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2009年5月31日 (日)

俺たちダンクシューター

俺たちダンクシューター

 えーと、去年みた、スケートの映画が結構面白かったんです。なんだかありえねーー!!ことの連続なんだけど、スケートを一生懸命やる、とてもスケーターとは思えない2人組の奮闘が楽しかったんですね。

 えーと、ここ、僕たちフィギアスケーター2008年7月25日です。

 http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_9f19.html

 このシリーズだろうと思って借りてきたのが、バスケット版のこれ。うーん、同じシリーズなんだけど、なんだか、ちょっと違う。というのは、バスケをまあ、一部一生懸命練習するんだけど、どうもバスケットというのは、練習して旨くなることだけじゃなくって、有力選手をどれだけ買ってこれるか、っていうところも重要らしく、チームの資金力とかスポンサーの力とか、そういうのがとても重要なのね。練習量とか、チームワークっていうのももちろんあるんだけど、それだけじゃない現実、なんだか、そういうのが全面に出てきちゃって、もちろんヘボチームで、全然有力じゃない選手たちが苦労してバスケをやり続けてて、そういうチームを地元でもなんだか楽しく支えているっていうのはわかるけど、資本の論理みたいのがチラチラ見えすぎているのと、やっぱり二番煎じのおちゃらけ路線が強く出すぎてて、期待値高すぎたかな、の映画でした。うーむ。

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六月六日生まれの天使

六月六日生まれの天使

 ずーっと前、本にとても詳しいS子さんが、愛川さんのお名前を教えてくださったので、頭のどこかにひっかっかって、偶然、手持ちの本が終わりそうなときに文庫を見つけて手にとった愛川さん。

 なんだか、短期的、または病気の記憶喪失が何人も出てきて、ヤクザと情婦と、復讐とあれやこれやが、過去と現在に錯綜して、複雑な構成になっている。ぼんやり読んでいると、あれ?これって、この人じゃないの?記憶喪失だから、本人がわかってなかったりするもんで、混乱しちゃう。というトリック満載なんだけど、クイズみたいな、よくできただまし絵みたいな小説。そういう意味で、読者を欺き、あれ?っていう構成とか斬新なのかもしれないけど、ストーリーとしては、私はなんだかつまらない。真剣に読まないと混乱するから読んでみたけどね。

S子さんのお勧めって、愛川さんだったような。違う作品なのかなあ?

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2009年5月30日 (土)

血烙

血烙

 刑事鳴沢了シリーズ、残っていた最後の一冊。何冊目かはどうでもいいが(すでに把握できず)、ニューヨーク市警に1年の研修に派遣され、コイビトの優美と、その子供の勇樹と暮らし、つかの間の家族の時間を味わう鳴沢です。

 が、そこに事件が!!テレビドラマの子役で売れっ子になっている勇樹をチャイニーズマフィアの一味が誘拐しちゃうのです。

 これまで、罪を、犯人を憎み、被害者のことをひたすら考えて事件にあたってきた鳴沢が、はじめて「家族を奪われた者」としての怒りを感じるようになります。これまでも、警察内部の事情だとか、先輩との情とか、いろんなものより、いつも「真実」が優先してきた、ぶれないところが強みであり、すごいところだなあと思っていた鳴沢ですが(父親や祖父の事件への関与についての巻もありましたが、彼らはすでに亡くなっていて、鳴沢の意識の中では整理されていました)、現実の彼の幸せを支える大切な人が危険な目に合う、という初めての状況で、苦しむ鳴沢の姿があります。(いや、NYで事件に巻き込まれたっていうのは、この後の巻を読んでいたので知ってたのですが、こういう苦しむ姿なのかあ、っていうところです)

 このシリーズ、実は最後の久遠(上下巻)をすでに読んでいるので、最後の終り方がわかっているだけに、このNY研修時代の事件と、彼ら(コイビトとその子供)との関わりがあるからこそ、鳴沢は彼女との人生を選んだのだなあ、とわかります。このシリーズ、20代(たしか28歳か29歳)の鳴沢の登場で始まったのですが、この刑事の、成長物語なんだなあ、と思うのです。刑事としての職務というより、人のいろんな面を見て(もちろん被害者や加害者、それに家族や、事件をとりまく人ね)、一本気な鳴沢が、大人として成長していく様子なんだなあ、と特にこの巻で思います。

 

 やっと、順番メチャクチャながら全9巻、(たぶん)終わりました。図書館の堂場さんの文庫の棚に、あればあるだけ、順番無視して読んできたので、ご紹介もメチャクチャでわかりにくかったと思いますが、可能であれば順番に、そうでなくても、ちゃんと楽しめる全9冊のシリーズです。

 堂場さん、どうも文庫の書き下ろしっていうのが好きらしく、警視庁失踪課高城賢吾っていうシリーズ(一冊目が「蝕罪」、二冊目が「相剋」とかいう、また漢字の難しいタイトルなんだけど)が始まってます。ま、ぼちぼち読みましょう。

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今年も香味ごまだれ

 えーと、昼間暑いなあ、と感じる日が増えてくると、これを作り始めます。去年も確かご紹介しました。フープロさま、ありがとうのごまだれです。2008年7月1日ですね

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_b9aa.html

 フープロにいりごま、ごま油、ラー油、それにしょうゆとお酢と、砂糖はちょっと、ネギとしょうがなどをただつっこみ(刻む必要ないもんね)ガーーー!!!って、ゴマダレを作ってもらいます。これは、お素麺のときにつゆにちょっと入れてもおいしいし、ひやむぎに具を乗せて上からかけてもおいしい。蒸した(チンしちゃうけど)チキンや野菜と、バンバンジーにしてもいいし、ナスやインゲンを合えてもおいしい。豆もやしときゅうりと合えるときは、このたれ、プラスマヨネーズちょっと、っていうのも便利。暑い時期には、瓶に入れて作っておくと、麺類を食べるときも、ちょっとのおかずにもとーっても便利なタレなんです。

 いろんなタレの本って出てますよね。なんとかダレというオリジナルなタレをたくさん並べて、冷蔵庫で2-4週間持ちます、こういう風に使いまわせます。みたいなのね。あれって、苦手なんですよ。便利なはずのタレなのに、タレを使うために、料理をしなきゃならないような気分になって、タレの消費に追われちゃうような気がするからねえ。だから、私は、メッタにそういうものを並べないんですけど、以前にご紹介した、フープロドレッシングと、この夏場限定のごまダレだけは作ります。どちらもフープロさま、ガーーー!で終わりですけど。200904111234000

 暑くなってくると一瓶作っておくごまダレ、タレ作り&使いまわしが苦手な私が、これだけはあってうれしい一品です。

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2009年5月29日 (金)

そろそろ梅仕事の準備

 うわ、そろそろ梅仕事の季節だああ!梅干しに手が出せないでいる私の梅仕事は、梅酒、梅ジュース、ときどき梅味噌です。梅仕事の前にやっておかなければならないのは、去年あけてしまって、とっくに全部飲まれてしまった梅酒の瓶をあけておくことです。中には、梅酒の梅がまだ、ゴロゴロ入っています。これって、1つ2つはおいしいんだけど、なかなか減らないんですよね。

 ううーーーー早く空けて、洗って乾かしておかねば!この梅酒の梅、私はパウンドケーキに使うことが多いです。マフィンでもいいと思うんだけど。レーズンや他のドライフルーツと一緒に、梅酒の梅を刻んでたーっぷり入れてしまいます。ラム酒漬けならぬ、梅酒漬けになってますから、しっとりしたパウンドケーキになります。色がちょっと地味だけど、香りはとってもいいです。

 梅酒の梅って、最近売っているのを見かけるんですよね(@オオゼキで)。あれって、何に使うために買うんでしょうかねえ!?ただポリポリと食べるためかしら?まだまだ、あります梅酒の梅。あと数回、同じようなケーキを作って、瓶をあけることにしましょう。200904120935000

*この季節、慌てて瓶を空けるために、同じようなパウンドケーキを繰返し作り、何度か職場に持っていくことがあります。(家で同じものが重なると売れ行きが悪くなるからですが)。普段、あんまり職場に手作りケーキを持っていかないこともあって、「りょうさんは、梅の入ったケーキが得意らしい」と今のフロアーで思われているみたい。いや、別に得意なわけじゃなくって、梅を消費したいだけなんですけど。

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世界が終わる夜に奏でられる音楽

 世界が終わる夜に奏でられる音楽

 えーと、ずいぶん前にアタシの心を17歳にしてくれた「はじまりの空」の楡木さんの小説。

 はじまりの空は、えーと、ここ

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post_e0aa.html

これは、20歳くらいの女子学生と、14歳の親に見捨てられちゃった複雑な少年との物語。なんていうか、人の価値って、何だろう、とつくづく思う作品。学校も通えなくなって、日本語がやっと話せるくらい、人づきあいもヘタ、常識もない、ても、ものすごくやさしい傷つきやすい心を持つ14歳の少年、彼を守ってあげたいと思う20歳の学生は、もちろん守ってあげるんだけど、実は強く強く彼に支えられているんだなあ、と思う。

 自分を認めてくれること、自分を頼ってくれること、自分を必要としてくれること、そして、その中で力を持てるようになるのは、やっぱり支えてくれてるんだなあ、ととてもわかる。2人が、少しずつ少しずつ世の中に出て行く姿、必要とされることの大切さと、喜びと、不安と、いろんなことがせつなくなる本です。

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2009年5月28日 (木)

狼の震える夜

狼の震える夜

 5月14日に、ウイルアム・クルーガーの「凍りつく心臓」をご紹介しました。クルーガーさんは、このデビュー作でミステリーの大きな賞をダブル受賞したということで、このタイトルと、クルーガーさんの名前は、私も聞いてました。ブログにもときどき遊びにきてくださる修子さんが、おもしろいと背中を押してくださったので読んでみて、まあ、ミステリーなんですけど、超すごい人が出てくるわけじゃなくって、元保安官、愛人が居るけど、妻ともやりなおしたい、というごく普通の男が主人公、妻(弁護士)、妻の妹の太った独身女性、アルツハイマーの妻の介護をする判事など、みんな自分と家族が完璧じゃなくって、普通に善意で、普通に弱く、でも、ちゃんと前を向いていこうと思っている、ごくごく無名の人たちが、ミネソタというはずれの小さな町で暮らしている、というのが基盤になっている、ミステリーっぽくない小説で、なかなかよかったです。先住民(インディアンと一口に言ってしまうと簡単だけど、多くの民族と言語があります)の文化と白人文化の軋轢がベースにあるとことなど、私にはわかりにくいことも多いんだけど、なーるほど、現在のミネソタでも、実はまだまだそういう感じなんだなあ、なんて思いながら読みます。

 これは、そのシリーズの第2弾(ちなみに第4弾まで出ています)、主な登場人物はかぶっているけど、また違う事件が起こります。元保安官のコナーは愛人を失い、妻の浮気も発覚し、妻の浮気相手も失い、子供との絆を深めている中で、元とおりになりそうな気配もあるけど、まだそこまで勇気がない。そんなときに、有名なカントリー歌手が、ミネソタの田舎のどこかに隠れているということがわかります。彼女を探そうとする父親やFBI、家族の絆なのか、法的な問題なのか。第2弾の方が、追っかける方と追いかけられる方が対立したスリリングな感じですが、登場人物たちは、あくまでも等身大。超人も、超頭脳犯も出てくるわけではありません。

 ふむふむ、クルーガーさんって、結構やるなあ、という第2弾。前作から引き続き、ミネソタの厳しいけど、すごーーい自然、湖や森がいっぱい、というところも読みながら想像して、すばらしい!

