅行に行くことになって、30歳になる彼女は、このあたりで将来のことを、ちゃんと話し合わなきゃ!って思って行くんだけど、彼氏は、名所旧跡も文学の香りも、どうでもよくって、お酒飲んでおいしいもの食べてダラダラしたいばっかり。もうっ!って思うけど、ロクに話もできないうちに酔っぱらって、高いびき。あーあーあー、それでも、パキパキするより、こういう人と一緒にのほほんとして、一緒にお酒飲んで笑っていられる幸せをしみじみわかっているところなんて、いいなあって思います。

 あたし、根がまじめ(??)なので、つい、日常でのやることを、パキパキと実用的にこなしてしまうんですよ。いや、ホントに、実用的な人間なので。でも、実用的なことが幸せか?っていうと、いや、そうとは限らないんですよ。非実用的でも、ムダでも、そこで笑って過ごせる方が、ナンボか幸せかも、って思うことがあります。そういうところ、田辺さんはステキな天才だなあ、って。

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