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2016年5月10日 (火)

誰がために鐘をならす

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 山本幸久さんです。鐘??ってなんだろう、と思っていたら、なーんとハンドベル!!女の子の楽器のイメージがありますが、廃校が決まって男子1クラスになった学校で、ひょんなことからハンドベルを見つけた全然、友達でもない4人と1人の先生が、ハンドベルを始めることになるというお話です。楽譜も読めない(1人だけ読めるけど)生徒と先生ですから、日本語の歌詞をうたって、その歌詞のきまったところで、自分の右手ないし左手で鳴らすって覚えて鳴らす、っていう方法です。それでも、ペットボトルやゲーセンの太鼓で練習するいじましい努力!!

 

 小説って字ずらだけだから、名前とかって、混乱しがちですよね。えーと、こいつはどういうやつだっけ?って。マンガだと、特徴的な顔立ちとか姿でわかりやすいんだけど。いくら小説で、ぐだぐだ容姿を説明しても、キャラが立ってないと、混乱しちゃう。でも、山本さんの作品は、それぞれが、キャラが際立っていて、たいして容姿の説明とかないんだけど、自分の頭の中で像ができて、勝手に顔もついて動き出す感じ。音楽の先生の唐沢先生も、ご高齢な方なのに、かわいいっ!主人公は錫ちゃん、鈴じゃあなくて、Snの錫ちゃんなんだけど、彼以外にも、登場人物がくっきり像を結んできて、みーんなが生き生きと動きだし、読んでてすごく楽しい。

 

 ちょっと落ちこぼれ気味の4人の男子高校生の凸凹ぶり、将来のことを考える気持ち、不安、すこしずつハンドベルが楽しくなってい様子、ハンドベルを通じた外の世界の人との交流、楽しくって、笑いながら一気読みです。カラニャン先生のキャラもいいし、超理不尽な先輩にやられても、お金取られてもどこか許しちゃう気持ちも、なんだか、理不尽!!って思いながら、すごいと思う。楽しい一冊でした。小説の醍醐味だな。

 

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