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2016年5月 3日 (火)

工夫上手さんのらくらくひとりごはん

商品の詳細

 著者は74歳の女性です。全然しらなかったけど、クッキングスクールとか、あれこれやってきた人みたいです。で、レシピ本をここで紹介する気はまったくないんです。あまたのレシピ本や、レシピサイトがいーっぱいあふれている現代だから、何か作りたい、作り方を知りたいと思えば、レシピをググればいいんじゃない。その上で、自分であれこれ工夫してみればいいくらいな世の中。

 

 この本は、家族のために料理してきた(多くの主婦がある程度はやってきたんでしょう)女性が、子どもが巣立ち、オットが不在がち、あるいは先に亡くなったりして、一人ご飯となってきた、それまで「家族のため」に料理してきた人が、なんだか面倒だなあ、自分のためだけのご飯、って思う気持ちってあると思うのです。あたしも思います。それでも、たまにならともかく、日常的に一人ご飯になった人が、ある程度の年齢で、いっつも外食とか、いっつも買い弁っていうのも、気持ちがクサクサしちゃうんじゃないでしょうか。日常的に自分で作ったごはんを家族と食べていたならなおさら。もちろん、お友達とのお付き合いを増やして外食や買うものに工夫をするのもありだし、一方で、手軽に一人分のご飯くらい、チャツチャツチャツと気軽に作ってしまえたら、負担感も減りますよね。何がなんでもうちで作る必要もないけど、家族がいなくても、うまくバランスをとって暮らせたらいいよな、って思うのです。

そういう「手抜きでいいよ」「市販品を活用しよう」「ちょっとした便利品―練り物とか、缶詰とかソーセージとかーを活用した多様に食べよう」と言っています。そういう頭の柔らかさとか、これじゃなきゃダメという思い込みのなさって、お年寄りにはなかなかない。っていうか、これじゃなきゃ、とかばっかり言うよね。暮らしって、そういうことがいっぱいだと思う。食だけじゃなくって。自分が育った、あるいは長く暮らした狭い「うち」の状態が「常識」になっちゃう。もっと広い世界では、そんなこと常識なんていうほどのことじゃないことを、当たり前でしょ、だってそうでしょ、と根拠なく思い込む。食だけじゃなくって、家族のあり方とか、暮らし方とか、細かいところから、実はもっとずーっと自由になればいいのにっていう気持ちの持ち方や思想までそうなっちゃう。それを、いつも、「そうなの?」「そうじゃなきゃいけないの?」「どーして?」「もっといろんな考え方も捉え方もあるんじゃない?」と思い続けていきたいって思う。

 

 たとえば、年寄りの1人暮らしは寂しい。かわいそう、とか。ゲイは気持ち悪いとか。子どもがいない人生はつまんない、とか。軽く言ったり、思ってたり、自分をその枠に入れようとしてない?そお?そうじゃないいろんな人生も、いろんな生き方も、もっと認めようと思うことがいっぱい。ご飯は手作りがいちばん?そお?ちゃんとダシ取らなきゃおいしくないわよ、そお?頑なに考えないで、ゆるーく考えていこうよ。いや、頑ななのって考えてないんだよね、ホントは。もっと、ゆるーく考えて、ちゃんと生きようって思う。

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