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手抜きドリア

 すでに成人している子供が、保育園時代。もう15年くらい前になるんですね。保育園は6年間通ったのですが、私は勤務時間が長くて、保育園の送り(自宅→保育園)は一緒に行くものの、お迎え(保育園→自宅)というのは行きませんでした。6時、7時までにお迎えに行かれる仕事でもなかったし、当時は川崎市に住んでいて、通勤時間も今以上にかかったから、お迎えというのは絶対に無理でした。

 保育園の間、ずーっと、ベビーシッターさんのお迎えを頼んでいて、ごく小さい頃は、シッターさんが、私の作ったご飯を食べさせてくれました。4-5才になってからは、早めに帰れるときは、一緒に食べることもあったけど、なにせ寝るのが8時くらいの子供ですから、私が帰宅後、ご飯とお風呂の時間を取るのがたーいへん。帰宅後、ご飯を作るなんてことは、いくら手抜きで早い私でも、作っているうちに、本人寝る時間ですわ。

 その頃、ずいぶん作りおき、前もって作る、チンするだけで食べられる、というネタを習得したものです。今頃になって、「つくりおきおかず」みたいなタイトルの本がいーっぱい出てきていますが(世の中の主婦がそれだけいそがしくなった、ってことだなあ、と思ってみています)、その頃は、そういう本、数少なかったです。バイブルのように見たのが小林かつ代さん、あとはオリジナルな展開、あれこれない知恵をしぼり、私が居なくても子供が食べられる、帰宅後、即食べられるネタを試行錯誤しながら、いろいろ考えて、身につけたものです。200903310628000

 この工夫は、その後の生活にもとーっても役に立っております。必要は発明の母、そして、手抜きずぼら精神は工夫の母であります。毎日、早く帰宅して、その日のご飯を作って食べることができなかったから、覚えたこと、技、工夫したことがいっぱいあります。それは、今更ながら、私の自由な時間と毎日のおいしいご飯の両立を支えてくれています。

 子供が小さいときに、よく作っておいておいたものに、手抜きドリアがあります。ご飯にクリーム味の野菜やシーフードなどのグラタン系のものを乗せて、チーズ焼きしたもの。めずらしくもなーんともないです。じゃがいも、たまねぎ、にんじん、ブロッコリー、コーンなど色合いのいい野菜をいっぱい入れて、ハムやシーフード、チキンなども入れてホワイトソース味にしたものを、ごはん(本当はピラフとか、サフランライスがいいのでしょうが、手抜きでは普通の白飯で十分、赤いご飯にするだけで感動されたくらいです)に乗せて焼くだけ。野菜もご飯もたんぱく質もいっぺんに入っていて、あとはスープがあれば十分。何皿も作ったり、大皿にどかんと作ったり、よく作って冷蔵庫に入れておいたものです。小さいムスコは、こういうクリーム系、チーズ系の食べ物が大好きでしたので、とても便利につかったネタです。小さいときは、小さいグラタン皿に何皿も作っておりました。そのお皿も少しずつ大きくしていったなあ。

 そういえば、しばらく作ってなかったなあ、と思い出し、ポルトガルで買ったグラタン皿にどかんと作ってみました。なんだか、懐かしい気持ちになりました。ここまで作って冷蔵庫に入れてでかけます。15年たっても、好きなものは好きなようです。食べる量は全然違いますが。

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2009年5月27日 (水)

かけひきは、恋のはじまり

かけひきは、恋のはじまり

 ジョージ・クルーニーって、いいオトコだなあ、って思います。ハンサムで適度に悪そうで、バカそうじゃなくって。いや、好みじゃないけど(聞いてないって!)、いいオトコってこういうのを言うんだろうなあ、って思う人です。彼の出る新作というので、借りてきて、見はじめたら、あれ?これ見たことがある!?え?新作なのに。

 そうだ、たぶん飛行機の中で見たんだ。トルコに行ったときか?ポルトガルに行ったときか?

 ジョージ・クルーニーは、以前にご紹介した「さらば、ベルリン」や「グッドラック…」みたいな地味な映画を監督している一方、「オーシャンズ12」シリーズみたいな、娯楽映画に出てるんだよね。これは前者。

 1920年代、アメフトのプロが生まれる時代のアメリカのお話。ファッション、風景、全部がレトロで、ケンカしても、殴り合ってるくらいでなんだか、ほのぼのした時代。今みたいな殺気もなくって、戦争(第一次世界大戦)の功労者がどうのこうのってあるんだけど、実にのんびりした戦争に見える。そういう時代の、新聞記者の暴露話と、プロになった選手の話。彼自身は40歳をすぎて、プレイしている高齢選手として参加している。ハンサムだよなあ。

 あの、レニー・ゼルウィガーが、スクープを追う新聞記者なんだけど、どうもねえ、なんだか、ポワンとしてシャープさに欠ける気がするのは、かわいそうだろうかねえ。

 全体、クラシカルな雰囲気を楽しむ映画かな。

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漢方小説

漢方小説 / 中島たい子/著

30代に女性を襲うクライシスがテーマになっていて、それをこの方が漢方というやりかたでなんとか乗り越えた、という話です。

 漢方がどうよっていうことではないんですが、この小説に出てくるほぼそのくらいの女性のお友達、そしてあとがきに酒井順子さんが共感して書いていらっしゃる30代半ばくらいの女性のクライシス 「もう若くない」と体と心が実感する、仕事と恋愛と自分の夢が思うように行かないあるとき、(この小説のみのりさんは、モト彼が結婚すると聞いてから具合が悪くなります)どう乗り越えるか、ということがあるそうです。

 漢方で乗り越えることもあるだろうし、転職とか、ケッコンとか、妊娠、あるいは手芸とか、ものすごい別のことに打ち込むとか、そういう乗り越え方もあるようで、ほおほお、ちょっと不思議な感じで読みました。

 その年代をとーーーっくに越えて、さらに次の年代も終わりそうなおばさんから言わせていただければ、そんなクライシスなんて感じることないのに。その後、いくら若くなくたって、しみもしわもシラガもいっぱいになっても、やっぱり楽しい人生があるんだよ、楽しい人生を作り上げていくことは、絶対に絶対にあなたにできるんだから、あせるこたーないよ、って言いたいけどね。ま、おばさんがそんなこと言っても、「あーなっちゃおわり」だから、ききめないだろうけどね。私自身は、年をとることも、あるかなきかの容姿がさらに衰えることも(いや、元々ないので、地に這うんだけど)、女として若く綺麗に*対象に*見られないことも、実は恐ろしくなったことがなくって、ほっといてくれてうるさくなくていい(とてつもなくゴーマンな言い方ですね、恐縮ですわ) くらいの人間なので、クライシスって感じてこなかったんだけどね。同年代でも、加齢を受け入れることに(さすがに拒否できないわけで)、いろんな軋轢を感じて、苦心して受け入れようとしている例もあるので、しょうがないのかな。

綺麗な人はたいへんね、みたいな気持ちです。あ、これ、やっかみかも。

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2009年5月26日 (火)

ステップ

ステップ

 シゲマツさんの新作です。今度は、女の子が生まれて1歳半で妻が急死してしまった、お父さんを中心に書いています。1年間は、両方の両親の手助けでなんとか子育てしながら会社勤務(営業から総務に異動して、残業しない部署にしてもらった)を続けたけど、2歳の半ばで保育園に通うことになったところから物語がスタートします。

 シゲマツさんって、確か奥様が教員(か何か)をなさっていて、子育て事情は現役のお父さんとして、保育園も小学校のしっかり関わっていらっしゃると何かで読んだことがあります。うん、それはよーくわかる。お嬢さんが小学校に入るときに、上司から「○○ちゃんも、小学生だろ、そろそろ営業に戻ってこい、もう大きくなったんだから」と言われるのですが、「小学校こそ、たいへんなんですよ、生活を全部見てくれるわけじゃないんです」ときっぱり断るところなど、ほんとにちゃんと子育てして、子供の成長と親の役割をわかっているんだなあ、と思います。

 私も子供が小学校に入った後、ずいぶん言われましたね。もう小学生なら大丈夫だろうって。うん、動物的にはかなり一人で生きていけると思うのです。しかし、「あなたは小学生の子供も1人で家に、毎日22時23時まで留守番させたいですか?」と質問してやりたかったです。そりゃ、生きては行かれるでしょう。でも、そういう生活、あなたはさせたいですか?小学校には、春休み、冬休み、夏休みがばーっちりあります。ずーっと、一人で留守番させたいですか?って。こういうこと言う人って、男性に限りません。女性でも、いっぱいいらっしゃいます。なんだか現実の子供時代のこと、子供の姿が想像できないんでしょうね。だから、シゲマツさんの、子供との生活を描く、現実的な描写に、あーこの人わかっているなあ、って思います。

 亡くなった妻の両親の問題、彼の再婚を進める上司や、自分の中の妻への思い、いろんなことが描かれます。娘と父親と2人の暮らし、それを支えてくれる人たち、5月17日にご紹介した「とんび」は、父とムスコでしたが、今回は父とムスメです。都会暮らしで、会社勤め。とんびはここ。

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-635b.html

 

 うーうまいな、と思うシゲマツ節です。

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ゴルゴンゾーラのグラタン

 ゴルゴンゾーラのパスタってすきです。近所の、我が家メンバーお気に入りのビストロの人気メニューで、とーっても好きなんです。実はこのゴルゴンゾーラパスタ、作り方をシェフのYさんに教えていただいたことがあるんですけど!びーーっくりなんです!

 何がびっくり!かというと、ともかく高い生クリームをこれでもかっ!!っていうくらい使うのです。あの安い200円以内で買えるヤツじゃあありません。400円近くするのを、3パックも4パックも使うと、すごおーーーくおいしくできます。

 でも、でも、でも、でも、あたしが、そんなに生クリームを使って作るわけはありません。あの、おいしいゴルゴンは、お店で戴くことにしております。そう、教えていただいたけど、一度もウチで作ったことはありません(ごめんね、Yさん)。

 そんなんですけど、生協で、ゴルゴンゾーラのパスタソースっていうのがあります。冷凍です。このシリーズ、バジルソースもまあまあなんです(パスタにはあんまり使いませんが)。このゴルゴンも、パスタに使うわけじゃないのですが、チーズとクリームの味がまあまあ、おいしいので(でも、たったちょっとのパック2つであんまり安くない)、時々買います。で、そのままパスタソースにはしないで(我が家は、パスタ大食いオトコが2人居るので、そんなもの使ってたら、とーんでもなくコストがかかります。もったいないっ!)、あれこれ、アレンジ食材とするんです。結構うまいです。

 200903081057000 今回は、シーフードなどが入ったグラタンに使ってみました。もちろん、ラザニアでもいいですし、お魚なんかのソースにもいいです。でも、ゴルゴンの味を楽しむためには、本体の方があんまりがっつり味じゃないものの方が、せっかくのゴルゴン!っていう感じになります。シーフードと野菜は、薄味にして、ゴルゴンゾーラソースを入れて、当然足りないので牛乳で伸ばし、焼きます。ほのかなゴルゴンの味が、私はおいしいです。

 気がつかないで食べてるそこの人!!もう、食べさせないよ!!

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2009年5月25日 (月)

レールズ&タイズ

レールズ&タイズ

 イーストウッドさんの娘さんアンソン・イーストウッドさんの初監督作品だそうです。ケヴィン・ベーコンさんが、わりと好きなので借りてきました。

 鉄道事故で母親を亡くした10歳の少年、その鉄道を運転していたオトコ、そして、末期ガンの妻の出会いが中心となっています。

 妻の病気で淋しい夫、もちろん辛い妻、そこに世話をする対象である少年(酔っ払いの母親が自殺してしまったことで傷ついている)が来ることで、人として生きる、誰かのために生きることを思い出します。

 人はただ、享楽的に生きるだけじゃなくって、誰かの支えになりたいし、誰かのために何かをしたいものなんだなあ、とつくづく思います。それが、具体的な世話でも、精神的な支えでも、存在することによるだけのことでも、かつて存在した、ということだけでも。

 なんだか静かだけどいい映画でした。

 

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ミスト

MIST

 これまで何冊もご紹介している池井戸さんの本です。最近では、「空飛ぶタイヤ」(映画だかドラマだかになったんですよね)が面白いと今年の4月23日にご紹介しました。

 この方、*ほぼ*同年代。法学部ご出身で、大手メガバンクに就職した後、退職して作家デビュー。最初はミステリーを書いてたんですって。へえ、サラリーマン物じゃなくって、ミステリーか。どんなミステリなんだろう、とは思っていました。偶然、図書館の棚で、少し前の彼の作品があったので手にとってみました。タイトルからして、ミスト=霧ですから、ミステリーっぽいですよね(笑)

 借金苦をした自殺?あるいは殺人?という事件がある田舎町で起こります。それをきっかけに、新聞記者の失踪、傾いていた洋品店の倒産など、静かな町、そこで勤務するのんびりした駐在さんの生活がガラーっと変わります。あれこれ事件があいつぎ、いったい誰が?なぜ?というお話になっていきます。

 刑事の捜査の立場から書いているわけでもなく、いったい誰の視点で、誰が中心人物なのかわからないくらい、村の学校の先生、駐在さん、洋品店の娘、などいろんな人の事件とは直接関係なさそうなエピソードもいっぱい含まれていて、話があちこちにいくのですが、ちゃーんと収束するようになっているのが旨いです。

 へえ、池井戸さんって、こういうのを書いてたんだと思う、2002年の発行(2001年に小説誌に連載らしい)の作品。

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2009年5月24日 (日)

この味はどーかな

こぐれひでこの味はどーかな?

