カイマナヒラの家
池澤さんって、海がお好きなんですよね。東京にいらしたときは、ハワイに住んでいるのか?というくらいハワイに通ってらしたみたいだし、その後、沖縄に何年か住んでましたよね。海のそばが好きらしい。3年くらい前からなぜかパリの郊外に住んでいらっしゃいます。ここだけ海がないけど。
この本は、彼がハワイ(本文中ではロコの言い方にならって、ハワイイと言ってます)に通っていたときの(彼はサーファーなんです)話です。カイマナヒラっていうのは、ハワイ語でダイヤモンドヘッドのことらしいです。ワイキキの沖でサーフィンをしてるときに、波待ち(カッコいいねえ、これって)しながら知り合ったロコの友達が借りている家が、ダイヤモンドヘッドにあって、そこに泊まらせてもらうようになったことから話が始まります。
その家(由緒ある古くて、ものすごく広い家)で出会う、いろんな人たち、そして波の様子を見て庭を突っ切っていく海、サーフィン。あー、ハワイのものすごい自然と、そして自然の中に居る(はず)の神々がこんなに近い生活、すごいなあ、いいなあ、すんばらしいなあ。ワイキキからこんなに近く、観光スポットのダイヤモンドヘッドのすぐ麓に、こういう生活があるんだ、と思います。もちろん、出会った人たちも、ハワイの観光の端っこにぶらさがって糧を得ていたり、よくも悪くもいろんな影響を受けて変遷があるんですけどね。
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