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2009年7月31日 (金)

あの男が帰ってきたー24シーズン7

商品の詳細

 旅行に行く前の日に、レンタル開始しているのは知ってました。でも、さすがに見始められなくって、やっと手にとりました。

 レンタル屋さんで、シーズン3くらいのときは、普通に棚に並んで残っているようになるまで、何週間かあったのですが、今は、すぐに借りれます。うーみゅ、ここまでついてきているファンが少なくなったということでしょうか?

 ジャック~!!!今回は、CTUがほぼ解体されてしまって、容疑者に対する拷問等のシビアな取調べをしたという罪でジャックが公聴会にかけられるところからのスタートです。これまで、数々の危機を文字通り命がけて救ってきたジャックに国家がこういう形で報いるなんて!ところが、またテロによる危機が近づいてきて、FBIが彼の力を借りようとします。今度のテロリストは、なーんと、あのトニー・アルメイダ!え?死んだんじゃないの?

 そこで、これまで一緒にいろんな修羅場を抜けてきたジャックとトニーの、敵と味方としての再会、トニーの気持ち、あれ?引退したはずのビル、妊娠したはずのクロエ?となつかしい面々が出てきて、このシリーズも、なかなか懐かしいメンバーを復活させて、つなぐようになってきたなあ、と誕生―急成長―安定―そして衰退へたどる大きな流れを見るきがします。といっても、ただ衰退はしません。FBIから逃げて(逃げられるかよ、天下のFBIだよ!)、テロリストに加担したように見せかけていくジャック!相変わらず、忙しすぎる人生と、展開の早さになかなかトイレタイムも取れません。

 やっぱり、せっせとレンタル屋さんに通います。ここまで付き合ってきたのだから、とことんお付き合いいたしましょう。

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二度死んだ少女

二度死んだ少女

 第一弾は「凍りつく心臓」、第二弾は「狼が震える夜」、第三弾「煉獄の丘」とご紹介してきた、ウイリアム・クルーガーの、元保安官オコナーシリーズ、のついに4巻目です。(4巻で終っているのかどうか知りませんが、最後に彼は保安官に復帰しますので、一応の完結なのかも)

 今回は、宗教ということがとても強く出てきます。カトリック、そして、部族の祈りや崇拝ということ、ミシシッピィ州オーロラというところは、白人とインディアンが居て、血が混ざって居る人も多く(オコナー自身は4分の1、インディアンです)、その感情的なわだかまりがあったり、宗教的な違いやそれを元にした疎外感があったりするということがあり、それらを背景として、事件が起こります。

 今年、前半くらいでご紹介してきた、堂場さんの鳴沢了シリーズもそうだけど、こういうのって、主人公が好きじゃないとどうにもならない。で、このオコナー、ほーんとにいいオトコなんだよね。彼の人間に対する気持ち、信じる気持ち、信じたいけど疑わなきゃならないときの気持ち、行動の仕方、家族や友人、地域の知人を大切にする気持ち、犯人に対する気持ち、なくなった人に対する思い、食べ方、生き方、ほーんといいオトコなんだよ。もし、現実に出会ってたら、たまらないだろうなあ、イチコロだろうなあ、と思ういいオトコ!それで読み続けられて、夢中になった気がする。いやいや、4巻で一応、終って残念な気持ちがいっぱいです。

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2009年7月30日 (木)

ディスコ

DISCO ディスコ

 タイトルからして、笑えませんか?懐かしくないですか?

 フランスの田舎町で、かつて、ディスコで、町のトラボルタ(!!)として鳴らした男性が、ダンス大会の賞金で、別れた妻が引き取った息子にオーストラリア旅行をプレゼントしようと、夢よ再びに挑戦する話です。

 すでに全く地味な仕事についている2人の仲間をさそって、栄光を!と思うわけですが、体力は落ち、ダンスは変わり、若い人が台頭し、家族からは冷たい目で見られるわけだ。そこをなんとかがんばって…・というお決まりのストーリー。懐かしい80年代の音楽がガンガンかかって、ほら、40代後半の私には、実に懐かしい。おじさんも、ちょっと痛々しいヘアスタイルで、ピチピチパンツが辛いけど、どこか「がんばれ~」っていう気になる。チラっと、セーネンが部屋を横切り、奇妙なものをみる目で、「このオヤジ、きもくない?」って言ってたけど、無視することにした。

 おじさん版の、フランスの田舎町のマンマ・ミーア!?でもねえ、こういうドンチャン映画を作らせると、フランス人は、あんまり旨くない。やっぱりアメリカ人にはかなわないよ、こういうくだらないノスタルジーは、ダメ。フランス人は、ジュビジュビ、グビルビ、ボソボソ言ってるのが似合う気がする。うーん、くだらない、アメリカ人の十八番のような題材。フランス人、がんばりました、でも、向いてません、ってところでしょうか。

 なつかしい音楽、ドナサマーとか、ディオンヌ・ワーウィック(エンディングで使われていてなつかしかったわ)を ipodに落としちゃいました。あはは、同世代!

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犬大将ビッキ

犬大将ビッキ / 出久根達郎/著

 私の好きな犬猫本だわ、って思って読んだら、あまり「うちの○○ちゃんはかわいいいのよ~」「おりこうなのよ~」なんていうのがありません。人間自慢だったら、けっ!!みたいなもんですが、犬だったら、猫だったら、いいのよ、かわいいじゃん!おりこうじゃん!って言ってあげるつもりだったんだけどなあ。

 ある子供がいない中年夫婦が、パピヨン犬を飼いはじめます。その名がビッキ!かわいいかわいいと甘やかしたので、すっかり内弁慶のいばりんぼ、外では怖がりに育ちます。この夫婦は実母と義母が近所にいて、それぞれ病院付き添いや介護をしながら暮らしています。そんな中で、ビッキの無邪気さ、かわいらしさ、わがままさが、どれだけ大人(それも中年夫婦と老人たち)の生活を和ましてくれてるか、という介護生活の中での犬育ちの物語です。なんだか、たいへんな介護なんだけど、ビッキのちょっとしたことで、笑ったり、怒ったり、心配したりと、たいへんだけど、明るい感じです。

 ただね、ビッキも小型犬で10年余の寿命なんです。最後はビッキも亡くなってしまう。人間は長寿命動物だから、生物を見送らなきゃならないのよね。淋しいよね。

 自分の愛犬が亡くなって、公園でそっくりな別のワンコに会います。

「1つ、あつかましいけど、お願いしてもいいですか」「一度だけ、お宅の○○ちゃんを、私の亡くした△△ちゃんって呼ばせてください」と言って老女が泣きます。こういうのに弱いです。私も泣いてしまいます。えーん!

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2009年7月29日 (水)

ハッピーフライト

ハッピーフライト

 はあ?なんでこんな、2時間ドラマみたいな映画借りてくるんだ!?って思うけど、「だって、綾瀬はるかってかわいいじゃん」(←アホ)というおばかな大学生が借りてきたので、付き合ってみました。

 見る前は、堀ちえみ(古すぎ!)が綾瀬なんとかになった、スチュワーデス物語みたいのか、あるいは木村なんとか(古い?)が、誰かになった、ドラマのGOOD LUCK(見てないけど)みたいなのじゃねーの!?と思ってたんですけど。

 愛だ恋だは、ほとんど一切なし!ともかく飛行機及び空港で働く!っていうことについてたいへんさとか、まあ、それを通した面白さをこれでもか!って書いています。先輩CAのかわいい子いじめとか、そういうのもくだらない!っていう世界ですね。いやはや、私、機体整備場の調査仕事をしたことがあって、羽田の(昔の)JASの巨大整備場にも入ったことがあるし、いろんな航空会社の整備部門と話したりしたこともあるんですが、整備だけじゃなくって、管制塔とか、鳥を追い払う仕事とか、地上係員さんとか(いつもお世話になってますが)、あれやこれや、ほんとにいろんな仕事があるもんです。

 物語は、タナベなんとかさんが、機長昇格フライトで、綾瀬さんが国際線初めてフライトなんですが、部品の故障でオアフ行きが羽田に戻ることになっちゃいます。その前に、機内食のトラブルがあったり、部品のトラブルがあったり、トランクの間違えがあったり・・戻ろうと思った羽田近辺は台風の影響ですごいことに!あれやこれや、トラブル満載の飛行のあれこれ。綾瀬さんがかわいいかどうかはおいておいて、働く!!ってことはたいへんじゃなあ、のANA全面提携の飛行機物語。愛も恋もなし!

 期待値低かったので、結構楽しんでみました。あの、スイングガールの監督さんだそうです。へえ、へえ

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いつもふたりで

いつもふたりで Happy old two

 男性70歳、妻とは死別、日本人。英語はほとんどかたことの単語しか話せません。女性65歳、オットは離別。カナダ生まれ、日本語はほとんどできません。この2人が出会って、惹かれあって結婚しました。それから20年、90歳と85歳のカップル。相変わらず男性は英語は文章にもならない、単語だけ。女性は日本語がまったくだめ。そういう結婚生活をしてきた2人の話です。

 いったい何が2人を結びつけたんだろう?いったい何を理解しあって、何を求めて結婚しようって思ったんだろう、というのが最初の疑問です。たいへん失礼ながら、70歳で新めて新しい、それも異文化の人と、言葉が通じない人と、生活様式も全然違う人と、生活を共にする(いろんなことを折り合っていかなきゃならないでしょ)ことって、しんどくない?得られる何かより、折り合う忍耐やガマンや妥協が大きくない?と傍目で思っちゃうからです。

 20年、若い夫婦が中年になって、子供がもうすぐ1人前になるような長い期間をすでに経ているからかもしれないけど、(でも、互いの言語は共通してないんだけど)、言葉じゃない、心なんだ、ということを2人は示しています。言葉とかカラダとか、そんなものに頼りがちの若い人の恋愛や結婚ですが、最初からその2つはすでに範疇外なんですね。心ねえ、ココロ!!しかし、それをどうやって伝える?という疑問は尽きないのですが、なんだか、その一部分を見せてもらったような本。私には、まだまだ修行がたりませんわ。

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2009年7月28日 (火)

レモンシャベ-ット

 奥園さんのレモンシャーベットはたしか、以前にもご紹介しました。えーと、ここ!2006年6月13日、ずいぶん前だわ。

 これね、おいしいんだけど、うちでは1回でなくなっちゃうんですよね。

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_f223.html

 でも、ほんとにレモン汁と皮の摩り下ろしを入れて作ると(ポッカレモンじゃなくってね)、すごーーくおいしい。全員でしゃりしゃりしゃりしゃり食べて、すぐなくなっちゃうんですよ。

 ミキサーを買い換えてもいいや、と(上の記事見てね)作り始めたけど、全然大丈夫。買い換えてません。

 ミキサーに氷をざあーーって入れます。砂糖とレモン、レモンの皮を入れて、ガーーーー!!いや、ガーーってすごい音がします。ガリガリガリガリ!!!!うわって思うけど、だんだんこなれてきて、なんだか、スムージーみたいなものになります(これで、スムージーももちろん作れますね)、数分ガマンしてボタンを押してください。

 200905242209000 それを容器に入れて、冷凍庫、数時間後に、ちょっとフォークでシャカシャカしておけば終わりです。さわやかーーーな、レモンシャーベットになります。ほんとにいい香りで、おいしいですよ。お口の中、さっぱりです!

 ミキサーが古い方だけじゃなくっても大丈夫。ミキサーは強いです。ちゃんと砕いてくれます。というわけで、数分のミキサーでできてしまうレモンシャーベット、すごーくさっぱり!夏の定番です!