 こぐれひでこさんは、読売新聞に、おいしい画帳という連載を持っていらっしゃるそうです(読売新聞って、メッタに読まないのですが、以前にもご紹介してます。

 2009年1月11日

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-f02f.html

 こぐれさん、60歳くらい、ご主人の徹さんとの2人暮らし。食べることが大好き、料理もまあまあ、好き、でもきっちり、かっちりは嫌い。食べ物好きのお友達もいろいろ。そんな中で、庶民的感覚(高すぎるものは買わない>笑)をもって、あっちで食べたあの味の再現、昔のあの味の再現、こんな工夫、なんていうのが、あれこれ楽しく書かれています。

 私、こういう本をチェックして、ノートをとりながら読むことはまあ絶対にないんだけど、ねころがって(行儀が悪い)、パラパラとめくり、あーおいしそう!わはは、そうだよねえ。こういうのありかよ!!なんて思いながら、読むのが大好き!そういうダラダラした時間にとっても楽しい本。絵もいい。

 このシリーズ、まだまだ続いて欲しいなあ。

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黒ゴマあんまん再び

 うちのオットは毎年7月に富士山に登ります。勤務先の新人研修(入社1年目の社員が全員参加する研修)で、なんだか富士登山があるのですが(体育会系だよなあ)、それのお世話係りということで、1、2度やってから、なんだかその役割が好きになって、毎年希望して富士登山しています。たぶん、希望者が少なくて(特におじさんたち)、希望する人がいれば、体よくおしつけてくれるようです。まあ、平日に勤務として富士登山できるんですから、山好きには、ニコニコな出張(笑)、毎年行ってるものですから、同じような、毎年やっている仲間ができて、忘年会だ、新年会だ、それに時々は、一緒にトレーニングと称して低い山に行くイベントもあります。私も予定と気力が合えば、そして、軽い山なら行くこともあるのですが、それが今日、三峰山の予定でした。日曜日の予定をずらして、久しぶりに山だわ、とお弁当を仕込んで、道具を出して、土曜日の夜も予定をいれずに早寝したのに、がーーーん!!雨じゃん。

朝、6時に中止のメールが回り、あーあーと2度寝してしまいました。すごーく久しぶりの山の予定だったのに、神様はいじわるだなあ、普段の行いが悪いんだと、お互いをののしり(人のせいにするわけだ)、ぐたぐたしております。

 

 雨で少し温度も下がっているので、黒ゴマあんまんをもう一度作ることにしました。

 先日、えーと、4月12日にご紹介した黒ゴマあんまんが非常に好評でした。何がって、黒ゴマあんがおいしいんですよ。

 たって、自家製の小豆煮をフープロでガーーっとこしあんにして、そこに黒ゴマ(ねりごまね、瓶詰めだ)を加えて、甘みを調節して、ガーーーってするだけなんですけど。黒ゴマの油分が入って、しっとりしたねりごまアンがおいしいのですね。その上、自家製のあんまんの皮、これってできたてを食べると、皮が、ほんとに味がしておいしいなあって思うのです。冷凍物とか、スーパー物が食べられなくなります。200903211302000

 少し季節はあたたかくなっていますが、まだ朝晩は冷えるときもある。あんまんにはギリギリの頃ですね。セイロを買ってから、まん系は、もうなれたもの。薄力粉と、BP、水とオイル少しを入れて、混ぜた生地をラップに包んで冷蔵庫。少しお休みしてもらっている間に中身を作ります。黒ごまあんは、フープロ様が活躍するだけなので、とっても手軽。あとは、包んでセイロへGO!

 あんもおいしいけど、皮だけでもおいしいよねえ、といいながらハフハフ食べます。皮だけっていったら、マントウとか、花巻(きれいに巻ければだけど)みたいなものじゃないかなあ、それは、もっと簡単かも(笑) こんどやってみようっと!

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2009年5月23日 (土)

いろんな野菜の皮なしキッシュ

 朝ご飯、いつもパンです。HBで2-3日に一度、パンを焼くので(生地コースでこねて一次発酵までしてもらって、いろんなパンを焼きます)、あとはミルクティーと、ヨーグルト、複数種類の果物、おかずは1品のみ。それも3日間は同じおかず(大笑)、というのが定番です。どかんと作って、3日は同じものを食べる。基本は野菜いっぱいのおかず。たんぱく質はごくごく少量、という形でもう10年以上、いや、20年くらい朝ごはんを食べてます。これだと、出すだけ、あっためるだめ、チンするだけ、で朝ごはんなんです。いつもいつもこれです。足りない人は、ブロックチーズやシリアルがあるので、自分で適当に足して食べなさい、ということで、朝早く(朝ごはんは平日6:20です)、基本、お弁当を作る朝の時間を作っています。

 冬場は、スープ類が多いです。いろんな味の野菜や豆のスープを大きめの鍋につくって、3日は食べます。暑い時期は、マリネなども多いです。冷たくなっているのを食べるのはおいしい。

 200904051229000 今回は、いつものチーズ焼き(じゃがいもや、かぼちゃ、さつまいもなどを、タマネギやコーンと一緒にチーズを乗せて焼く)に、タマゴを加えて焼いて、皮なしキッシュ風にしました。たんぱく質が入っているパターンです。なんてことない、じゃがいも、かぼちゃ、ほうれん草、コーンやタマネギを軽くいためて、ミックスチーズとタマゴを混ぜてあるところに投入、あとは、オーブンで焼くだけです。生クリームをちょっと入れてもおいしい。皮を作ってないキッシュ風で、厚く作ると、野菜いっぱいの洋風玉子焼きみたいになりますが、冷蔵庫の都合で薄めに2皿にしました。朝、チンして、大きく取り分けて、パンの供に3日は食べたいと思います。ケチャップつけてもいいし、タバスコかけてもいいです。

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100歳になった介助犬

100歳になった介助犬

 2008年現在、介助犬という認定を受けている犬は、50頭弱だそうです。介助犬って、確かに聞きなれない言葉です。盲導犬ならわかるけど。介助犬は、手足が不自由な方と一緒に居て、落とした物を拾ってあげたり、ドアの開け閉めをしてあげたり、電話が鳴ったらとってきてくれたり、そういう身近な犬のことだそうです。もちろん、掃除、洗濯、料理ができるわけではないのですが、そういうヘルパーさんには頼みにくい、実にちょっとしたことをそばでしてくれて、ずーっと見守り、話相手にもなってくれる犬だそうです。

 その介助犬が、認定されるようになるまでの苦労、1号になる可能性のあった犬のこと、その犬と暮らした家族のことが書かれています。

 犬と人間のかかわりっていうことを、何度も考えさせられる本です。

 犬の十戒というので、こういうことが書かれています。

○わたしは10年くらいしか生きられません。できるだけ一緒にいてください。

○あなたが望んでいることを理解できるようになるまで、わたしに時間をください。

○わたしを信頼してください。それだけでわたしは幸せです、

○わたしを叱ったり、閉じ込めたりしないでください。あなたには学校もあるし、友達もいます。でも、わたしにはあなたしかいないのです。

○ときにはわたしに話しかけてください。あなたの言葉がわからなくても、話かけてくれる声で理解できるのです。

○わたしをどんな風にあつかっているか気づいてください。わたしはそのことを決してわすれません、

○わたしをたたく前に思い出してください。わたしにはあなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるということを。けれど、かまないと決めていることを。

○いうことをきかない、頑固だ、怠け者だと叱る前に、わたしがそうなる原因がないかを考えてみてください。

○わたしが年をとっても、どうか見捨てないでください。あなたもおなじように年をとるのです。

○最後の旅立ちのときは、そばにいてください。見ているのがつらいからとか。あなたが居ないところで逝かせたい、などといわないでください。あなたがそばにいるだけで、わたしはどんなことでも安らかに受け入れられます。そして、どうか忘れないでください。わたしがあなたを愛していたということを。

 犬は犬です。そうなんですけど、でも、家族なんです。ほーんとになんでもちゃんとわかってるし、ちゃんと見ているんです。一人一人の犬が、犬としての幸せな人生を、犬の尊厳を守られた人生を生きられることを祈るばかりです。

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2009年5月22日 (金)

肉団子七変化

 生協のひき肉(冷凍)が重なってしまって、冷凍庫にたまると、肉団子を大量に仕込むことがあります。ともかく、ひたすらポイポイと揚げ油に落として、大量の肉団子を作ってしまうんです。あ、もちろん作業の総量抑制が大前提なので、肉団子だけ揚げるってことはありません。その日の夕食のネタを何かしら作った上で、ついでの肉団子。ひき肉をひたすら加工しちゃうネタです。

 さて、肉団子が大量にあったとします。何に使いますか?

1)野菜も食べられるネタとしては、ピーマンやしいたけ、たけのこ、タマネギといためて甘酢アン、ケチャップアンなど、ちょっととこみをつけたおかずにしちゃうというネタです。お好きな人はパイナップル缶なんか入れるんでしょうけど、あたしは入れません。なんだか甘い果物の缶詰がおかずに入っているのが、あんまり好みじゃないから。そういう中華風のいためもの。

2)野菜を入れないで、黒酢アンかなにかにして、シラガネギなんかで飾って、レタスの上においてもいいですよね。さっぱりします。

3)ミートボールシチュー

 ホワイトシチューでもいいし、トマト味でも、デミグラ味でもいいですよね。シチューネタの具にもなります。火は通っているので、野菜やその他の具をしっかり作ってから、軽く後から入れるくらいでいいです。ぐじゅぐじゅになったのが好きなら別ですが。

このくらい食べれば、相当な量の肉団子もなくなると思いますが、楊枝に2つ刺してお弁当の場所ふさぎにも使えるし、最後に3つだけ残ったときは、コリアンダーと春雨を入れて、お椀に入れて、ナンプラー味のスープにしちゃいました。カレーだって、チリ味だって、大丈夫だと思います。あれ?七変化してないかな。

・野菜と中華風甘酢アンまたは、ケチャップアン200904012209000

・黒酢&ねぎ

・ホワイトシチュー

・デミグラ味シチュー

・楊枝刺し

・コリアンダースープ

 よし!これで七変化! こんなには作らないうちになくなりますけど。もちろん、ジップロックで冷凍も可能です。

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太郎が恋をする頃までには

太郎が恋をする頃までには…

 部落差別問題を書いた古典で、「破戒」というのがあります。大正時代の作品で、ある理想的な、立派な教員が、最後に、自分はこういう出身で、賤しい人間なのに、皆の前でそれを隠して、いろいろ教えようとしたことを謝罪して辞職する、という形になっています。「自分で謝って辞める」 形なんですね。

 それから、何で謝るんだ!なんで辞めなきゃいけないんだ!という気持ちを明確に書いていったのが「橋のない川」の主人公 孝ニ.

 「人の世に熱あれ!人に光あれ!」と唱えた水平社の運動のあたりからの小説になっています。

 これは、テレビのプロヂューサーである栗原さんが、実際にご結婚されたことで、話題になり、テレビなとでも取り上げられたらしいので話題になった本です。彼女が結婚した方が、以前の被差別部落のご出身だということで、その問題ゆえに起こることを、小説風に(主人公は、五十嵐今日子さんというテレビ局から関連新聞社に出向している女性になっています)書いています。現実と、小説がどのくらい設定が違うのかは知りませんが、この結婚に関して、小説の中で、今日子さんのお母さんが、娘の結婚に反対します(結婚してから、打ち明けるわけですが、許せないというのです)。

 母親自身に差別意識があるわけではなく、娘のオットとなる人にも会い、とてもいい人だという理解はしているのです。ただ、「そういうことで、娘がしなくてもいい苦労をするのはかわいそうだから」という理由です。それで、せっかく育てて、社会人としても一応の成功をしている娘が、挫折したり、困ったりするような選択をすることはない、というものさしです。自分は差別してない、劣った人とか賤しい人という意識は持っていないのにです。また、「親戚づきあいを遠慮したい」という遠縁の人が出てきます。それも「そういう人と親戚づきあいして、娘の縁談に何かあったら困るから」であって、自分がどうのこうのじゃないんんです。

 つまり、全部が「誰かに何か言われたら、不利なことをされたらイヤだから」という差別です。人間の平等意識を教育しようとすることは、なんとかできるかもしれない。実際に、付き合ってみれば、普通の人であることは明白です。でも、この「何か言われたら」「何かされたら」という得体のしれない、危惧感って、どうしたらいいのだろう!?それがなくならない限り、そしてどうしたらいいのかわからないんですけど、うちなる差別はなくならないと思うのです。

 小説では、母親が思い悩んで体を壊してしまうこともあって、2人は離婚します。

 破戒、橋のない川から、数十年。この世界はまだ、こんなもんです。

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2009年5月21日 (木)

僕らのミライへ逆回転

僕らのミライへ逆回転

 私、基本的にオオデブの男性は苦手です。いや、同僚や、友人ではまったくOKですが、それ以上、深い個人的なお付き合いはできればしたくないです。(いや、たいへん傲慢なことを申し上げているのは承知しております。選べる立場か!というお怒りもごもっともでございます。言ってるだけです、ご容赦ください)。でも、世の中で、唯一、大好きな大好きなオオデブの方、ジャック・ブラックです。いやー、あのお腹を見ても、全然いやになりません。好きだわ~ 

 彼が出ている映画、最新作らしいです。借りてきました。

 最初は、なんだかよくわらかないんですよ。伝説のジャズシンガーの話、もう取り壊さなきゃならない、古い建物の1階にある、DVDもないビデオだけの、寂れたレンタルビデオ屋さんの話。変なことばっかりしている廃品回収業のジャック。はあ?なんだこの映画という導入部分はすっきりしないんですが。

近所に大手チェーンの最新作を並べる(もちろんDVDも)店ができて、閑散としている。そこに出入りしているジャック・ブラックが磁気を帯びちゃったせいで、ビデオがみーんな見られなくなっちゃう。え?ビデオの中身がぜーんぶ飛んじゃってる!? たーいへん!!

