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2008年8月20日 (水)

もうひとりのイルカ物語

もうひとりのイルカ物語 なごり雪の季節に旅立っていった夫へ / イルカ/著

 イルカさんって、私がとーっても若い頃、フォーク全盛の時に、オーバーオールと長いおかっぱみたいなヘアスタイルで年齢不詳で出てきた方。その後、伊勢正三さんの「なごり雪」(これは、誰がやっても売れる歌だよね)で大ヒットした後も、どうもスタイル的に変化はなく、いくつになっても、おばさん地味ない、なんていうか年齢不詳の方、という印象を持っていました。

 ところが!!まあ、ご結婚されていることとか知ってましたが、どうも、本人(たぶん、普通の女性の名前の方)と、イルカという音楽の名前とのギャップのあるように人生も別なんだろうなあ、という程度で、全然しらなかったのですが、オットさん(イルカのプロデューサーであったわけですが)が、長い間の病気で、先日50代の若さで亡くなったということを知りました。彼女ももう50歳を過ぎた大人です。オットさんの病気は、難病のパーキンソン病、命そのものを即座にとられる病気じゃないけど、長い間かかって、体の不自由が少しずつ少しずつ広がっていくような、治療法が確立されていない難病です。仕事(知らなかったですけど、レコードや本や、コンサートをずーっと続けているんですね)、子育て(若い頃に産んだ一人息子と、すでに孫も居るようです)、家族との同居、オットさんの病気のための治療、会社の仕事(自分が所属している事務所ですね)など、たーくさんのことをしながら、オットさんを支えて生きてきた人生があったんですねえ。全然知らなかった。いつまでも変わらないヘアスタイルと、オーバーオールの中で、イルカさんは、短大出て、何も知らないで結婚して、お財布も持たないで、全部オットさんに任せて歌っていた頃から、すごくたくましく、強くなっていくのがわかります。すごいわ。

 そして、優しさって強さなんだなあ、とつくづく思います。強くなければ、優しくなれない。優しいから弱いの、というのは、実は全然優しくないんだろうなあ、強いから優しくないっていうのは、実は全然強くない、身勝手なんだなあ、と。すごいなあ、と思う本。

(オットさんのこの話は、本が出版されるまで知られてなかったようで、出版後、テレビなどでも結構取り上げられたそうですね。私、テレビ見てないので、どういう取り上げ方をされたか知らないけど、病気のオットを支えるけなげな妻、あの、イルカさんが!みたいになっていたら残念だなあ、コアはもっと全然違うところにあるなあ、と思うのです)

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コメント

ご存知と思いますがご主人のカメちゃんは私と同じ病気です。
この本については、私のブログのここに書きました。
http://egaogenki.blog115.fc2.com/blog-entry-233.html
その後イルカさんとも直接お話させていただく機会があり、
そのときの印象などはこちらに書きました。
http://egaogenki.blog115.fc2.com/blog-entry-237.html

病気であることは決して嬉しいことではないけれど、病気を
もったからこその家族のつながりを改めてイルカさんから
教えられた気がします。

投稿: Mim | 2008年8月20日 (水) 14時45分

Mimちゃん、こんにちわ!はい、もちろんワタシは存じ上げておりますよ。そして、Mimちゃんのブログも書かれたときに読ませていただいております。それで、ほお、と本を読んで見たのです。ただ、ワタシのブログに、お友達のMimちゃんが、同じ病気で、と私が書いていいものかどうかわからなかったので、何も書きませんでした。
 この本は病気じゃないイルカさんの立場から書いたものですが、オットさんが病気であることは、イルカさんをすごく強く、すごく優しい大人にしたなあ、と私は思いました。コメントありがとう!

投稿: りょう | 2008年8月20日 (水) 21時54分

いつもありがとう。>りょう姉
パーキンソン病に若年患者がいるということは、世間では本当に知られていないんです。だいたい、パーキンソン病って聞いたことはあるけれど、どんな病気?っていう人が殆どなので…。
このブログを見てくださっている方の1人でも、病気のことをしってもらえたら嬉しいと思いリンクしちゃいました。happy02
イルカさんのご主人の頃は薬の種類も少なくて本当に大変だったと思います。テレビでの取り上げ方はどうしてもイルカさんの美談になりがちですが、イルカさんは"イルカ"は夫さんが作ってくれたんだということを1人でも多くの人に知ってほしいと思っていらっしゃるようです。

投稿: Mim | 2008年8月20日 (水) 22時29分

 コメントありがとう。うん、1人でも(たって、私のブログをご覧になっている人は、さして多くないので、伝播力は低いが・・)多くの人が、パーキンソン病のことを知るといいですよね。私もMimちゃんのことがなければ、「なんだか難しい知らない病気」で終っているかもしれないもの。いつもありがとう!!

投稿: りょう | 2008年8月21日 (木) 12時25分

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