 砂糖をはちみつにしても、また風味が変わります。レモン以外でも、もちろんおいしいシャーベットになります。それはまた。

 うちの冷蔵庫君。自動で氷ができるタイプなんだけど、これって、忘れているとなんだかいっぱい氷を作ってくれるんだけど、待っていると、ちょっとずつしかできてこなくって、なかなか氷が貯まらないんですよね。シャーベットを作ろうと思って、製氷室を見ても、いつもできてない!なんだか、便利なようで働きが悪い気がする。

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阪急電車

阪急電車

 ずーっと以前に、このブログにも時々遊びにきてくださるお友達から「面白かった」と教えていただいたんですけど、発注を忘れていて、偶然みかけて、「そういえば!」と読みました。宝塚市周辺の阪急今津線の各駅と、その電車の中を舞台にした、ほーんとに普通の電車を利用する人たちのあれこれの物語。ものすごい衝撃的なことも、事件も殺人も起こらないけど、なんだか、とってもいい小説になってます。あー小説って、こういう風に市井の人たちの日常を描くことで、こんなに楽しい気分にすることができるんだなあ、と改めて見直すような気持ちです。

 阪急今津線を全然知らないので、駅ごとの気分とかまでは全然わからないんだけど(小田急線でやってくれたら、もう手にとるようにわかるんだけど)、なんだか、駅の雰囲気や街並みを想像しながら読むのも楽しい。いやはや、こういう小説で、こういう風に楽しめるっていいなあ、と思います。

 実は、今年の年末まで、兵庫県である事業を立ち上げるために通っています。この小説の舞台のお近くなんですね。ほお、電車で通るときに、もちろん架空の物語なんですけど、街並みを見たり駅の雰囲気を見たり、乗降客(リアルに関西弁)の様子を伺ったりの楽しみが増えたかな。

 日常小説の可能性を感じさせる1作。有川さんて、面白いのかなあ、読んでみよっかな。

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2009年7月27日 (月)

ヒストリーボーイズ

ヒストリーボーイズ

 イギリスの、進学校でオックスフォードとケンブリッジに多くを進学させて学校を有名にさせたいという学校の進学クラス。くせのある18歳の少年以上、青年未満のオトコの子たち。なんだか、ものすごく太って、おもしろい文学とか詩とかが大好きな、進学校の経営から言うと、役に立たない、でも生徒には人気のゲイの教師。進学実績を伸ばすにはどうもふさわしくなさろうな先生。そこへ、進学実績を伸ばすために雇用された、歴史のバリバリの教員がやってくる。スマートで厳しくって、容赦ない。進学クラスの生意気なオトコの子たちのプライドをガシガシと鼻をくじいて、戦いを挑んでくる。

 有名大学への進学のために勉強させようとする学校、受験に有利かどうかじゃなくって、本を読むこと、詩を暗誦すること、いろんな時代の見たこともない人と時間を考えを共有することを至福の喜びとすることを伝えようとする教員、彼を胡散臭く思う学校長、彼の魅力を感じながらも、なんとか受験に勝たせようとする教員、何を学ぶのか、何を伝えようとするのか、教員たちの苦悩がぶつかります。

 という話と、ゲイという話が混在してしまっていて、なんだか焦点ぼけみたいになっちゃってるのが、私としては残念です。ゲイかどうかはおいておいて、もっと彼の魅力的な世界を広げ、進学と受験という対抗馬と、ガチンコで対比したほうが面白いんじゃないかなあ、と思います。というのは、ゲイかどうかにさして興味がない(どっちでもいいと思ってるから)人間の感想なんだろうな。

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WE LOVE ジジィ

WE LOVEジジイ

 桂望実さんの新作です。彼女の本は、あれこれご紹介してますが、最近では「平等ゲーム」かな、

 えーと、ここね2009年1月23日

 http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-b853.html

 これは、 なかなか面白い設定の本で、楽しめました。

 今回は、設定はもっと平凡です。東京で売れっ子コピーライターをしていた主人公、一緒に仕事をしてきた広告代理店の後輩を裏切る形になってしまって、後輩が自殺してしまいます。自分を責める気持ちから、仕事を全部捨てて、田舎に移住し、離婚し、30代で引退生活を始めます。その田舎、なーにもない田舎で、そこで出会ういろんな人との関わりを描いています。彼が思いつきで口にした「輪投げ大会」が村おこしのイベントとして行われます。人と濃密な関係を持ちたくなくって、田舎に引っ込んで、一人でラジコンとDVDを友にする生活をしていたのに、どんどん彼の生活に、地域の人との関わりが入ってきます。とまどっている本人、でも、どこかうれしいような、甘えるような気持ちもあります。そんな中で、彼が、後輩の自殺ということを乗り越え、生きていこうとする姿です。

 うーん、キャラクターはなかなか魅力的な人も居るけど、なんだか、はっとするまでにはいかなかったなあ、というのが正直な感想。まあ適度に安全パイだけど、戦いを挑んでない感じ。小休止かな。

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2009年7月26日 (日)

ヤング@ハート

ヤング@ハート

 

 他のDVDで予告を見て、絶対みたいなあ、と思って借りてきました。ほんとに、こういう名前のコーラスグループがマサチューセッツにあって、そのドキュメンタリーになっています。平均年齢80歳!おじいさん、おばあさんのコーラスグループ、一人一人はクラシックとかオペラとか好きだとおっしゃる方が、コーラスグループでは、ラップあり、ロックありと多様なジャンルに挑戦します。

 足が不自由だったり、半身が自由にならない方もいらっしゃるし、なにせ、みなさま、もう美醜を超えた、十分立派で貫禄あるおじいさんとおばあさん、しわしみいーーーっぱいで背中まがっていたり、なんだか傾いていたり。でもね、なんだかとっても、すてき!モデル的には、全然かっこよくないだろう体型とスタイルなんだけど、一生懸命コーラスの練習をして、できないところはくやしいし、できれば、すごくうれしいし、うまくあわせられれば大喜び。コンサートの大舞台もあるし、刑務所の慰問のようなイベントもある。家族に支えられてやっと練習に来るときもある。指導者のダメだしに、がっかりしたり、怒ったり。

 しわもしみもいっぱいで、よぼよぼしたように見えるおじいさん、おばあさんたちが、互いを思いやりながら、一生懸命歌います。そして、それをとても楽しみに、誇りに思ってる。チームの一員であることも、歌を人前で披露することも。なんだか、とーってもカっコいい。大きなコンサートの前の週に、お二人の仲間が病気でなくなります。それでも、彼らはコンサートをやろうとします。淋しいですよ。でも、アタシは大丈夫。だって、私たちが歌うことをきっと先に行った2人も望んで見守ってるはずだから。大丈夫、また会えるから。このコンサートを最後に引退を決めた人が居ます。これまで一緒にやってきたことが何よりの誇りだよ。人種を超えた(白人も黒人もイタリア系も、いろんな方がいます)、男女を越えた、人間同士の80歳たち、できないことをあげつらわずに、できることを勇気をもって、堂々やっている。なんだか、とっても素敵でした。かっこよかったです。

 そういえば、昔、VANのトレーナーとかTシャツがあって(すごく古いです、わかる人はわかる)、英語が書いてあるんです。for young and young at heart って書いてありましたね。覚えていらっしゃる人いるかなあ。

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ぼくは猟師になった

ぼくは猟師になった

 漁師じゃないのよ、猟師よ!今時、若い人で日本で、漁師じゃなくって、猟師!?ってびっくりしたのです。猟師ってなれるの?そんなに猟ってあるの?

 ちなみに、日本の中のすべての業種は、日本標準産業分類というので分類されて統計化されているんですね。

http://www.stat.go.jp/index/seido/sangyo/3-1.htm#b

 ここでも、狩猟ってないんですよ。いったい、この売上げは何産業?この方たちは、何業をなさると分類されるのだろうか!?

 ともかく、猟師になった京大出のセーネンの話です。いや、全然予想もしなかった、全く知らない世界のことで、すごく楽しいです。まず、猟師には、3種類あるんです。免許もあるもんね。まず鉄砲を使って撃ち殺すことで狩猟するタイプね。これは鉄砲を使うこともあって、免許も難しいし登録や警察との関係もあります。彼は、これじゃないのね。あとは、ワナ、仕掛けで捕獲するタイプ(彼は主にこれ)、網で捕獲するタイプね。彼の場合は、ワナ、仕掛けなので、獣道をよーく調べて、通る獣の大きさやタイプ、障害物や足を踏む場所などを予想して、そこに適切なワナ、仕掛けをかけるのが基本。あとは、ワナ、仕掛けにかかっているかを毎日見回る、という狩猟というわりには、受身な感じの猟師なんですね。もっとも、かかっていたら、それにトドメを刺して、解体するという点では、かなりワイルドに展開するんだけど。

 いやはや、知恵をしぼって、対象動物の生態や動きをよーくしって、ワナやしかけに工夫し、さらに確保した肉の保存、血抜き、解体、加工に工夫を凝らし、人類の知恵を集めている暮らし、すごいなあ、って思います。いやはや、すごく創意と工夫に富み、アグレッシブで魅力的な仕事と生活です。

 あたし、猟って全然知らなかったんです。こーんなに奥深いものだとは!!そして、それを累々と工夫し、知恵を集めて暮らしてきた猟師たちがいらして、それが、高齢化によって絶滅寸前だとは!(彼のように若年層の参入はとてもとても珍しいらしい、そうだろうなあ)、すごいなあ、自然って、すごいなあ、人って、って思う。文字だとか、パソコンだとか、データだとかじゃなくって、叡智っていうか知恵っていうか、ほんとの意味でも生きる力と、工夫し、よりよくしていこうという力が試される世界、すごいなあ、なんだか、ワクワクしながら読みました。面白かったです。

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2009年7月25日 (土)

オレンジの2色ゼリー

 この間、グレープゼリーを作ったジュース、お中元の余りがまわりめぐってきたものなんだけど、まだいくつもあります。今度はオレンジーを使って、ゼリーにしました。2色ゼリー、ともかく、一晩おいて、もう1色を乗せることにすれば、せっかちな私でも混ざらない!

 200905241257000 ただ、とてもいいかげんに、白い部分(つまり牛乳ゼリーなんだけど)を作るし(牛乳量をまったく計らず、適当に行平に牛乳をどぼどぼと入れてしまう)を作って、カップに入れるので、オレンジジュース(これは、缶入りなので、量は限定される)とのバランスが悪いときもある。ちゃんと2色になっても、白い部分が多かったり、少なかったり…

 やっぱり牛乳くらい計った方がいいのかなあ、と改めて思う。でも、たぶんできない、いややらないかも、な性格。困ったもんだわ。

 このまわりめぐってきたジュース、あとはリンゴとパイナップル。なんだか2色ゼリーには色や味が合わない種類ばかり残ってしまいました。さてさて、どないしましょ!?

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私が好きなルール

私が好きなルール

 堀井和子さん、って、もっと年上の方かと思ってました。1954年生まれ、もちろん年上なんですけど、この本は2003年の本、6年前、え!?アタシの年齢のときの本じゃん!!

