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2016年5月30日 (月)

ガラパゴス(下)

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 先日、ご紹介した相場さんのガラパゴス、の下巻です。自殺に見せかけて殺された人が、実は派遣労働者だった、沖縄出身で、三線が得意で慕われていた人だった、ということくらいまではわかったのですが、じゃあ、どうして?誰が??っていうことが全然わかりません。そのために、被害者が働いていた仕事の実態をさぐっていくと、人間を人間として扱わない過酷な労働実態、精神的にも告発、つまりチクリですね、を推奨していく酷い扱い、仲間も作れず孤独ななか、被害者がけなげに生きて働いていたことがわかってきます。

 

 相場さんが書くのは、もちろん犯罪小説ですし、刑事物だけど、そこで扱う問題は「震える牛」の時もそうだったけど、個人の恨み、個人の感情じゃあなくって、その社会構造を描いていると思います。秀逸な社会派ミステリーになっています。

 

 最後の落としどころが、読者としてはすっきりしなくって、復讐にならなくって、残念だけど、逆にリアルなんだろうなとも思います。上下巻、お勧めです!

 

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