 そこからが笑えるんだけど、わずかに来るお客のリクエストで、彼と店を任されてる友人が、メチャクチャないいかげんさでリメイク版を作り始めるわけ。近所で、変装して、撮影した、お笑いリメイク版を貸し出すことで急場をしのごうっていういい加減さ。この、リメイク版が受けて、遠くから借りにくる人、次は○○をリメイクしてくれ、というリクエスト!店が久しぶりに活況!!笑える!メチャクチャなのに!

 結局、このリメイク、著作権法違反で、全部、廃棄しなきゃならないし、罰金も振ってくる。建て直さなきゃならないビルのために店も閉めなきゃならない。そこで、最後に、ここで有名なジャズシンガーが生まれたというウソの話を、本当にしちゃうための、伝説の映画を町の人たちで自主制作しちゃおうということになる。これまた、町で、手作りのセットを作って映画を撮る。

 なんだか、映画を見ることが、たのしい家族の、そして町全体の娯楽だった、古いいい時代にタイムスリップしたような、そんな終わり方で、途中メチャクチャなリメイク版に笑い、最後はほのぼので締めてくれたなあ、の映画でした。

 私が子供の頃、ビデオの普及もあるわけもなく、こんなに年中、家の中で映画を見ることはありませんでした、今は、時間があれば、DVDをいつでも見ることができて、それはそれで楽しいんだけど、なんだか、「映画を見る!」っていうイベントのドキドキがまったくなくなってしまってます。子供も、週末に一緒にDVDを並んでみることが少なくなり、自分の好きなものを自室のパソコンで見たりしているようで、ますます「個」の行動になっていくと、家族で、街の人で映画を楽しむことがどんどん少なくなっています。いつでも、たくさん見ることができるけど、なんだか、残念なこともあります。

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セックス放浪記

セックス放浪記

 *こういうタイトルで、くだらねートラックバックが来るんですよ、やめてくれよ!

 中村うさぎさんです。うさぎさんは、これまでもずいぶんご紹介してます。

2006年4月1日

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_21f5.html

4月20日

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_ed86.html

5月15日

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_21f5.html

このあたりが、この本の前ふりね。ショッピングの女王として、ブランド物を買いあさり、次ぎはホストに数千万円貢いで、ほれないはずが惚れてしまって、手痛く裏切られ(このあたりは、ほんとにかわいそうで、涙が出ます)、次にはまったのは、整形。顔と体すべてをいじり、サイボーグのような体になりました。どーんなに顔や体を誉められても、それはタカナシ先生(タカナシ美容クリニックの院長)を誉められているのと同じ。だって、この顔も体も彼の作品だから、というくらい全身の整形をしています。

 それから、3日ほどデリヘルをやって、40を過ぎた自分をお金を出して買う人が居るということに一定の満足を感じるわけです。ただね、彼女の場合は、さらに面倒。誰でもいいのではないんです。自分の好みの、若くて、きれいなイケメン君が、自分に向いてくれなきゃイヤなんです。それがこの本です。

 ほんと、ここまで苦しい、始末に終えない自我っていうのを肥大させちゃうと、生きるのがたいへんだろうなあ、苦しいだろうなあ、って思う中村さんです。なぜ?自分がそこまで一般的に、広く、価値がないといけないの?ちゃんと話せる友達も、オットも、理解してくれる編集者も、読者も居るじゃん。それ以外の、若くてきれいなイケメン君が、うさぎさん命にならないといけないの?どうして、若くて綺麗なイケメン君じゃなきゃいけないの?その言葉はそのまま、自分に突き刺さってくるじゃない?

 

 もういいよ、もうやめなよ、あなたなあなたで十分すてきなんだからさ、と言ってあげたい。アタシが言ってもだめなんだよね。誰が言ってもだめなんだよね、たとえ、イケメン君が言ってもダメなんだよね。その呪縛から逃れられない限り、彼女の苦悩は続くわけだ。若くて綺麗なウリセンのイケメン君に恋をしちゃったうさぎさん。もっと苦しい時が、もっと悲しいときが、来るはず。わかっているのに、どうしてそうするの?痛々しいうさぎさんが居ます。

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2009年5月20日 (水)

ピールと紅茶のマフィン

 先日、甘夏ピールとレーズンを入れてパンを作ったのを書きました。ついこの間ね。その翌朝(たいがい、丸めるパンは前日の夜遅くに丸めてるんだけど)、あたしは、早朝出張で、始発の渋谷行きバス(6:03)に乗って出かけてしまいました。私が大急ぎで支度をしている横で、オットは一応、起きて果物切ったりしてくれるんだけど、朝ごはんは一緒に食べてません(つまり、ピールのパンだと説明する機会がなかったんです)

 大学生の息子と朝ごはんを食べたはずのオット、「レーズンパン、おいしかった」とメールをくれました。え?「ピールは入ってたでしょ?ピールのパンなんだよ」と言っても、「ピールは気づかなかったよ」

 えーーー!!あの手間がかかったピールを入れたのに!!もったいない!パンに入れると、相当な量を入れないと気づかれない可能性があるわけね。あー、もったない!(←捨てたわけじゃなくって、ちゃんと食べてるんだけど、なぜか、もったいない気がする)

 それじゃあ、ピール味がくっきりわかるもの、ということで、ピールを入れたマフィンを作ることにしました。思いついて、紅茶(アールグレイのティーバッグ)の葉っぱも入れてみます。ティーバッグの葉っぱは、袋を開けてみると、リーフの紅茶よりもずっと細かく揃っていて、マフィンやケーキに直接入れても、口に残ったりしなくて、いい香りになります。なかなか、便利物ですわ。200904041850000

 タマゴ2個、粉、バター、砂糖、BPといういつものメンツを簡単に混ぜて、ピールと、紅茶の葉を入れるだけ。マフィン型で焼きます。ピールのマフィン、いい香り!これなら、わかるだろ!

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文芸誤報

文芸誤報

 斉藤美奈子さんが、週刊朝日に連載している書評をまとめたもの。だから、ぜーーんぶ見開き2ページで一冊を紹介したもの。まあ、パラパラとめくり、これ読んだことある、うふふ…こーんなこと言っちゃって、あはは・・すっきり。と思う本あり、あ、これ今度探してみようっていう本ありの書評本。

 週刊朝日という媒体なので、毒舌っぽく、ある程度演じた形で書いているし、話題の本を取り上げなきゃいけないんだろうから(彼女の好みだけでなくね)、わりと、なんとか賞(最近、ものすごくなんとか賞が多いのでわからないくらいたくさんあるけど)をとった本なんかの紹介も多いです。それを、ちょっとハスに構えて、こきおろす寸前、みたいな書評も目立つ。まあ、媒体の性格上、必要な形っていうのはあるんだろうね。

 最初に文学作品を楽しむ読む法として

○小説に教訓を求めるな(国語教育の弊害)

○小説のテーマを考えるな(同上)

○登場人物に共感を求めるな(結婚相手じゃないんだから)

○小説に感動を求めるな

○純文学と娯楽小説では読むモードを変えよ(前者は登山、後者は遊園地だ)

○お話だけがすべてと思うな

WHATよりHOWに注目せよ

○美がゆがみにこそありと思え

○物差しはたくさん持て

○困ったときは遠くを見よ

 っていうのもあります。ここから面白い!!これを読んで、ご興味のある方、是非手にとって前書きだけでも見てください。

 私は、またポストイットだらけにしてます(笑)、今年初めにご紹介した(1月2日ね)「本の本」よりは、量が少ないけどね。最後にこの「文芸誤報」の書評として、「俗な興味と二人連れの文芸書レビュー」って紹介してあります。こんなのもま、言い訳ですね。

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2009年5月19日 (火)

ドカンとくるみパン

 HB君が生地をこねている間に、ちょっとだけ残っていたレーズンと、生協の無塩くるみを入れたまではよかった。ウイーンウイーンといつものように順調に混ぜてくれてる。

 しかし、彼が働いている間に、眠くなっちゃったよ。もう、お風呂も入っちゃったし、これから粉だして、丸めて整形って、とても気力がなくなっちゃいました。スイッチ入れたのが遅かったんだよ、うえーん、あたしは、もう寝るよ~!!

だいたい、もうすっかり寝る支度が整っているときに、生地を出して分割してカットして、何かを入れて丸めたりしたくないよね。でも、生地コースで始めちゃったから、これから食パンコースに変更っていうこともできない。あーあー、生地ができちゃうよ。

 という状態だったので、えいやーーと分割する、カットする、丸める、ぜーんぶ省略!どてーーっと寝た姿そのままのでかいドカンとしたパンにしてしまいました。これなら、天板の上に乗せるだけ(笑)、発酵時間と焼成時間をセットして、「ブザーがなったら出しておいてねえ!!」とセーネンの部屋に声をかけ、ブザーが聞こえるように、間のドアを2枚あけておきます。タイマーを聞こえるところにおいて、私はさっさと寝てしまいました。眠くて眠くて、パンのお世話はできません。200903302241000

 できたのが、こーんなパン。スライスして食べます。ま、いっか。

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空とセイとぼくと

空とセイとぼくと

 ホームレスの父親と暮らしていた5歳の子供が、突然の父親の死で一人ぼっちになってしまいます。その後、「セイ」と名づけた犬とずーーっとホームレスで暮らし続けるうちに、10代半ばになります。日本語の語彙はものすごく少ない、字も名前も書けない、自分の苗字もわからない(名前は父親が呼んでいた名前がかろうじでわかる)。そういう15-6歳の若者、犬の気持ちはわかる、犬とは会話できる、でも、人間とはうまくできない、できるのはエサ取りだけ、どうやって生きていくんだ!?という小説です。

 全体、とても安易なストーリーで、なんだかなあ、と思うのですが、犬本として読むと、犬が偉い!犬がかわいい!犬がいいなあ、っていう犬好きは、犬話題だけおっかけてます。読み方違うだろう!?人間の苦労とか成長とか?なのかもしれないけど、そーれはつまんねー!犬話題だけで読んだ本。きっと間違っているんだろうねえ、でもいいんだ、犬がエラいんだもん!!

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2009年5月18日 (月)

おまかせホットプレートパエリア

 でかける予定の休日、夕飯はめずらしく家族が揃う予定です。たまに揃うなら、ちょっとごちそうっぽいものにしたいなあ、でも、あたし、帰宅したら疲労コンバイして、ロクなことできないなあ、うーむ、どうしよう、っていうときの、手抜きパエリアです。

 朝、フライパンにタマネギ、その他適当な野菜、あさり(生協の冷凍)、イカなどこれまた適当なものを放り込んで、トマト缶をあけ、サフラン(トルコからの買物)をつっこんで、ブイヨンを入れて、野菜、魚介類トマトスープ煮みたいのを作っておく。チキンがあるといいけど、なくてもよし。材料を入れるだけだから、5分。あとはちょっと火にかけて消して、蓋をしておく。あと、よろしくね~!!と出かけてしまいます。

 さて、夕方、私はとーっても疲れて帰宅。面倒なこと、いや、面倒じゃないこともほとんどする気力が残っておりません。あとは、オトコ2人がホットプレートでやってくれればよし。ホットプレートでお米を軽くいためて、フライパンの液体を投入。適当に水を足して、お米にだいたい火が通るまで蓋をして煮る。ほぼ、水分がなくなったら、具を投入。終わり!なんだか、適当な具なんだけど、ホットプレートでどかんとやることで、ごちそう感が生まれる、ただのシーフードご飯炒めが、パエリア風に見えちゃいます。200903292039000

 ちょっとおこげなんかもできるのも、香ばしくっておいしい。あとは、スープ類とサラダがあれば、休日のなんとなく、ごちそうチックな夕飯になります。

 できたら、起こしてね。あたし、ちょっと休んでるから。よろしく~!!