 えーと、「お買物のいいわけ」で一度、ご紹介してます。

2008年5月3日

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_6cc8.html

 自分がどんなおばあちゃんになりたいかを考えると、いつもニコニコ誰にでも優しいおばあちゃんにはなれっこないし、エレガントな会話、文学や芸術の奥深い会話をこなせるおばあちゃんも無理かな、でも、いくつになっても、小さいことでも、すきなことにドキドキしたり、わくわくしていたいなあ、と思う。そんな自分が好きなこと、わくわくすることを、生活の中に取り込んでいく、自分のルールをいくつかもって、生活を組み立てていく、っていうことを45歳くらいから考えてきたというのです。すごく、この感じわかるなあ、って思います。彼女は、お散歩と自転車に乗るのが運動で、スタイリストさんですから、センスのいい絵や、ポスターを集めたり、そういう展覧会に行ったり、あるいはちゃんと生地をこねてパンを焼いたり、そのパンをビニールに入れてしまうときに、パンの種類によってとめるゴムの色を工夫したり(笑)、生活の大きなことから、ちょっとした食のこと(好きなお蕎麦とか)いろんなルール、それもあんまり頑固にこだわるんじゃなくって、自分がすーっと何かができるような、あるいは何かを取り戻せるような、そんな小さないくつかのルールを持っているといいなあ、って思うのです。

 アタシにもいくつか自分のルールがあります。しなきゃならないことをすることが、自分にとって容易になる仕組みだったり、自分の体と気持ちをなるべくいい状態に保つための自分でやりやすい程度の生活の工夫だったり、あるいは、もっと気持ちを開放して、楽しむための工夫だったり、行動だったりです。そういうものを、ぜえったいっ!!っていうほどじゃなくって、無理せず取り入れられるような全体の仕組みを作って、続けていくことができると、体も気持ちも、いろんなことがうまくまわる気がします。そんなことを考えながら、彼女のちょっとしたゴムの色のこだわりなんかをほほえましく読みます。

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2009年7月24日 (金)

煉獄の丘

煉獄の丘

 えーと、ウイリアム・クルーガーの保安官オコナーシリーズの第3弾

 第一弾は「凍りつく心臓」

 第二弾は「狼が震える夜」です。

 もちろん事件があって、元保安官のオコナーが、いろいろ動き始める小説なんだけど、事件の背景にあるミネソタという地域の、元インディアンで森の中で生きてきた人たち、白人で他から移り住んできて、都会的で便利な暮らしを求める一方、昨今の環境問題なんかを言い始めた人たちとの考え方の違い、ミネソタの湖で実際にあった事故をモチーフにした、生存者の辛い話、それに1巻から続いているオコナー自身の家庭の崩壊と再生の問題がからみあって、読み応えのある1作になっています。

 オコナーさんは、ある事件をきっかけに保安官をやめて、今は湖のほとりのハンバーガ屋さんをやっている。1巻で、双方に恋人ができて崩壊しかけた家庭は、もう少しで元に戻りそうになっている。子供たちともうまくやれてきている。そこに、家族をも巻き込んだ事件が発生するんです。ミネソタのとーんでもなく美しい(たって、文章だけだけど)、でも厳しい自然と、とても魅力的なオトコのオコナーが物語りをぐんぐんひっぱってくれます。このシリーズ、最後の4巻は「二度死んだ少女」です。もっと続いて欲しいシリーズだな。

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レモン風味のマドレーヌ

 なんだか、シンプルなお菓子が食べたくなって、何も具を入れないでいい焼き菓子を作ろうと思います。ただ、タマゴがあんまりないので、シフォン(私の簡単シフォンでも3個使います。本格的なのは、もっといっぱい使います)は、却下。シンプルでタマゴ少なめで、もちろん簡単なもの、と考えて、奥園さんのマドレーヌにしました。

 奥園さんのマドレーヌの優れたところは、あわ立てがないところです!!マドレーヌって、場合によっては全卵のあわ立て!って書いてあることがあるんですよ。もちろん、電動でやりますが、それでも全卵をあわ立てるのは結構時間がかかったりします。奥園さんは、それをやめて、BPをちょっと入れることで、すごく素朴なちょっともったりするけど、家庭の味としては十分だと思うマドレーヌにしています。粉、タマゴ(そのまま投入)、BPに砂糖にバター、シンプルなものばかりです。ポイントは、レモン!レモン汁と、できれば国産を買って、皮を摺り入れることで、とーっても風味が違います。シンプルなレモンの香りだけのマドレーヌ。あれやこれや、いろいろ入れないお菓子も、いいもんです。ホントに、混ぜ物なし、かーちゃんの普通のオヤツっていう感じになります。

 200905230825000 私のお菓子はいつも、全然カザリッケもないし、おしゃれでもありません。プロの技っていうのは、あれこれ見たりすることもあるのですが、とーっても優れているとは思うし、すごいと思います。こういう国の東京という町に住んでいると、プロのワザを味わいたければ、いくらでもいくらでも選択肢はあります。うちのオヤツっていうのは、そういうのじゃなくっていいと私は思っています。普通に働いて、普通に他のこともういろいろしている家族が、ちょっと食後に、ちょっとオヤツにつまむ、素朴なお菓子を、かーちゃんが、子供が、とーちゃんが日常のこととして、ささっとやって作るようなお菓子で、決して特別な日のものでも、特別なことでもない、今日はマドレーヌか、といって、ポイポイと口に放りこむようなお菓子です。たしかに売っているのより、もっさりしてます。高級な香りもありません。でも、オーブンに入れるまで10分弱、値段は全部でたぶん100円以下(原材料費)、そんなオヤツを気軽に作って、さしてありがたがりも驚きもしないで日常的に食べて暮らしていきたいと思っています。特別なお菓子は、また、特別なもの。うーんと、時間をかけて丁寧に作っても、あるいは、いっぱいある有名とか人気のお菓子屋さんで買ってもいいですよね。星の数ほど、おいしいケーキ屋さんはありますので。

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2009年7月23日 (木)

八朔の雪

八朔の雪 みをつくし料理帖

 この本、文庫で500円ちょっと。たったこれだけで、これだけ楽しませてくれて、人の強さ、弱さ、でも、たくましくって、いとおしくって、強いところ、人の情のありがたさ、がんばり、そんなものをしみじみ感じさせてくれて、ネタが料理でおいしそう!!っていう楽しみ満載の本に出会えるって、幸せだなあ、と生きて、本を読めることの幸せを、とーっても感じる1冊。あたし、たった、これだけで、生きてて、本読めてよかった、と思う単純な人間だなあ、なんておかしくもなるけどね。

 この方、漫画家さん?でもあるみたいだけど、いやはや、すごいわ。まず、ネタが料理のことで、おいしそうみたい、っていうので手にとったんだけど、弱冠18歳の、両親が水害で亡くなっちゃった澪(みお)という女性、ひょんなことから拾ってもらった料理屋の奉公人をやってたんだけど、その店が火事にあって消失。苦労ばっかりなんだけど、その中で、上方(大阪)の味、店の女主人と出てきた江戸の味、違いを活かし、旨さを生かした工夫、働くことをいとわない、お客様に喜んでもらうために(そしてお代をいただくために)働く姿勢(決して逆じゃないのよ)、悩み工夫する姿勢、それを助け合う人たち、大切なもの、大切な人、大切な気持ち、なんだかいい本でした。

 この本、朝、渋谷から山手線にのって読み始め、品川から京急、羽田から山口宇部空港、空港から市内行きのリムジンバスの中で最後のところになった。不覚にも涙が出てしまって、でも、日帰りで化粧品を全くもっておらず、泣いたらボロボロの顔がもっとボロボロになる(これから仕事じゃ、そりゃ、困る)と、必死で目をキョロキョロさせた。悲しくないんだけど、うれしいようなせつないような気持ちで最後には涙がでました。お勧めです。500円で、これだけの気持ちになれる本。すばらしい。

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イカのエスニック肉詰め

 イカのお腹に何かを詰める、というワザは、イカ飯を自宅で作るということをお友達のMちゃん(オット様が北海道ご出身)に教えていただいてからです。イカ飯って、自分で作れるんだ!(お土産にいただいて食べるものと思ってた)

 えーと、このあたりのことは、ここに書いてます。2006年8月28日

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_b017.html

 イカ飯はすっかり我が家の通常お惣菜(いや、主食か)となり、お弁当にも使ってます。詰めるとなれば、ご飯を詰めればイカ飯、別のものを詰めれば、また別のお惣菜になるわなあ、と考えて大きめのイカを見ると、詰めるおかずも考えます。

 200905222150000 見た目より簡単で、なんだか複雑な味がしておいしいなあ、って思うのは、イカに、トリヒキを詰め、トマトソースで煮るものです。なんだか複雑そうかもしれないけど、アタシが普通に平日やるんですから、絶対にたいした手間じゃないです。生協のイカとトリヒキ(バラ凍結)を冷凍庫→冷蔵庫に移して出勤します。もちろん、生イカを裁きたい場合には、そうすればいいんだけど、平日に魚屋さんの開いていることのないアタシ。

帰宅してやることは、ネギとコリアンダー(あればだ、我が家はしょっちゅうあります)を刻んで、トリヒキと一緒にイカのお腹に入れる。それを、フライパンでごろごろしてから、トマト缶で煮る。煮るときに、タマネギとか、しめじとか、まあお好きな野菜を一緒にトマト煮にしてもいいし、なければトマト缶だけでよし。味付け(お好きに、エスニック風ならナンプラーとかいれちゃうし、コンソメでも、塩コショウでも、なんだか複雑にしても)して煮る間に、他のものをそろえれば、確実に20分以内に結構、見栄えのするイカのエスニック風肉詰めトマトソース煮になっちゃいます。

 ボリュームあるけど、あっさりしていて、でも複雑な味がする、ラクチンだけど、ちゃんと手がかかっていそうに*見える*おいしいお惣菜です。イカと、トリヒキと、コリアンダーが揃うと(基本、無計画なので、偶然しかありえませんが)楽しみに作っております。我が家は夕飯に米飯が必須ですが(ないと、淋しい人種が居る)、パンでも、パスタでもおいしいと思います。

*うちのセーネン、コリアンダーができれば入っていない方が望ましい、というマイルドな表現で避けております。「まあ、少しならいいけど、積極的には食べたくないってことだよ」だそうです。「自分でお金出しては買わない」んだそうです。大きな葉っぱは、誰かの皿の上に移してしまえばいいわけで(細かいのは仕方なく食べる)すが、このイカのトマト煮、見た目、コリアンダーは見えません。しかし、食べれば当然わかるわけで、「だまされた!」と言うことしきり。私は入れた方が絶対においしいと思ってますので、入れないなんてことはありません。私は、私の好きなものを作って食べる!これが原則です。コリアンダーは、まあ、お好みですね。

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2009年7月22日 (水)

豚ヒキでつくね

 つくねって、トリヒキで作りますよね。お弁当のおかずにも便利だし、時々作ってました。甘辛っぽいタレを絡めて、ミニハンバーグみたいにしてました。

 豚ヒキじゃあ、おいしくないのかなあ。と生協の「豚ヒキバラ凍結」が冷凍庫にだぶついているときに思いました。ハンバーグじゃなくって、つくね。豚ヒキのあの、特有の匂いをなんとかつくねっぽくするにはどうしたらいいかなあ。と思って考えたのが2つの方法です。

 つまり豚ヒキの丸めたものを、和風にする方法っていうんでしょうか。

1)1つは、豆腐を入れて、豆腐バーグ風にして、タマネギじゃなくって、長ネギを入れてつくねにしちゃうというまあ、和風豆腐ハンバーグ風ですね。

2)もう1つは、ニラ大量投入により、にら団子風にしちゃう方法。まあ、これは和風っていうか、中華風っていうか、点心風(って皮ないけど)なのかな、

 この2つのどっちかで、豚ヒキがだぶついていたときに、ツクネ風にしてました。ただし、2)はニラが大量に入っているからお弁当にはむきません。

 200905192137000 豚ヒキに豆腐(小さいやつね)を水切りとかしないでそのまま投入、タマゴと長ネギ入れて、ゆるかったら片栗粉ちょっと入れて調節。でも、ゆるめで大丈夫(ゆるめの方がおいしい)。ふわーっと丸めて、フライパンに入れて、ジュージューって焼きながら、横で青い野菜も入れて、最後にしょうゆとみりんを入れて絡めて終わり。大きめの夕飯用を焼きながら、小さめのお弁当用も焼いておきます。ソース味じゃなくって、甘辛タレを絡めることで、ハンバーグじゃなくって、和風のツクネ!っていうことにして、ししとうとかエンドウとか、青梗菜とか、野菜も横で焼いて、和風のおかず。うちのセーネンは、こういうご飯が進みそうな肉のおかずだと、「今日の夕飯はおいしいね、あ、いつもおいしいけど(と慌ててフォロー、かーちゃん不機嫌にするのは得策じゃないと認識)」と満足げに食べております。親がやることなんて、たまに居るときの夕飯くらいになった現状では、そんなことくらいでも、ちょっとニタッとしちゃうかーちゃんです。ほんとに始末が悪い母性だわ。

生協のひき肉バラ凍結は、いつも冷凍庫に居ます。便利食材です。

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ぼくは生きている

ぼくは生きている

 ショーンは14歳、生まれるときのトラブルで脳性麻痺で生まれた。すべての筋肉を自分でコントロールするこごができない。だから、周りの人に、すべてのことについて助けてもらって生きている。ご飯も食べられないし、排泄もコントロールできない。何も言うこともできないし、理解していることを示すために、まぶたを動かすこともできない。周囲の人、両親(離婚しちゃってる)、兄弟、友達、介助の人は、すべて、ショーンは何もわかってないし、何も意識していない、と思っている。

 でも、実は彼は、すべての言葉を理解し、文字も読め、テレビも会話も、家族の微妙な心境も、全部わかっている。その上、過去に聞いたことや読んだことは、絶対に忘れてないという天才的な頭脳を持っているのだ。誰にも知られてないけど。そういうショーンの14歳の気持ち。指一本、まぶた一枚、自分で動かせないけど、彼には、彼の思いもあり、知る世界も、考える世界も、憂う世界も、喜びも悲しみも、恋も挫折も、成功もあるのだ。

 脳性麻痺で、ほとんど何もできないショーンだけど、眺めている世界は生き生きしているし、愉快だし、楽しそうだ。自分の与えられた人生は、特殊で、制限もあるけど、なんだか楽しそうなことさえある。息子が何も感じられずに、時々起こる発作に苦しむ姿を見て、父親は、「息子を殺したほうが息子の幸せなのではないか」と考える。で、ショーンも父親のその気持ちを知る。え?ボクはお父さんに殺されるの!?父が息子の何かを理解することができるんだろうか、という命題と、誰からも何もできないように見えても、生きる価値はあるかという命題を、なんだかさわやかにつきつけてくる本です。

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2009年7月21日 (火)

長いものかき揚げ

 先月、ちょっと山歩きに行ったときにとまったペンションのお夕飯で、長いものかき揚げが出たのです。長いもを太めのマッチ棒くらいにカットしてミツバとサクッ!っとかき揚げにしてあって、かき揚げのさっくり感と、長いものほくほく感が新鮮で、おいしかったんです。

 うーむ、かき揚げに長いもってありか、考えたことなかったなあ、と味わってきました。

 しかし、むし暑い季節、かき揚げなんてしたくないでしょ。と放置してありました。少し涼しいかなあ、の休日の昼、久しぶりにセーネンも家にいて、冷たいうどんのお昼ごはんになりました。せっかく3人でご飯食べるんだから、とあれこれおかずを揃えながら、長いものかき揚げ、やってみよう!と作りました。200906281229000

 まあ、プロが作るような見目麗しいお姿にはならない、あたしのいい加減なかき揚げですが、長いもをぶーーっといマッチ棒状にカットし(ちょっと太めどころか、ものすごく太すぎるマッチ棒)、ミツバとちょっとだけあった桜海老を入れて、かき揚げです。

 私、かき揚げだけの天ぷらおかずって時々します。あれこれ、いーっぱいの天ぷらって、なかなか揚げて食べる勇気がないんですけど、かき揚げだけ、ちょっとだけ麺類の時にあるのって大好き。作り始めればたいした手間じゃないんですよね。

 長いもがほっくり、ミツバの香りのかき揚げで、おいしい、おいしいと箸が進みます。「この間ね、でかけたときに、宿で食べておいしかったんだよ」と一緒にでかけないセーネンに説明します。おいしいけど、けど、けど

 9月末までもうかき揚げはしません。あぢ~!!

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いのちの砂時計

いのちの砂時計 終末期医療はいま

 共同通信社で記事の連載があって、それをまとめた本です。自分で生きることができなくって、呼吸器に繋がれていることで生命を維持している人と家族が、死にたいと思ったとき、もう楽にしてやりたいと考えたとき、もちろん介護の負担、精神的、経済的負担も重くって、呼吸器をとりはずすことは罪か、という命題が基本にあります。

 医療が発達し、医療機器に支えられることで、生を永らえることができる場合が複雑に増えています。そのときに、「生きている」ということだけのことになったり、苦痛が増えたりするだけだったりした場合、その終了時期を誰がどうやって決めることができるんでしょうか。生きていさえいればいいということもあるし、生きていることによって、他人からは価値があるかないかわからなくても、あるいは社会的には何もできなくても、その人の何かがきっとあるはずという議論ももちろんあります。

 これについては、ずいぶん前にご紹介した「潜水服は・・」の映画(えーと、2009年の6月13日にご紹介)、この2-3日のうちに、ご紹介しようと思っている「ぼくは生きている」(テリー・トルーマン著)などがあります。脳性麻痺でなーにもできない、すべて機械と介護者によってやってもらっている人であっても、そこには彼の自由があり、彼ら自身の価値があるはず、人間の根本的な価値や尊厳は、保たれるんだという主張もわかります。

 一方、家族はもちろん、本人の苦しみ、それを終らせる最終的な権限は本人にあるんじゃないかという決断の自由もあるはずなんです。私たちは、自殺する自由もあるはずだからです。この問題は、ただ一つの答えがあるものではなく、それを求めて、話し合い、そして苦しみ、悩むことが、すなわち生きることなんじゃないかと思うんです。身近な人が、あるいは自分が、そうなったときに、どういうことを考え、何をしてあげられるか、何を*しないで*あげられるか、それがすなわち、一人一人の人間の生き方であり、死に方であり、人間そのものなんだなあ、と思います。

 どんな人、一人一人にその物語があり、喜びがあり、悲しみがあり、悩みがあります。そして、それが一つ一つ、とても尊く、大切に、いとしく思える本です。

 とりまとめた方のお一人にお友達がいます。彼女の真摯な仕事の一つを見せていただいた気持ちです。ありがとう!Kちゃん!

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2009年7月20日 (月)

アイルランドの豊かな食べ物

200907070334000  アイルランドの旅のお話、今日で終わりにしますね。そして、最後は食べ物のことです。こういう話なしで、アタシの旅の話が終わるわけない!(笑)

 大酪農農業国ですから、ともかく素材が豊かです。肉!!!じゃがいも!!特に、今は新じゃがの季節なので、じゃがいもと肉!!これが基本です(笑)

 有名な料理で、アイリッシュシチューという羊の肉と、さまざまなハーブと野菜の入ったシチューがあります。これが、どーんな田舎の小さな小さなパブでも、カフェでも、ちゃんとおいしいです。羊のシチュー?と聞いたとき、羊があんまり得意じゃない私は、「ちょっとくさくなりそう」とひそかに思ったのですが、肉を食べてきた歴史の長い人たちが、手前味噌ならぬ、手前シチューとしてつくり続けているこのシチュー、店によって、そしてたぶん、家によって、味が違うんでしょうが、野菜いっぱい、ハーブいっぱいでおいしいです。寒い季節においしいだろうなあ、と思いますが、夏でも十分、朝晩は涼しいのでとってもおいしいです。アイリッシュシチューに黒パン、たっぷりのバターとベリー類のジャム、これが基本です。

 あとは、ともかく肉!乳製品!芋と豆とにんじん!!これです。そしてどれもどれも量が多い!非大量肉食動物の私には、こーんなに!?という量がどっかーんと出てきて、ふえーーー!です。アイリッシュブレックファーストっていうのは、卵2個、厚いベーコン3枚、大きなソーセージ2本、有名な血のソーセージの黒と白が1個ずつ、それにジャガイモ、トマト、それに、プラス、パンやマフィンやペストリーがつくのです。私の1日の動物性たんぱく質以上ですわ。よって、30歳以上くらいはともかく、豊満×豊満です。ビールも飲むので、いやはや、私たちは、世界最貧国から来たの?みたいな体型です(あ、日本人としては決して小さくありません)。ガリバー旅行記を描いたスフィストさんはダブリンの人なのですが、旅行記に、架空の地名だけを使い、唯一小人が住む国を想定して(もちろん彼は行ったことがない)ジパングという名前を載せています。そんな小人さんの国からきた、私たち日本人から見ると、その量と体型には、ともかく脱帽です。いやー私たちの体のうすっぺたいことったら?(繰り返しますが、日本ではごく普通です。特に痩せてません)

 

 私、決してグルメじゃないのですが、よく巷間言われる「日本は食が豊か」「日本はおいしい」というのに時々疑問を感じます。たしかに食のバリエーションの豊富さは、世界一だと思います。いつも肉とじゃがいもを食べている国に比べたら、世界中の食文化を取り入れた日本の食のバリエーションはすごいと思います。でも、超高級な店に行けばともかく、庶民が日常的に食べるところは、ほーんとにそんなにおいしいですか?私、この頃、加工面での工夫や、工業化が進みすぎて、ジツはたいしておいしくないんじゃないかと思い始めています。素材そのものの旨み、そして、作りたて、たっぷりの量という点で、日本の食は実は貧しいんじゃないかと思い始めています。アイルランドの食は、バリエーションはとても乏しいです。あれこれ、加工するということに対する意欲はさほどないようにも見えます。スーパーには何度も入ったのですが、調味料なんかの棚の種類は、とても少ないです。ただ、素材の旨みを活かして、たっぷりの材料を、その場であちあちの作りたてで出す、ということでは、どーんな田舎のチンケな店でも、必ずあちあちのフライドポテトやマッシュがほくほくと出てくること、豚肉って、こーんなに滋味豊かだったっけか、と再確認するただのポークソテー、そのものの旨みをいつもいつも、どんな田舎でも感じることができて、グルメじゃない私は、とてもおいしい日々を過しました。ただ、量はとても食べ切れません。はい。

 この季節、ベリーの季節なので、ベリー類がとてもおいしいです。200907071602000 ベリーにスコーン(これがでかい!)でアフタヌーンティーがうれしいです。当たり前のように、素材から加工する人たち、普通に家庭で、それぞれのB&Bで、当然のように手作りのケーキ、マフィン、パン類を日常的に作り楽しむ文化、農場からやってきた肉やチーズを豊富に使い、庭のハーブをたくさん取り入れた料理、なんだかコンビニとスーパーに依存して、そこでの品揃えが豊富だから「食が豊か」と言っている私たちの暮らしがとても貧しく思えてきてしまいます。

 私の自宅から、2キロ圏内で円を書くと、たぶん、世界各国の料理が食べられるレストランが数千軒の量でひっかかってきます。アイルランドのある町では、それは5軒くらい、あるいは1軒もひっかからないところの方も多いです。町中以外にあるB&Bでは(朝ごはんはついているのでしょうが)、夕飯はどうするんだあ?なんていうところもいっぱいです。でもとりたてのベリーと、自家製の黒パンやマフィン、たーっぷりのプルプルの卵やソーセージ、自家製のジャムや、ポットいっぱいの薫り高い紅茶、こんなものがごく当たり前に、朝ごはんな人たちと、コンビニのパンやおにぎりをコンビニのジュースで流し込む豊かな日本の若者たち。世界各国の料理といっても、加工された、工業製品から混合されたものも多いです。

 食の豊かさって、何なんだろうと、何度も何度も考えながら、毎日、じゃがいも、マメ、肉を食べ続けていました。最後にダブリンに戻ったとき、探せば日本食も中華も、ピザもあります。でも、やっぱりアイリッシュなものを、地元の人が週末に出かけるような店で食べたい、って思い、同じようにジャガイモと肉とマメを食べていました。だって、十分、滋味あふれて、おいしいんですもの!

*アイルランド旅話は、一応、今日で終わりにします。お付き合いいただいてありがとうございます。明日からは、いつもの、本1冊、映画か食べ物か何か1個の通常版に戻る予定です。また、遊びにきてくださいね!