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セタナ通信

セタナ通信

 札幌でフリーライターをしている山中琳子さんには、5歳の息子がいる。息子の父親とはずいぶん前に離婚して、2人暮らしである。ある、田舎暮らし体験レポートの担当をやるために、道内の酪農地帯の廃屋を借りて、移り住んできた。雑誌社の人が間に何人か入っているはずだったんだけど、なんだか適当で、家は廃屋同然、お風呂もトイレも使えない。まわりは熊も出る、冬場はものすごく寒いらしい。札幌のアパートを引き払ってきてしまった彼女は、呆然とするばかり。そこで、近所の人に助けてもらいながら、家を修理し、食材を調達し、熊の肉を貰い、牛の搾乳を見て、5歳の子供とも生活が始まります。

 ところが、まもなく、いいかげんな広告会社が雑誌社に企画打ち切りを通告してしまい山中さんはセタナという辺鄙なところで、飯の種を断たれるわけです。どうするんだよ!地域を紹介するウエブ通信みたいなもの(実質個人がやっていて継続ができなくなりそうだったもの)を引き継ぎ、そこからわずかに収入を得るほか、フリースクールの手伝いや、その他細かい地域の手伝いをしながら、漁師の人、酪農家の人の話を聞き書きをして、ウエブ通信に乗せることで、格段に充実した通信に変えていきます。フリースクールの手伝いをしながら知人を増やし、乳児を抱えて札幌の狭いアパートで背中を丸めて過していたときとは、まったく違う、大勢の人の中で子育てをし、仕事をし、野ぶどうや、きのこ取りに行ったり、生き生きと動き始めます。

 もちろん、漁師の人の海の事故があったり、牛舎が焼けちゃったり、公共事業(ここでは風車の建設)の賛成派と反対派の軋轢など、いろんなことがあり、とても厳しい暮らしであることがわかります。入植した人の苦労もたくさん聞きます。その中で、自然いっぱいの中で(もちろんとても厳しいのですが)、たくましくなっていく女性と、息子がまぶしいです。逃げるように別れてきた元オットとも、音信を断っていた両親とも、自分から会いに行くことができるようになります。そういう話です。自然と、地域と、そして大勢のごく普通の田舎のおばさん、おじさんたち、人間の力だなあ、と思うのです。

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2009年5月17日 (日)

プリズン・ブレークーシーズン4 最後のシーズンが始まった

プリズン・ブレイク シーズン4

 マイケルとバローズの兄弟が、脱獄するプリズン・ブレーク、ついにラストシーズン、シーズン4がレンタル開始しております。副大統領殺しの冤罪で、死刑判決が出ていた兄を救うために、銀行強盗を演じて同じ刑務所に入って、共に(他にもいろいろ付属する、へんなキャラの人間がいっぱい一緒に)脱獄、その後、また、生きては出られないといわれる無法地帯の刑務所SONAに入れられてしまうが、これまた数人で脱獄。ここまでが、シーズン3です。

 あたし、前世できっと脱獄したんだろうと思うくらい、脱獄物には血が騒ぐんです。子供の時から、脱獄物の小説が大好きで、長じても、その手の映画や物語はワクワク度が違います、コーフンするんです(大笑)

 そして、陰湿なことに、もっと大好きなのが、「復讐!!」(大笑)、いや、素の私は、復讐するなんていうマメな人間じゃなくって、もっと享楽的に生きているんですよ、でも、復讐物語はたまりません。(映画の「ショーシャンクの空に」なんて、もう、脱獄と復讐が凝縮されているので、大大大大好き!!←へんだよな)

 シーズン4は、兄弟の復讐です。マイケルは、愛するサラを殺されたと思い、その復讐をしてやると心に決めます。でも、実はサラは生きています。じゃあ、復讐は?というと、FBIの秘密組織が絡み、父親の謎の死が絡み、なんだか脱獄した仲間と、兄弟とサラまで巻き込んで、大復讐劇が始まるのです、いやはや、現実には非常に平々凡々な生活で、そこそこ満足して暮らしているわけですが、だからこそか、こういう復讐物、好きですねえ。というわけで、またせっせとレンタルする日々が始まりました。ドキドキ、ハラハラ・・・

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とんび

とんび

 シゲマツワールドが進化しているなあ、と思うのは、これまで、故郷に年老いた両親(または片方)をおいて、東京(あるいは大都会)に出てきた息子、都会で大学に通い、就職して、結婚している息子から見た故郷、親を思う気持ちって、いうのを書いていたのが一般的だったのが、今回は逆。故郷に残る父親から見る息子を書いているところ、シゲマツワールド爆発です。

 まず、妻が妊娠して出産、大喜びするトラック運転手の父親。でも、子供が2-3歳の時に、子供をかばって妻が事故死。そこから父と子の生活が始まります。子供の寂しさ、自分の寂しさ、助けてくれるヒトのいい隣人たち。その親子関係。子供は、とんびが鷹を生んだ、といわれるくらいできた子で、進学校に行く。となると、大学では家を出て行くことになる。その寂しさ、期待、子供の希望をかなえさせてやりたい気持ち。

 ここから、子供はシゲマツさん自身に重なります。早稲田にはいって、出版社でアルバイトから就職、イニシャル入りの記事が雑誌に出るようになる。それを買う故郷の父親。ついに、女性をつれて帰省するという?ウチに泊まるのか?フトンを買おうかと悩む父親。その女性が、7歳年上で再婚で、子供が居る!?その子供は孫というのか?とまあ、うまい具合に悩み、理想的に納得し、家族を愛し、隣人を愛し、隣人に愛される無骨なオトコを書かせると、いやらしいほど、うまいシゲマツです。

 でね、この田舎のおじさん、妙におかしいんですよ。なんだか、極端で。それを読んでいるうちに、これって「時間ですよ」とか「寺内貫太郎一家」のノリにそっくりなんじゃないかと思い始めたんです。あれって、30年前?日本人のメンタリティは、まったく変わってないなあ、と痛感する一冊。うまいです。いやらしいくらいうまい、でも、ストンと単純に楽しみ、泣きたいとき、ラクですわ~。

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2009年5月16日 (土)

マンゴーヨーグルトババロア

 先日、季節のいちごで、いちごヨーグルトババロアを作りながら、これって、他のもので何がおいしいだろう?って考えたのです。ヨーグルトの酸味と合うフルーツね。

○バナナもいいかな(バナナヨーグルトドリンクってあるものね)。あんまり色が綺麗にならないだろうけどね。

○黄桃も、いいかな、綺麗な色になりそうだし。あ、もちろん缶詰が手軽だよね。

○マンゴーもよさそうだねえ。これももちろん缶詰がお手軽。

○メロンなんかどうかなあ、値段的にやりにくいなあ、缶詰って見たことないなあ。

 200903302114000 こんなもんだろうか?食品庫を覗いたら、一時マイブームだった、マンゴー缶があったので、いちごと全く同じように、バーミックスでガーーってやって、マンゴーヨーグルトババロアにしてみました。ヨーグルトを入れないバージョンは、これまで何回もやってきて、それはそれで濃厚でとてもおいしいのですが、ヨーグルトを入れるのも、さっぱり酸味があって、おいしいです。冷蔵庫にこんなババロアを並べて、なんだか、うれしいっ!(←単純!)

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忙しい日でも、おなかは空く

忙しい日でも、おなかは空く。

  平松洋子さんが、日経ウーマンに連載していたものをまとめたものです。忙しい働く女性(既婚、未婚は関係なく)が、おなかが空いて、くたくたに疲れて、あるいは、ほっとした週末、たまの休みに、あるいは家に帰って、お風呂入ってほっとしたところ、たとえば、トマト1個でも、ただ切るだけじゃなくって、塩をまぶして5分置いて、浸透圧で甘みを引き出すとおいしいとか、果物に唐辛子と塩をまぜたものをかけて食べると、気分は南国だとか、そういうちょっとした平松ワールドが描かれています。彼女の気分のいい、急須のことや、麻のフキンのことなど、あちこちで知る、彼女のお好みもあります。(私は、フキンにこだわってないけど)。

 平松ワールドが、雑誌のたぶん見開き分くらいで、1つ1つ手軽そうに、でも、ちょっと気分がよくなりそうに展開しているので、このくらいなら、いくつかならできそうだよね、で、かなり、気分がよくなりそうだよね、っていうネタが満載。すごく、目からウロコっていうのはないんだけどね(もう、平松さんの世界、いろんなところで見ているからね)。そうさ、誰々のため!なんて言わないでも、家事に時間も気力もかけられないでも、ちゃーんと別の仕事をしていても、こーんなちょっとしたことでお家ゴハン、お家ののんびりタイムが、もっと気持ちよくなるんだなあ、っていうことばっかり。そうだよね、手軽に気持ちよく暮らしたいね。うん。

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2009年5月15日 (金)

あわてていちごジャム

 小さくって、真っ赤ないちごが安くなってくると、一度はいちごジャムを作らねば!!と気持ちがあせります。私の個人的な感覚では、1パック200円以下で小さいいちごを見たら、作り時っていうイメージです。いくら安くても、大きい粒のいちごより、小さくないと、どうもジャムにしても大味な、水っぽい感じがしてしまいます。小さいと、ヘタを取るのが面倒ではあるんですが、季節のものですから、一回は作りたいです。200904120917000

 ただ、こういうイチゴを買ってくると、ジャムになる前に、ポイポイとお腹に入っていってしまう、というのが最大の問題で、ともかく、早くなんとか鍋に入れる、というのがポイントです。でないと、なんだか量がぐーんと減ってしまうのです。

 鍋にどんどんいちごを入れて、きび砂糖を入れます。あとはとろ火にかけておくだけ。何の技も要りません。4パック買ってきたはずなのに、鍋に入れたときには、2パックちょっとになってしまって、1瓶と少しにしかなりません(涙)

 あーあー。もう一回作るかなあ。

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切羽へ/100万回の言い訳

切羽へ100万回の言い訳

 賞をとった井上さんの本が、やっと順番が回ってきました。うーむ。

 静かな離島で、あるご夫婦(妻:小学校の養護教諭、オット:画家)のまわりに、新しい先生が赴任してきたり、本土の愛人が足しげく通う色っぽい女性教師の揉め事があったりする、という話です。

 切羽って何だろう?と思っていたら、トンネルを掘っているときの、その先端の行き止まりのことだそうです。行き止まりまで?限界まれ?いけるところまで?っていう意味です。

 この本と、続けて、唯川恵さんの「100万回の言い訳」というのを読んだのですが、などちらも新婚じゃない、数年たってる夫婦が主になっていて、その夫婦に何かが起こる、あるいは起こりそう、まわりの友人や夫婦に何かが起こる、起こりそうっていう小説です。その静謐さとか、全体を流れるトーンは、ずいぶん違うんですが、夫婦って何だろうと何度も何度も問いかけられる2作品です。

 前者が、とても潔く、美しい気分にさせるのに対して、後者はどこかわりきれない気持ちと、現実対応型で流されている気持ちが残るけど、いろいろある男女関係、婚姻関係に悩むというのは同じ。どこまで(切羽まで?)ともにする、あるいは相手のためにする覚悟があるんだろうか、それは男女でも、あるいは一生物と思っている友人でもそうだろうな、って思う。人間関係は利害関係じゃない、それは友人もオトコも、オットも子供も同じ。利害が一致しないからといって関係を断つだけの関係もあるだろうけど、全部がそうなのか?そういうことを何度も何度もつきつけられる小説です。

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2009年5月14日 (木)

凍りつく心臓

凍りつく心臓

 このブログにも時々遊びにきてくださるS子さんが、前にコメントくださったときにウイリアム・クルーガーの「凍りつく心臓」がいいですよ、と教えてくださいました。著者名、タイトルは、話題になった本なので知ってましたが(アンソニー賞とバリー賞のダブル受賞作品ということで話題になったし、たしか続編とか、その続編とか、保安官のコナーを主人公にしたミステリーが出ているはず。)そっかー、堂場さんを楽しんでくださったS子さんのお勧めなら、きっと私も楽しめるだろうと、手にとってみました。

 ある事件をきっかけに仕事を辞めて、ハンバーガ屋をやっている元保安官のコーク、弁護士でバリバリのキャリアウーマンの妻とは、別居。全然タイプの違う愛人も居る。この男が、ある判事の自殺と言われる現場を見て、違うんじゃないか?これには町のいろんな問題が絡んでいるんじゃないか、と疑問を持ったことから始まります。まあ、事件の謎解きにはなっているんだけど、このコークと、家族が、もう一度やり直せるか、どうかっていうところを描いているところも、興味深いです。愛人もいい人だけど、なんだか読者は、無気力になったコナーがもう一度、妻や子供たちとうまくやって、前向きになってほしい気持ちになっていくところが旨いなあ、と思います。最後は、なんだか、すこし光が見えてくるような終わり方で、続編ではそういうのも楽しみです。

 ミネソタ州っていうカナダに近い湖があるところを舞台にしているんだけど、すごく自然が美しそうで、サウナに入って、凍った湖の氷のわれたところに飛び込む、なんていうシーンがいっぱいあります。ひゃーーーすんばらしいところ!

*このコーク保安官シリーズは、「狼震える夜」、「凍獄の丘」「月下の狙撃者」、「二度死んだ少女」があるようです。実は順番がわかっていませんが(堂場さん、同様、コークシリーズ1、とか2とか書いてくれてないんですよ)いやはや、シリーズ物って次、何読もうかなあって考えないで済むのでいいわ(笑) 次いってみましょう!

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ル・クルーゼで鯛めし

 休日の朝、ぼうしかぶってお散歩してたら、小さいけど、目の綺麗な鯛に出会いました。なんだか目があってしまって、離せません。(たって、相手はすでに亡くなってますが)。小ぶりな鯛を1匹持って帰ってきました。

 さて、さて、これどうしよう!!

大きな鯛なら、エスニック蒸しみたいにしてもおいしいのですが(えーと、以前にもご紹介しました。2008年5月26日ね。

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_f198.html

 これは、大きくないと、なんだか淋しい。

うーん!と考えて、鯛めしにすることにしました。ご飯とまぜれば、小さな鯛でも、立派な一品!鯛に塩を振って、普通にグリルで焼きます(つまり、グリルに入るくらいの小ぶりな鯛です)。

 お米の上に昆布を乗せて、焼いた鯛を乗せて、味付けした水分を入れて、ルクルーゼで炊きます。(うちの炊飯器の直径より、鯛が大きかったからです。入れば炊飯器でももちろんできます)

  ルクルーゼでご飯200903222041000を炊くと、ほんとにすぐ炊けます。あっという間に、ちょっと軽いおこげのある鯛めしになりました。そのまま、どかんとテーブルに出して、鯛をほぐしながら、食べます。おいしい!!なんだか、小さな鯛が、十分なごちそうになって、ニコニコです。

 鯛めし、おいしい!

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2009年5月13日 (水)

おくりびと と おくりびと

おくりびと

 おくりびと

映画は賞をとって、大ヒットしましたね。見たいと思っていながら、見逃していました。まあ、映画の方は、DVDで見ることになるんだろうなあ、と思っていたのですが、主演の本木さんが、原作本を読んで感銘をうけて、映画化したいとずーっと考えていた、というので原作本を読んでみたいと思っていました。

 通りがかった駅中の本屋さんで、文庫があったので、パっと買いました。読んでいるうちにわかった!これは原作じゃあない!!違った!!ノベライズ版じゃん!!ありゃーーー!!つまり映画のストーリーがそのまま簡易な小説になっているだけで、原作本じゃなかった!

 映画(配役は実は2-3人しか知らないんですが)を想像しながら読みました。

 映画のストーリーとしては、うまくできているなあ、って思います。早くDVDを見たくなりました。

 新作のDVDなので、回転が速いのですが、なんとか借りることができてみることができました。ノベライズ版を読んだばっかりだったので、ストーリーはそのまんまなんですけど、なんていうか、映画の方が1万倍くらいいいんです。なんだかノベライズ版を書いた方に申し訳ないですが、心境とか文章で書いてあるのですが、それがあまりにも浅薄で、映画の方が、ずうーーっとずうーーーっと彼の挫折、苦しみ、なんだか再生する気分を丁寧に書いているなあ、って思います。出ていった父親を恨んで憎んでいるのに、死顔を見て、きれいにしている間に、許す気持ちがわいてくるところとか、なんだかとーってもいい映画でした。

 本木さんって、美形の人っていう印象があったのですが、ちゃんと年をとって、おじさんになって、いい具合に崩れてきて、いい俳優さんになったなあ、となんだか妻にちゃんといろいろ言い出せないで(高い楽器を買っちゃったことととか、納棺の仕事についていることとか、)、ちょっと眉毛を下げて困っている顔を見ながら、「あー、男って、こういう情けない顔するんだよなあ」と思いながら、再評価。ただねえ、奥様役の広末さん、なんだかハンパな年齢なのかもしれないけど、かわいさで売れる年齢でもなく、普通の主婦役には、なんだか不自然さばかりが際立って、違うんじゃないかなあ、普通のしっかりした奥さん役には別の人がよかったんじゃないの?みたいな気分になりました。ま、これは好みなのかな、前からなんだか宇宙人みたいな人って思ってましたから(顔の中心部が異常に隆起してるからかも、いや、鼻が高いっていうんでしょうかね)。お好きな方にはお好きなのかな。

 原作本って、なんだ?読んでみたいぞおお!!

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いちごヨーグルトババロア

 先日、いちごを軽くつぶして牛乳で固めたいちごババロア、うちのオトコ共は、こういうの大好き!気がついたらありません。

あたし、1個しか食べてないうちにないんですけど!!

「あたし、1個しか食べてないよ!!」「アナタは何個食べたの!?え!?正直に言いなさい!!」と詰問しまくってます。もう、蓋に名前書くぞ!200903281346000

 まあ、いちごは、お安く売っているし、簡単ですので、季節のうちは何度も作りましょう。今回は、ヨーグルトがいっぱいあったので、ちょっと入れて、酸味のあるさっぱり味にしました。マッシャーで潰してもいいですけど、バーミックスでガーーー!ってやってみました。少し、粒が細かめです。

 蓋2つに、「R」と書きました。これだけは、あたしの分!!食うなよ!!

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2009年5月12日 (火)

ダブルファンタジー

ダブル・ファンタジー

 このブログで村山由佳さんを検索してみると、10冊以上がひっかかってくると思います。彼女の本は、たぶん、ほとんど読んでます。映画にもなった、天使の卵シリーズ。なける本として、世間ではいろいろ他の本が取り上げられているけど、私は、こっちがピカイチだと思っています。なくための本じゃ、決してないんですけどね。ファンが「おいコー」というシリーズ10冊になっている「おいしいコーヒーの入れ方」、カレンとショーリがわかる人は、わかる、というシリーズ。他の小説もありますが、彼女がオットさんと鴨川の山の方で、たくさんの動物と畑で暮らしている様子を書いている「海風通信」「楽園のしっぽ」(えーと、2006年5月14日にご紹介してます)も大好きです。

 ところが、彼女が心機一転、性愛を描いた本書を発表すると同時に、現在都内の下町に一人住まいという報道が先にありました。オットさんと動物と畑はどうなった?ということは実はよく知らないのですが、この本を読むと、まあ、マスコミ的には性愛小説、というのかもしれないけど、私には、自由と独立、そしてそこには、孤独が背中にはりついているのに、そうしなければ居られない人間の悲しさと強さとたくましさを描いた小説に思えます。

 30代半ばのシナリオ作家の女性は、埼玉県の山の方に、仕事をやめて女性のマネジメントに専念しながら、600坪の家庭菜園とともにオットと暮らしています。彼への性的不満もさることながら、物を書く人間として、彼に管理され、彼の意見を取り入れながら、売れるものを書いていくことが息苦しくなってきます。そのとき、大御所の演出家との恋愛、肉体関係、違ったものを書き、挑戦していきたい脚本家としての気持ち、そんなものと、いろいろな男性との関係、彼女はオットとの生活を捨てて、ベイエリアにマンションを借り、違うものを書きながら、仕事でも新しいチャレンジをしていくようになります。その間の、精神的な葛藤、オットのとまどい、ひきずる母との関係、新しい男性、次の男性。もちろん性愛がすべてじゃないけど、かなり象徴的に書かれてはいます。これまでの村山さんの小説にはなかった展開で描写です。

 村山さんご自身が鴨川を出られて、動物たちとの生活をやめたことと、この小説がどこまで一致するのかは全然存じ上げません。でも、書くものについて、チャレンジングに、新しい試みをやっていきたい、そのためには、(この小説の主人公は)、大きな痛みをもって、オットとの生活を捨て、大御所演出家との別れもあり、つらいこともいっぱいありながらも、苦しみながら作品を書いていきます。その覚悟、そのどうしようもない自由と独立を求める姿、ものすごい孤独感との抱き合わせだということがわかりながら、安住していられない姿、そこに彼女の覚悟を見る気がしました。あたらしい、村山由佳が始まったんだなあと思います。

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24 リデプション

24 TWENTY FOUR リデンプション

 あの、ジャックバウアーの24シリーズ、シリーズ6まで見ている方って、多くはないと思っていたけど、シリーズ7が今秋に(?)上陸するのに、ファンをつなぎとめておくため?りでぷションっていうのがレンタルされました。これが借りれない!?なんで?みんな、そんなにシリーズ6まで見てるの!?

 というわけで、なかなかこの2時間ドラマみたいな(実際はある日の午後3時から5時っていう設定、アフリカからアメリカにジャックが帰ることになったいきさつなんだけど)2時間、ジャックを忘れないでおいてね、もうちょっと待ってねの、リデプション、やっと借りることができました。

 しかし、ジャックの人生って、ほんとに慌しい。子供が自分のリュックをあさって、何かをくすねようとしているのを発見し、襲ってくる人を数人殺し、つかまり、痛めつけられて、反撃し、子供を連れて逃げて、その道中に何人か殺し、友人と別れ、友人を失い、大使館で拘束される、こんな、私の人生には、まだ一つも起こってないような、1つでも起これば、もうたーーいへんなことが2時間にいくつも起こる!何人のテロリストを殺した?殺されそうになって、逃れ、後手にしばられて、ヘリに乗る。なんだか、すごい2時間、ずーっとこんな感じで行きていられるんでしょうか?と感心することしきり。ともかく、相変わらずなジャックの人生。

 さてと、秋まで楽しみに待ちましょう!!

おっと、その前に、プリズンブレイクのシーズンⅣ、なんだか予告が入ってましたが、最終シーズンだそうです。サラ(マイケルの恋人、殺されたはずだけど)は生きてるの?あー、また忙しくなっちゃうわ~!!

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2009年5月11日 (月)

伊予ケ岳と富山

 私は関東平野の西の方で生まれ育ち、ずーっとまあ、西側で暮らしているので、東側はどうもよく知りません。千葉、茨城、福島あたりにも、いろいろ山もあるようなのですが、どうも、でかけるというと、山梨、群馬、長野方面になっちゃっています。東側も少しずつ開拓したいです。

  房総半島の富山というところにある、富楽里という道の駅、なんだか、新鮮なお野菜やお魚が豊富という話を聞いていて、行ってみたいと思ってました。日曜日の午後の予定が、キャンセルになったので、どこか行こうかな、と思ったときに、あ、そうだ!行ってみたいと思ってたんだ。と思い出しました。ここね。

http://furari.awa.or.jp/

 しかし、なんだか、首都高と、アクアラインと、館山自動車道を払って(今、アクアラインは1000円だけど)、ただの買い物か?という気もしたのだ。買い物に行くために、そこまで行く自分というのも、なんだか納得できなくって、そんじゃあ、ハイキングのついでに買い物にすれば・・(どっちがついでかということはおいておく)と近くの山も調べていってきました。

 まず、富楽里でお魚や野菜をしこたま買って、持参したクーラーボックスに入れて、当初の目的はちゃんと果たした後、

伊予ケ岳に上りました。標高336メートル(笑)、かわいい山じゃん!!と思って登ったら、時間こそ、1時間くらいなんですが、変な形の山なので、最後がすごく急で、あれまあ、たいへんという急場が続き、鎖場まであって、なんだか、思ったより、本格的な山気分!

 こんな形です。http://www2s.biglobe.ne.jp/~DSN80012/h9904001.htm

 汗びっしょりになって、頂上!いやはや、周りに高い山がないので、360度、ぐるーーーっとすごーくよく見えます。海も、東京も見えます。ひゃーー!!期待以上の山気分!336メートルでこれかあ、すごい!!この季節、千葉県は結構山深いのですが、濃い緑と、淡いまだ、若い緑がまざって、なんだかとってもきれい!大満足の景色です。途中、シロツメクサがびーっしり咲いていたり、レンゲ草がいっぱいだったり、なんだか、とっても懐かしい景色がいっぱいです。気持ちいいなあ。200905101214000

 お昼を富楽里の2階の漁協がやっているレストランで食べて(お刺身がでかい!!)、腹ごなしにもう一つ、富山(とみやま町ですが、山はとみさん、というそうです)に登りました。これも、350メートル弱、かわいい山なれど、緑がふかくて、鳥の声、花がいっぱい!