*私の夏休みは、もう終わってしまいました(涙)、人様はこれから本格的な夏休みシーズンだっていうのに、ひたすら仕事の日々です(号泣)。あまり高くない山は、暑い時期は不適なので、8月は楽しい旅の予定はまったくありません。ぜひ、近場の遊びにさそってくださいませ。秋には山行きたい!! なんて思いながら、しばらくはせっせと働きます。カードの請求書も来るだろうし・・・

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レモンシフォンケーキ

 私のシフォンケーキの師匠であるお友達のMちゃんが、レモン(の汁と皮のすりおろし)を入れたレモンシフォンケーキがおいしい!と教えてくださったので、レモンシフォン作りたいなあ、ってずっと思っていました。国産レモン買わなきゃ~

 それがずーっとずーっと前だったのですが、今頃になってしまいました。

 実は、一度、挑戦したことがあります。5月の半ば頃だったかなあ、なんだか体調がよくないある朝、前日の夜にレモンを買ったことを思い出して、いきなり作ったのですが、まあ、適当に作るものだから、生地がなんだか分離。焼いて口に入れてしまえば、味はおいしいのですが、なんだか分離した感じの生地で、失敗!!Mちゃんに「分離しちゃったよおお(涙)」とメールを打ち、クスリを飲んで寝たのですが(結局、ノロウイルスか、ロタウイルスの仕業で、発熱と下痢のダブルで1日半、寝込んだのでした)、寝ながら考えると、どうもアタシは、入れるべきじゃないタマゴの白身に、レモン汁を入れて、皮を摩り下ろしたんだと気がつきました。体調のよくないときに、やるんじゃなかった。もーろーとしてましたです。

 その後、ずーっと、ほっておいて、やっと今頃、レモンシフォンケーキを作りました。いつもの、秤が要らない、カップ1つでOKの簡単シフォンの、水の半分をレモン汁にして、皮をゴリゴリすりおろして入れるだけ。すっごーく爽やかなレモンの香りいっぱいのレモンシフォンケーキになりました。いやはや、普通に作れば分離しません。

 えーと、2009年5月7日を見てね

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-1b3e.html

 200905160917000 シフォンケーキは、コーヒーも抹茶もいろいろおいしいですけど、レモンもすごくさっぱりしていていい香りです。セーネンも、「おお、レモン?いいね、これ」ってパクパク食べます。入れてる粉が少ないので、ふわーっとしていて、いくらでも食べられるんです。すぐ消えます。はい。

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ふたりの季節

ふたりの季節

 小池真理子さんのわりと短い一冊です。あの、見城さんが、どうしてもどうしても書いてくれと頼み込んだ、という作品なんですが、そおかあ!?というのは、あの学生運動の時代に後れちゃった世代からの感想なんでしょうね。同時代の人には、せつない小説なのかもしれないです。あたしには、そおかあ!?くらいなんですけど。

 その時代、つまり10代の頃の恋愛相手と、偶然、青山のカフェで出会う、という話。そこから一歩も動かず、1-2時間すごして、少し会話して、思い出に浸る、というだけなんだけど、10代最後の短い恋、そして、その後の別れと、今、大きな子供が居て、それぞれオットと離婚したり、妻と死別したり、あれやこれやあった自分たちの人生におもいをはせるっていう小説。なんだか、せつない気持ちを喚起させるっていうのは、とーってもよくわかる。でも、それだけ。出会った2人が、一応独身ながら、その後、面倒くさいことにならなそうなのがよかったかな。

 なんだか、10代の恋を思い出している50代っていう設定なんだけど、こーんなに美しいのかしらねえ、すばらしいわねえ、って思う。あたし、思い出したくもない、なんてこともいっぱいあるもんね。きれいな小説になんかならないや(苦笑)。ただ、なーるほどなあ、って思ったのは、「あの頃、絶対結婚しようね」て言い合っていたのは、結婚が何物かもわからず、結婚がしたかったわけでもなく、「このまま、ずーっと、ずーっと、一緒に居たい」という気持ちを、どういう風に表していいかわからなかったから、「結婚しよう」って言ってたんだ、というところ。なーるほど、そういうことか、ととてもわかったのです。そうだろうなあ、そうだろうなあ。そういう気持ちと、「結婚」というものの具体性がわかるようになってからの結婚と一緒にして、周囲が受け止めると混乱するんだろうなあ、って。うーむ、覚えておこうっと。

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2009年7月19日 (日)

音楽とビールとゲーム

 カフェとパブと教会と小さな商店が数百メートルある町、それ以外はすべて大農場、という町ばかりのアイルランドで、人々の楽しみは、音楽とお酒と、そしてゲームの賭けです。

 アイルランドのお酒は、有名ですね。ギネスが有名な黒ビール、さまざまなエールビール、そしてアイリッシュウイスキー、小さな町の食料品店でもお酒の売り場の面積の大きいこと!ともかく、老若男女、よく飲みます。パブで、カフェで、ビール(1パイント、500ml強が最低1単位)をしょっちゅう飲んでいます。ワイン派も居ます。でも、なぜかウイスキーを飲んでいる人は見なかったです。あれは、お家で飲むもの??

 お酒には陽気な音楽がつきものです。パブでは、夜毎にアイリッシュな音楽のライブがあります。うーん、どうもカントリーちっくな音楽なのですが、ギター、バイオリン、ハーブ、もちろん歌声、パーカッション、一人何役もやるミュージシャンが客席と一緒に盛り上がります。

 ある、西側のハイキングの拠点になる小さな町に泊まったときです。B&Bが数件、ホテルは2軒、レストランは3-4軒あるんですが、どこも、メニューは違いがない程度の、300mの範囲ですべてが足りる町です。金曜日の夜、どこで夕食食べようかな、と町を歩いていたとき、パブの奥から音楽が聞こえてきたので、夕飯を食べられるか聞いて(もちろん食べられます。パブメニューはどこもわりと豊富です。つまみじゃなくって、ちゃんと夕食)入ってみました。8時前後、外はまだ明るい時間です。町の周りに広がる牧場の家族が、子どもを連れて音楽を聴きにたくさんきています。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんはみーんなビールです。子どもはジュース。1杯のビールやジュース(ほとんど何も食べません、たぶん夕食は自宅で済ませてきているんですね)で、大人も子どもも楽しそうな夜を過ごしています。子どもたちも、ゲームをすることもなく(だいたい持ってませんね)、騒ぐことなく、歌ったり、手拍子をたたいたり。楽しい家族のささやかなお出かけです。

 子連れの家族は22時頃になると帰っていきます。顔見知りらしい、近所の牧場の人と二言三言話しをして、当然、車で帰ります。明るいけど、チビたちは寝る時間ですもの。その後は大人の時間です。ちょっとカクカクとしたおじいさんが、それでもせいいっぱいのおしゃれをして、クラシックなヒールの靴に、ネックレスとイヤリングをしたおばあさんと腕を組んでやってきます。金髪は二人とも真っ白。1杯ずつのビールを前に、週末の夜、音楽を楽しみます。時々、踊れる曲では、カクカクと、2人で踊る老夫婦も居ます。

 夏の週末の夜、腕を組んで夫婦で近くのパブに音楽を楽しみにやってきて、1曲踊って、帰ります。たぶん、40年も50年も夫婦で居て、牧場を営み、子どもを育ててきた夫婦でしょう。顔見知りに挨拶をして1杯のビールを楽しみ、ゆっくり帰っていきます。

 そんな姿を見ながら、カントリー風の音楽を楽しみ、人生の幸せをしみじみ考えた夜でした。

 音楽はパブに限りません。土日には、通り沿いの小さな町でファーマーズマーケットが開かれていることがあります。どろつきの野菜、今がシーズンのベリー、あー種類なんか全然わからない(だってラベルが貼ってない)たくさんのチーズ、手作りのパンや、マフィン、ジャム、買いたい!!そんなマーケットです。残念ながら、野菜をしこたま買うことはできないんですが、物欲しそうに見ていると、パンにチーズをはさんでサンドイッチにしてくれます。コーヒーも入れてくれます。軽いランチができてしまいます。ベリーも味見させてくれます。たのしいっ!そこで、孫をつれてきて、知人に見せまくっているおばあさん、せっせとお母さんの手伝いをする少年、手作りケーキのフィリングについて話をしているおばさんたち、そんな様子を見ながら、ちょっと食べさせてもらうのも楽しいです。(もちろん買うのです)こういうファーマーズマーケットには、ちょっとしたミュージシャンがギターやバイオリンや、古いアコーディオンを手に音楽をやっています。ケースにお金が投げ入れられるし、コーヒーを飲んでいるおじさんが一緒に歌ってます。ミュージシャンには食べ物もちょっと差し入れられるようです。日本の産直市みたいなものだと思うのですがImg_2024、そこで、生演奏があって、自然にそれをみーんなが受け入れている様子が楽しいです。

  イギリスにもよくありますが、賭け券を買う店というのが、どこにでもあります。もちろん馬社会ですから、競馬みたいなレースの賭けが多いのでしょうが、スポーツの賭けもいっぱいあるようです。サッカーくらいは予想していたのですが、なんだか不思議なアイリッシュなスポーツがあります。サッカーボールのような丸いボールを足でけってるなあ、と思ったら、ありゃ?手でつかんでパスしてる!?おまけにラグビーのようにタックルしたり、手でドリブルしてる!?なんだ!?こりゃ!というようなゲーム(ゲーリックフットボールというようです)、あるいはホッケーのようなスティックを持って、パコーンと大きく上空に丸いボールを打っているゲーム、あ、スティックがあたるだろう、危ない!!なんていうゲームもあります。アイリッシュなゲームなので、国内の地域地域のチームがあるらしく、町対抗戦は盛り上がること!!おじいさん、おばあさんがビール片手に大コーフンして、ゲームの展開に大声を上げています。ひゃーー!!ルールがわからないけど、スピード感があって、サッカー見るのが飽きてしまう私も、結構楽しめます。おじさんやおばさんの様子も笑えます!音楽をやってないときのパブでは、こんな試合に喜んでいる人たちもたくさん居ます。

 私「これって、サッカー?ラグビー?なんていうスポーツですか?」

 おばさん「アイリッシュなゲームよ、ゲーリックっていうのよ」

って教えてくれたので、点数 2・15対0・18(なぜか2通りの点数がある)の不思議を聞きたいと思って聞いてみたのです。しかし、コーフンしたおじさんとおばさんが数人、いっぺんにしゃべってくれるので(ちなみにアイリッシュな英語はとてもとてもなまっています。まあ、アタシに言われたくないでしょうが)、ちーっともわかりません。

 私「あのーすいません、皆さんが一緒にしゃべると私には理解できないんですうう」

 おばさん「わははは!!そうよね、じゃあ、アタシが・・」

しかし3秒後には、コーフンしたおじさんたちがまた説明に参戦し、ちーっともわかりません。結局点数のからくりはよくわかりませんでした、ちなみに、2・15の方が勝ったようで、地元だったので、コーフンは最高潮!ビール飲んで大喜びでした。2>0ですけど、15<18だし、合計値17<18なので、どう計算するのかさっぱりわかりません。いやはや、笑えます。なんだかわからないけど、おめでとう!>おばさん、おじさん。

 ビールを飲んで、音楽を楽しみ、馬やスポーツにコーフンして賭けて楽しむ、そんなアイルランドの人たちです。

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ちょっとだけフープロでピザ

 この季節になると、粉物をいじる(まぜる、こねる)ってイヤですよね。生地がベタベタして、すぐダレダレになるものね。この時期、パンは、もう超簡単なドテーパンばかり、粉物遊びもしません。

 ピザ食べたいなあ、って思うんだけど、こねる気がしません。そんじゃあ、こういうことのお得意なフープロさんにおまかせです。大量の生地は、フープロの容量の問題から難しいですけど、まあ少しならあっという間に生地になります。強力粉と薄力粉を同量くらい、水とオリーブオイル、ドライイーストを少し、塩ちょと、をフープロに入れて、ガーーー!!攪拌すると生地になって、10秒くらいでまとまってまるくなってくれます。刃を抜いて、そのままあったかいところ(今なら日当たりのいいところとか、部屋のあたたかいところ)において、少し発酵させます。それを適当に伸ばせば、パリパリの生地です。生地をこねる作業っていうのは、こうむし暑いシーズンじゃなければ、それなりに触感もいいし、楽しいこともあるんですが、今の時期はいやですわ。よってフープロ、ガーー!!

 200905171241000 適当に3つにわけて、手でひょいひょいと伸ばして、あれ、丸くならなかったけど、まあ、いいやの200905171241001_2 200905171242000_2 ピザ。ズッキーニとしらすのあっさり味、トマトベース味、と味を分けました。ちょっとピザが少ないかなあ、と思ったので、ドテーパンの輪切りをピザトースト風にして、横で焼いてみた。いっぺんに全部できちゃう!

 ガスの火をつけるよりは、暑くないな。ふー!

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ニューヨークのとけない魔法

ニューヨークのとけない魔法

 岡田さんという、ニューヨークに長年住んでいるジャーナリスト(らしい)の方の、ニューヨークの日々の暮らしの中の、ちょっとしたエピソードみたいのを連載しているエッセイ集。全然観光案内も地理案内もないけど、彼女がとっても、そこでの暮らしを魅力的だなあ、と思っているのがわかります。

 まあ、いいかげんな役所の対応も、やけに高いアパートの家賃も、なんだか不公平なことも、いろいろあるみたいだけど、人との距離が、なんだかきちんと個を守る一方、ちょっとした言葉を言い交わしたり、ユーモアで対応したり、みたいなところが、みーんな携帯を見て、イヤホーンをして、まったく他人なんて居ないような顔してる(実はすごく接近しているのに)、東京の姿に比べると、ほっとするというのが彼女の感想なんです。たしかに、首都圏という狭いところに3000万人もの人が、忙しく住んでいて、電車乗ったり、千代田区、渋谷区あたりを目的的にあるいていると、なんだか、せわしないし、いっぱい人が居るのに、それぞれがまるで他人がいないような、知らん振りしているっていうことを感じることもあります。なんだか、不思議な物体と、気持ちの乖離みたいな。このエッセイにあるような、ちょっとしたジョークのやりとりとか、お礼の気持ちのやりとりが少ないかな、とは思うんですけど。

 ただねえ、アタシ、十分、実態も見た目もおばさんなせいか、時々、ぜーんぜん知らない人と話することがあるんですよ。まあ、相手もおばさんだったり、おじさんだったり、おばあさんだったりすることも多いんですけど(大笑)、そーんなツンケンばっかりでもないかな、って思うこともあるんですが、まあ、大方は、ツンケン社会なんでしょうね。そんな自分の立派なおばさん振りを思い起こしながら、たのしそうなNY生活のエピソードを楽しみました。続編「ニューヨークの魔法は続く」もあるらしいです。

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2009年7月18日 (土)

西アイルランドは外遊び天国

 アイルランドを東から西に南下しながら動いてきたのですが、西側はリアス式海岸と湖がいっぱいの水と緑がとても美しい景色を作り出している地域です。あちこちに湖があり、海岸線は複雑で、さまざまな姿を見せ、そして、有名なモーハの断崖は、隆起によってめずらしい地形を見せています。200907100237000

 バレン高原という一体だけは、石灰岩の高原で緑が少なく、岩だらけですが、他は緑深く、水きれいで、海から鮭が登り、川にはいろんな魚が住み、山間には羊や牛や馬が歩き、変化にとんだ自然を見せてくれます。こういうところでは、昔からの交通手段は馬だったようで、今でも普通に馬に乗っている人も居るし、馬車で目的地に行くこともできます。車と、馬と、馬車と、そしてハイカーがなんだか、普通に共存しています。

 このあたりは、自転車の人、ハイカーもいっぱい入っていて(アイルランドの東側は、ヨーロッパからの観光客が多いですが、西側はアメリカからの観光客が多いです。裏から(?って反対側から)くると、アメリカからアイルランドの西は近いんです。そしてアメリカ人で、ルーツはアイルランド系という人も多いので、じーさんやばーさんの故郷を訪ねる気分で多くのアメリカ人がいらしています)、山もけわしくなく、気候もちょうどよく、花もとてもきれいな季節ということで、外遊びの天国です。ちょっと車を降りて、数キロ歩いてみると、驚くような景色が広がり、大きな自然の山や海に抱かれる喜びを満喫することができます。すごーーーーいい!!という景色が目の前にどこまでも広がります。200907082325000

 こういうときに、日が長いというのはとても好都合です。20時過ぎまで十分に遊べますし、夕やけは22時です(笑) 日本の山あいの夏は6時くらいを目処に外遊びをしなければならないのと比べると、ともかく時間がたっぷりあるし、温度も暑すぎなくって、ちょうどいいです。

 アイルランドは外遊び天国です。

 ただ、まだまだ、世界的にはマイナーな地域のためか、ハイキングマップなど情報の整備が遅れています。地元のインフォメーションセンターに行ったり、本屋さんで本や地図をずいぶん見ましたが、多くの人が手軽に歩けるような情報の開示がまだまだされていません。あんまり高い木が茂る山ではないので、見通しもよく、日も長いので、さほど危険はないとは思うのですが、もうちょっとハイカーやチャリダー(自転車乗り)にわかりやすい情報を積極的に開示すれば、あちこちに点在するB&Bとともに、大外遊び王国になると思うんですけどね(もっとも、カナディアンロッキーとかカウアウ島のように、こうした外遊びを目的とした集客を、特段目指してないっていうのがよさでもあるんですけどね)。

 すばらしい山、緑、たーくさんの花、そんな中を、さわやかな風にあたりながら、歩く時間は、なんだか気持ちの底から、きれいになるような、とっても幸せな時間でした。

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ももんがあからっ風作戦

ももんがあからっ風作戦

 シーナさんが、文春?だかに16年連載している赤マントシリーズを集めた本の20冊目だそうです。全部は読んでないけど、よくもまあ、あちこち旅する16年、あちこちでキャンプやたき火をして、食べて飲んで、遊んで、移動する年月を、ずーっと、ずーっと続けながら書いているなあ、とうらやましいような、あきれるような、そんな本です。

 相変わらず、60過ぎて、ずいぶんおじさんからおじいさんへの過渡期になっているけど、あちこち行き、飲んだくれたり、ホームレスに間違われたりしながら、あれこれ書いています。うーん、文春の連載だから、そういう感じなんだけど、でもね、やっぱり好きだなあ、と思うことがあります。

 ちょいワルおやじのブーム(?)に対して、せこくてずるい!本物の本ワルになれないヤツが、カッコだけ少し悪そうに、女にもてるためだけという目的が明確なワルぶっているのがセコイ!母性本能をくすぐるって狙っているけど、くすぐってどうするんだ!おっぱい飲ませてもらうつもりか!?なんて書いてると、ほんとに、そうだ!そうだ!!!って思います。こういうことを、スパっとイヤミなく、ストンと普通に書けるから、やっぱり好きだな。

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2009年7月17日 (金)

大地の中にある中世

 ダブリンは、英国統治時代の風景がそーっくり残っており、ロンドンより、ロンドンぽいような、いや、昔のロンドンぽい街の風景の都会です。スタバだって、マックだって、ボディショップだってあります。もちろん、その中に、アイルランド人の大好きなアイリッシュパブもたーくさんあります。

 その都会、ダブリンから車でほんの3キロか5キロ走ると、そこから大規模な、大酪農農業国であるアイルランドの田舎の風景が始まります。えーと、北海道の富良野の近く、中富良野、美瑛、美馬牛あたりの、ゆるやかなカーブを描いた大地の図、前田シンゾウさんあたりが好んで撮る大地の絵がありますね。あーんな感じの緑の大地が、どこまでもどこまでもどこまでも続くのがアイルランドの夏の郊外の風景です。

 高い山はあんまりありません。せいぜいが2000m半ばくらい。切り立ってもないので、風景はどこまでも穏やかです。そこに、牛、馬、羊が、ぜーんぶ自由にのーんびりすごしています。アメリカ本土もハワイ島も、もちろん一昨年行ったポルトガルも、去年行ったトルコも大農業国なんですが、一番の違いは、乾いていること。アイルランドはとても湿潤な気候なので、乾いた土という色がなく、かといって日本のように背の高さを超えるヤブ草だらけにはならずに、草がずーーーっとずーーっと続くというイギリス風の風景です。

 時々、小さな町が出てきて、町の真ん中に古い石の教会、B&B、カフェ、パブ、小さなお店と、3-500mの町並みが続き(その間だけは60km制限がかかる)、すぐ町が終わって100キロ制限の一般道がまた、広大な牧草地帯をぬっていく、という風景が、何度も何度も続きます。

 町の風景、ふるーーい教会の姿、ときおり石のお城や塔が出てくる、きっと中世からずーっとこういう風景だったんだろうな、というような姿です。教会やお城で17-8世紀からのものなんて、新しい新しい!12-13世紀からのがゴロゴロ普通にあり、当然、教会は使われており、お城は朽ちるにまかせて、牛や羊のフンだらけになっている、そんな姿です。200907112156000

 ひゃーーー!と思うようなものでも、個人の所有で、見せて料金を取ろうとしない限り、ただただ、牧草の中にあるだけ、みたいのものばかり。車をとめて、見とれている観光客が珍しいくらいです(ちなみに、今回の旅行で、ロンドンから先、10日余で日本人には2人だけ、ダブリンのスーパーでお会いしただけです。世界中、どこへ行ってもいらっしゃる日本人が、これほど居ないたびも珍しかったです)。

 あの、「風とともに去りぬ」で有名な「タラへ帰ろう」の「タラの丘」(はダブリンの郊外にあるのですが)、は一応、ビジターセンターなどもあるのですが、実際は羊の糞だらけの丘にポツーンとあります(笑)

 ともかく、ずーーっと、ずーーっと大地の風景、そこにポツン、ポツンと中世の景色があり、昔からあんまりかわらないだろうな、というような小さな町がたまーーーにあって、川で釣りをしていたり、羊が100キロ道路を平気で歩いていたりします。そして、野の花やあたり一面に咲いている、アイルランドの郊外の風景です。

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ふたつめの月

ふたつめの月

 近藤さんが続きます。ある会社をいきなり、不当な理由で解雇されちゃったクリちゃん、なぜか「自己都合退職」ということになっている。さて、どうしましょう。好きなボーイフレンドはイタリアにコック修業に行っちゃった。次の仕事はどうしましょ、みたいな展開で、事件もなーにもないんだけど、犬(近藤さんって、食べること好きだなあ、と思ううえに、実はかなりの犬好きだろうなあ、って思う。犬を飼っている人の犬を大切に思う気持ち、犬がいろんなことを理解している様子なんかが、すごく描かれているから)の散歩で知り合った、ちょっと不思議なおじいさん(実は詐欺師だったりするんだけど、クリちゃんにはいいおじいさん)、なんていう展開。日常のちょっとした出来事と、どこにでも居そうな女の子と友達、家族のお話。刺激的じゃあないけど、なんだか楽しい小説。

 で、犬の散歩をしながら、「最後にどこにつくかではなく、その道を歩いていることが心から楽しいと思えること」が大切だなあ、とクリちゃんが考えたり、(ほーんとにそうだと思うなあ。人間、最後にいきつくのは死だよね、いや、人間だけじゃなくって、生物すべてが)、その課程をどこまで楽しくできるかってとーっても大切なことだと思うわ。)、あるいは、「不幸になる人の多くは、相手が何かをしてくれるのを待っている。そうではなくって、自分の心が決まるのを待ちなさい」っておじいさんが言ってくれること、なんて、なかなか深遠だなあ、と思うのです。そういうことを、

「成功する○個のポイント」なんていって書くのではなくって、いろんな場面を描き、その中でクリちゃんという主人公が悩むなかで得ていく様子を書いているのは、私は好きです。そして、そういうことを楽しめる人間でありたいと思います。ノウハウ本を読んで、それを字面で認識して、そのとおりやる人間ではありたくないと思っています。

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2009年7月16日 (木)

アイルランドは夏!一番いい季節

 ただいま~!!アイルランドの旅行から帰ってきました!いやはや、トウキョー暑い!