 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~tamu/8tomisan.htm

 何年か前に皇太子さまが登ったらしく、やけに階段が整備されすぎてる山ですが、景色は、350メートルとは思えないほど、よいです。

 また、大汗かいて、2つめの山のぼりをしました、300mくらいの高低差ですが、2つ登れば600m、まあまあな山のぼりじゃない?(笑)200905101526000

 暑い日だったので、すっかり汗だくになってしまいました。富楽里のインフォメーションで、「汗流したいんですけど」と聞いて、教えてもらったグランビュー岩井の、12階の展望風呂(500円、前面が海!)で汗を流して帰宅しました。(http://www.grandview-iwai.com/

 岩井駅という内房線の小さな駅(夏は海水浴でにぎわうんだろうなあ)の小さな町ですが、なんだか、緑が深くって、海がすぐそばで、海岸線が長い。そんな街でした。

 アクアラインをわたると、すぐ。近場で、山登り、温泉、そしていっぱいのお魚のお土産、結構充実した近場旅。昼は、漁協のお店でお刺身、夜は、買ってきたいさきとあさりのオーブン焼き!というおいしい、楽しい休日になりました。200905102057000

 しかし、夏日だという暑さの中、山歩きしちゃったので、すでに日焼け・・・・

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甘夏ピールとレーズンのパン

 先日作った、甘夏のピール、食洗機できれいにした瓶に2瓶いっぱいになり、ちょっとだけ余ったので、適当な容器に入れてあります。こいつは、即使っちゃわないとね、ということで、ピールとレーズンを入れたパンにしました。マフィンでもおいしいけどね。

 少しだけ、全粒粉を入れて、ピールとレーズンを途中投入します。我が家のHB

君は古い機種なんで、レーズン投入ブザーなんてないんですけど、最初から入れちゃうと全部くだいて、黒いパンができちゃう。まあ、適当なタイミングで(つまりちゃんと決めてないってことだけど)、いい加減な量の具を入れて、いつもの通り生地にしてもらいます。あとは、丸めて二次発酵→焼成。なんだか焼いているときから、ピールの香りがしていい匂い!200903260542000

 今度は、マフィンか、ケーキを作りたいなあ。

*先月、いや、先々月、お友達のDちゃんに久しぶりにお会いしました。彼女には、お正月明け頃、頂き物のお礼に、いちじくパンを試しに召し上がっていただいたのです。「あれから、いちじくパン作っているのよ」とうれしいご報告。「でも、丸めるの面倒だから、食パン型なんだけど」とおっしゃいます。ほおおお!!なーるほど、ただ生地に全粒粉と、いちじくを入れて、ほっておけば食パン型のいちじくパンになりますね!そっかー!そういう発想ありだなあ!と感心しました。あたし、頭固いなあ、って思ったときです。ピールパンだって、四角くてもいいはず!

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雪白の月

雪白の月

 この人の本、デビューは「辞めない理由」、そして2作目が「ブックストアーウオーズ」、どちらも楽しませていただきました。

 えーと、両方ともご紹介しています。

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_9537.html

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_2dcf.html

彼女は1959年生まれ(ほぼ、同年代、このごろ、ほぼ範囲が広くなった気がする)、デビューが2006年、え?47歳でデビューですよ。自分が編集者でワーキングマザーで、っていうのを書いたのが一冊目。本関係で、書店の話を書いたのが2作目。

 今回は、42歳の女性編集者、雑誌から単行本に異動になった。義母と同居、16歳の高校生の娘が居る。鉄道模型が趣味のオットも居る。家事を手伝ってもらうために同居したため、遠距離通勤で大船から神保町に通っている。その42歳、が8歳年下の男性とする恋愛の話。

 なんだか、かわいそうなくらい、仕事と家庭でいっぱいいっぱいでがんばっている女性。子供が難しい年頃になってきて、手はかからないけど、気持ちが通じないようなもどかしさを抱えている。オットともそう。だって20年も夫婦しているし、義母も居るし、お互いが自分の世界で、都合よく暮らすことになれてきている。そんなところに現れた35歳の男性。

 こんなこと言うとなんだけど、実によくわかる展開。彼女のいっぱいいっぱいのところを、なんだかもうちょっと力抜いていいんだよ、楽しんでいいんだよ、がんばってるじゃん、もう少し楽に楽しみなよ、って誰も言ってくれなかったこの16年がよーくわかるだけに、せつない恋に泣けてしまう、そんな一冊。

そして、彼のために、って別れていく気持ち、つき進めない気持ち、それもわかる。42歳だもん。22歳じゃないんだもんなあ。うん、うん。一気よみ。この人、多作じゃないけど、ずっと見て行きたいなあ、と思う本です。

 夜遅く読み始めて、本を閉じることができないで読み続けて、読み終わって、あーあー読んじゃったよ、と言う私に、オットが「そんなに面白い本なの?」と興味を示したが、「うーん、あなたにはわからないだろうな、42歳の女性の恋愛の話、たぶんあなた向きじゃないな」とお勧めしなかった。だって、そのいっぱいいっぱいの女性の心のこと、わからないだろうからさ、アタシみたいに切なく思えないだろうと、どこまでもノーテンキな男には。

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2009年5月10日 (日)

さよならの扉

さよならの扉

 大好きな平安寿子さんの新作です。いや、もう入手した瞬間から、すべてをやめて、この本を読みたくなります。

 53歳、大手不動産会社社員、娘2人、妻48歳の男性が、末期がんの余命を受けて5ヶ月で亡くなります。このネタ、某S氏だったら、家族の絆、友人や知人との物語でたーーーっぷり、500pくらいかけるネタだと思うのですが、平さんですから、最初の数10ページで、彼はさっさと亡くなってしまいます。この5年間つきあったという愛人?コイビトの名前と電話番号のメモを妻に渡して。

 葬儀のあれこれ、法事だ、納骨だと終わった妻、娘2人は元の生活に戻っていきます。さて、そこから、この面白い未亡人と、愛人(45歳、弁護士事務所勤務、独身)との付き合いが始まります。オットのことを話す相手として、よく知っている、という共通点を持つ、2人のあれこれがはじまります。

 うはは・・・この妻と、愛人、性格が全然違うんだけど、どちらもありそうで、どちらも変でとーっても面白い。ほぼ同年代なんだけど、まったく違う環境にいて、オットという存在がなかったら(そして、すでにないわけだが)付き合わなかった2人、お互いを変だと思いながらも、徐々にいいところを感じるようになる40代後半の女性2人の物語。笑えるし、しんみりするし、なんだかせつない。

 そして、なくなる人と、生きる人、なんだか、姿は見えないけど、つながっているような気がしてくる。最後に平さんが、いいます「死が2人を分かつまで、なんて、キリスト教のけち臭い(大笑)こと!!」って。そうそう、けちくさい、けちくさい!!(爆笑)

「さよならの扉に鍵はない。どうしようもなく絡み合った人生は死をもって*しても*切り離せなく、扉をあけて何度も出入りを繰り返す」って!!わはは、これは、平さんが、初めて死を書いた、そして生死を越えてつながる、強いあたたかい、たくましい人間を書いた小説。

 大好き!!平さん!!!

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甘夏のピール

 今年は、甘夏を注文したのが、とても遅くなってしまったので、全体が遅れている私の甘夏仕事です。先日、マーマレードをやっと作って(4月11日のブログ見てね)、今度は、ピールだなあ、と思っておりました。

 私、年始に右腕を痛め、その後、ずーっと右ひじの具合がよくなく、手をたくさん使う仕事は控えめにしていたいんです。整形外科にも行ったし、毎日の治療にも通ったし、スポーツマッサージも行ったし、あれこれあれこれ、やっているのですが、ちーっともよくならない。医者の友人に言わせると

「それは、ババア病だからね、完全にはよくならないよ」だそうです。えーーん!!(号泣)

 右ひじの一部で、下腕の上側の筋を支えているところが、炎症しているらしく、筋を使う動作がとても痛いのです。雑巾絞るのとかが痛い!雑巾は絞らないのですが、台ふきんくらいは絞りたいのですが、これができないんですよ。ほーんと老化って不便です。

 200903221131000 というたくさんの言い訳をしているのは、ピールのために甘夏の裏の白いワタを取るのが嫌だ、いや、痛いのです。と、さんざんうちで愚痴って、オットにやってもらうことになりました(やった!)。私はいつも、皮の裏をそぎそぎして、それから水につけるのですが、彼はまちがって先に水につけてしまいました。それじゃ、そぎそぎがしんなりしちゃってやりにくいんじゃない?ところが、ずーっと水につけておいたら、白いワタが、なんだか、はがれるんですね。あれ?そのやりかた、なかなかいいかも!というわけで、白いワタが、水をすって、膨張したところをはがしてしまって、意外と簡単にとれたようです。はがした皮をしばらく水につけて、しんなりしたあと、細くカットして、2-3度ゆでこぼします。あとは、砂糖を加えて煮るだけ。

 私のピールは、あんまり砂糖まみれじゃない、薄味のピールです。このまま食べてもたいしておいしくないけど、パンやケーキ、マフィンや、ホットサンドに入れると、とてもいい香りの加工用のピールです。保存のためには、がちがちに砂糖まみれにしちゃう方がいいのですが、この季節だけのお楽しみということで、2-3ヶ月で使いきることにします。そんなピールが2瓶、これでも甘夏の皮6個分です。今年は、このくらいかな、ちょっと少なめのピール仕事でした。

 生協の配送で、「日向夏ちゃん」っていう日向夏の皮のピールのお菓子があるのをご存知ですか?砂糖で合えたお菓子ですが、これが香りといい、ちょっと苦味があるところといい、とてもとてもおいしいんです。ちょっと小さい袋で、たしか120-130円!見つけると必ず買います。皮という廃品利用の、すばらしいヒット食品だと思うのです。あれ、作ってみたいなあ!

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2009年5月 9日 (土)

長いもの肉じゃが

 うーん、長いもの肉じゃがって、自己矛盾しているよね、肉ながいも、が正しいのだろうけど、それじゃ全然、なんだかわからない。つまり、肉じゃがのじゃがいもの変わりに、長いもを使っているっていうだけなんだけどね。

 長いもって、煮ると、妙なほくほく感が出て、不思議な芋だなあ、って思うのです。じゃがいもとはまた別の、さくさくとほくほくのミックス感。もちろん、千切りもおいしいし、すりおろしもおいしいけど、こういう加熱調理の食感も好きだなあ、と思うので、肉じゃがならぬ、肉ながいもにしちゃうことがあります。お肉なんて、ちょっとでいいし、牛肉でもいいけど、豚肉でもいい。鶏肉でもいいだろう、くらいのいい加減さ。200903222046000

 ピーラーで皮がむけちゃうのも、輪切りにしてザクザクでいいのも簡単。あとは、しょうゆとみりんの鍋に入れてほっておけばいいだけ。火の通りもなんだか早いし、サクサクほくほくと不思議においしい。

 長いもって不思議な芋だなあ、粘りはどこへ行ったんだろう。

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銀のみち一条(下巻)

銀のみち一条 下巻

 即、下巻に突入です。登場人物が出揃い、状況が明らかになったところで、彼らと時代が動き始めます。それまで炭鉱夫の労働環境、命なんてかるんじられていて、事故で多くの人がなくなったり、あるいは坑道が埋まったりしてしまってきたのですが、埋まった坑道で掘削することが大きな利益をもたらすことがわかってきます。でも、その坑道は危なくって誰も入りたくない。

 そんな状況から、炭鉱夫の待遇改善、雇用形態の変革なんてことにもなります。その中で、登場人物が生き生きと動き始めます。

 玉岡さんは、人は何のために生きるのか、どういう選択をすべきなのか、人を大事にするっていうことはどういうことか?女性は?男性は?何度も何度もつきつけてきます。炭鉱問題で、医者の娘の結婚問題で、父親を亡くした炭鉱長屋の娘の将来で、その娘が身請けされた手配師の家で、私たちは何のために生きているんだろう、やり直すことはできるんだろうか。いろんな登場人物が、さまざまな人生の岐路に立ちながら、何度も何度も考え、やり直していきます。

 炭鉱夫が、女郎に売られた女性が、文学を目指して挫折した青年が、悩み選択していく様は見事です。人間の可能性を、人間の優しさを、人間の強さをちゃんと描いていると思います。いやはや、よかった下巻です。

 個人的には、玉岡さんの代表作になると思うんですけどね。よかったわ~!!

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2009年5月 8日 (金)

スペアリブの梅干煮

 そろそろ暖かくなってきて、私のまとめ加工、つくりおき、総作業量抑制、食品加工業も、工夫しながらやらないと、あ!傷んじゃった!という季節になりました。毎年、春になって一度は、冬場の感覚でいいかげんなことをやっていて、ぎゃーー!失敗!ということをやらかします。注意、注意!!