 アイルランドっていうのは、イギリスの向こうにある北海道くらいの島国で、北半球ですから夏です。といっても緯度が高いので、昼が長く、涼しい夏です。ものすごく大雑把に言いますと、縦長の楕円の形の右長い辺の真ん中海沿いがダブリン(首都)で、ロンドンから1時間くらいのフライトです。ダブリンから入って、楕円の下半分を南下しながら西へ向かい、縦長の楕円の左長い辺の真ん中あたりから、串刺しにダブリンに戻ってきたような旅だったので、南半分だけをダブリンで借りたレンタカーで動き(2000キロ弱走行)、数十キロ歩きました。北半分、つまり北アイルランド、IRAなどの問題が長く続いた地域は一切立ち寄らず、国の中でも暖かなのんびりした地域を旅して来ました。そんな、ごく一部の7月上旬のアイルランドのことを、数日、書きたいと思います。お付き合いくださいませ。

 アイルランドは緯度が高いので、夏!!といっても、私が居た頃の最高気温は車の温度計で24度です。大概は20度前後、雨が降って寒いと11-12度になっちゃうので、私の感覚としては、夏というより春です。といっても、長く暗い冬の後の、22時過ぎに日没、23時にやっと暗くなる、あたたかい季節!というので、ともかく人間も動物も植物も、短い夏を謳歌し、生命体全部で夏を楽しんでいる!!という季節です。昼間の一時に24度になるくらいでも、夏!!ですから、豊満(を通り越している方も多いのですが)な肉体を、これでもかっ!!とタンクトップ、腹だし!寒くないかい?とつっこみたくなる夏のスタイルです。子どもはサンドレス、ランニング、女性はおっぱい半分でてるタンクトップ、私の胴体くらいある足だし、夏を大喜びで全身で味わおうというスタイルもあります。春に生まれた馬や牛や羊が、どこでもうれしそうに草をはぐくみ、牧場では、冬に備えた草ロールの製作が盛んです。鳥も蝶もいっぱい、春の花も夏の花も秋の花もなんでもともかく、今、咲いておかなきゃ!!と全面開花!200907111823001

 いろいろなフェスティバルもこの時期ですし、ファーマーズマーケットも盛んです。ともかく、長い1日をめいっぱい楽しまなきゃ!!の夏ですから、なんだか、元気があふれているような季節です。たくさん飲んで、食べて、歌って、踊って、働いて、楽しむのだ!という気分があふれるアイルランドの短い夏!!

 ドライブしていると、道にあちこち出店が出ています。ベリーハウス!いちごや撮りたてのベリーがいっぱいならんでいて、つまみながらドライブできます。うーん、アタシの感覚だと5-6月の気候かな。でも、人々は、タンクトップ!私は長袖が離せません。23時近くまで明るいので、移動する旅にはとても好都合(暗いと、道わからないからね)。明るいうちにビールが飲めてゴハンが食べられます。でも、明るいうちに眠くなっちゃいます。そんなアイルランドの短い夏、一年で一番いい季節です。200907102218000

 そんな中で、大きく太ったおばさんとおじさん、元気なかわいい子どもたち、つかの間のスタイルのいい若者たちが、なんだか楽しく、でも、誠実に働き、たくさん食べて笑い、飲んで歌って、暮らしているように見えるアイルランドの夏です。

 と書いているのは15日なのですが、明日は、山口出張で7時半の便に乗らなきゃなりません。加齢で、時差ぼけがこたえる体になっている上に、蒸し暑い日本で温度差もあり、なんだかめちゃくちゃ。ふー!

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ヴァン・ショーをあなたに

ヴァン・ショーをあなたに

 えーと6月22日に近藤さんの「タルト・タタンの夢」という、ある町の高級っぽくないビストロ風のフランス料理のレストランを舞台にした短編集をご紹介しました。

 これは、その流れで、装丁なんかもそーっくり、登場人物も同じ、彼らの過去のいろんなシェフになるまでのいきさつとか、ちょっとした出会いとかも出てきて、前著を楽しんだので、軽く楽しめます。その中で、いろんな人が出てきて、あれこれ展開するんですけど、

ちょっとした言い方、例えば

「人は自由になりたいと思っているうちは、自由になれないんだよ」

「本当に大切なものは目に見えないんだよ」

みたいなことが(後者は、星の王子様の一節ですが)、さらーーと出てくる。目立たないけど、きらり☆みたいな、フレーズね。そんなところも、好きかな。

 ミステリーといいながら、殺人事件も行方不明もあんまり起こらなくって、ちょっとした勘違いや、人間の感情のすれ違い、なんてこと程度で、楽しいし、それに、近藤さんって、結構、食べ物好きか、料理好き。おいしそうなものが、いっぱい出てくるのよね。食べることお好きなんじゃないかなあ、うわーーおいしいそう!っていう感じ。それが、舞台が高級レストランじゃないから、フランス田舎料理みたいのを、丁寧に作っておいしそうっていうものばかりで、そでも結構アタシ好みだなあ、って思うのです。

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2009年7月 3日 (金)

ともかく夏休みーお休みのお知らせ

 今年の4月、兵庫県内である事業の事業化サポートをすることになりました。私の仕事としては大急ぎの事業化で、年内には事業権契約をまとめなきゃならない。その間、半年ちょっと!4月に提示されたスケジュールを見たら、え!?アタシが1週間以上、休めるのは、この7月とお盆だけ!?そこであわてて、(お盆は避けたいので)、7月にダブリン往復の航空券を予約しました。

 ところが、その後、豚インフレ、いや新型インフレ騒ぎで、海外渡航が難しい雲行きになって、危うし!!になりました。だって、たとえば、私の会社では、海外旅行(国指定なし)なるべく自粛勧告、海外出張もできるだけ抑制する勧告が出ております。どうしても渡航した場合には、帰国後、帰国日を含めず3日間、出社してはならないというルールになっちゃいました。オットの会社はそれが5日間です。となると、まあ、その後3日ないし5日休めばいいのか、ということだけじゃなくって、基本的にもし、同じフライトに発症した、あるいは疑いが濃厚な方でもいらっしゃったら、かなり会社に出られなくなります。ものすごく遊びに行きにくい状況なんです。遊びの休暇に加えて、3日も5日も仕事しなけりゃ、周りにすごーく迷惑がかかります。

 キャンセルチャージがアップするまで、かなりこの件については、オットと争い、人事等とも議論したのですが、結論的には、組織で働く人間として、無理できない、ということです。なんだか理不尽な気持ちを抱えて、今年の夏はパスポートを使えない状況も考えられました。会社は当然ながら、会社の利害が損なわれないような方策を取るのですが、従業員の休日を充実させようとか個人の自由を最大限確保しようとかそういう発想は非常に乏しいんだなあ、と改めて痛感した今回の出来事です。個人の自由なんていう言葉は死語なのか、というやりとりが続きました。

 しかし、5月中旬、この規制が、「蔓延国」(カナダ、アメリカ、メキシコ)に限定されると同時に、関西地方を中心に国内発症がどんどん確認されました。兵庫県内のある事業化サポートをしているので、兵庫県に通っているアタシは、海外に行かないかどうかという話ではありません(笑)兵庫県に行くな、とかは絶対に言われないわけです。行けって言い続けられる一方、海外はダメって言われる、なんだかヘンな日々が続きました。結局、渡航後の自宅待機期間は、北米、中南米、オーストラリアの場合のみ、ほそぼそ続いているようですが、実は、守られてなかったりします。まあ、日本自体がすでに蔓延国で、人から人への感染が続いているんですから、あんまり意味ありませんね。でも、誰もマスクしなくなってる(笑)

 紆余曲折あって、いったい行かれるのか?行かれないのか?とわからなかったため、ホテルの予約なんかもする気がせず、6月も半ばになって大慌てで一応の旅程を押さえ、切れていたパスポートを更新し、国際免許(これが1年しか有効期間がないので毎年やらなきゃならない)を更新して、なんとか出かけてきます。

 4月以来、一連の夏休み取得のための様々な交渉や段取りをしながら感じたのは、休みに海外に出る!っていうことが、自分の中で、リフレッシュには必須だと*思い込んでいる*ということです。完全に思い込みです。自分を納得させる魅力的な国内夏休みプランを考えてみようと、知床に行こうか、屋久島にしようかと代替案もずいぶん考えたんですが、なんか、思い込んでいる自分が居ます。もちろん、国内はともかく動き回る仕事なので、ありきたりの国内じゃつまんないと思っているということもありますが、なんだか、自分の思い込みゆえの不自由さを感じましたです。ワタシは、いろんなことで、思い込みによる不自由、というものを排除しよう排除しようと思考して生きてきたつもりですが、なーんかヘンなところで、思い込みにがんじがらめになっている自分を発見して愕然としたのです。

 ともかく、夏休み、アイルランドに行くことにしました。

 アイルランド「ケルト」紀行 エリンの地を歩く

 今回の、アイルランド、比較的日本に居ると情報の少ない国です。あれやこれや、ガイドブックも見たのですが、本としては、これ「アイルランド、エリンの地を歩く」、ケルトの文化の研究書だとちょっと読むのがしんどくなってしまうのですが、ちょうどいいくらい紀行文で、ケルト文化のことも豊富に紹介されています。新聞記者だったのに、ケルトに取り付かれて記者をやめて、ケルトの本を書いている関西弁のおじさんの本です。

 松井ゆみこさんという方が、アイルランドの方とケッコンして、年に半分はアイルランドに住んでいらっしゃるようで、食べ物関係のことは、この松井さんの本がとても魅力的です。「アイルランドおいしい毎日」「ケルトの国のごちそうめぐり」です。

ケルトの国のごちそうめぐり (Lands & memory)アイルランドのおいしい毎日

まだ、7月になったばかりで、世間はまだ夏休みモードじゃないんでしょうけど、明日より15日までアイルランドに行ってきます。15日に帰国予定ですので、更新は16日になります。それまで、ブログはお休みします。16日以降、また遊びにいらしてくださいね!ではでは!いってきます!