 梅干し煮っていうのは、味はもちろん保存にとっても便利なわざで、臭みのある食品加工にしばしば登場します。特に、圧力鍋っていうのは、匂いがうまくとばないときがあるので、香りのある味付けなんかが重要だなあ、と思っております。

 スペアリブの梅ボシ煮、平野レミさんに教わった料理ですが、我が家の定番中の定番、スペアリブがお安くなっていると、これになることも多いです。スペアリブって焼いちゃうと、骨離れがよくなくって、お年寄りや小さい子供には食べにくいのですが、煮ると、骨離れがよくって、万人に受けます。

 圧力鍋なら煮るのもすぐです。一度、ゆでこぼした後、梅ボシとしょうゆとお酒、砂糖で煮るだけ。小さくなっちゃうので、できるだけ大きめのスペアリブを使ってください。ネギだとか、ししとうだとか、おくらだとかも突っ込んでしまえばいっぺんにできちゃいます。200903232309000

 ジュージューと、焼いたスペアリブも豪華だけど、それは休日のお楽しみ。作りおきはできません。でも、煮るものなら、別の日に、キッチンに居るとき、ガスの口が空いてる時に乗せておけばいいだけ。遅くなっても、帰宅後、すぐに食べられます。梅ボシがほっくりお肉をおいしくしてくれます。これからは、保存性のいい、そんなおかずばかりが平日に並びます。

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銀のみち一条(上巻)

銀のみち一条 上巻

 玉岡かおるさんは、「天涯の船」「お家さん」「をんな紋」など、歴史的な要素を取り入れて(そして、彼女のご出身で、今でも暮らしていらしてこだわりの深い、播磨という土地を背景に)、女の一生物を書くという点で、優れた歴史小説家だと思っています。この3冊(どでも長くって、それぞれ上下巻ありますが)は、時代と世界を大きくまたにかけた壮大な小説で、時空を越えてワープできる楽しみの大河小説です。

 えーと、ご紹介したのは、このへんです。

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_49db.html

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_b5e4.html

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_d346.html

 彼女の最新作は、やっぱり播磨に近い、生野の銀山を舞台にした大河小説です。今回は、新しい試みとして、女の一生物というだけでなく、男性(銀山の炭鉱夫である雷太)も登場させて、医者の一人娘、炭鉱夫、彼の隣人で炭鉱長屋の娘、など複数の登場人物の人生が交錯する旨い小説になっています。

 そして、彼女の優れたところは、ただの個人の登場人物を描くだけでなく、そこに時代が動くのを明確に書いていくことです。この本では、銀山の炭鉱で、フランスの技術を取り入れた掘削方法を導入することになる変化や、炭鉱夫が、口入屋(手配師、そこで搾取が行われている)を通してではなく、銀山から直接雇用される仕組みに変化させることで炭鉱夫の権利や、労働環境を守ろうとする動きなどを絡めて、そこでの軋轢、騒動、そして炭鉱事故で大黒柱をなくした家族とその境遇のこと、助け合う炭鉱夫たちのこと、そういうことをちゃんと描いています。播磨地域にこだわり、播磨の郷土史をたぶんずいぶん勉強されて、それを小説の中に取り入れて、喜怒哀楽満載の大歴史小説にしている、その手腕、今回の登場人物の輻輳化で、さらに旨くなったなあ、と思わせる作品。上巻は一気読みです。個人的には、もっと評価されてもいいのになあ、と思う作家さんです。さ、下巻行って見よう!

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2009年5月 7日 (木)

連休のお土産

GWが終わりました。あ、あと2日の平日を休みにカウントして土日までっていう方もいらっしゃるかもしれませんが、私は当然仕事です。家族も仕事にガッコウに、なんだかすっかり日常モードです。皆さんのGWはいかがでしたか?

今回の連休、後半、お天気がちょっと下り坂になったものの、だいたい春~初夏にかけてのとても気持ちのいい季節を楽しめた、なんだか、日本の自然も捨てたもんじゃないなあ、と思うようなGWでした。

 花がいっぱい先、木々の緑も明るく、鳥の声、気持ちのいい風、山々、アタシ、やっぱり山好きだな、と再確認。海も好きだけど、山好きだなあ。

 高速道路が1000円だとかで、未曾有の大渋滞?といわれたようですが、渋滞を避けるために早め早めに行動する、という一般的な行動パターンの逆、つまり何でも遅め遅めにしたために、渋滞にはまったくあわず、ニュースを見てびっくりするばかりです。軽井沢でも、5日午後から車がすきはじめ6日午前には、もうひそーーっと静かになってしまいました。6日の夕飯まで軽井沢で食べて帰京すれば、すーいすい、ブレーキ踏まなかったよ、みたいなあっという間の帰宅でした。

 しかしねえ、この1000円高速、まずもって、ものすごくエコに反していると思うのだ。だって、ニュースなんかで「1000円だから行かなきゃソンかなと思って」とおっしゃってる方が居る。なんで?行かなきゃソン??この発想が全然わからない。行きたいところで、高速代が高いから躊躇してたようなところがあったとしたら、それはチャンスかもしれないけど(というところが、アタシにも実はあります。いや、連休には行きませんけど、こんど行こうと思ってる)、そういうんじゃないでしょ?行かなきゃソン→だからどこか行こう、と有名ところや、なんだかものすごく混むところに行く。並んで、何かを買ったり、食べたり・・・わからん、この発想。

 軽井沢でも、旧軽の一部分と、プリンスのモールのあたりは、ひどかったようです。でも、絶対に、プリンス通りには入らないようにすれば、山の方は全然誰もいません。有名ところのレストランは混んでいるらしいですが、昔っからある、地元の店は変わりません。山なんて、全然人が居ないし、鳥や花がいっぱい。なんで、人のいっぱいいる、そして、都会でもあたり前にある店しかないモールで、人を見にいくんだろう??

 浅間山のふもとという大自然で、ものすごくきれいな広大な森と山を抱えている軽井沢。浅間山が登れないものだから(噴火するから登山禁止)、自然がとても残っているんですね。黒斑山から浅間を見ると、人が入らないので、鹿なんかもよく見える。動物たちの天国になってます。そんな自然のきれいな、山と緑のきれいなところなんですよ。でも、人にたずねられるのは、アウトレットモールのことや、おもちゃ王国のこと、なんとかいうちっぽけなテーマパークのこと、せいぜいがレストランのことばかり。レストランは少しは知っているけど、あとは全然行ったことすらない私は、とーっても変わり者みたいです。ちがう魅力がいっぱいあるんだけどな。

 というわけで、1000円だから、どこか行かなきゃ、その分、買い物したい!という気持ち、全然わかりませんっていう私は、実はお土産がありません。いつものお気に入りのヨーグルトと野沢菜を2つずつ買ってくるという地味な生活。

 今回は、いろんなところを、ずいぶん歩いて、たくさんの木や花に出会ってきた中で、お土産は、これ。さくらんぼ。桜の木のある種類がさくらんぼになることはもちろん知ってたけど、なんだかお高い、さくらんぼが、こーんなに普通にある桜になるとは思ってなかった。あれ?これ、さくらんぼ!?なんて話していたら、偶然、ご近所の方がいらして、「毎年、いーーーっぱいなるのよ、手入れしないからすっぱくって、人間は食べないけど、鳥がいっぱいくるのでそれは楽しみなの」と教えてくれました。

 さくらんぼ→食べなきゃ→すっぱければジャムでも?とすぐ食料確保を考える私に比べて、鳥が食べにきてくるれることを楽しみにするなんて、なーんて余裕のある(笑)、すばらしい!!「うわーーーいっぱいなってる!!」と見上げていると、折れた枝だけど、と小さい枝をくれました。かわいい赤い実がついて、なんだかとってもかわいい。喜んで、小さな花瓶に刺して、赤い実を楽しんでます。200905051022000_2

*一つつまんでみましたが、いやはやすーーーーっぱいっ!!

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コーヒーシフォン

 先日、抹茶シフォンを作ったところ、ひさびさのふんわりケーキだったので、なんだか好評であっという間に食べてしまいました。えーと、4月23日ね。

 なーんだ、シフォンケーキもおいしいわねえ、とタマゴが豊富にあることもあって、また作りました。今回は、コーヒーシフォン。

 ずーっと前、コーヒーシフォンを作ったときに、濃いコーヒーを加えたつもりだったのだけど、ケーキ全体に伸ばされたらあんまりコーヒーの味がしなくなっちゃった、ということがあったので、今回は、これでもかっ!っていうくらい濃いコーヒーを入れることにしました。となると、ドリップは面倒なので、メッタに使わず(コーヒーゼリーとかお菓子のときだけに使う)しけてるインスタントコーヒー(笑)、しけてくっついているのをガリガリと崩して、濃い液体にして、入れました。

 あとは、以前に何度も書いているように、量りなしの簡単シフォン。コーヒーを濃くしたせいで全体が黒くなってしまいましたわ。200903212009000

30代頃まで、コーヒーを飲んで眠れない、なんてことは全然ありませんでした。寝る前まで飲んでいても、何の問題もなかったです。ところが、40代に入ったころからでしょうか。夜、コーヒーを飲むとうまく眠れなく感じることが出てきました。眠いのに、なんだか眠れないというのは、とても気持ちが悪いもので(眠くないなら、問題ないんですが)、だんだん、夜のコーヒーを避けるようになりました。いいレストランに食事に行って、おいしいデザートには、やっぱりコーヒーが合うと思うのですが、それができなくって、なんだか、デザートとコーヒーという楽しみが半減しました。もちろんデザートも好きなんですが。

 コーヒーシフォンも夕食後に食べるとまずいなあ、なんて思うようになりました。朝食べるかな。

 お友達のMちゃんがおいしい!とお勧めのレモンシフォンも作りたい!でも、まだ国産レモン、入手できてない!

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あなたの獣

あなたの獣

 いやはや、切羽へ、が手に入らなくって次の本を先に読めちゃった。

 櫻田というなんだか、つかみ所のない男のことを書いた10の短編からなっています。著者がいろいろ手法を試してみようと思ったのか、新しい人物の書き方になっている本なんだけど、櫻田という男がなんだか、ふわふわして、実によくわからない(人間関係も仕事もすることも)男だからなのか、あるいは描く手法のせいなのか、はたまた私がこういうふわふわした男(だけどなぜか結構もてる)が好みじゃないのか、全然魅力的に見えなくって、この男がなんだっていうんだあああ!!という気持ち満載になって、その気持ちにうんざりしてしまった本。だめだわ、あたし、こういうの。でぐったり。

 こういう男が好きな人にはいいのかもしれないけど、あたしは絶対に付き合いたくない、友達にもなりたくない。ダメ。

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2009年5月 1日 (金)

お休みのお知らせ

 GW真っ最中ですが、皆様いかがお過ごしですか?私の今年のGWは、特別なことが全然なく、カレンダーの赤い字の通りに休み、あとはひたすら仕事をし(今年は、兵庫県のある事業化サポートを、今年いっぱいすることになりました。兵庫県!近いようで遠いです)、ジムに行ったり、食事に行ったりするくらいです。

 去年、4月の末に肉離れをやって、GWの山が全滅、ひたすらお散歩、温泉、昼寝なんていう休みだったので、今年は少しでかけてこようということで、赤い字の間だけ、軽井沢に行くことにしました。お天気次第ですが、軽く山あるき、滝に行ってクレソン採取なんかもできたらいいなあ、と思います。

 なんだか4月からの新システムで超多忙な平日を送っているオットは、ひたすら寝ているのかもしれず、となると、アタシもつきあって、昼寝しているかもしれないので、さっぱり具体的な計画はないのですが、とりあえず、ブログは赤い字の間、お休みします。

 いつ帰ってくるのかもよくわかってませんが、次の更新は7日ってことで、数日お休み。

 皆様、たのしいGWをお過ごしください!

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いわしの青海苔てんぷら

 生協で、小さいいわしの開いた冷凍が来ました。これ、どうしようかなあ。蒲焼でもいいし、天ぷらでもいいしなあ、と考えていて、思い出しました。もう2年くらい前になります。高校生だった息子が、学祭の実行委員をやっていて、終った後に30年分?の青のりをひきとってきたことを。当時は、あれこれ、あれこれ消費しようと工夫もしたのですが、

 えーと、このあたりに、書きました。2006年11月10日、もうずいぶん前だなあ。

http://ryosroom.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_2acc.html

あまりの量で、途中で挫折したまま、ジップロックに入って腐らないので、そのまま放置されています。時折、やきそば、お好み焼きのときに使われてますが、そのくらいでは全体量にはまったく影響がないくらいの量があります。(あの頃、一人暮らししていた友人が、お米や、タマゴなどを大喜びで引き取っていたといいます。高校生でひとり暮らししている学生が、何人か居たのですね)

 いわしは少しそういう香りのあるものと一緒に天ぷらにする方がおいしいですね、久しぶりに青のりを出してきました。ちょっと色の鮮やかさが落ちたかもしれないけど、相変わらず、いっぱいあります。両面にまぶして天ぷらにします。といっても、たいした量は使いません。200903212026000

 この青のり、ムスコが家を出て行く時に渡そうと思います。それまでどのくらい減っているでしょうか。いわしの青のり天ぷら、なかなかいい香りです。

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被匿

被匿

 あー、順番メチャクチャに(メチャクチャにしか入手できてないから)読んでいる鳴沢了シリーズ。これはたしか6巻か7巻くらい(全9巻なのだ)。

 刑事としては、一匹狼を貫き、罪を深く憎んで、そのために祖父や父(三代とも刑事なんだけど)と絶縁状態を続ける鳴沢なんだけど、親友の妹(子持ち)と恋愛したり、離れ離れになったり、あるいは、犯罪者を追ううちに、一人では生きられないこと、罪を憎むけど、その人なりの苦しみがあることを少しずつ少しずつわかっていくようになっています。

 もちろん、原理原則の人って言われるほど、悪いことは悪い、ダメなことはダメという基本姿勢はくずさず、適当な捜査、内部の馴れ合い、官僚的な解決をとことん嫌うのは変わらないのだけど、彼が刑事として、人間として成長していくのを、それぞれ1巻ごとに事件を展開させながら描いているシリーズ。実は最後の9巻をもう読んじゃっているので、結末もわかっているけど、でも魅力的な9冊シリーズ。あと何巻残っているのかさえ、よくわからなくなってしまいました。

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