 

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手作りラー油

 ラー油はずーっと買ってました。SB(だっけ)や生協の普通のラー油を使っていたのですが、ある時、お友達のYちゃんから、おいしいラー油っていうことで、山田なんとかのごまラー油っていうのを教えていただいて、それを使うようになりました。

ここね、以前は品川にだけあったのですが、最近はあちこちで売ってます。

http://item.rakuten.co.jp/gomayamada/y1009/

オットは、台湾のなんとかっていうラー油が好きで、カルディに売っているので時々買っています。すごくニンニクくさいので、私は使わないです。普通のラー油は、餃子とか、ちょっとしたピリカラきゅうりなんかに使うのですが、まあ、消費量がそーんなに多いものでもないので、さほどこだわりを持っているわけでもないんです。まあ、普通においしければいいや、という程度のことです。手作りなんて考えたことなかったです。200906202226000

 ところが、瀬尾さんという人の本を読んでいたら、彼女が食べにいく町の中華屋さんのラー油がおいしくって、聞いたら手作りというので、中華屋さんに教わって、作っていると書いてありました。しかも、ごま油に一味唐辛子を入れて煮立てるだけ、っていうんですから、超簡単。私は、餃子だけじゃなくって、きゅうりやくらげの和え物や、サンラータンなどにも使うし、ザーサイ(瓶詰めじゃなくって、塊が2-3個入っているパック)を買ったときは、ラー油を入れていためて使ったりします。でも、あんまり大量にできてしまっても困るよね。でも、こういうシンプルな材料なら、あれやこれやいれて大量になっちゃうこともなく、好きなだけ、ちょっとだけでも作ってみたい、そんなにおいしいなら!と思って一度やってみました。だって、材料はそれだけなんだもん。

 結構いい香りで、あれやこれや使って、もう何度か作ってます。ポイントは、「気長」であります。これは私の最も苦手とするところ。ガーーっと火を入れちゃうと、油が煙を出しちゃうし、唐辛子がこげちゃうんですよ。で、全体としてこげくさい(笑)、弱火で細かい泡がたつくらいまで、じーっくり加熱して、唐辛子の香りを油に移すのがポイントです。この気長、何度目かに必ずしっぱいするのが私です。こげくさいラー油ができます(涙)

シンプルな材料で、簡単に手作りできて、おいしいのがうれしいです。

 その後ですが、高山なおみさんの本をパラパラと見ていたら、また違った自家製ラー油が出ていたんですね。それは、サラダ油に、鷹のつめ、白ゴマ、シナモンスティック、八角、長ネギ、ショウガ、にんにくを入れて、弱火でじわーーーっと1時間くらい煮るそうです。ラー油に、ゴマ?シナモン??と不思議な気がするんですが、これを作っていると、どんなに落ち込んでいても、よし餃子を食べよう!って思える(by高山さん)ラー油だそうなので、これまたちょっと興味ありまする。

 さらに、浅草のなんとかいう老舗の油屋さんが書いた本を読んでいたら、3種類くらいの油をミックスし、薬味も多種入れた(陳皮とか、グローブとか、あれやこれやいっぱい)贅沢ラー油の作り方も出ていました。陳皮ってミカンの皮の乾いたみたいなヤツだよね。香港でいっぱい見たけど、我が家にはありませぬ。そこまでいろいろ揃えるなら、ラー油買った方がいいかな、と思う根性なしであります。高山さんのレシピくらいはやってみたいけど。

 というわけで、ラー油の作り方も奥が深そうです。とりあえず、ごま油と一味唐辛子、これならいつでもすぐできます。

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傍聞き

傍聞き

 初めて読む作家さんです(この方は、他に「陽だまりの偽り」という本があるだけ、現在2冊ですね)。ミステリーの短編部門での賞をとったらしいので、どーんなだろうと、青田買い(??)みたいな気分で読んでみました。

 悪くないです。だけど、どっかーん!という衝撃(いや、ストーリーがすごいとかいう意味じゃなくって)を特段感じることもないような。無理がないストーリー仕立て、ヘタじゃない文章、ということでマイナスはないかな、ので、すらすら、サクサク読めて、普通に楽しめます。でも、ズッキーン!とかドッカーン!とか(あ、語彙が少ない、擬態語でごまかす)いうココロの衝撃は、実はあんまり感じなかった。眠かったからかなあ、ベッドで読んでたからかなあ。もう1冊の著作も探してみようかな。

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2009年7月 2日 (木)

相剋

相剋

えーと、「蝕罪」で始まった高城堅悟シリーズ。中年の刑事の再生物語とご紹介してます。ここね。2009年6月4日です。

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-4df0.html

失踪課に配属された高城の2冊目です。中学3年生の女の子が卒業まじかに連絡が取れなくなって居ると、同級生から相談を受けます。でも家族は失踪届けを出そうとしない。いないだけだ、でかけてるだけだ、ちょっと友人の家を泊まり歩いているだけだ、難しい年頃なんだから。へんじゃない?一方、ある事件の目撃者が忽然と姿を消します。あれれ?

 そんな風にはじまる第2巻、滑り出しも読者を早い段階で惹きつけるところも、うまいです。中学生の女の子と、ある事件の目撃者は叔父、姪の関係だったことがわかり、あれ?叔父さんと父親(つまり兄弟)の確執があることがわかってきます。

 失踪課は、心臓疾患があって胸に爆弾を抱えながら仕事をしている人、元プロ野球選手で、兄の自殺の原因を自分だと思っている人、まだよくわからないけど謎のムスメの写真を持っている人、そして7年前から娘が行方不明な高城、と心に辛い傷を抱えている人がいろいろいて、彼らがそれぞれの問題を乗り越えようとしていることもわかります。今回は、兄弟の確執です。

 なんだか、うまくて、本が閉じられずに、一気読み。寝不足です。

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グレープジュースで2色ゼリー

 お中元のジュースがまわってきました。100%ジュースだけど、あんまり飲まないんだよねえ。それじゃ、ゼリーにしようと思う。

 ここで、何回も何回もご紹介して、お友達のMちゃんも買ってくださった、10個1980円、イワキガラス、生協取扱いのプリン型、とっても便利で多様してます。すでに、1個割られてしまった(涙)

 これで、2色ゼリー、えーと、いっぺんに2色のゼリーを作るやつね、

ここでご紹介(2008年7月9日)

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_323a.html

 を作ると、もちろん、ちゃんと分かれて2色になるんですが、問題があります。この2色ゼリーは大きな型でつくると、とても綺麗なんですが、小さいカップに分けると、カップによって、入る液体中の2色割合が、まちまちになってしまうんですね。上澄みの方が入ると、ジュース部分が増え、逆も起こります。なんだか、いろいろな段差のゼリーができてしまいます。手抜き2色ゼリーはリング型みたいので、でっかく作るのが綺麗です。

 しかし、冷蔵庫の都合で、カップで作りたい。じゃあ、しょーがない、白とジュースと別々に固めるか。せっかちで、気が早い私は、固まらないうちに、次を入れて、混ざってしまうとい失敗を何度もやってきました。

 この失敗を繰り返さないためには、2日間で作る(笑)です。1日めは、半分までの白い部分しかやらない。翌日にジュース部分を入れる。間に1日おくことで、まあ、絶対に固まるでしょう。「少ししたら」とか「あとで」とか「お風呂入ってから」みたいなあいまいな時間でやろうとするから混ざるのです。「明日にする」これですね。

 と決めて、白い部分を半分くらいカップに入れて、寝ました。翌日の夜、さてと、グレープ部分を入れようとしたら、なんだか少ないんですけど。「ずいぶん少しの白いゼリーがあったねえ」 おい!!!あれは、まだ半製品なのだ。「仕掛品」だよ!食うなよ!!というわけで、数が減ってしまった、正統派2色ゼリー。これから、「食うな」ポストイットをつけておこう。

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2009年7月 1日 (水)

みそ焼き豚

 お友達のYちゃんが教えてくれた、その名も「悶絶」、いや、バラ肉のオーブン焼きなんだけど、我が家の名前は「悶絶」なのだ。これ、旨いのよ、えーと、ここね。

 2008年7月21日

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_0726.html

 

 アタシの苦手な豚バラ肉だけど、うまい!そして、カロリーも高い!(笑)

 すでに正真正銘の中高年である私が、バラ肉ばっかり食べてていいんだろうか!?と自問自答し、肩ロースで煮たようなものに、さらに手を抜いて(すまん>Yちゃん)としてしまったのが、これ。味噌味(もちろん、テンメンジャンでいいのよ)で、中華のお友達を入れて、甘みははちみつ、これで漬けた肉を焼く、というだけ。同じでしょ?(すまん>Yちゃん、このいいかげんさ、目をつぶっておくれ)

 ジップロックに肩ロースの塊と、悶絶と煮たようなタレを突っ込み、つけておく。肩ロースが安いときにやってしまう。冷蔵庫に入れておく。あとは、オーブンで焼くだけ。途中、一度ひっくり返すときに、ジップロックに残っているタレの残りをかけておくとなおよろし。味噌系だから、こげるかなあ、と心配だったけど、あんまり高熱にしないで(170-180度くらい?)でやったら、意外と焦げなかった。あとは、冷めたらスライスして普通の焼き豚風に。みそ焼き豚。これ、鍋だったら絶対にこげるだろうけど、オーブンならなんとか大丈夫。味がしっかりついた焼き豚。これは、ほんとに焼いているから焼き豚ね。(アタシの、焼き豚風煮豚とは違う)。メインなおかずにも、もちろんお弁当にも。

 タレにつけておけば、帰宅後、すぐオーブンにつっこんで、冷たいもののんだり、シャワーを浴びたりできます。オーブンはほっておけるからラクチン。

 バラ肉から肩ロースへの変更バージョンでした。このみそ焼き豚、和風のせいか、自家製自己満足ゆず胡椒ととーっても合うんですよ。それもうれしい。

 *写真がないっ!

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寝たきり婆あ猛語録/寝たきり婆あ起き上がる

寝たきり婆あ猛語録寝たきり婆あ、たちあがる!! 女四代、「極楽」の日々

 門野晴子さん、お子さんが義務教育世代には、体罰や管理教育にNOを言い続けた方っていう認識だったんだけど、その後離婚、元夫さんの父親(つまり舅)を引き受ける(なぜか向こうから寄ってくる)ことになったこと、その後、実母(これが婆あなんだけど)の自宅介護、なんていう人生、思いもかけない展開になってきている次第を読んだのが、前著。表現は荒いし、口は悪いけど、この人が、夫、家、嫁としての役割、子供を大切に思う気持ちなんかについて、ものすごく一生懸命苦しんできたのがわかって、そして、もがいてもがいてきたのがわかって、興味深い本だったなあ、という感想を持っていました。子供(男女各1人)も成長して、それぞれが自分の道をみつけようともがいているのを、心配し、とても気になるけど、必死で突き放していこうとしている姿も、正直だった。

 *この本、テレビドラマの原作かなんかになったのかな?後の本では、それらしいコメントが出てくる。テレビ情報は疎いんだけど、なんだか、近所に知られるようになったらしい。

 その続編らしきものが「~起き上がる」みたい。自分は介護や教育の文章を書いたり、講演をしたりという仕事をやっている。実母を引き取って一緒に暮らしている。娘は介護の仕事をやっていたがアメリカに留学して、オトコができてしまう。息子は、保育士で、同僚と結婚して孫も生まれている。二重保育をしていた関係で、準家族になってとてもかわいがっている少年も居る。そんな暮らしのあれこれ、自分の母親との葛藤、それも相手がすでに年取ってしまって、それをなんとか昇華しなければならない状況。娘のオトコは、今度は本気に見えるので、辛い。いろんなことがあります。本人還暦くらい、母親は80代後半、あたしより、少し先を行く人だけど、実母との葛藤、成長していく子供、子供が自分の人生を見つけていくことに対する喜びと、寂しさ。なんていうか沖藤典子さんの、がらっぱち版っていう感じで楽しいです。

 私ね、「実の親なら、なんでもいい合えるから結局はうまくいく」というチマタのフレーズ、全然あてはまらないのですよ。実の親だから、しょうがないから許すっていうこともあると思うけど、私自身、なんでもなんて、絶対に言いませんね。10%も言いませんね。きっと相手もそうだと思う。言っても仕方がないこと、言ってもどうにもならないことがいっぱいあって、なんでもなんて言いません。大切なことは何ひとつ言わないですね。(相手もわかってます。いつだか、私のオットに「娘は、大切なことは何一つ私たちに言いません。全部自分で決めて、自分で背負うつもりでいます。だから、あなたが支えてやってください、お願いします」と頼んでいたので、あーわかってるんだなあ、と思いました。オットが支えてるかというと、また別の問題だけどね。親には、16歳から何一つ、大切なことは言わないできましたからね)。こんな人間なんだから、実両親となら、うまくいくというようなおためごかしは安易だなあ、って思います。かえって、義理の関係だったら、お互い、どうせ義理なんだから、と踏み込まないで居る距離を保てるってこともあると思うのです。私と義父の関係は、まったくそうです。お互い、まったく趣味趣向の異なる大人としての最大の距離をとってますものね。親だから(向こうから言えば娘だから)っていう気持ちがある、ということは事実だと思うけどね。そういう葛藤をいっぱい持っている門野さん、それも正直で、それも少しだけ小出しにして(実母さんの方もね)、小競り合いしている。偉いなあ、ちゃんと付き合えて、って思うと同時に、ユーモラスなこともいっぱいあって、笑えます。娘さんもとってもいいです。

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